横浜DeNAの三浦大輔監督(49)が12日、米大リーグに挑戦する今永昇太投手(30)にエールを送った。球団がポスティングシステムを利用した移籍を容認したことを受け、「メジャーでの今永も応援したいと思うし楽しみにしている」と話した。
三浦監督の現役最終年となった2016年は、今永のルーキーイヤーとあり、2人は選手同士としても1シーズンを共に過ごした。「今永が試合前のブルペンの投球練習を見に来たのが印象に残っている。ルーキーで見に来たのは今永が初めてだった。向上心の強い選手だなと思った」と、左腕との思い出を振り返った。
メジャー移籍が確定すれば、球団としてはエースの流出となり、戦力低下が懸念される。三浦監督は「今永が抜けたから投手力が弱くなったと言われたくない気持ちはみんな強いと思う。枠が一つ空くわけだから、チャンスだと思って奪い取らないと。そういう選手が残っていく」と奮起を促した。
次期エースの最有力候補は今季16勝を挙げ、最多勝と最高勝率を獲得した東。三浦監督も「今年の成績を毎年のように続けられるものを持っている」と期待する。
東は「僕自身もチームの柱としてやっていかなければならない覚悟もあるし、今永さんが抜けた穴をしっかり埋められるように頑張りたい」と自覚をのぞかせる。先輩左腕の挑戦には、「僕は今永さんの背中を追ってここまでやってきた。応援しているし、米国でも活躍することを心から願っている」と語った。
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