タレントの指原莉乃さんが3月5日、インスタグラムのストーリーで「芸能人の悪口書いちゃって訴えられたらやばいって過去ある人いますか?」と質問を投稿しました。
そこに寄せられた衝撃の返信が、話題となっています。
●「本当にゾッとしました」
指原さんによると、7割くらいの人から「ない」と返信がきたとのこと。
ただ、その中に「サッシーが●●のマンションに住んでるって書いたことあるw」(●●は指原さんがスタンプで伏字化)という返信がありました。
指原さんはストーリーで、その投稿を引用しながら「気持ち悪いですね。アカウント控えました」「震えて眠るんやろなあ 人生いろいろ」とコメントしています。
翌6日には、返信で書かれたマンションについて、指原さんは「本当にむかーし住んでた地域でした!そしてよくここに住んでるって書かれてたの」と話します。
その書き込みが理由で当時引っ越したこともあったといい、「本当にゾッとしました。あの時の不安だった日々の答え合わせが今更できたようですごく気持ち悪かったです」と打ち明けています。
このような投稿に、法的な問題が生じるのでしょうか。清水陽平弁護士に聞きました。
●マンションが判明すれば「プライバシー権侵害」
ーー指原さんは自分の住居の情報をネットに書き込まれ、悩んでいたそうです。住んでいる場所の情報をネットに書き込んだ場合、法的問題はありますか。
事実上何というマンションなのかや、その住所が判明するような場合には、プライバシー権侵害が成立することになります。単に地域名が書かれたという程度であれば、侵害と判断することは難しいでしょう。
ーー書き込まれた情報が実際とは違う場合は、法的に問題にならないのでしょうか。
実際にはそのマンションに住んでいない場合は、プライバシー権が侵害されたというのは難しいです。ただ、これは実際には違う場合には、一切侵害にならないということではありません。
たとえば、「病気に罹患している」といった情報もプライバシーにより保護されるものですが、実際には罹患していないのに、罹患しているという情報を発信していれば、侵害になることがあります。