4月4日は「あんぱんの日」
毎年4月4日は「あんぱんの日」。1875年(明治8年)のこの日、明治天皇が水戸家の下屋敷を訪れた際に、お花見のお茶菓子として木村屋(現:木村屋總本店)の「あんぱん」が出されたことが由来となっています。
そこで、All Aboutでは、あんパンに関するアンケートを1000名に実施しました。「こしあん派?つぶあん派?」「あんパンに合わせる飲み物といえば?」など、令和時代のあんパンの主流を調査しました。
※アンケートは全国を対象に1000名に実施。
※男女比率:男性 306名 女性694名
※年齢比率:24歳以下 78名、25~34歳 354名、35~44歳 304名、45~54歳 211名、55~64歳 45名、65歳以上 8名
年齢が高いほど粒あん優勢 性別では男性は粒あん派 女性はこしあん派!?
それでは、アンケートの結果を見ていきましょう。まずは、あんパンは「こしあん派」「粒あん派」に対する結果です。
「こしあん派」が53.9%「粒あん派」が46.1%で若干こしあん派が多いものの、ほぼ互角という結果になりました。
●こしあん派のコメント
「あんパンはこしあんしか食べません。つぶあんはなぜか重くて、どちらかわからない時にかじってつぶあんだったらガッカリします」(神奈川県 36歳男性)
「こしあんパンは牛乳と一緒に食べると口の中で溶けて混ざっておいしい」(栃木県 40歳男性)
●粒あん派のコメント
「あんパンは絶対に粒あん派。こしあんだと食感がなくてつまんないから」(東京都 20歳女性)
「和菓子はこしあんでもいいけど、あんパンは絶対に粒あん派!」(福岡県 35歳女性)
年齢別の「こしあん派」か「粒あん派」か
次は、年齢別に「こしあん派」か「粒あん派」を確認します。
調査結果では、年齢が若いほど「こしあん派」、年齢が高まるにつれて「粒あん派」が多くなる傾向に。24歳以下は「こしあん派」が60.3%なのに対して、55~64歳では33.3%という結果になりました。
性別でも好みが違う?
つづいて、性別ごとの好みの内訳を確認します。
男性は「粒あん派」、女性は「こしあん派」が優勢となる結果になりました。約10%の差があることがわかります。
あんパンに合う飲み物といえば?
本調査では、あんパンの好みのほかに、あんパンに合う飲み物についてもアンケートを取りました。牛乳やコーヒー、紅茶など7種類の中から最も合うと思うものを選択してもらいました。結果を、画像のランキングに示しています。
上位3つの結果は下記となりました。
第1位:牛乳……354票
第2位:コーヒー……253票
第3位:緑茶……150票
あんパン好きのこだわりがコチラ!
最後に、アンケートに寄せられた、あんパンへの愛情あふれるコメントを紹介します。
「基本的につぶあんしか食べません。温めたあんぱんに、バターを塗って食べます。生クリームがある時はホイップクリームにして食べます。バターを塗った時は牛乳、ホイップクリームを合わせた時はコーヒーと食べるのが好きです」(宮城県 32歳女性)
「新しいパン屋さんがオープンすると、最初にあんパンは必ず試します」(愛知県 32歳女性)
「あんパンはふたつに割ってあんのある真ん中から食べる」(兵庫県 32歳女性)
「あんパンにはコーヒーを必ず組み合わせ、休みの日の優雅な時間にいただくのが好きです」(大阪府 27歳男性)
「つぶあんでもこしあんでも皮は薄めのものが好きです」(岩手県 41歳男性)
「少しレンジで温めて食べると、柔らかく、あんの芳香が良くなって美味しく感じます」(宮崎県 57歳男性)
ここでは、あんパンでよく語られる「こしあん派」「粒あん派」について、令和最新のアンケート調査を発表しました。こしあんと牛乳という鉄板の組み合わせから、レンジで温めるという少し優雅な食べ方まで、あんパンの楽しみ方は多岐にわたることがわかりました。「あんぱんの日」では、むしろ今までとは違う食べ方を試してみる、というのもいいですね。
文:磯野 琢朗