プロ野球のシーズン開幕を控え、神奈川新聞社は21日、横浜DeNAのOB石川雄洋さん(36)と須田幸太さん(36)を招いた「ベイスターズ今季展望座談会」を横浜市中区のニュースパーク(日本新聞博物館)で開いた。本紙購読者組織「かなとも」会員向けの限定企画。今季から本紙評論家を務める1986年生まれの同年代コンビが、現役当時の裏話を語るとともに古巣にエールを送った。
座談会の冒頭では、2人が近況を報告。石川さんはアメリカンフットボール選手として2021年から2年間プレーし、今年1月に現役を引退。現在は「野球教室や解説の仕事をしている。日々勉強」と話した。
須田さんは社会人野球JFE東日本に復帰後、2021年で引退。今は平日に会社員として働く傍ら、週末は横浜商大で投手コーチを務めている。
須田さんが「社会人(野球)に戻るとき、送別会には井納(元巨人)と石川君しか来なかった」と言うと、石川さんはすかさず「僕はこう見えて友情に熱いが、周りの同級生がシビアだった」。仲の良い掛け合いに、何度も笑いが起こった。
今季は本拠地・横浜スタジアムで声出し応援が解禁された。石川さんは守護神の山崎について「ヤスアキジャンプが帰ってくるから大丈夫」とさらなる活躍に期待を寄せ、須田さんは現役時代に「ブルペンで俺らもジャンプしていた。パットンも」と明かした。
順位予想は、2人ともベイスターズが1位。須田さんは「これだけ戦力が整っている。優勝できる」と断言。石川さんも「DeNAは大型連敗をするが、大型連勝もする。温かい目で応援して」とファンに呼び掛けていた。