こちらはマデリン・スチュワートさん。彼女は、あるブランドのキャンペーンで世界初のダウン症のプロのモデルになったときにネット上で大きな話題になりました。
今期のNYファッションウィークだけでも、スチュワートさんがこなしたランウェイショーは8回。そして、21 Reasons Whyという、彼女自身のファッションブランドの3期目のコレクションでもモデルとしてデビューを果たしました。
「2014年にファッションショーを見に行ってから、モデルの仕事に夢中になり、恋に落ちてしまいました」と彼女はAs/Isに話します。「母にモデルになりたいと伝えたら、母は私を写真撮影に連れて行ってくれました。その写真を私のFacebookページに投稿したら、数日のうちに720万人もの人が見てくれたんです」
「スーパーモデルの @Madeline_Stuart はAHF協賛NYファッションウィーク2018のための@couture_femataのビジネスクラスのオープニングに向けて、メイクと髪を完成させました」
彼女の母、ロザンナ・スチュワートさんはWWDの取材に対し、次のように話した。
「マデリンには、何かに向けて準備をするなんていうことは必要ありません。マデリンは、いつでも準備ができているんです。モデルの仕事は彼女の全て。キャットウォークが大好きなんです。彼女はいつでも仕事を非常に楽しみ、集中しています。仕事場に到着し、メイクと髪を整えれば、喜んでいますし、真面目な様子でいてほしいという要求があれば、彼女は真面目にしています。でも、たいていの場合はクライアントの皆さんは彼女に観客を盛り上げる役目を期待しているんですよ」
ファッション産業の成長が鈍化するなかで、スチュワートさんは前進することにフォーカスしています。「最大の壁は、企業に『ダイバーシティこそ未来であり、キャンペーンで私やそのほかの多様なモデルを使うことを恐れる必要はない』とわかってもらうことです」とスチュワートさんはAs/Isに話します。
「私はほかのモデルと同様に扱われて当然です。ほかの人と同じくらい一生懸命働いているんですから」
障害はあれど、この21歳のモデルは前進を続けようとしています。「ファッション業界でバリアフリーを目指すために、私は業界に時間とエネルギーを指すのにふさわしいとわかってもらうべく、一生懸命働き続けます。私の最大の目標は、世界中のメジャーなファッションショーで、ハイブランドの有名デザイナーと仕事をすること。そしていつの日か、下着ブランドのヴィクトリアズ・シークレットの『エンジェル』と呼ばれるモデルになりたいです」
何人もの人が、マデリンは本当に「インスピレーションを与えてくれる人」であり、熱狂してしまうとコメントしています。
「私が毎日受けているサポートは信じられないほどです。この世界をより良い場所にするために支援してくれてありがとう! #inclusion #diversity #model #madelinestuart #londonfashionweek #nyfw」
「あなたは内面も外見もかわいらしいです。輝かしいキャリアとファンに恵まれますように。あなたは私にインスピレーションを与えてくれます。ありがとう!」
@JGaukel は、NYファッションウィークが、こんなスーパーモデルを得ることができて幸運だったとツイートしています。
「@Madeline_Stuart 、よくやってるね。NYファッションウィークは、あなたが来てくれてラッキーだったね!#breakingthemould」
こちらのTwitterユーザーはスチュワートさんを「FabYouLous(fabulous、最高)」と言います。完全に同感です。
「@Madeline_Stuartへ。あなたは#FabYouLous(最高)です。」
「ロンドンファッションウィークで活躍中の、非常に勇気を与えてくれるダウン症のモデル、@Madeline_Stuart へのインタビューはこちら。私は彼女がNYファッションウィーク に向けて飛行機から降りたときに話しました。#LondonFashionWeek#LFW2018 #fashion#diversity」
一方で、こちらのツイッターユーザーは、全体的なインクルージョンの取り組みが続くことを期待しています。
「世界初のダウン症のプロフェッショナルのオーストラリア人モデル、@ Madeline_Stuartに会いましょう! #sun7 pic.twitter.com/0qV187Tse3」
「素晴らしいインクルージョンの事例。これが続きますように」
そして @AmandaWAGOASH は彼女について、死ぬほどすばらしく、同時に心のバリアを壊していると、賞賛しています。
「@Madeline_Stuartへ。勇気を与えてくれる若い女性、あなたが世界にオーストラリア人(黙ってはいられません)というものと、あなたがどんなに美しいかを示しながら、同時にみんなの心のバリアを壊しているという記事を読んだのは、すばらしいことでした」
マデリン、頑張って!
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:フェリックス清香 / 編集:BuzzFeed Japan