横浜DeNAの来日6年目、ネフタリ・ソト内野手がキャンプ地の沖縄県宜野湾市でインタビューに応じた。
今月で34歳を迎え、3年契約最終年となる勝負の年。テスト入団から2018、19年と2年連続本塁打王に輝き、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)プエルトリコ代表も務める大砲は「ベイスターズで少しでも長くプレーしたい」との思いで連日バットを振っている。
─第2クールを終えて。
「体の状態はとてもいい。キャンプでいい時間を過ごせている。実戦はまだだが、昨年までと同じような感覚で来ている」
─キャンプでは連日特守に励んでいる。
「去年もやっていたが、それがすごく良かった。バッティングと一緒で、毎日繰り返し、体に覚えさせることが大事だ」
─オフはどう過ごしてきたか。
「例年通り。バッティングもウエートトレーニングもランニングも新しいことはしていないが、1日300から500スイングは欠かさずバットを振ってきた」
─キャンプのテーマは。
「オフのゴールは、この春季キャンプに頭から入る準備を済ませること。キャンプではシーズンに向けて試合に出られる力を付けている」
─昨季は17本塁打。来日して初めて20本に届かなかった。
「去年はなかなか試合に出ていない。打席数が少なくてそういう数字になってしまった(昨季は出場117試合、打数は368)。今年はそれ以上の数を打ちたい」
─新外国人選手のアンバギーが加入した。日本野球への順応に必要なことは。
「特にこれというアドバイスはない。ロッカールームが一緒で毎日話している。彼自身が練習好きなタイプ。日本でもちゃんと対応できるだろう。日本の野球に慣れるために大切なのは、アメリカとは違う野球だということを受け入れること。少しずつ経験していけば大丈夫さ」
─ベイスターズへの思いは。
「居心地のいいチーム。チームメートもスタッフも同じメンバーで6年いる。知ってる人がたくさんいる。家族のような雰囲気で野球ができて心地よい。横浜の街も好きだ。街がとてもきれいで、妻と海の近くを散歩するのも好き。このチームで少しでも長くプレーしたい」
─ファンは本塁打を期待している。今季の数字は。
「(日本語で)ガンバリマス! 目標は立てない。数字を挙げると、それが限界になってしまう。なるようになるさ。考えないで打つよ」
─今季は契約最終年。
「今はそのことは考えていない。試合に集中している」
─プレーヤーとしての夢は。
「ゴールデングラブ賞を取る。ホームラン王? それはもう2回取ったので」
─目標は優勝だ。
「もちろんそう。優勝のため、僕らは野球をやっている」
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