横浜DeNAの今永昇太投手(30)が20日、横須賀市夏島町の球団施設「DOCK」で報道陣の取材に応じ、米大リーグ挑戦について「今もどうなるか分からない状況。僕がどうしたいというより、需要があるか判断しないといけない。それをしっかり見極めながらになる」と話した。
CSファーストステージ敗退が決まった15日の試合後、萩原龍大チーム統括本部長は今永と会談を続ける意向を示していた。ただ、今永は「まだ話していない。まだいつ話すという予定もない」と現状を明かした。
かねて球団にメジャーへの関心を伝えていた今永は、昨年12月の契約更改で単年契約を結んだ。注目される決断に「定められた期間もあるし、幸い時間はまだ残されている」とした上で、「自分でどういう判断をしても正解であることに変わりはない。どの判断をしても良かったと自分が思えればいい」と胸中を語った。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場し、昨年11月の強化試合を含めれば丸一年間プレーした特殊なシーズンでもあった。蓄積した疲労の影響もあり、8月以降は勝ち星から遠ざかり、7勝4敗、防御率2・80でプロ8年目を終えた。
左腕は「見栄えは良くない成績。勝ちを取りこぼした試合もあり、もし1勝でもできていたらチームの順位も変わった」と、0・5ゲーム差で2位広島に及ばなかった結末を悔やんだ。
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