ランチ特打。松尾の打撃投手としてボールを投げ込んだのは、三浦監督だった。「ちょっとドキドキした」というドラ1だったが、鋭いスイングで左右へ安打性の当たりを連発。新人の緊張をほぐそうとした指揮官を「高卒だっていうのを忘れるくらい初日から振れていた。ヘッドスピードも速い」とうならせた。
ブルペンではいきなり昨季11勝を挙げた大貫の球を受けた。「ナイスボール」と元気いっぱいな声をかけ、一球ずつ立ってから素早く返球。大貫は「雰囲気はすごくある。ボールがどうだったかと聞いても、自分の意見をしっかり言ってくる。こっちも助かる」と細かな洞察力を認め、早くも右のエースの心をつかんだようだ。
充実の初日。捕手組の練習では「汐恩(しおん)、かっこいい名前だな!」と呼ばれたりと、早くも溶け込んでいる様子。松尾は「やりやすい環境をつくっていただいて、ありがたい。あしたも常に全力プレーと、元気よくやりたい」と笑顔で宣言した。
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