編集部が気になるパーツやアクセサリーをインプレッション! 今回はサラウンドラップアッパー構造で高いフィット感と快適性を実現したミドルグレードシューズ、SHIMANO・RC5を編集部ニシヤマがチェック!
フラッグシップの軽量&高性能を受け継いだミドルグレードシューズ登場!
軽く快適で、よりホビーライダーに向いた仕様となったRC5。技術はもちろんシャープなルックスがトップモデル譲りなのも魅力。ライダーをその気にさせるRC5はシマノロードシューズシリーズにおけるミドルグレード。RCシリーズはフラッグシップのRC9と、続くRC7という2モデル展開だったが、さらに求めやすい価格のモデルが新登場したことになる。
特徴はフラッグシップモデルから多くの技術を受け継いでいること。シームレスミッドソールとサラウンドラップアッパーでより優れたペダリングと軽さと快適性を手に入れた。
新たになったシームレスミッドソール構造で、ソールとアッパーが一体になった。前モデルよりもペダルまでの距離が3・3㎜短縮。よりダイレクトで安定したペダリングが可能となった。また軽量化も達成。
サラウンドラップアッパー構造は、足全体を包み込むような形状で、高いフィット感と快適性を得ている。
手に入れやすい価格ながら高いテクノロジーを継承
ボアダイヤルは足首側にひとつとシンプル。つま先側は、ベルクロで固定するシステム
カーボン補強ナイロンソールを採用。RC9より剛性指数を4落とし8としたことで快適に
素材にTPU(サーモプラスチック熱可塑性ウレタン)を新たに追加。より軽量で薄く快適に
SHIMANO・RC51万8500円(税抜)
●サイズ:36~48(ブルー:40~44) ●カラー:限定ブルー(12月上旬発売)、ブラック、ホワイト ●重量:250g(42)
使いやすさとフィット感で走りをフォロー靴の着脱の素早さは快足の一言だ。シューズを履いて指先でボアダイアルを回せば、ほぼ1回の調整で十分なフィット感を得られる。
手の届きやすい足首付近にボアダイヤルがあるためライド中も素早く細かく微調整できる。
また足の甲を包み込む形でホールドしてくれるアッパーの形状は、土踏まずからくるぶしあたりまでをキュッと締め付け、小指付近の外側にはソフトな感触で圧迫感を和らげた絶妙なフィット感だ。
インソールは幅広傾向にある日本人の足に合った成型で、やや扁平足気味な自分でも何も痛みや違和感なく履き続けられる。アウトソールはヒールカップまで包み込む形状で、ペダリング中の5時?7時のカカトの動きをしっかりとフォローしてくれる。
アウトソールはシームレスミッドソールの採用で足裏とペダルが近くダイレクト感が強く感じられた。ソールの剛性はフラッグシップモデルに比べるとややマイルドで、中・長距離のライドでのストレスを軽減してくれる踏み心地だ。
TESTER/ニシヤマわりとツーリングではSPDのことが多いが、ガシッと走りたいときはやっぱりロードシューズ。いろいろ試したけれど、最近はSPD-SLで赤クリートがいいのでは、と一周してシマノに戻りつつある
問:シマノ自転車お客様相談窓口 TEL.0570-031961 https://bike.shimano.com