【配信終了日: 10月15日(火)】動画はこちら
10月7日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜3時55分〜放送)では、駒場東大前で出会ったゆりえさんのおうちにお邪魔しました。
ゆりえさんは、東京大学大学院でスポーツ神経科学を専攻している27歳。この日は、テコンドーを練習した帰りだそう。スタッフからの「ってことは、ドクター(博士課程)ですか?」との問いに「そうです」と答えるゆりえさん。
東京生まれで全寮制のICU高校に入学。卒業後は東京大学にストレートで進学しましたが、卒業するまで時間がかかってしまったといいます。超エリートで高学歴なゆりえさんは、小さい頃から勉強することが好きでした。
お部屋の中は少々荒れ気味。ゆりえさんにとって家は「寝に帰る場所」で、片付けをする時間があったら勉強や趣味に充てたいとのこと。
壁には「ミス総理大臣」という気になる言葉が書かれたタスキがかけられていました。2年前、「こんな日本にしたい」という思案をプレゼンする政策立案コンテストとミスコンが一緒になった「ミス総理大臣コンテスト」に出場したゆりえさん。「いろんな人が仲良くできる世界を作りたい」という"人類鈴木化計画"を打ち出し、見事グランプリを獲得したと話します。中華圏と日本の架け橋になる人を発掘する「ミス・マンダリンコンテスト」にも出場。
「中国語は中学生のときから勉強していた」というゆりえさんは、中国語でペラペラと自己紹介できるレベル。他にも、フランス語やイタリア語、アラビア語や韓国語などなど、数え切れないほどの語学に精通しているようです。大学の授業の一貫というより、趣味が広がって自ら勉強しているとのこと。
さらに、金色に輝くメダルもたくさん発見。これらはテコンドーや躰道など武術の大会でもらったもので、25歳で始めたテコンドーの大会では優勝を果たすなど、その実力に偽りなし。
ゆりえさんは、「17Live」というネット配信も行なっています。配信を見ている人から投げ銭形式でポイントをもらえるというもので、ツンデレぶったキャラになってみたり、テコンドーの練習の様子や、早口言葉・怪談を配信したりしているそう。フォローしてくれた人に挨拶をし、お礼のバク転披露をする想定で実際にやってもらいましたが、残念ながらバク転は失敗。
またお部屋には、数多くの漫画やアニメグッズがあり、コスプレもよくするとのこと。外務省「クールジャパン政策」の一環として、日本のカルチャーを広めるためにイタリアへ派遣された経験も。着ているコスチューム(コスプレ)が名刺代わりになるため、海外の人ともすぐに仲良くなれたようです。
ゆりえさんが大学院で研究しているテーマは「運動観察のオドボール課題における事象関連電位の測定」。簡単に言うと、「運動音痴の人でも"運動の違い"がわかれば運動が得意になるかもしれない」というもの。将来について尋ねると、「来年、研究開発で就職します」とのこと。実は大学院の博士課程ではなく修士課程に在籍していたゆりえさん。インタビュー冒頭では言いづらくて「ドクター?」の問いに「はい」と言ってしまったようです。
東大に通い始めて10年目。ここまで時間がかかってしまった理由は、部活をはじめいろいろなことをやっていたため。留年したことは、ゆりえさんにとって「人生初めての挫折」だったといいます。
しかし、留年したことで外科医のお父さんと医学研究者であるお母さんとの仲が良くなったと話すゆりえさん。なんとお母さんは、ゆりえさんが小学生のときに東大に入学し、研究者の道へ。お母さんは家庭でいつもイライラしており、ゆりえさんは相談することもできず、家族との思い出は「辛い」。
お母さんはゆりえさんと親子としての距離を取っていましたが、さすがに留年したときは「大丈夫か?」と気遣ってくれたようです。このことがきっかけで、ゆりえさんも親の存在を再確認することができました。
ここでやっと「私は心配されていいんだ」「助けてもらわないと生きていけない」と思えるようになったゆりえさん。「勉強だけじゃなくて、もっと好きなことやっていこう」と考えるきっかけにもなったそう。その気持ちが語学の勉強やライブ配信の挑戦にもつながっているようです。
留年が決まってからお母さんと2人で行ったイタリア旅行は、今でも大事な思い出。現地で熱中症になってしまったときにお母さんが介抱してくれたことが、とても嬉しかったと話します。挫折を通して、好きなことにどんどん挑戦し家族の優しさも知ったゆりえさん。これからもそのアグレッシブさを大事にしてくださいね!
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