1997年9月5日に惜しまれつつこの世を去った、マザー・テレサ。彼女の命日を記念して、世界で最も有名な聖人のひとりである彼女がこれまでに遺してきた名言の数々を振り返り。愛と平和への惜しみないその情熱に、インスパイアされてみて。
「愛とは、傷付くまで喜んで与えることを意味します」
1994年、ワシントンで開かれた『National Prayer Breakfast』にて
「家庭に平和をもたらすために、爆弾や銃で何かを破壊する必要などありません。ただ一緒にいて、お互いを愛するだけで、平和や喜び、お互いが家にいることによる心強さをもたらしてくれます。そうすれば、この世にはびこるすべての悪に打ち勝つことができるでしょう」
1979年、ノーベル・レクチャーにて
「愛とはいつでも旬の果物と同じで、誰の手にも届く所にあります。誰でも好きなだけ集めることができるものなのです」
自著『Love, a Fruit Always in Season』にて
「愛なき労働とは、奴隷制度と同じです」
自書『No Greater Love』にて
「最大の苦しみとは、孤独で誰からも愛されないことではないかと感じます。それこそ、人間が経験しうる最悪の病といえるでしょう」
著書『In the Heart of the World: Thoughts, Stories & Prayers』にて
「貧しき人々は、偉大な存在なのです。彼らは、私たちにたくさんの美しいことを教えてくれるのですから」
1979年、ノーベル・レクチャーにて
「大きなことを成し遂げられる人は多いですが、些細なことに目を向ける人はとても少ないのです」
自書『In the Heart of the World: Thoughts, Stories & Prayers』にて
「“どれだけたくさん施したか”ではなく、“どれだけたくさんの愛をその行為に注いだか”が重要なのです」
1979年、ノーベル賞の受賞スピーチにて
「平和は笑顔から始まります」
著書『In the Heart of the World: Thoughts, Stories & Prayers』にて
「愛に対する飢えは、パンに対する飢えよりも、はるかに取り除くことが難しいのです」
1989年、『タイム』誌のインタビューにて
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