お昼を過ぎると、すでにぐったりと疲れを感じるという人はいませんか? 疲れやすい人が気づかないうちにしがちな、お昼のNG習慣と対策法をご紹介します。
「疲れやすい体」「疲れが取れにくい体」になる昼のNG習慣
まずは、以下の生活習慣で当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
・デスクワークで座り時間が長い
・仕事の休憩中にストレッチや体操などをしない
・つい脚を組んで座ってしまう
・昼食は手軽にジャンクフードで済ませてしまう
・運動習慣がない、または運動後のケアをしない
・毎日、筋トレをがんばっている
・休日は必ず外出するようにしている
・体調が悪くても、その日の予定は頑張ってこなす
複数当てはまるという人は、「疲れやすい体」の原因になるNG生活習慣がついてしまっているかもしれません。できるところから改善していきましょう。
疲れにくい体を作る! 昼に取り入れたい生活習慣5つのポイント
1. デスクワークでも休憩中はなるべく体を動かす
デスクワークは「疲労」の温床です。同じ姿勢で仕事をし続けると、全身の血行も悪くなり、集中力も低下します。座ったままできる簡単なストレッチでもいいですが、定期的にちゃんと休憩を取り、体を動かすようにしましょう。
2. 脚を組む癖をやめる
脚を組むと座りやすいと感じる人は要注意。すでにある体の歪みが悪化し、全身の筋肉や脳への血流を滞らせる要因になり、疲れやすい体になります。まずは脚を組む癖を直しましょう。
3. 忙しくてもランチは栄養バランスを考えて摂る
疲労回復のためには、栄養バランスのよい食事が欠かせません。栄養価が偏ると、疲労回復に必要な栄養素も不足してしまうので、忙しさや疲れを言い訳にせず、ランチはしっかりと摂るようにしましょう。
4. 「疲れやすくなる運動習慣」がないかを見直す
運動不足はよくありませんが、「毎日ジムで筋トレをしている」という人も注意が必要です。筋トレ後の筋肉には、回復のための時間が必要です。筋トレ後は約2日は休むようにし、体の疲れを蓄積しないようにしましょう。
5. 頑張りすぎるのをやめる
体調が悪いと感じるときは、体からのSOS。気力で家事や仕事を回しても、不調を長引かせるだけです。トータルで見ると疲労感から効率も落ちてしまいます。頑張りすぎるのはやめて、不調を感じたらしっかり休んで回復するという判断も大切です。
1日を通した疲労感を遠ざける習慣のポイントについて解説しました。
檜垣 暁子プロフィール
ロイヤルメルボルン工科大学にて応用理学士、カイロプラクティック理学士を取得。日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。大学付属クリニック、個人治療室を経て、2003年からは横浜に開院した治療室で特に肩こり・腰痛に悩む人の施術に当たっている。病院の検査では異常が見つからない「機能的な異常」による不調の悪循環を絶つべく、カイロプラクターの視点から、体が楽になるために役立つ情報を数多く発信している。
文:檜垣 暁子(カイロプラクティック理学士)