保育園に通っていると、避けては通れない子どもの熱や感染症。息子の通う保育園では胃腸炎が流行り、クラス全員が感染してしまいました。しかし、子どもが病気になったとしても、私は仕事を何日も休むわけにはいきません。1日は仕事を休みましたが、それ以降は病後児保育を利用しました。そのときの体験談をお伝えします。
病児保育・病後児保育とは?
病児保育とは、病気で通常保育は難しいときに利用できる保育施設です。そして病後児保育とは、病気は治ったけれど、通常の保育を受けるのは難しい状態の子を保育してくれる施設を指します。
感染性胃腸炎になったばかりの息子が病後児保育を利用したときは、医師の診断書が必要だと言われました。診断書を準備すると、無事に病後児保育を利用することができました。利用できる病状の基準は施設によって異なるので、一度問い合わせをするといいようです。
病後児保育園に預けることへの葛藤
今まで病後児保育は、「病気のときまで保育園に預けるのはちょっと……」という思いから、あまり利用していませんでした。しかし、子どもが感染性胃腸炎になったのは転職して2日目。休みにくかったため、病後児保育を利用することにしました。
また、病後児保育はちょっと暗いところだと勝手にイメージしていたことも、病後児保育を利用していなかった理由のひとつでした。
初めて病後児保育、息子の反応は?
今日はいつもと違う保育園に通う、ということがわかった瞬間から息子は大泣きでしたが、バイバイしたあとは先生が付きっきりで接してくださり、しばらくすると機嫌よく遊ぶようになったそうです。
病後児保育の教室は各部屋ひとりずつの園児で個室になっていて、ほかの子と接触しないようなつくりになっていました。また、病後児保育の先生はとても優しく、用意してあるおもちゃが豊富で楽しい空間づくりがされていました。
私の勤めていた会社は、子どもの病気で休むことを伝えると嫌な顔をされる職場でした。病児保育・病後児保育はそんなときにとてもありがたい存在です。ママも子どもも、その病児保育・病後児保育の環境に慣れることができれば安心して利用できますね。
著者:野々垣あやせ
男児を育てるシングルマザー。現在はフリーライターとして妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
ベビーカレンダー編集部