安定感あるラインナップのソフトバンク
攻めた端末のY!mobile、合わせて全11機種
2016年に発売されたキャリアスマホまとめ。今回は同じグループであるソフトバンク&Y!mobileをお届け。同じグループではあるが、取り扱っている端末のラインナップには大きな差がある。GalaxyやXperia、AQUOSといった安心のブランドをメインに据えるソフトバンク、低価格な料金プランとAndroid Oneを国内で初めて発売したY!mobileと、それぞれ独自の路線を貫いている。
2016年にソフトバンクがリリースしたスマホは7機種、Y!mobileが4機種。昨年と比べると減ってしまったので寂しい印象だ。
なお、ほかのキャリア同様、iPhone、フィーチャーフォン、DISNEY Mobileは割愛している。
AQUOSシリーズのフラッグシップ
シャープ「AQUOS Xx3」
「AQUOS Xx」シリーズはシャープのソフトバンク向けモデルにおけるフラッグシップだ。その最新モデルが「AQUOS Xx3」。5.3型フルHDのIGZO液晶ディスプレーで、120Hz駆動でスクロール時に滑らかな表示を可能にするハイスピードIGZOを採用している点は、他キャリアのフラッグシップAQUOSと同じ。
スペックはSoCはSnapdragon 820、メモリー3GB、内蔵ストレージ32GBと、ハイエンドモデルの標準的数値。フロントカメラは500万画素だが、リアカメラは2260万画素となっている。ソフトバンクのネットワークは3バンドのキャリアアグリゲーションにより、下り最大262.5Mbpsに対応する。
発売日は2016年6月10日。
グローバル版と同じデザイン!
ソニーモバイル「Xperia X Performance」
ディスプレーは5型フルHD、SoCはSnapdragon 820、メモリー3GB、内蔵ストレージ32GBとスペックは他キャリア版と共通だが、ソフトバンク版の特徴はグローバルモデルとデザインが同じということ。「SoftBank」のロゴなどが入っていないのである。
また、ソフトバンク版の下り最大速度は3波キャリアアグリゲーションに対応した262.5Mbpsに対応する。
発売日は2016年6月24日。
防水・防塵・耐衝撃に対応!
京セラ「DIGNO F」
スペックはSoCがSnapdragon 410、メモリー2GB、内蔵ストレージ8GB、800万画素カメラ(イン200万画素)とミドルクラスだが、防水・防塵だけでなく、MIL規格準拠の耐衝撃性能を備えていることが特徴。手が濡れている状態や手袋を身につけていても操作できるタッチパネルなど、アウトドアで思う存分活用できるスマホになっている。
発売日は2016年6月24日。
久々に登場したシニア向けスマホ
シャープ「シンプルスマホ3」
2年振りにモデルチェンジしたシニア向けスマホ。ディスプレーが4.5型から5型に大型化し、さらにアイコンなどが見やすくなった。また、防水・防塵だけでなく、MIL規格準拠の耐衝撃性能も追加され、シーンを選ばずに使えるようになった。また、カメラ機能にシャッターボタンが付いたことで、普通のコンパクトデジカメのように撮影できる。
IGZO液晶ディスプレーを採用することで、2810mAhのバッテリーは3日間はもつという。シンプルスマホの独自機能「超エネスイッチ」を押せば、一部機能を制限することで、より長時間駆動を実現している。
発売日は2016年9月9日。
スペックはそのままにカメラが進化
ソニーモバイル「Xperia XZ」
ディスプレーは5.2型フルHD(1080×1920ドット)、SoCはSnapdragon 820、メモリー3GB、内蔵ストレージ32GBとスペック、そしてデザインは他キャリア版と共通。リアカメラは約2300万画素のまま、レーザーAFとRGBC-IRセンサーを初搭載、動画撮影時の電子手ブレ補正機能も、3軸から5軸の補正に進化した。
また、ソフトバンクのネットワークでは、4×4 MIMOおよび3波キャリアアグリゲーション対応の下り最大350Mbpsが特徴。
発売日は2016年11月2日。
ソフトバンク初のWindows 10 mobile機
レノボ「SoftBank 503LV」
ソフトバンク初となる、法人向けのWindows 10 Mobile搭載スマホ。さらに、レノボブランドのスマートフォンが国内キャリアから発売されるのも、これが初めて。前後両面にガラス素材を採用した高級感のあるデザインになっている。
スペックはディスプレーが5型HD液晶、SoCにSnapdragon 617、メモリー3GB、内蔵ストレージ32GB、もちろんContinuumの利用も可能だ。
発売日は2016年11月11日。
ローグ・ワン公開記念!
シャープ「STAR WARS mobile」
シャープの「AQUOS Xx3」をベースにしたコラボスマホ。帝国軍をイメージした“DarkSide Edition”と反乱軍をイメージした“LightSide Edion”が用意されている。端末セットでしか手に入らないダース・ベイダー(ローグ・ワン)ガンメタルVerの限定フィギュアのほか、「メタコレ」のセットフィギュア4体が付属するという力の入れようだ。
発売日は2016年12月2日。
日本初登場のの端末も! Y!mobile編
「EDGEST」デザインを採用したAQUOS
シャープ「AQUOS Xx-Y 404SH」
スペックは5.7型フルHD液晶、SoCにSnapdragon 810(2GHz+1.5GHz、オクタコア)、メモリーは3GB、内蔵ストレージは32GBと今年リリースされたY!mobileのスマホの中で最強スペックを誇る。
また、最近のAQUOSでは採用されなくなったEDGESTデザインのおかげで5.7型だが、そこまで大きく感じさせないのも特徴だ。シャープ謹製の「エモパー」、「グリップマジック」も搭載している。液晶はIGZOではないが、バッテリー容量が3000mAhもあるのと独自の省エネ技術で、長時間駆動も可能。
発売日は2016年1月15日。
極限までフレームを薄くした
シャープ「AQUOS CRYSTAL Y2 403SH」
「AQUOS」シリーズのミドルクラスモデル。EDGESTデザインではないものの、極限まで周囲のフレームを薄くし、5.2型HD液晶を搭載しながら、約71×136×11mmというサイズを実現している。
そのほか、生活防水(IPX5/IPX7)だけでなく、ワンセグやおサイフケータイといった機能も搭載する。
発売日は2016年2月5日。
防水・防塵・耐衝撃対応のタフネススマホ
京セラ「DIGNO E」
京セラのタフネススマホ「DIGNO」シリーズのY!mobile版。ソフトバンクからも「DIGNO F」として発売されている。初心者向けのスマホで、従来の携帯電話(フィーチャーフォン)に近い感覚で操作できるホームUIや文字入力、不在着信やメールを通信するLED、そして赤外線通信機能も搭載している。
発売日は2016年6月10日。
日本初上陸! Android One
シャープ「507SH」
主なスペックは、5型HDのIGZO液晶、SoCにSnapdragon 617、メモリー2GB、内蔵ストレージ16GBとエントリークラス。最大の特徴はAndroid Oneを採用しているということ。
Android Oneとは、グーグルが各国の端末メーカーと共同展開するプログラムで、最新のAndroidが一定期間適用される。OSバージョンアップだけでなく、セキュリティーアップデートも毎月用意されるなど、Nexusシリーズのように最新かつ高いセキュリティー環境で利用可能で、新興国を中心に世界中で採用が広まっている。
発売日は2016年7月29日。