巨人の大久保博元打撃チーフコーチが18日までに、自身のYouTubeチャンネル「デーブ大久保チャンネル」を更新。阪神などで活躍した下柳剛氏が出演し、今季のセ・リーグ順位を予想した。
下柳氏はまず「セ・リーグは今のところで言うとヤクルト、巨人、阪神の三つどもえ」と予想した。
リーグ2連覇中のヤクルトについては「(ヤクルトの)村上君が今年も50何本も打つかといえば、よりマークは厳しくなるでしょうし、そこまでは打てんかなと思うんで。山田君が1、2年(成績が)下り坂になってきているじゃないですか。そこまでの攻撃力っていうのがなくなるし、リリーバーが育ってきたと言っても、防御率がそんな良くないんで」とメジャーへ移籍したマクガフの穴など不安要素を指摘した。
さらに「ヤクルトが戦力ダウンするとして、巨人がやっぱりこのまんまはないだろう、と。阪神は外国人がうまく補強(としてはまることが)できれば。一番怖いなと思うのはカープ」とした。
大久保氏が「新井(監督)イズムか…」と言うと、下柳氏は「新井はどうでもいいんですけど(笑い)」と返答しつつ、「若い選手達がぐんぐん伸びてきているんで、バッター陣が。抑え(栗林)がしっかりしているじゃないですか?だから、後ろから計算しやすいし、1、2枚先発をトレードとか外国人が入ってきたりしたら怖いなと思います。横浜(DeNA)も打つし、ピッチャーも今年はうまくいっていて怖いなと思いますね。ドラゴンズはちょっと厳しいのかなと思いますけどね」と続けた。
最終的に優勝候補には巨人を挙げた。「一番優勝に近いのは、やっぱり経験もあって、勝ち方を知っている巨人が一番有利なのかなって。ヤクルトも打ちゃ勝ちますけどね。そこまでの攻撃力があるかな、というと。外国人2人もこの2年ぐらい働くかなと思うとうーんってなるんで」とし、当初と予想を変えて「巨人、阪神、カープ」の優勝争いになるとした。
最後には「巨人が強くないと困りますね。やっぱり“巨人疲れ”するぐらいのチームじゃないと。実際に(選手は)テンション上げてばーっていくんで。巨人戦が終わって次のカードの最初は負けるっていう(笑い)」と野球界を盛り上げるためにも、巨人の奮起を期待した。
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