「選抜高校野球・1回戦、富岡西1-3東邦」(26日、甲子園球場)
グラウンドでの試合とは別に、東邦の応援団が陣取る三塁側アルプスに注目が集まっている。
米国遠征に出ている東邦のマーチングバンド部に代わって大阪桐蔭高の吹奏楽部が登場。野球部はセンバツ出場を逃したが、東邦の友情応援を引き受けて120人が甲子園に乗り込んだ。
ネット上では試合開始前から友情応援を楽しみにする声が飛び交った。
「大阪桐蔭のブラバンが優勝演奏でのWeAre東邦とか鳥肌立つと思うわー。」「大阪桐蔭のブラスバンドが聴けるの楽しみ」「こういう交流を見るのは嬉しいね」
試合が始まると、観客がグラウンドに背を向けてスマホで大阪桐蔭ブラバンの演奏を撮影する動画がアップされる盛り上がり。「東邦戦で大阪桐蔭のブラスバンドが聞けるとか死ぬほど贅沢」と歓喜する声や「大阪桐蔭吹奏楽部が来てるからみんなグランドじゃなくてブラバン見てる…総立ちでグランド見えない…」という悲痛?なつぶやきも見られた。
東邦マーチングバンド部の公式ツイッターによると、一行は3月21日からフロリダ遠征中で、現地の高校で合同演奏会などを行っている。渡米前の17日には大阪桐蔭と合同練習を行ったという。試合開始直前には「まもなく戦闘開始!!」「私達はフロリダにいますが、全力で応援してます。大阪桐蔭さんも付いています!FIGHT」と熱いツイートで野球部を応援している。
大阪桐蔭の吹奏楽部は2005年創部。昨年10月の「日本管楽合奏コンテスト全国大会」で最優秀グランプリ賞・文部科学大臣賞」も受賞している実力校で「史上初2度目の甲子園春夏連覇」に貢献。野球部は史上初の春3連覇と3季連続優勝を目指していたが、14年以来、5大会ぶりに出場を逃した。
試合は東邦が3-1で21世紀枠の富岡西を退けた。2回戦では広島・広陵と対戦する。
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