俳優の大泉洋が2月1日、ナレーションを務めたドキュメンタリー映画「ママをやめてもいいですか!?」の都内で行われた完成披露試写会でトークショーに出席した。
産後うつの経験のある母親らにインタビューを重ねるとともに、夫たちの意見も聞きながら子育ての大変さ、家族の絆を描く構成。大泉は、自身の妻と豪田トモ監督が知り合いだったことからオファーを受け、当時は主演のTBSドラマ「ノーサイド・ゲーム」の撮影中だったが、「スケジュール的に厳しかったが、引き受けないという選択肢はなかった」と明かした。
小学生の娘の父親でもあるが、「妻が自立した立派な女性なので、教育などは任せきり」だという。それでも、娘への溺愛ぶりはすさまじく「とにかく娘と一緒の時間を過ごしたい」と、この日も北海道から駆け付けたが、イベント前の打ち合わせをなくして一緒の時間を捻出したほどだ。
運動会など学校行事は予備日も含めて休みを取るそうで、「予備日の休めない仕事はやらない。私は雨男だから、だいたい使う」と豪語。子育て法については、「具体的なものはなく、無償で愛情を注ぐことしかしていない。どれだけ私が好きかが伝わればいい。あと何年かという時限付きだから、娘の愛情を貯めているんです」と持論を展開した。
さらに、娘と一緒にいる時は「なるだけ抱っこして、『どうしてそんなにかわいいの?』、『罪だと思う』などと言っている」とほおを緩めっ放し。将来、娘が恋人を連れてきたらと問われると、「かわいい娘だから、早く娘の子どもが見たい。だから、奥手でも困る。いい男を見抜く目は持ってもらいたい。私と会って『やべえ、本物だ』とか言うヤツはイヤ」と言い放った。
映画に関しては、「もう、嗚咽(おえつ)ですよ。素晴らしいドキュメンタリー。子育ては完ぺきを求めると、どんどん疲れる。うまくできなくて当たり前だし、だからこそこの映画の存在を少しでも知ってもらいたい」と力説。自身のナレーションについては、「何年かぶりに妻に褒められました」とうれしそうに語った。
「ママをやめてもいいですか!?」は、2月29日から東京・新宿シネマカリテなど全国で順次公開される。
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