2ちゃんねる創設者「ひろゆき」こと西村博之さん(47)のSNS投稿に対し、自民党の元政調会長の萩生田光一衆院議員(61)が6日、法的措置をちらつかせて抗議した。
旧安倍派の萩生田議員は裏金問題で政治資金収支報告書への不記載額が2728万円あり、4月に党本部から「役職停止1年」の処分を受けた。不記載額は現職では党内で3番目に多いが、衆院の政治倫理審査会には出席していない。
裏金問題への批判を受け、石破茂首相は6日、萩生田議員ら政治倫理審査会に出席していない議員を、次の衆院選で「非公認」とする考えを示した。これに萩生田議員のX(旧ツイッター)も「大変厳しい判断をいただいたものと理解しております」と反応した。
一方、このニュースに、ひろゆきさんも反応。自身のXに6日、萩生田議員の画像を添えて「統一教会で、教会長と一緒に信者に説教をしたり、『一緒に日本を神様(教祖・文鮮明)の国にしましょう』と言ってた自民党の萩生田光一議員が、衆院選挙で非公認になる模様。統一教会とズブズブな議員が認められないのは当然だよね」と書き込み、挑発した。
これに、萩生田議員のXアカウントが反論。「該当する投稿は、当方が完全に否定している内容を基にしたものであり、事実無根の情報を含んでおり、当方の名誉を著しく毀損するものです。総選挙が迫るこの時期に、影響力を持つ貴殿が真偽不明の情報を拡散される行為は、名誉毀損および業務妨害に該当する可能性があり、当事務所として厳重に抗議いたします。もし、該当する投稿が直ちに削除されない場合、法的措置を含む対応を検討せざるを得ません」などと抗議した。
なお、ひろゆきさんは過去に2ちゃんねるをめぐる民事訴訟の損害賠償を踏み倒したとみられ、法的措置を取っても効果があるのかは不明。
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