お気に入りの香りを身にまとえばそれだけで一日の気分が上がるもの。では、実際にどんな香りが人気を集め、また、ふだんから香水をつけている人はどれくらいいるのだろうか?
そんな「好きな香りの種類やタイプ」に関する意識調査がこのほど、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」により、全国の10代〜50代の男女を対象にして実施された。
好きな香りは?「かんきつ系」「シャボン系」が全体TOP2
代表的な香りの中から、好きな香りの種類やタイプを選んでもらった。香りがない方が好きという方には、選択肢の中の「無香系」を選んでもらった。
全体TOPは、約5割でオレンジ・グレープフルーツ・シトラス・ベルガモットなどの「かんきつ系」。全体2位は、ムスク・せっけんの香りなどの「シャボン系」。3位以降は、ローズ・カモミール・ゼラニウム・ジャスミンなどの「フローラル系」、ピーチ・パッションフルーツの香りなどの「フルーティー系」、ひのき・シダーウッド・ユーカリ・森の香りなどの「樹木/森林系」が続いた。なお、香りがしないものを好む「無香系」を選んだ人は全体で1割未満となった。
男女別にみると、TOP2は男女ともに「かんきつ系」「シャボン系」だったが、どちらも女性のほうが高い割合となっている。男性よりも女性で圧倒的に人気があるのは「フローラル系」。女性ではすべての年代で好きと答えた人の割合が高く、もっとも高いのは50代女性だった。
「シャボン系」は、特に10~20代女性で割合が高くなり、また「フルーティー系」や「甘い香り系」も人気。ミント・ラベンダー・ローズマリー・タイムなどの「ハーブ系」は、30代以降でやや割合が高めだった。
一方男性は、ひのき・シダーウッド・ユーカリ・森の香りなどの「樹木/森林系」、ウルトラマリン・海や水をイメージした香りなどの「マリン・アクア系」が上位にランクインしている。
香水をつけている人はどのくらいいる?
次に、ふだん香水をつけているか、つけている方には、どのくらいの頻度でつけているかを聞いた。すると、「香水は、まったくつけていない」と回答した人は全体で6割弱。女性20代を除いたすべての年代で、半数以上が香水をつけていないことがわかった。特に10代男性は、香水をつけていない人の割合が高くなっている。
一方、香水をつけることがある人を男女別にみると、男性は35%、女性は47%で、女性のほうがつけることがある人の割合が高いことがわかった。
香水をつける頻度では、「ほぼ毎日」という人は男女ともに1割以下。男性では50代、女性では20代で「ほぼ毎日」の割合が他の年代よりも高い傾向だった。
「週1~3日」という人は、全体では20代の割合がやや高くなっており、女性全体で1割前後、特に20代の割合がもっとも高くなっていた。男性では20~30代がやや高めで1割前後だった。「月1~3日」や「それより少ない」という人もそれぞれ1割前後。男女ともに20代の割合が他の年代よりもやや高めだった。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2021年8月31日~2021年9月1日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある
出典元:LINEリサーチ(LINE株式会社)
https://research-platform.line.me/archives/38982117.html
構成/こじへい