PTA広報委員長を引き受けることに
8年前、息子チキの時にも役員を引き受けたことがあり、PTAのことはそれなりに知っていました。
今回もPTA活動のために学校に行く機会が多く、娘ツキの様子を見ることができたり、先生に話を聞くことができたり…。
楽しく活動しながら過ごせていたのです。
ひとつだけ、8年前とは大きく違うことがありました。
それは、私が「仕事をしている」ということ。
平日は仕事に忙しく、休日にPTA役員の仕事を持ち込むしかありませんでした。
それは、他の役員みんなも同じこと。
気が付くと、「休日にPTA役員の仕事をする」ということが、みんなの負担になっているように見えました。
当時、年3回の広報紙を発行するのが主な仕事でした。
そこでみんな、仕事の都合等で手伝うことができない回があっても、また別の回に手伝ってもらったりして、分担していく予定でした。
でも…
みんな同じように仕事をしており、学校に行けない日が続く人も出てきました。
当初予定していた分担も思うようにいかず…。
気が付くと「できない人の分を、いつもカバーして動いてくれる人」というのが出てきていて、負担が偏り始めているように見えたのです。
そんなある日のこと
ある時、進めていた広報紙制作の作業のことで、印刷屋さんからお怒りの電話がありました。
何人かの役員さんが、仕事が終わってから子連れで集まって一緒に作業してくれることになったのですが…。
この時、私が気付いたこと
その場にいたメンバーが「手伝う!」と自ら申し出てくれました。
そう…
私は、ひょっとすると…
「他のみんなに負担をかけたくない」という気持ち。
でも、これが自分を追い詰めてしまっていたのかもしれません。
だって、もし私が反対の立場だったら…?
負担をかけまいとして、自分を追い込んで仕事を抱えてくれている人がいたとしても、私はぜひお手伝いしたい。
なのに、いざ自分がその立場になると、思いつめて忘れがちになってしまっていました。
「手伝ってほしい」と素直に伝えることも、大事。
この時私は、役員のみなさんに感謝しかありませんでした。
役員として過ごしたこの1年間は、とても濃い毎日だったように思います。
こんな日々を、この年になって味わうとは思ってもいませんでした。
仕事とPTA活動の両立は、本当に大変。
でも、だからこそ大切なことがいくつかあるように思います。
ひとりで抱え込みすぎない。
手伝ってほしい時は、素直に言葉にする。
そして、感謝の気持ちを忘れない。
とても大変な思いをしたからこそ、たくさんのことを学ばせてもらいました。