cat_oa-zuuonline_issue_58374b5136a7 oa-zuuonline_0_58374b5136a7_ラーメン店投資の初期費用と黒字にする手段 58374b5136a7 58374b5136a7 ラーメン店投資の初期費用と黒字にする手段 oa-zuuonline

ラーメン店投資の初期費用と黒字にする手段

2019年11月7日 21:05 ZUU online

(本記事は、藏本猛Jr氏の著書『誰も知らなかったラーメン店投資家になって成功する方法』=合同フォレスト、2019年10月10日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

ラーメン店投資の初期費用はいくらかかるのか?

それではラーメン店をオープンするには、具体的にどれくらいの費用がかかるのでしょうか。

一般的なフランチャイズですと1500万~7000万円かかりますが、私がプロデュースしている場合は、300万円からでも開業可能であるとお話ししました。ただ、300万円でできるのは様々な条件がうまく揃ったぎりぎりの予算です。常に300万円でできるということではありません。

比較的現実的な低予算の400万円で見てみましょう。条件として、居抜き物件を利用できることとします。

改装費に300万円(内訳は、看板装飾に100万円、内装補修に50万円、そして最低限の厨房設備に150万円)、物件取得費(物件契約保証金など)として100万円かかります。

これで、10坪で10席ほどのお店を開くことができます

■自己負担金と賢い借入方法

もし、現在手持ちの資金はないけれども、どうしてもラーメン店投資をしたい人にも、方法はあります。それは、オールリースという方法です。すべてをリースで調達することで、当座の現金が最低額で済みます

実は居抜き物件専門でオールリースを組む会社があります。手持ちの資金がない人はここを利用して開業する方法があるのです。この居抜き物件専門会社というのは、サブリースを行っているのです。つまり、投資家さんが直接居抜き物件を借りるのではなく、サブリース会社が不動産会社から借ります。それを投資家さんに又貸しします。投資家さんは不動産会社と直接賃貸契約を行いませんので、敷金などが不要になるわけです。

そして、サブリースの費用に工事費や設備投資にかかった費用が60回払いなどの分割で家賃にのせられますので、投資家さんは初期費用としてまとまったお金を必要としません。

ただ、分割払いが続いている間は、たとえば家賃10万円に、分割された初期費用の10万円を加えた20万円を払い続ける必要があります。

結局、月々の返済額が大きくなるため、私は積極的には推奨していません。どうしても資金ゼロで始めたい、という方にのみ紹介している方法です。ただ、サブリース会社は私からの紹介を喜びます。なぜなら、私がプロデュースしたお店は繁盛するためです。つまり、サブリース会社としては安心して回収できるというわけです。

しかし、私はもう1つの方法を勧めることが多いです。

それは、銀行から融資してもらう方法です。銀行から融資を得られる信用がない、という方には、サブリース会社を紹介しています。

ちなみに居抜き物件の持ち主である大家さんにとっては、お店のオーナーと直接賃貸契約を結ぶよりも、サブリース会社との契約を喜びます。これは、オーナーと契約しているとお店が撤退したときに、家賃収入が途絶えてしまうリスクを負うためです。

ところが、サブリース会社はその物件がサブリースされていようがいまいが、大家さんに家賃を払い続けます。ですから、大家さんにとっては空室リスクがありません。このようにサブリースは大家さんにとってメリットがあるため、これは、という優良物件はすでにサブリース会社が押さえていた、ということも多くあります。

その場合は、投資家さんがどうしてもこの物件を使いたいということであれば、やむなくサブリース会社と契約していただくことになりますが、こだわりがなければ別の物件を探して紹介します。ただ、サブリース会社と私は知らない間柄ではありませんので、投資家さんのために賃貸料交を行うようにしています。

■赤字ラーメン店は全部自分で作る。黒字ラーメン店はすべてお任せ

よくテレビで人気のある(またはあるとされている)ラーメン店の厨房の様子が映し出されることがあります。

そこではたいてい、麺やスープにこだわりをもった店長が、選び抜いた材料を使って何時間も、あるは何日間もスープを煮込み、納得のいく味が出なかったら捨ててしまうといったすさまじいまでの味への探求心がドキュメンタリーとして描かれています。

しかし、そのようなお店は実のところ味にムラができやすく、今はテレビで取り上げられるほどの人気があるかもしれませんが、数ヵ月後から数年後には赤字で閉店しているかもしれません。

というのは、あまりに材料費や光熱費、そして労働時間に無駄が生じているため、原価率が高くつきすぎているためです。たとえばスープをお店で一から作っている場合、一晩かけて煮込むといったことをしますので、1カ月のガス代だけで30万円がかかっているなどということはざらにあります。

ところがメーカーが製造したパックのスープを使えば、1時間もあればできてしまうので、比べものにならないくらいコストを削減できます。ガス代はかかっても月額10万円程度です。麺もメーカーから仕入れたほうが断然安くなります。

ただ、チャーシューだけはメーカーから仕入れるより、お店で作ったほうが若干安くなります。もちろん、チャーシューもメーカーに任せることはできます。

このように、何もかもお店で作ろうとすると、大きなコストがかかる割には味が安定せず、かといって売り値は他店との競争がありますからそれほど上げられません。

その結果、赤字になってしまいます。

一方、メーカーに任せたほうが安く上がるところをすべてメーカーに任せているお店は、コストを抑えつつも一定の味を出せますので、黒字が大きくなります。しかも、何をメーカーに任せて何を自店で賄うかについては、プロデューサーに任せれば最も効率が良い組み合わせを決めてくれます。

■あなたのラーメン店のコンセプトを作りましょう

とにかくお店のことはプロデューサーに任せるほうが効率が良いということをお伝えしてきました。しかし、お店のコンセプトについては、投資家さんに一緒に考えてほしいと思います。

確かにコンセプト作りにおいてもプロデューサーが市場調査に基づいて決めていきますが、やはり、ご自身のお店ですから、希望は遠慮なく伝えてください。こんな雰囲気のお店にできないだろうか、あのお店の味を再現できないだろうかなど、できる限り投資家さんの要望を取り入れたコンセプトをプロデューサーとして考えます。そのことで、自分らしさを感じて愛着が持てるお店を作ることができます。

藏本猛Jr(くらもと・たけし・ジュニア)
ラーメンプロデューサー。国際ラーメン協会代表(International Ramen Association CEO)1996年、父親の急死によって、27歳で父親の経営するゴルフ場の社長に就任。その後、ゴルフ場で売れ行きの良かった「ラーメン」に注目し、ラーメン店開業を目標に試行錯誤が始まる。簡単でおいしい、誰でも作れるスープを開発し、スープメーカーからの製品化を果たす。2010年に念願のラーメン店を東京に開業。2014年にラーメンプロデューサーとしての活動を開始する。2019年に国際ラーメン協会を設立。

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cat_oa-zuuonline_issue_58374b5136a7 oa-zuuonline_0_3625f96d9791_買って終わりじゃない! 投資信託購入後に行うべき6つのアクション 3625f96d9791 3625f96d9791 買って終わりじゃない! 投資信託購入後に行うべき6つのアクション oa-zuuonline

買って終わりじゃない! 投資信託購入後に行うべき6つのアクション

2021年10月16日 17:30 ZUU online

投資信託のメリットの一つは、資産運用の専門家が自分に代わって運用してくれることだ。しかし、だからといって「購入した後はプロに任せて放ったらかしにしておけばよい」というわけではない。

常に金融市場の動向をチェックしておく必要はないかもしれないが、成果を出すためには一定のメンテナンスや行動が必要だ。そこでこの記事では、投資信託の購入後に行うべき6つのアクションについて解説していく。

■投資信託の購入後に行うべき6つのアクション

投資信託の運用会社はいくつかの資料を定期的に公開している。例えば、「運用報告書」が挙げられる。運用報告書の作成・交付のタイミングは、年に1回決算を行う投資信託であれば年に1度、決算期間が6ヵ月未満の投資信託であれば6ヵ月に1度だ。また、毎月の運用状況が記載されている「月次レポート」を毎月発行していることも多い。

大前提として、これらの資料には定期的に目を通すようにすべきだろう。その上で、ここからは「投資信託の購入後に行うべき6つのアクション」について見ていく。

● 1.基準価額の推移を確認

まずは基準価額の推移だ。特にベンチマークが設定されている場合は、ベンチマークとの乖離をチェックしよう。ベンチマークとの乖離が大きければ、「なぜ乖離が発生したのか」について、運用状況や投資環境のコメント(月次レポートに掲載されていることが多い)などで確認するようにしたい。

● 2.純資産残高の推移を確認

純資産残高は投資信託の投資先の価格変動などによって増減する。増えている間は大きな問題はないが、減っている場合は注意が必要だ。特に、投資環境が好転しているのに、残高が減っているときは警戒したい。投資していた人たちが次々と解約している可能性があるためだ。

解約すると、投資家に返金するために、保有商品を売却する必要がある。そうなると、有望な投資先であったとしても、売却せざるを得ない状況に陥ることもある。また、残高が少ないと、分散効果やコストメリットが効きにくくなり、運用効率が下がってしまうこともある。最悪の場合、繰り上げ償還になることもある。

基準価額に比べて、純資産残高は確認する頻度が少なくなりがちだ。しかし重要な数字であるため、純資産残高もしっかり確認するようにしよう。

● 3.トータルリターンを確認

月次レポートには投資信託の運用成績が記載されているものの、投資家ごとに購入タイミングが異なるため、自分が本当に儲かっているのかは記載情報だけでは判断できないこともある。それを確認するのが「トータルリターン」という考え方だ。

トータルリターンとは、保有している投資信託における手数料や累計売却金額、受け取った分配金額などを含めた通算損益のことだ。2014年12月より、年に1回以上投資家へ通知されることになった。金融機関によって形式は異なるものの、しっかりと確認するようにしよう。

● 4.「値下がりしたとき」の対処法を準備

投資信託には元本割れのリスクがある。したがって、どこまでの値下がりなら許容できるのか、基準価額が下落しても描いていたシナリオが変わらない限り保有を続けるのかなど、あらかじめ「値下がりしたときの対処法」をイメージしておき、準備しておくことが重要だ。

もちろん、そのときになってみないと判断ができないこともある。しかし、あらかじめ、少しでもネガティブな状況を想定しておくことで、いざその状況が現実化したときに、慌てずに対応できるようになるだろう。狼狽売りをしてしまうリスクも減るはずだ。

● 5.「値上がりしたとき」の対処法を準備

値下がりしたときだけではなく、相場環境にかかわらず一定の利益を取れたら売却するのか、できる限り含み益を大きくさせる方向で保有を続けるのか、といった「値上がりしたときの対処法」もあらかじめイメージしておきたい。

投資環境は常に変化するため、一度決めた対処法を何が何でも堅持する必要はないが、大体のイメージを持っていれば、首尾よく上昇したときに、迅速に対応できるようになるだろう。

● 6.分配金がある場合は使い道を決めておく

保有している投資信託に分配金の配分予定がある場合は、あらかじめ使い道を決めておきたい。例えば、同じ投資信託に再投資する、別の投資商品に再投資する、マネー・リザーブ・ファンド(MRF/Money Reserve Fund)などに現金として貯めておき相場急落時に買い出動する軍資金にする、生活費に回す、などが挙げられる。

■投資信託の「購入後」にも気を配ろう

投資信託で運用をする場合、「どの投資信託を購入すればよいか」「どのタイミングで購入すればよいか」といった「購入前」に気を配る人が多いだろう。

しかし、「購入後」のことは意外とおざなりになってしまうことがある。本稿で紹介してきたことも参考に、投資信託の購入後もしっかりと気を配り、資産運用を進めていくようにしよう。

オリックス銀行

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cat_oa-zuuonline_issue_58374b5136a7 oa-zuuonline_0_25e763f00134_銘柄選定のヒントに! 「オーナー企業」投資のススメ 25e763f00134 25e763f00134 銘柄選定のヒントに! 「オーナー企業」投資のススメ oa-zuuonline

銘柄選定のヒントに! 「オーナー企業」投資のススメ

2021年10月16日 11:30 ZUU online

株式投資で誰もが避けて通れないのが「銘柄選択」だ。業績の安定性や将来の有望性などさまざまな視点がある中、「オーナー企業」に投資するという手法もある。それは、株価上昇の期待度が高いとされているからだ。その理由を説明していこう。

■そもそも「オーナー企業銘柄」とは

オーナー企業とは、その企業の創業者や創業者の一族が大株主になっている企業のことだ。「ファミリー企業」や「同族企業」といった呼び方をされることもある。

そのオーナー企業の株式のことを「オーナー企業銘柄」と呼ぶ。以前から、オーナー企業銘柄への投資は個人投資家にとって有力な選択肢の一つとなっている。その理由は、オーナーの特徴や強みが株価の上昇に結びついていくからだ。

このことを裏付ける興味深いデータがある。アメリカの主要な株価指数の一つである「S&P500」と米国オーナー企業指数「U.S. Wealth Index」の推移を1990年12月末と2019年2月末で比べてみると、S&P500は約8.4倍、U.S. Wealth Indexは約18.8倍となっている。

日本市場においても同様のことが言え、オーナー銘柄へ投資するある投資信託の年間リターンは、日本の主要株価指数の一つである「東証株価指数(TOPIX)」を毎年、上回っている。

株価は必ず上がるわけではない。しかし、これまでの傾向で見れば、オーナー企業の株式を購入した方がより株価上昇が期待できると言えそうだ。

■オーナー経営銘柄の株価上昇が期待できる理由

では、なぜオーナー企業の株価は上昇しやすいのか。その疑問を解くためのポイントは大きく分けて3つある。それぞれ以下のとおりだ。

● ・オーナー自身が大株主であることから、株価を上げようとする意欲が強い

株価が上昇して恩恵を受けるのは誰だろうか。もちろん、それは「株主」だ。つまり、企業の大株主がオーナーである場合、自社の株価を上げることを第一とした経営が行われている可能性が高い。自身にとって株価上昇のインセンティブが非常に大きいからだ。

一方、自身が大株主ではない社長が経営する企業の場合は、社長自身が受けられる恩恵がオーナー企業より小さくなるため、株主の利益に対する意識が希薄となることもあるだろう。

● ・一般的に社長在籍期間が長く、長期視点の経営ができる

オーナー企業の場合、一般的には社長の在籍期間が長い。社長の在籍期間が長いということは、それだけ長期的視点に立った経営ができるということだ。

近年、ビジネスモデルの変化や技術革新の目まぐるしさが増している。新興国の台頭で「日本」というブランド力も相対的に低下しつつあるかもしれない。こうした中では、常に時代の先を読む長期的視点が非常に重要だ。

将来を見据えた長期的視点での経営を実践しているオーナー企業であれば、経験も蓄積されていき、今後も企業間競争を勝ち抜いていくことに期待が持てる。

● ・経営者が大株主だと、意思決定のスピードが格段に上がる

株式会社の場合、会社の最高意思決定機関は株主総会だ。取締役の選任や解任、事業譲渡、組織再編などは、株主総会の決議を得る必要がある。もし経営者が大株主ではない場合、経営者の方針が株主総会で否決される可能性がある。そして、否決によって戦略が変わることで足踏みしてしまうこともある。

しかしオーナー企業であれば、話は変わってくる。「経営者=大株主」であるため、経営者の方針はそのまま株主総会で可決されやすい。そのため、意思決定に時間がかかることなく、さらなる成長に向けた戦略をすぐ実行に移していけるわけだ。

■オーナー企業銘柄を見つける方法は?

ここまでオーナー企業銘柄の強みを説明してきたが、ではどのようにオーナー企業銘柄を探せばよいのだろうか。

インターネットで情報を検索すると「オーナー企業ランキング」などのページがヒットするが、企業の一次情報を探してオーナー企業銘柄を見つけたい場合は、上場企業の「有価証券報告書」を読めばいい。

上場企業には有価証券報告書を会計年度ごとに提出・公表することが義務付けられており、この有価証券報告書の中で必ず大株主の情報が一覧で記載されている。この情報を読めば、大株主である個人もしくは企業・団体の所有株式数の比率がすぐわかる。

実際に大株主の情報を有価証券報告書の中から探す場合には、パソコンのブラウザで有価証券報告書のPDFを開き、「大株主の状況」「所有者別状況」といったキーワードでPDF内検索をかけてみよう。有価証券報告書はページ数が多いので、こうして検索するのが得策だ。

■銘柄選択の新たな視点の一つに

もちろん、オーナー企業銘柄だからといって必ずしも株価が上昇するわけではない。しかし過去の値動きから分析すれば、株式市場の平均を超える株価の上昇が期待できる。

冒頭でふれたように銘柄選択の視点はたくさんあるが、その一つにオーナー企業かどうかという視点を加えてみてはいかがだろうか。

オリックス銀行

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cat_oa-zuuonline_issue_58374b5136a7 oa-zuuonline_0_54210ba6756b_日々是相場-夕刊- 2021年10月15日(金) 54210ba6756b 54210ba6756b 日々是相場-夕刊- 2021年10月15日(金) oa-zuuonline

日々是相場-夕刊- 2021年10月15日(金)

2021年10月15日 20:20 ZUU online

日経平均   29,068.63 円 △ 517.70 円

≪東証一部≫

売買高    11億4,320万株

売買代金  2兆8420億0500万円

値上り銘柄数 1,989 銘柄

値下り銘柄数 155 銘柄

騰落レシオ(25日) 89.17 %

為替 1ドル=114.05 円

☆ 市況概況 ☆

● 米国株高を受けほぼ全面高

米国でインフレ懸念が薄れたことなどもあり、本日の日本市場は買い先行となった。積極的に買い上がるという材料があったということでもなく、決算発表も特に芳しいものでもなかったのだが、寄り付きの売り買いが一巡となった後も値持ちの良い展開が続き、全面高となった。

昼の時間帯も買戻しを急ぐ動きもあり、後場に入ってからもいったん上値を試すような場面もあった。さすがに29,000円を意識すると手仕舞い売りも出るという状況だったが、売り急ぐこともなく値持ちが良いことから29,000円を超える場面も出てきた。29,000円を超えるとさすがに手仕舞い売りも嵩み買戻しを急ぐ動きもあったのだが、最後まで値持ちは良く29,000円を超えて高値圏での引けとなった。

小型銘柄も買い直されるものが多く、総じて堅調だった。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均も堅調だった。先物はまとまった買いが散発的に見られ、指数を押し上げる場面もあった。全体的には持高調整が中心と見られたが、買戻しを急ぐ場面もあった。

インフレ懸念が弱まったということで買戻しも交えて一気に上値を試す動きとなった。28,500円固めどころか、一気に29,000を超えるところまで売られた。いったん買われると買いが買いを呼ぶような展開となり、連日の大幅高だった。さすがにここからは上値も重くなるのだろうが、空売りがどこまで積み上がるのかで指数の上値も決まって来るのだろう。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均

再度雲を抜けてきた。遅行スパンがかかる日柄のローソク足が急騰しているところなので、「三役好転」とはならないが、雲の上昇に合わせの上昇が期待される。雲が薄いだけにあっさりと割り込むということも警戒される。

☆ あれやこれやと一言 ☆

思った以上に上がり、思った以上に下がることが多いが、結局は落ち着くところに落ち着くということで買われすぎは売られ、売られすぎは買われることになると思う。決算発表が本格化するなかで、楽観的な見方に対して、買われすぎていれば売りで反応することになるのだろう。

ここのところ調整となっていたことで、好調な決算に素直に反応しているが、さらにここから高値を抜けて買い直されるものがどこまで広がるかということになる。業績面で売られすぎている銘柄の戻りは期待できると思うが、買われすぎ銘柄は再度売り直されるということになると思う。

慌ててここから追随して買い上がるというのはどうかと思う。インフレ懸念、金融緩和の終了などが見えているなかで、あくまでも目先的な戻しという見方をしていた方が無難ではないかと思う。うまく利益確保、戻り売りを考えながら対処して行きたい。

昨日述べたようにここからは買い上がりということで、調整が続いているというスタンスで慎重に見たい。派生商品なども使いながら、利益確保、ヘッジなどで対処して上値は重いという前提で考えてみたい。

詳しくは無料メルマガをご覧ください。

https://youtu.be/i8NA-7KlFK8

清水 洋介(しみず ようすけ)

証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

本日の「朝一番!」動画

 → https://youtu.be/H2lPvo1wQ5I

朝のライブ配信 -今日の相場見通し-(8:35開始です、この時間以外でも見られます。)

 → https://youtu.be/p1viGyTZ3j8>

昼のライブ配信 -お昼の相場見通し-(12:20開始です、この時間以外でも見られます。)

 → https://youtu.be/Lj7FTA59400

夕方のライブ配信 -明日の相場見通し-(原則として16:00開始です、この時間以外でも見られます。)

 → https://youtu.be/gpMhdCJDqnk

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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だからあなたの話は聞いてもらえない 2021年9月に読まれた「ビジネス書の要約」トップ10

2021年10月15日 17:00 ZUU online

毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか、迷ってしまう方も多くいるかと思われます。このコーナーでは、読書家が集まる本の要約サイト「flier(フライヤー)」にてアクセスの多かった書籍を、金融業界のユーザーに絞って毎月ランキング形式でご紹介しております。皆様の書籍選びの参考になれば幸いです。

■金融業界ランキング


第1位:『「スルーされない人」の言葉力』(ひきたよしあき著、大和出版)

第2位:『伝える準備』(藤井貴彦著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)


第3位:『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全』(樺沢紫苑著、KADOKAWA)


第4位:『脱!残念な考え方』(幸本陽平著、自由国民社)


第5位:『サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学』(阿部誠監修、新星出版社)


第6位:『説明の一流、二流、三流』(桐生稔著、明日香出版社)


第7位:『45歳からの「やりたくないこと」をやめる勇気』(木下紫乃著、日経BP)


第8位:『感情マネジメント』(池照佳代著、ダイヤモンド社)


第9位:『超入門カーボンニュートラル』(夫馬賢治著、講談社)


第10位:『変える技術、考える技術』(高松智史著、実業之日本社)


※本の要約サイト「flier(フライヤー)」の有料会員のうち、金融業界に所属するユーザーを対象にした、2021年9月の閲覧数ランキング

■「スルー」されて当然

9月の第1位は『「スルーされない人」の言葉力』でした。銀行と保険、それぞれの関連企業のビジネスパーソンに最もよく読まれています。
交渉やプレゼンの場面で発言がスルーされてしまう……。本書はそんな悩みを抱えるスーパーのバイヤーの成長の物語です。

スルーされるのは「話に私という主語が入っていないからだ」と指摘を受け、私という「自分らしさ」の視点を少し加えるようにした主人公。すると、話に興味を持ってもらえるようになる、といった成功体験の描写を通じ、スルーされないコツが豊富に紹介されていきます。

読み進めやすい軽快なストーリー構成でありながら、話力や言葉力を磨くテクニックがぎゅっと詰まった一冊となっています。ぜひ次のプレゼンや会議の場で実践してみましょう。ちょっとした工夫で大きな効果が実感できるはずです。




「スルーされない人」の言葉力

ひきたよしあき

出版社:大和出版

発売日:2021年07月31日

ジャンル:スキルアップ・キャリア

■常日頃の準備が大切

第2位は『伝える準備』でした。日本テレビのベテランアナウンサー、藤井貴彦氏による初の著作です。

凄惨な事件や事故から心温まる動物の赤ちゃん誕生といった話題まで、森羅万象を扱う報道の現場。それぞれのニュースに適した言葉、加えて声のトーンや表情さえ使い分けが求められる中、藤井アナはスタジオ以外でも、部下や同僚など相手に最適な言葉を掛ける努力を怠らないと言います。

そのために何十年も続けている日記の習慣など、藤井アナ独自のうまく伝える術が惜しみなく紹介されています。例えば、「入社3年目でこのレベルはきついぞ」などと後輩に言うのなら、「あと少しで3年目として十分なレベル」と言い換えてみる。それが藤井アナ流の伝え方です。

ぜひ百戦錬磨の言葉のプロの極意に触れてみてはいかがでしょうか。




伝える準備

藤井貴彦

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

発売日:2021年07月21日

ジャンル:自己啓発・マインド、リーダーシップ・マネジメント、トレンド

■すべての行動を「最適化」せよ

第3位は『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全』でした。著者はベストセラーを量産している、精神科医で作家の樺沢紫苑氏です。

ストレスや悩みを、精神的な変化ではなく、行動を変えることで解決しようと促す本書。脳科学など最新の研究結果を踏まえ、「すべての行動は最も効果が出る時間帯が決まっている」と説き、行動の最適化を提唱しています。

「日本人の体内時計は平均24時間10分ほど」といったデータに基づき、個人差も加味したうえで、太陽を浴びるべき時間、外食すべき時間、遊びや運動の時間など、朝昼晩の時間帯ごとに適した行動を取ることで、パフォーマンスはぐんと上がると強調しています。

本書を読んだうえで、普段の自分の行動を振り返ってみましょう。ストレスを低減し、最大限のパフォーマンスを引き出すために、改善できる余地がきっと見つかるはずです。




今日がもっと楽しくなる行動最適化大全

樺沢紫苑

出版社:KADOKAWA

発売日:2021年07月08日

ジャンル:生産性・時間管理、健康・フィットネス

■「残念」がられる思考になっていませんか?

ここからは、第4位以下から注目の書籍をピックアップしていきます。

第4位の『脱!残念な考え方』は、保険関連の企業にお勤めの方によく読まれる結果となりました。

「日本人の多くはロジカルな思考を苦手としている」。そう聞いて、「うんうん、そうだよね」と疑問や違和感を抱かないとすれば、すでに「残念な思考」に陥ってしまっているかもしれません。

「多くは」とはどのくらいで、どう調べたのか、そもそも「ロジカルな思考が苦手」とはどのような状態か――。ツッコミの余地があるほど、その主張や考え方は「残念な思考」と言えると、本書は指摘します。

反対に、「ロジカルな思考」とは、「つながっている」「深く考えている」「広く考えている」の3つの要素を満たした考え方だと言います。「AならばB、BならばC、よってAならばC」といった演繹などによって裏打ちされた論理構成です。

ぜひ残念な思考から脱却し、深く広くつながった思考を自分の血肉にしましょう!




脱!残念な考え方

幸本陽平

出版社:自由国民社

発売日:2021年04月27日

ジャンル:スキルアップ・キャリア、自己啓発・マインド

■あなたの説明は何流?

最後は第6位の『説明の一流、二流、三流』です。何かを説明する際、その方法が三流か、二流か、一流かを解説しています。

例えば、三流は思いついたまま話し、二流はモレなくダブりなく話し、一流は大胆に削って最も重要なポイントのみを話す。イメージを持っていない相手に対し、三流はあいまいに説明し、二流は詳しく長く説明し、一流は「対比」で説明する。手順を教えたい場合、三流は口頭で説明し、二流は分厚い資料で説明し、一流は図解で説明する、といった具合です。

よく言われる「結論から話す」やり方はどうでしょうか。本書によると、いつでも結論から説明するのは、一流と言えません。状況によって説明の構成は変えたほうがいいと説き、「一流なら相手の知りたいことを想像することから始める」と言います。売上の達成状況や商談結果など、結論から伝えるべき場面はたしかにあります。一方、相手が前提や背景を知らない場合は結論よりも先に詳細を聞きたがるはずです。

「説明の前に相手の頭の中を想像してみる」といった示唆に富んだ「一流の説明」が凝縮された一冊です。



説明の一流、二流、三流

桐生稔

出版社:明日香出版社

発売日:2021年07月21日

ジャンル:スキルアップ・キャリア

■編集後記

今回の月間ランキングでは、第1位の『「スルーされない人」の言葉力』をはじめ、第2位『伝える準備』や第6位『説明の一流、二流、三流』など、自分の考えをきちんと伝えるための極意に関する著書が多く読まれた印象です。また、第9位の『超入門カーボンニュートラル』は、ダイベストメントなどの観点から、金融業界で関心の高いテーマの著書と言えそうです。

10月はどのようなランキングになるのか、引き続き注視してまいります。

本の要約サイト「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

flier(フライヤー):https://www.flierinc.com

外部リンク

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ネットワーク・IoT機器なら何でもOK。本当に困ったときに必要とされる存在になる――日本PCサービス株式会社

2021年10月15日 17:00 ZUU online

次代を担う成長企業の経営者は、ピンチとチャンスが混在する大変化時代のどこにビジネスチャンスを見出し、どのように立ち向かってきたのか。本特集ではZUU online総編集長・冨田和成が、成長企業経営者と対談を行い、同じ経営者としての視点から企業の経営スタンス、魅力や成長要因に迫る特別対談をお届けする。

今回のゲストは、日本PCサービス株式会社代表取締役社長の家喜信行氏。ネットワーク機器のサポートインフラとして地道な基盤構築が形になりつつあり、今後さらに成長角度を上げていこうとしている同社の現在地と可能性を伺った。
(取材・執筆・構成=落合真彩)

■目指すは“家庭ネットワーク全体のJAF”

冨田:創業から徐々に事業をシフトされてきていると思います。今に至るまでの事業の変化をまずはお伺いできますでしょうか。

家喜:創業当初は、パソコンの困りごとがあったら駆けつけるという事業を開始しました。目標は「パソコン版のJAF(日本自動車連盟)」のような存在でした。

パソコンメーカーにだんだんと海外企業が増え、私たちも海外企業と契約する必要性が増してきました。そうなると、「私たちを使ってもらう理由」が明確に必要になってきます。そのような背景から、上場を目指すことにしました。市場選択については、同業他社さんの状況を鑑みて、名証セントレックスを選択。その結果としてパソコンメーカーさんとのお付き合いも継続して増えているので、上場の効果はあったと思います。

時代が進むにつれ、パソコンだけでなくWi-Fiやスマートフォンが普及しました。私たちはさまざまな機器や部品や環境に徐々に対応し、当初のような「パソコン版JAF」というよりは、IoT家電も含めて、家庭内のネットワーク機器すべてをサポート対象とする“ホームネットワーク全体のJAF”を目指して計画を練り、対応を進めてきました。

対応可能な機器を増やしつつ、拠点も増やしていきました。全国インフラがなければ、「JAFのような存在」とは言い難いですから。さらに、地域別対応、出張範囲、持ち込み店舗の拡大、コールセンターの整備を進めてきました。あらゆる側面が整ってきて、これからようやく「家まるごとのJAF」のようなサービスを出せる時期に来たところです。

■正社員の訪問対応が形づくる、他にはない価値





冨田:ありがとうございます。御社は、「スマホスピタル」「スマホステーション」などのブランドごとの集客、営業力やスタッフのスキル、店舗の運営の統一化といったところに特徴があるとIR資料で拝見しています。家喜社長から見て、自社の競争優位性はどのようなところだとお考えでしょうか。

家喜:一番大きな競争優位性は「正社員が訪問対応している」という点です。登録制の人材派遣のモデルを採用している企業さんが多い中で、私たちは自分たちが訪問・修理するというモデルで成長しています。主要都市の拠点をすべて自社で賄っているところに大きな特徴があると思います。

冨田:自社で訪問・修理していくことで、具体的にどのような優位性がつくられるのでしょうか。

家喜:例えば、登録制の派遣スタッフさんやフランチャイズ企業に委託すると、対応可能なお仕事が限られてしまう場合があります。要するに、契約書に書いてあることにしか対応できない、してはいけないということになってしまうのです。

ただ、そもそもトラブルが起こっているところに訪問するということは、トラブルの原因を突き止め、柔軟に方法を選択して修理していくということです。正社員であればそれができますし、会社全体に技術やノウハウが積み上がっていきます。

訪問時のマナーや身だしなみといった部分でも統率が取りやすいため、お客さまの信用を損なう可能性が低くなります。さらに支払方法もお客さまのご要望に応じて対応でき、正社員が訪問するので現金回収がしやすいというメリットもあります。

このように、自社で訪問できるインフラ、自社のコールセンター、自社の店舗がそろっているのは大きいと思います。

■地道な基盤構築を進めた結果、今後数年で高い利益率が可能に




冨田:なるほど。私の中でだんだんと腹落ちしてきました。直近の決算資料で中期経営目標としての「売上高100億・営業利益7億」という記載を最初に拝見したとき、失礼ながら「2021年8月期で2%弱と予想される営業利益率が、なぜ2024年には一気に7%まで引き上がるのだろう?」と不思議だったんです。

ですが、確かに今おっしゃったモデルであれば、事業戦略のひとつである「定額保証・保険付きサービス」も成り立ちますし、「ストック型の商材やアフターセールス」にも結びつきます。逆に派遣人材やフランチャイズ企業をネットワーク化しているだけでは、このような展開はあり得ないのだろうと思います。自社で賄われているからこそ、こうしたラインナップを次々付随させることができ、ここから顧客単価やLTVが一気に引き上がる、と。

家喜:おっしゃるとおりです。私は前職でパッケージソフト会社の営業をしていました。その立場ですと、トラブルが発生したときに、自社ソフトのサポートしかできないんですね。だからお客さまは、機器で困ったら各メーカーに、ウイルスソフトで困ったらウイルスソフトの会社にそれぞれ電話しなければならない。これはお客さまにとってすごく不便ですよね。逆にそこで対応できると、強固な信頼関係がつくれます。

また、サポートチームはチームワークが強みになります。当時私は大阪の営業所にいたのですが、誰かがトラブルに巻き込まれていたら、次々と駆け付けてみんなで早くトラブルを解決していこうという文化がありました。お客さまとの関係性も深く、スタッフたちの関係性も深い。こういったところを強みにした事業をしていきたいと考え、創業したという背景があります。

働き方改革の文脈とは少し異なるかもしれませんが、これまで訪問人材やコールセンターを自社でそろえ、お客さまからお金をいただいて、自分たちの労働でお返しするということで成長してきました。最初はもちろんしんどかったのですが、訪問件数を重ねてお客さまのトラブルを解決し続けると同時に、全国インフラを整えていくことを優先してきた結果、冒頭にお話ししたような「家まるごと」のサービスを展開できるところまできたというのが現状です。

冨田:そのケイパビリティを生かして、いよいよここからギアを入れ替えていかれるということですね。

家喜:はい、前期からパソコンやスマートフォンの保証・保険付きサービスを先行スタートして、かなり伸びてきています。これから本格的に家まるごとサービスという利益率の高いビジネスモデルを強化していきます。もちろんストックの積み上げも進めていきますし、アフターセールスにも自社で対応できるようします。

今までの展開を外から見ると、地道な労働集約型で、「儲からないことを全部自分たちでやっているな」という印象だったと思います。「スマートフォンの修理会社、家電修理会社、コールセンター……労働集約型ビジネスの会社ばかりM&Aしてるやないか」と思われたのではないでしょうか(笑)。でも実は、全部ワンストップで対応できるような仕組みをつくってきたことによって、これからの高利益率と大きな成長が見込める。そういう設計をしています。

■創業以来の夢実現へ。今こそ求められる「家まるごと」対応





冨田:なるほど。非常に強い構造であると理解できました。世の中がデジタル化していく中で、実はリアル接点を持つ会社さんが非常に価値を高めていくことも同時に起こると予想しています。普段何もないときはなかなか動こうと思えなかったことでも、1度困った経験をすると、他にも困ったことが出たときのために準備しておこうというモチベーションが高まりやすいです。

お客さまがいざ困ったときに助けられる仕組みを作っている御社は、お客さまとの関係が非常に深くなりますし、クロスセル、アップセルもしやすくなりますよね。ここまで骨太な事業戦略についてお話しいただきました。最後に、さらなる今後の展望などはございますか。

家喜:家まるごとサポートするというニーズは高まってきていると感じます。コロナの時期、ご家庭でネットワーク機器を使うことが増えたことによって、トラブルの量も増えました。

ただ、例えばリモート会議がうまく作動しないというときに、連絡すべきは回線会社なのか、パソコン会社なのか、ソフト会社なのか。一般のお客さまはどこに連絡したらいいかわからないことが多いのです。だからこそ、IoTやネットワーク機器に関するトラブルなら何でもサポートしていくサービスを展開する意義があります。

スマートフォンやパソコンは個人情報の塊ですし、もはや財布を預けているようなものです。さらにこれから行政サービスもオンライン化が進んでいくでしょうし、医療・介護分野も同様です。そこをしっかりサポートする「e-おうち」というサービスをすでに始めています。先ほど申し上げたように、基盤の構築はほぼ完了して、やっと創業以来やりたかったことの実現に向けてスタートできる。私としても今後が非常に楽しみです。

家喜 信行(イエキ ノブユキ)
日本PCサービス株式会社グループCEO 兼 代表取締役社長

1976年生まれ・45歳。兵庫県出身。桃山学院大学 社会学部卒業後、1998年に翼システム株式会社に入社。同社の販売するソフトウェアのサポートを行うフィールドエンジニアを経て、営業職へ。トップセールス賞を受賞するなどの成績を納め、同社最年少で大阪営業所所長に就任。その後、2003年・27歳で独立を決意。パソコンおよび周辺機器などの総合サポートサービスを大阪府吹田市で開始。その後、全国対応インフラの構築と、企業提携により規模を拡大。2014年11月・名証セントレックスへ上場(証券コード:6025)。IT機器やネットワークで困ったたら日本PCサービスと言って頂けるよう、DX化が進む社会の中で必要とされるサービス提供を目指し、スマートフォン修理・回線事業などグループを拡大。IT機器の総合サポートサービスを現在進行形で拡大中。

冨田 和成(とみた・かずまさ)
株式会社ZUU代表取締役

神奈川県出身。一橋大学経済学部卒業。大学在学中にIT分野で起業。2006年 野村證券株式会社に入社。国内外の上場企業オーナーや上場予備軍から中小企業オーナーとともに、上場後のエクイティストーリー戦略から上場準備・事業承継案件を多数手掛ける。2013年4月 株式会社ZUUを設立、代表取締役に就任。複数のテクノロジー企業アワードにおいて上位入賞を果たし、会社設立から5年後の2018年6月に東京証券取引所マザーズへ上場。現在は、プレファイナンスの相談や、上場経営者のエクイティストーリーの構築、個人・法人のファイナンス戦略の助言も多数行う。

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【羊飼いのFX突撃取材】資源国通貨/円が続伸していることが米ドル/円を113.70円レベルに押し上げている

2021年10月15日 12:20 ZUU online

2021年10月15日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

■現在の為替相場の傾向や相場観

昨日14日(木)の米国株は主要3指数ともに上昇。S&Pは3月以来の大幅高で引けている。発表された企業決算が市場予想を上回るものが目立ったほか、米経済指標も安心感を与える内容。特に目立ったのは米金融機関の決算が好調だったことだ。モルガン・スタンレーと、シティバンクではトレーディング収入が予想を上回る結果に。加えて、モルガン・スタンレーでは投資銀行部門の収入も過去最高!バンク・オブ・アメリカではM&Aの増加などを背景に助言手数料収入が増えているようだ。本日15日(金)にはゴールドマン・サックスの決算が発表されるが、こちらも好調な内容が予想されている。

■現在の為替相場の戦略やスタンス

米金融機関は景気が良い一方、米国債市場では特に7年債や10年債が買われ、10年債利回りは1.51%近辺に低下。この金利の低下は米ドル/円にとってネガティブ。一方、オクラホマ州クッシングにある貯蔵施設が6月以来の大幅な在庫減を記録したことが手掛かりとなりNY原油は反発。WTI先物は1.2%上昇し、81.44ドル/バレルでクローズ。総じて商品相場が上昇したことを背景に資源国通貨が急騰。豪ドル/円は短期的目標の85.00円目前の84.41円、カナダドル/円は92.00円に急騰。前述のように米10年債利回りが低下しているにも関わらず、資源国通貨/円が続伸していることが米ドル/円を113.70円レベルに押し上げている。スタンスは米ドル/円、豪ドル/円のロング継続。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ

青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー

「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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日々是相場-夕刊- 2021年10月14日(木)

2021年10月14日 20:20 ZUU online

日経平均   28,550.93 円 △ 410.65 円

≪東証一部≫

売買高    11億5,266万株

売買代金  2兆5647億1800万円

値上り銘柄数 1,048 銘柄

値下り銘柄数 1,047 銘柄

騰落レシオ(25日) 86.78 %

為替 1ドル=113.56 円

☆ 市況概況 ☆

● 売られていたものが買われ、日経平均は大幅高

米国株はまちまちだったが、インフレ懸念が薄れたこともあり、買い先行となった。寄り付きの買いが一巡となった後も買戻しを急ぐ動きやここのところ売られていた日経平均に影響の大きな銘柄が買われ、日経平均は節目とみられる28,500円を試す動きとなった。さすがに28,500円を付けると手仕舞い売りに押されて上げ幅を縮小、大幅高ながら上値の重さも見られる展開となった。

昼の時間帯も買戻しを急ぐ動きも見られ、後場に入ると一段と買い直される展開となった。指数に影響の大きな銘柄が買戻しも交えて大きく上昇、日経平均は節目とみられる28,500円を超えての動きとなった。さすがに28,500円を超えると上値も重くなった。それでも最後まで買戻しが続き日経平均は節目とみられる28,500円を超えて高値圏での引けとなった。

小型銘柄も買い直されるものがみられたが上値も限られた。東証マザーズ指数は堅調、日経ジャスダック平均は小幅高だが、二部株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いも散発的に見られ、指数を動かす場面もあったが、断続的な売り買いではなく、しっかりと指数を方向付けるようなことはなかった。

特に買い上がる材料があったということでもないのだが、ここのところ売られた銘柄が買われ、買われていた銘柄売られるというなかで日経平均は大幅高だった。それでもここからは上値の重さが確認されたということで再度28,000円を試すことになるのだろう。上がれば下がり、下がれば上がる一進一退の動きが続くと思う。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均

「三役逆転」となりかけているが、なんとか粘っている感じだ。それでも75日移動平均線に上値を押さえられており、売り時代突入ということで少なくとも上値は重くなるだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆

意外に高くなったという感じだ。それでも日経平均だけが高いという印象で東京エレクトロンとファーストリテイリングが指数を押し上げただけということだ。ファーストリテイリングは本日引け後に決算を発表するが、中国でどれだけ儲かったかということになるだろう。

中国の景気が悪いということで売られた面もあるが、空売りが積み上がっているという状況であればどんな決算でも買戻されると思う。それを見越しての買戻しだとすれば、逆に決算発表で売られるということになるだろう。こうした動きが今後も続き、決算発表で指数に影響の大きな銘柄がどれだけ動かされるかで相場の雰囲気も変わりそうだ。

ただ、金融緩和の終了が見えて、かつインフレ懸念が根強いというなかでは金利上昇が信用収縮につながり、株売り、債券売りになる可能性が高く、ここは無理をしないに越したことはないだろう。28,500円から上は売り上がりで良いと思う。

逆に空売りが積み上がれば一気に29,500円あたりまで上昇という可能性もあるが、決算発表が出揃ってくるまではそこまで買い上がり難いだろうし、空売りもし難いのではないかと思う。

詳しくは無料メルマガをご覧ください。

https://youtu.be/i8NA-7KlFK8

清水 洋介(しみず ようすけ)

証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

本日の「朝一番!」動画

 → https://youtu.be/H2lPvo1wQ5I

朝のライブ配信 -今日の相場見通し-(8:35開始です、この時間以外でも見られます。)

 → https://youtu.be/p1viGyTZ3j8>

昼のライブ配信 -お昼の相場見通し-(12:20開始です、この時間以外でも見られます。)

 → https://youtu.be/Lj7FTA59400

夕方のライブ配信 -明日の相場見通し-(原則として16:00開始です、この時間以外でも見られます。)

 → https://youtu.be/gpMhdCJDqnk

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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ジープの人気コンパクトSUV「コンパス」が4×4搭載&リーズナブル価格で限定販売

2021年10月14日 17:30 ZUU online

■ジープの人気コンパクトSUVのコンパスに高効率な4×4を採用したうえで車両価格を抑えた特別仕様車「コンパス・ロンジチュード4×4」を設定。販売台数は240台限定

 FCAジャパンは2021年10月5日、ジープのコンパクトSUVの「コンパス(Compass)」に特別仕様車「コンパス・ロンジチュード4×4(Compass LONGITUDE 4×4)」をラインアップし、10月16日より販売すると発表した。車両価格は419万円の設定で、販売台数は240台の限定だ。



 今回発売するコンパス・ロンジチュード4×4は、タウンユースをメインとする4×2(FF)モデルのコンパス・ロンジチュードをベースに、高効率な4×4システムやオフロード機能を採用することで、アーバンシーンからオフロード走行まで幅広い用途に応える高い走破性を確保。また、車両価格を通常グレードの4×4モデルであるコンパス・リミテッド(LIMITED)の449万円よりも安く、かつ通常グレードのロンジチュード比で20万円アップに抑えた419万円に設定し、買い得感をより高めている。





 パワーユニットには2359cc直列4気筒マルチエア16Vエンジン(175ps/229Nm)+電子制御式9速ATを搭載。ここに電子制御式パワートランスファーにより4×2と4×4をシームレスに切り替えるJeepアクティブドライブや、路面状況に合わせて「SAND/MUD」「SNOW」「AUTO」の3つの走行モードから任意に選択可能なセレクテレインシステム、急な下り坂でも一定の低速で安定して走行できるヒルディセントコントロールといったファンクションを組み込んで、強靭な走破性を具現化した。







 装備面も充実しており、外装にはLEDヘッドライト(リフレクター式/ロー・ハイビーム)やオートハイビームヘッドライト、LEDフロントフォグランプ、ブラックペイントルーフ、ブラックルーフレール、グロスブラックドアミラー、17インチアルミホイール+225/60R17 3シーズンタイヤなどを標準装備。ボディカラーはブライトホワイトC/C(限定100台)、ブリリアントブラッククリスタルP/C(同90台)、グレイマグネシオメタリック(同50台)の3タイプを設定した。





 内装にはプレミアムファブリックシートや最新のオーディオナビゲーションシステム(Uconnect)10.1インチタッチパネルモニター、フルカラー10.25インチマルチビューディスプレイ、オートブレーキホールドなどを標準で採用。安全運転支援機構として、アダプティブクルーズコントロール(STOP&GO機能付)やアクティブレーンマネジメント、衝突被害軽減ブレーキ(歩行者、サイクリスト検知機能付)、ParkSense縦列/並列パークアシスト・アンパークアシスト、インテリジェントスピードアシストなども組み込んでいる。





 

Writer:大貫直次郎

(提供:CAR and DRIVER)

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コロナ禍を機にストックモデルへ転換 デマンド起点で「世界中の無駄を10%削減する」――株式会社シノプス

2021年10月14日 17:00 ZUU online

次代を担う成長企業の経営者は、ピンチとチャンスが混在する大変化時代のどこにビジネスチャンスを見出し、どのように立ち向かってきたのか。本特集ではZUU online総編集長・冨田和成が、成長企業経営者と対談を行い、同じ経営者としての視点から企業の経営スタンス、魅力や成長要因に迫る特別対談をお届けする。

今回のゲストは、株式会社シノプス代表取締役の南谷洋志氏。「世界中の無駄を10%削減する」をビジョンに掲げ、食品流通業のデマンド・チェーン・マネジメントの実現を目指している。同氏に創業のきっかけ、事業の変遷、コロナ禍の転換、思い描いている未来構想などを聞いた。(取材・執筆・構成=菅野陽平)

■物流施設の非効率をなくすため、自社パッケージを開発




冨田:2018年12月の上場なのですね。我々(株式会社ZUU)も2018年の上場です。もちろん社歴では御社が大先輩になりますが、「上場同期」と言えるかもしれません。今日はどうぞ宜しくお願いします。早速ですが、現在の事業展開のきっかけや変遷について教えてもらえますか?

南谷:ずっとサラリーマンをしていたのですが、懇意にさせていただいていた取引先の経営者から、「独立する気があるなら、1年分の注文書を出してあげるよ」と言われたことが起業のきっかけです。

当初は、いわゆるファブレスで電子機器の組立工場のようなことをやっていました。1台30万円くらいする画像処理装置のハードウェアを約4年かけて3,000台くらい作りました。しかし、5年目くらいから発注元の会社が傾き始めました。焦って他の事業を探していたところ、目についたのが「物流の合理化ビジネス」でした。

大学の卒論では「在庫管理とそのシミュレーション」をテーマにしていた経験もあり、物流施設の発注の様子を見ていると、非効率な部分が多いことに気がついたのです。当初は、何か良い他社のパッケージ商品がないかと探しましたが、良いものがありませんでした。「それなら自分で作ろう」ということで、物流センターの効率化を図るパッケージ商品の開発、販売を始めました。

さらに大きな転換点が、「小売業の店舗の自動発注」への参入です。当時の小売業は「1つ売れたら1つ発注する」というようなシンプルな発注方法を取っていました。「需要を予測して、売れそうな事前に商品を並べておく」という当たり前だと思えることが行われていなかったのです。

そこで2004年、需要予測型在庫最適化システムパッケージをリリースしました。それまで業界になかったサービスだったので、色々な先輩から「失敗するからやめろ」と言われましたね(笑)。ただ私としては、そこまで他の事業で利益が出ていたわけではなかったですし、退路を断って取り組んでみようと思っていました。いま振り返ると背水の陣でしたね。

冨田:上場時の「成長可能性に関する説明資料」も改めて拝見しましたが、当時からだいぶビジネスモデルが変化しているように感じます。もうすぐ上場して丸3年が経ちますが、この3年間でどういった事業の変化や広がりがあったのでしょうか?

南谷:ありきたりなことですが、上場した後は会社の信用力が上がったと感じています。メインターゲットである小売業さんと秘密保持契約を結ぶときも、すぐに判子を押して返してもらえるようになりました。

大きな変化のきっかけは新型コロナウイルスです。コロナ禍によって、一時は新規案件がすべてストップしました。昨年の春から半年くらいは新規案件がゼロでしたね。どうせ売上が落ち込むのならば、「これを機にビジネスモデルを転換しよう」と改革を進めてきました。

これまでパッケージビジネス中心だったのですが、コロナ禍を機に、クラウドに切り替えて、ストック比率を上げることを目指しました。それまでストック収入の比率は40%くらいでしたが、一気に60%くらいまで引き上げたいと思っています。半年から1年くらいをかけて新しいサービスを作りまして、今期半ばから成果が出つつあります。

株主の皆さまにも、「飛躍のためのしゃがみ込み(一時的な業績停滞)をします」とご説明しました。不安になった株主さまもいらっしゃったと思いますが、良い状態になりつつあると思っています。お約束した飛躍を果たす手応えを感じています。

■コロナ禍を契機にストックモデルへ転換



冨田:「2021年12月期 第2四半期 決算説明資料」を拝見すると、2021年12月期の売上計画の約12億円に対して、5億1,700万円までクラウド事業(ストック収入)が積み上がる想定なのですね。上場時の「成長可能性に関する説明資料」では、あまり押し出されていなかったクラウドがここまで伸びているのは大きな変化だと思います。

クラウドのアカウント数を見ても、右肩上がりで増えていますね。せっかくなので画面共有しましょうか。(編集部注:以下の画像を見ながら議論が続く)



南谷:トップラインが伸びているのは、白い部分の無償アカウントが一定寄与しています。既存顧客に向けて「無料で良いので使ってください」と配ったためです。まずは無償でたくさんの企業に使ってもらうことで、当社内に多くのノウハウが貯まりました。ただ、無償アカウントの配布はもう一巡しておりまして、今後は縮小していく予定です。実際に2021年3月から21年6月にかけて、無償アカウントは1,466から1,029へ減少しています。

今後は、有償アカウントの増加に力を入れていきます。2021年3月から21年6月にかけて、有償アカウントが351から897と2倍以上になったことは非常にポジティブなことだと考えています。

1アカウントごとの金額を上げる努力もしていますので、単価上昇のめども立ちつつあります。

冨田:有償アカウント数が伸びていき、平均単価も上がっていくとなると、単純に考えても来期以降は大きな業績インパクトがありそうですね。

南谷:おっしゃるとおりですね。「導入支援」と呼んでいるコンサル料も一定額は期待できますし、何よりもストック収入額とストック収入比率が上がっていくことは、株主様や投資家の皆さまにとって望ましい展開ではないかと思います。

冨田:無償アカウント数もまだ1,000以上ありますし、無償アカウントを使っている既存顧客が段々と有償アカウントに変移する展開も想定できますね。お話を伺っていて、より分かりやすいビジネスモデルになるのだなと思いました。(編集部注:画像を見ながらの議論はここまで)

■デマンド起点で「世界中の無駄を10%削減する」

冨田:そうなると、戦うゲームが変わってくるのだと思います。ストックがあれば、プロモーションや機能開発にも、より資金を回せるようになるはずです。クラウドへの転換も大きな判断だったと思いますが、南谷社長が経営判断で重視しているのはどのようなことでしょうか?

南谷:私はオーナーかつ創業者ですから、短期的な視点はあまり持っていません。「最大多数の最大幸福」と言いますか、中長期的に一番企業価値が高まる判断をしていきたいと思っています。これまでもロイヤルユーザーに支えられて、無理難題を言われながら、それでも何とか事業を進めてきました。今回のコロナ禍のように、瞬間的なしゃがみ込み(一時的な業績停滞)はこれからもあると思いますが、成功するまでやめないつもりで取り組んでいます。

ソフトウェアは「投資対効果が見えづらい」と言われています。そこで当社は、クライアント様に導入していただくときはKPIを定義し、お互いで共有して、投資対効果をできる限り見える化しています。導入していただく際に「現状はこうだけど、こうなったらいいね」といったことを握っておくのです。

ソフトウェアは1度ロジックがうまくいくと、その後は比較的スムーズに物事が進みます。これまで、たくさんクライアント様に怒られてきましたが(笑)、おかげさまで今は、それなりに精度が良いサービスが展開できていると思っています。

冨田:最後に、思い描いている未来構想について教えてください。

南谷:当社は「世界中の無駄を10%削減する」ということをビジョンに掲げています。物流や保存技術も劇的に進化していますが、そこにかかるコストもエネルギーも時間も膨大なものになっており、間違った判断をしてしまうと、無駄も巨大なものになってしまいます。

このビジョンを実現するためには、サプライチェーンマネジメントの逆を取って、デマンド起点でやるしかないと思っています。日本人は味に厳しく、賞味期限や消費期限といった日本特有の制度もあります。また、「もったいない」という精神は多くの日本人に染み付いているものだと思います。

だからこそ、口にするもの(食品)の無駄の削減は、社会的価値も高い大きなテーマだと考えています。これからも、愚直にこのビジョンの達成に向けて、走り続けたいと思います。そのなかでクライアント様が当社サービスの効果を実感してもらえればと思います。

冨田:御社はここからさらに大きく成長されていくイメージがとてもわきました。本日はありがとうございました。

南谷洋志(みなみたに・ひろし)
株式会社シノプス代表取締役

大阪府出身。関西大学の卒業論文に在庫管理学を修める。大学卒業後、現ダイトロン株式会社へ入社し、営業職に従事。1987年10月にシノプスを起業(旧社名リンク)。96年より物流最適化に取り組み、98年には卸売業向けソリューションの提供を開始。2005年に行った専業メーカーへの決断以降、需要予測型自動発注システム「sinops」事業のシェアを小売業中心に全国で広げる。18年東証マザーズ上場。

冨田 和成(とみた・かずまさ)
株式会社ZUU代表取締役

神奈川県出身。一橋大学経済学部卒業。大学在学中にIT分野で起業。2006年 野村證券株式会社に入社。国内外の上場企業オーナーや上場予備軍から中小企業オーナーとともに、上場後のエクイティストーリー戦略から上場準備・事業承継案件を多数手掛ける。2013年4月 株式会社ZUUを設立、代表取締役に就任。複数のテクノロジー企業アワードにおいて上位入賞を果たし、会社設立から5年後の2018年6月に東京証券取引所マザーズへ上場。現在は、プレファイナンスの相談や、上場経営者のエクイティストーリーの構築、個人・法人のファイナンス戦略の助言も多数行う。

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