ゴキブリの脳を支配して、ゴキブリをゾンビ化してしまうハチがいる。
エメラルドゴキブリバチは、ゴキブリの脳の逃避反射をコントロールする部分を刺して、毒を注入する。
そして、ゴキブリの触角を、犬の首につけるリードのように引っ張りながら自分の巣へ連れて行き、ゴキブリの腹部内に卵を産みつける。
逃避反射が麻痺しているので、ゴキブリは巣から逃げ出すことはない。ゴキブリの体内で孵化した幼虫は、ゴキブリの内臓を食べて育つ。
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ある種のゴキブリは頭部がなくても最長1カ月生き続けることができる。
ゴキブリの循環系は人間とは異なり、開放性でほとんど圧力なく稼働しているため、頭部を切断されても体液を大量に失うことはなく、首の切断面は凝固する。
ゴキブリの体の機能の多くは分散化されているので、頭部がなくても呼吸でき、動くのに必要な簡単な反射能力は維持できる。
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テントウムシはかわいらしい昆虫だが、ときに共食いすることもある。
テントウムシの幼虫はまだ羽化していない仲間の卵を食べることによって、生き残る確率が高まり、成長も速くなる。
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ハチには胃袋が2つある。1つは食べ物用、もう1つは花の蜜用だ。
ハチがつくるハチミツに、何らかの不純物が混じらないようにするためだ。
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クモが歩くときは、常に4本の脚が地面につき、残りの4本の脚が地面から離れている。
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タランチュラは毒を注入して獲物を麻痺させる。毒の中に含まれる酵素が獲物の体を分解して溶かす。
タランチュラの口はストローのようになっているため、エサを溶かして吸わなければならない。
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タランチュラの毒は人間にとってそれほど危険なものではない。タランチュラの毒に対するアレルギーがないならば、危険度はミツバチやスズメバチと同じくらいだ。
腹部の毒毛(刺激毛)には気をつけよう。刺さると痛い。
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クモの巣は獲物に向かって吸い寄せられる。それは巣が静電気を帯びた粘着性の液体で覆われていて、獲物を含むあらゆる荷電粒子に向かって動くからだ。
この粘着性の液体は、クモの巣から数ミリメートル以内にある地球磁場さえもゆがめる。
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ナメクジの体は、普段の20倍の長さまで伸びる。
つまり、どんな小さな隙間も通れるわけだ。
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イモムシの脚は、チョウやガと同じく6本だけだ。
イモムシの多くは「腹脚」と呼ばれる、小さな脚のように見える部分を持つ。この太く短い突起が、大きな体を持ち上げるのを助ける。
脚が6本以上あるように見えるのはこのためだ。
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北米産のヤママユガ科の一種、ルナ・モス。成虫は口器が退化しており、消化器官もない。寿命はわずか7~10日だ。
短い生涯の唯一の目的は交尾だ。
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ドクロ蛾や骸骨蛾という名で知られるヨーロッパメンガタスズメは、胸部背面にドクロのような模様がある。怒るとキーキーという高い鳴き声を出す。
ドクロ模様のガはとても気味悪いものだ。多くの芸術作品や文学作品で、共通して象徴的な使われ方をしている。
映画『羊たちの沈黙』のポスターでも使われた。
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ミミズには目も耳も肺もないが、心臓が5つと消化管がある。
ミミズの体は、基本的には消化管を動かす筋肉そのものなのだ。
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ナメクジは「腹足類」。文字通り、腹面が幅広い足になっている。
つまり、ナメクジはヌルっとした1本の足なのだ。
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コメツキムシには発光する部分が1対あり、ヘッドライトのように見える。
ホタルと違って明滅せず、絶え間なく発光する。明るく光る小さな緑の目のようだ。
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サソリの代謝は極端にゆっくりだ。1度食事したら1年間は何も食べずにいられるやつもいる。
サソリの狩りは非常にゆっくりしたやり方で、たいていはじっと獲物を待っているだけだ。だからエネルギーをほとんど使わない。
これほど長いあいだ何も食べずにいられるなんて、信じがたいことだ。
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イエバエが止まるときはほぼ毎回、フンをするか吐出をしている。
ハエはあらゆるものを消化液で溶かして食べる。つまり、あなたが持っているものや好きなものすべてが、ハエのフンや吐いたものにまみれているというわけだ。
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この記事は英語から翻訳されました。翻訳:浅野美抄子/ガリレオ、編集:BuzzFeed Japan