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3兄弟全員が東大に進んだ杉政家。そんな杉政家の子育てのヒミツは、子どもたちが「自分でやる気になる」住まいの工夫にありました。
<教えてくれた人>
東大3兄弟ママ 杉政光子さん
主婦。ピアノ・エレクトーン講師。地方の公立大学を卒業後、KDD(現KDDI)に入社。結婚を機に退職し、3兄弟のママに。子どもは3人とも東大へ。著書は『公立小・中・高から東大に合格した3兄弟の母は何をしたのか?』(大和書房)。
リビングに地球儀、そして本棚。「自分でやる子」が育つ家
3兄弟が東大卒というと「小さい頃から相当勉強していたの?」と思いきや、杉政家の3兄弟は小中高すべて公立で、小学生のうちは塾にも行っていませんでした。「その代わり、読み聞かせは1歳から。大きな本棚3つにいろいろな本をたくさんそろえ、興味を持ったことは実際に体験できるように工夫しました」とママの杉政光子さん。魚を飼ったり、リビングでオリジナルの地球儀ゲームをしたり。家の中には、日常の体験から自然に学べる工夫がいっぱいです!
東大3兄弟
●長男
県立高校から一浪して東大に合格。法学部卒。小さい頃から実験好き。
●二男
県立高校から現役で東大へ。経済学部卒。アニメ、二次元好き。
●三男
県立高校から一浪して東大理学部、同大学院修了。結婚して一児のパパ。
公立校から東大へ。毎月の学校外の学習費用※は……
3兄弟とも小中高は公立で小学生時代は自宅で1時間の宿題をするだけ。費用のかさむ大学受験では3人とも予備校の「特待生」となり、短期講習以外の塾代ゼロ。長男・二男は月5000円の通信添削講座も受講。
※夏期講習などの費用を除く
東大生3人が育ったおうちの間取り
【家族のホームグラウンドは1階リビング】
小学生の頃の子どもたちの居場所はリビング。家族みんなで勉強もテレビも遊びも楽しむうちに、いつの間にか勉強習慣や興味があることに自分から取り組む姿勢が!
「宿題は18~19時の1時間。親子で一緒に」がルール
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小学生のうちは、夕食前の1時間が宿題タイム。リビングのダイニングテーブルで国語と算数のドリル、教科書の音読を母子一緒に。夕食の準備をしながら、子どもたちの勉強を見守ったりアドバイスも!
気になる言葉はすぐにテーブル脇の辞書で調べる!
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テーブル脇の出窓には国語辞典や英和辞典などの辞書がずらり。光子ママ自身がニュースや新聞でわからない言葉を調べるためのものですが、そんなママを見ていた子どもたちもすぐ辞書を引く習慣が。
家族で「地球儀ゲーム」を楽しんで地理をマスター!
「平面の地図では実際の地理がわかりにくい!」と地球儀を購入。リビングに置いて、都市や国を早く探したり、一番長い国名を見つけたりする「地球儀ゲーム」を家族でプレイしているうちに、地理をマスター!
ダイニングテーブルは定期的に90度回転して「NHKニュース」を見る
NHKの19時のニュースを見ながら食事&会話をする杉政家。食卓の席が決まっているとテレビが見づらい子が出るので2~3カ月に一度、テーブルを90度回転!みんなが平等にテレビを見られるように工夫しました。
参照:『サンキュ!』2022年6月号「東大生が育った家、見せてもらいました」より。掲載している情報は2022年4月現在のものです。イラスト/園内せな 取材・文/工藤千秋 編集/サンキュ!編集部