新生児によく起こる「乳児湿疹」。とくに多いのは「脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)」で、生まれたての赤ちゃんは新陳代謝が活発なため、分泌された皮脂などが毛穴に詰まりやすいのが原因なのだそうです。
わが家の息子も乳児湿疹を発症したのですが、次第に悪化してしまい、病院に駆け込みました!そのときの体験談をお伝えします。
おでこにできた赤い湿疹
息子が生後2週間になったころ、おでこに赤い湿疹が出始めました。調べてみると乳児湿疹らしく、ケアは沐浴のときに洗うこと。
息子はこのころ体重が増えず、体に負担がかかるため、沐浴を2日に1回に制限されていました。そのため沐浴せずに体を拭く日には、顔も注意して拭くように。
しかし、何日もしないうちに、おでこに白い膿ができ始めたのです!ぷよぷよした感触の膿は、次第に数が増えて広がっていき、私は不安に襲われました。
何が起きた!?白い膿が発生
「顔にブドウ球菌が繁殖している。抗生物質で早く症状を治めた方がいい」息子を生んだ産院に駆け込むとそう診断されました。
どうやら沐浴をしない日、顔の拭き方が甘かったようで、皮脂や汗がぬぐいきれていなかったのです。そして、汚れが残っていたおでこに菌が繁殖!というわけです。
さらにそのころ、季節は真冬。心配して着込ませていた服も暑かったようで、たくさんの汗をかいていたことも湿疹が悪化した原因でした。
こまめにお肌のケアを!
産院からは数日分の抗生物質をもらい、その後、漢方薬に切り替えて1カ月間、服薬しました。水で溶かしてスプーンに乗せると、案外上手に舐めて飲むのにはビックリ!
沐浴では、よく泡立てた石けんで顔を洗い、塗り薬ではなく市販の保湿剤で毎日ケアしました。服も薄手のものに買い替え、汗拭きもこまめにしました。赤ちゃんは汗腺が未熟なため、汗が見えにくいこともありますが、定期的に拭いてあげることが大切だと実感しました。
その後、膿はかさぶたになり、3カ月後には元通りキレイになりました。症状がひどくない場合は、家でのケアで十分な場合もありますので、赤ちゃんのお肌のお手入れは普段からこまめに行ってあげましょう!(TEXT:唐木田幸)
クックパッドベビー編集部