ロシアによるウクライナ侵攻が外交や経済に大きな影響を及ぼした2022年。北京五輪での選手の活躍や、安倍晋三元首相銃撃事件などLINE NEWSが「今年の10大ニュース」をセレクトしました。
北京五輪で日本のメダル過去最多18個(2月4日〜20日)
北京五輪では、日本は冬季大会で最多となる18個のメダルを獲得しました。これまで最多だった前回のピョンチャン大会の13個を5個上回る結果になりました。
また五輪2連覇を果たし、北京では4回転半ジャンプに挑戦した羽生結弦が競技を引退。プロへと転向しました。
パラリンピックではアルペンスキーの村岡桃佳らが活躍。7個のメダルを獲得しました。
ロシアのウクライナ侵攻(2月24日)
ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部で「軍の特殊作戦を開始する」と表明、侵攻が始まりました。国際社会からはロシアへの厳しい非難の声が上がり、日本も厳しい制裁を課しました。
知床観光船沈没(4月23日)
知床半島の沖合で観光船「KAZU 1」が沈没し、乗客・乗員26人が死亡または行方不明になりました。運航会社のずさんな安全管理体制が明らかになりましたが、事故の目撃者がいないため捜査は長期化する見通しです。
安倍晋三元首相銃撃事件(7月8日)
奈良市で参院選の街頭演説中だった安倍晋三元首相が、手製銃で撃たれて死亡しました。容疑者の男は、旧統一教会と安倍氏に関わりがあったと考え狙ったと供述。これにより政治と宗教の関わりや「宗教2世」問題が議論されました。
エリザベス女王死去(9月8日)
英国歴代君主として最長70年にわたって在位してきたエリザベス女王が96歳で亡くなり、世界中で悲しみが広がりました。女王の死去に伴い、長男のチャールズ皇太子がチャールズ3世として新国王に即位しました。
アントニオ猪木さん死去(10月1日)
「新日本プロレス」を立ち上げてプロレス界をけん引し、国会議員としても活動した元プロレスラーのアントニオ猪木さんが心不全のため亡くなりました。79歳でした。「1、2、3、ダー!」や「元気ですかー!」といったせりふも有名になりました。
村上宗隆が日本選手最多の56号ホームラン(10月3日)
※映像は東京ヤクルトスワローズ
ヤクルトの村上宗隆が56号ホームランを放ち、日本選手のシーズン最多を更新。巨人の王貞治さんが1964年にマークした55本を58年ぶりに上回りました。
また今季はロッテの佐々木朗希が完全試合を達成し、バッテリーの合計年齢38歳330日は最年少記録として、松川虎生とともにギネス世界記録にも認定されました。
BTSメンバーが兵役で入隊へ(10月17日)
韓国の人気グループBTSの所属事務所は、メンバーが兵役で軍に入隊するための準備を進めると発表。最年長メンバー・JINさんを筆頭に順次入隊するとしました。2025年ごろには7人で活動を再開したいといいます。
1ドル150円台の円安に(10月20日)
アメリカで大幅な利上げが続く観測が強まり、円相場は一時1ドル=150円台まで値下がりしました。1990年8月以来、約32年ぶりの円安水準です。また、ロシアのウクライナ侵攻や円安を受けて物価が上昇、生活に影響が出ています。
韓国の梨泰院で雑踏事故(10月29日)
韓国の梨泰院でハロウィーンを前に訪れていた大勢の若者が密集し、折り重なるようにして倒れる事故が発生。日本人2人を含む158人が死亡しました。韓国の警察トップは、事故前から多数の通報があったにもかかわらず、対応が不十分だったと話しています。
番外:サッカーW杯で日本代表が決勝T進出(11月20日〜)
森保一監督率いる日本代表は、1次リーグで優勝候補のドイツとスペインをともに逆転で破り、2大会連続4度目となる決勝トーナメント進出。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のテクノロジーや開催国カタールの人権問題も注目されました。