cat_oa-wwdjapan_issue_5bdd27958e8b oa-wwdjapan_0_5bdd27958e8b_パーソナライズヘアケア「メデュラ」が再スタート 製造販売元の不正発覚を受けてサティス製薬と新たに資本業務提携 5bdd27958e8b 5bdd27958e8b パーソナライズヘアケア「メデュラ」が再スタート 製造販売元の不正発覚を受けてサティス製薬と新たに資本業務提携 oa-wwdjapan

パーソナライズヘアケア「メデュラ」が再スタート 製造販売元の不正発覚を受けてサティス製薬と新たに資本業務提携

2018年11月14日 14:30 WWDジャパン

 パーソナライズヘアケア「メデュラ(MEDULLA)」を展開するスパーティーは11月13日付で、化粧品のOEM製造を行うサティス製薬を引き受け先とする第三者割当増資を実施した。

 「メデュラ」は100以上の組み合わせから一人一人に合わせて成分をブレンドし、2カ月ごとにその人に合ったシャンプー&トリートメントを届ける定期便サービスで、今年の5月にスタートした。しかし11月1日にその製造販売元であったピュアハートキングスが、化粧品製造許可・化粧品製造販売業許可を取得していないにもかかわらず、許可を必要とする製造行為が行われていたことが、東京都薬務課の指摘により判明。現在11月2~30日の期間で「メデュラ」の製品回収、返金を行っている。こうした事態もあり、新たな「メデュラ」のOEM製造先にサティス製薬を選んだもの。サティス製薬は、多くの化粧品のOEM製造を行っており、原料加工から最終製品まで自社内で一貫した生産体制を敷いている。

 スパーティーの深山陽介・社長は、「サティス製薬の山﨑(智士)社長とは以前から面識があり、今回の事態が判明した後に会う機会があった。『メデュラ』に対する思いに共感していただき、リスクを承知の上で“一緒の船に乗る”という覚悟で、すぐの販売再開に向けて新たに製造を快諾してくださった。そのスピード感は圧倒的で、12月には何とか『メデュラ』の販売を再開できそうだ。今回はマイナー出資のため、これまで同様にスパーティーが独立して経営していくことには一切変わらない。一方で、資本提携を行うことでサティス製薬と深い関係を構築することができた。『パーソナライズ』の実現に向けて、処方開発だけでなく製造フローの見直しや安定供給に向けた取り組みなど、受発注の関係だけではない、より深い取り組みを一緒に行っていくことができると考えている」とコメントした。

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cat_oa-wwdjapan_issue_5bdd27958e8b oa-wwdjapan_0_5e1edcb74210_マスク姿だからこそアイメイクを楽しもう! 人気3ブランドのメイクアップアーティストがアドバイス 5e1edcb74210 5e1edcb74210 マスク姿だからこそアイメイクを楽しもう! 人気3ブランドのメイクアップアーティストがアドバイス oa-wwdjapan

マスク姿だからこそアイメイクを楽しもう! 人気3ブランドのメイクアップアーティストがアドバイス

2020年6月4日 20:00 WWDジャパン

 新型コロナウイルス感染対策のため厚生労働省が発表した“新しい生活様式”では、マスク着用が求められています。日常的にマスクをすることで唇が隠れてしまうため、SNSではリップメイクの楽しみが半減したという声も……。そこで、ぜひ力を入れたいのがアイメイクです。6月4日号の「WWDビューティ」では実際に売れ行きが伸びているというアイメイクについて取り上げていますが、企画内で紹介している「NARS」「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」「アディクション(ADDICTION)」のメイクアップアーティストからもコメントを入手。マスク姿のアイメイクについて、ポイントを教えてもらいました。

鮮やかなカラーやグリッター入りを気分やファッションに合わせて 伊藤貞文「NARS」グローバルアーティストリーディレクター

 こうする!と型にはめてしまうとストレスになり兼ねないので決め事はしませんが、アイシャドウやアイライナーなどは、色鮮やかだったり、キラキラしたグリッターの入っているアイテムが気分を高揚させてくれるのではないでしょうか。朝の気分や、その日着たい洋服に合わせて、アイシャドウなら指でラフにちょっとだけ色をまぶたに加えてみてはどうでしょう。なるべく自然光の入るところでメイクアップをすることをお勧めします。リップは、色付きリップバームの「アフターグローリップバーム」で。シアーな色付きなのでマスクをしてもしなくても邪魔にならないですね。

今こそアイメイクの復活をポジティブに楽しむ時期! 梁 裕和 「シュウ ウエムラ」アトリエ アーティスト

 マスクの装着を基本の姿とする新生活様式ではアイメイクの需要が益々加速していますが、今こそアイメイクの復活をポジティブに楽しむ時期だと思います。特にマスク着用時のメイクでは、“カラー”と“テクスチャー”をうまく活用し、失われやすい血色や透明感をアイメイクで補填すると良いです。今回、アイシャドウがリノベーションしますが、アジア人の肌に映えるビルダブル&ブレンダブルな100色のテーラーメイドカラーと、 光をトッピングするような感覚で使用できる3Dプリズマティック(新テクスチャー)を含めた6つのテクスチャーがそろうので、きっと今までにない新しいアイメイク体験を楽しんでいただけると思います。

カラーアイライナーを活用しアイメイクアップを楽しんで 國京寛一「アディクション」メイクアップアーティスト

 マスク着用が“基本の姿”となることにより、アイメイクアップに注目されるのは間違いないと僕も思います。そこで、簡単に挑戦できるカラーメイクアップの提案として、「ザ カラーシック アイライナー」をおすすめします。繊細なラインが引きやすいだけではなく、指でぼかせばまるでアイシャドウのように広げることもできます。ライン使いをする時は、下まぶたにアイシャドウなどのパウダーをつけておくことで、崩れ防止にも。

 また、これから発売になる「ザ カラー リキッド アイライナー」は、フェルトタイプで狙い通りのラインが描きやすい点がポイントです。全10色あるので、その日の気分で好きな色をチョイスして、さらにアイメイクアップを楽しんでいただきたいです。

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cat_oa-wwdjapan_issue_5bdd27958e8b oa-wwdjapan_0_c17515c6d031_ファッション業界のスローダウン、人種差別問題の今後は?元「ランドロード」川西遼平が語る 【下】 c17515c6d031 c17515c6d031 ファッション業界のスローダウン、人種差別問題の今後は?元「ランドロード」川西遼平が語る 【下】 oa-wwdjapan

ファッション業界のスローダウン、人種差別問題の今後は?元「ランドロード」川西遼平が語る 【下】

2020年6月4日 18:00 WWDジャパン

 ニューヨーク発のメンズブランド「ランドロード ニューヨーク(LANDLORD NEW YORK)」の川西遼平が5月末でクリエイティブ・ディレクターを退任した。同氏は6月上旬に日本に帰国し、新しいプロジェクトの発表に向けて準備をしている。

 ロンドンとニューヨークでの15年間の海外生活を終えた川西に、コロナショックで変化が必要とされているファッション業界のシステムや、コロナ禍で体験したアジア人差別、そして今全米で抗議運動に発展している人種差別問題についても語ってもらった。今回は、Q&Aの形式でお伝えする。【上】はこちらから。

コレクション発表のスローダウン宣言 “もっと実験的な試みを行うよい機会なのでは”

WWD:川西さんはニューヨーク・メンズ・ファッション・ウイークでショーを発表し続けて来た。この新型コロナウイルスの影響を受けて、アメリカファッション協議会(CFDA)と英国ファッション協議会(BFC)が「ファッション業界のリセット(The Fashion Industry’s Reset)」という共同声明を発表したが、これを見てどう感じたか?

川西遼平(以下、川西):ニューヨーク・ファッション・ウイークは、2020年春夏シーズンからメンズ・ウイークを縮小し、メイン会場の設営もなくなっていた。振り返ってみると、ブランドや主催者側に利益があったかというと正直難しかったように思う。

私自身もコレクションデビューをした当初は、ショーを行うことばかりに力を注ぎ、ビジネスの部分はあまり意識していなかった。しかし、継続して年2回ショーを開催するようになってからは、ショーを行う意義を疑いながらも続けてきた。会場のサポートを受けていても、ブランドの負担はある。卸先の店舗数やブランド認知度はショーを行うごとに増えていったが、その後の消化率を上げるためのアフターケアまでは人員的な問題もあり難しい状態だった。

CFDAとBFCの共同声明を見て、そもそもなぜショーが必要なのか、今までのビジネスモデルのやり方が本当に正しいのかということをあらためて考えさせられた。コレクション制作は、自分のアイデアに基づいたリサーチからデザイン、サンプル作りまでに半年近くかかる。そうして、ショーや展示会を行い、実際にお客さんの手元に届くまでに1年近くかかってしまい、鮮度の落ちたものを提供しているようにも感じる。デザイナーが一から新しくシステムを構築するのは難しいかもしれないが、小さな規模でモノ作りを行なっているデザイナーは、もっと実験的な試みを行うよい機会なのではと思った。

深刻視される人種差別問題 “疑い続けることが重要だと思う”

WWD:川西さんの、コロナ禍のニューヨーク・ハーレムで「スエットが防御服になった」という表現に驚いた。今欧米では新型コロナの影響でアジア人差別が増えているという話を聞く。5月末からは、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスの警官による黒人男性の暴行死事件に対する抗議運動が始まり、人種差別が問題視されている。今後はどのように状況が変わっていくと想像するか。

川西:この新型コロナウイルスでは3月上旬頃から、アジア人への視線は少しつらい印象だった。地下鉄内で咳をしたときの周りの反応は、かなり過敏になっていた。路上を歩いていても、「コロナコロナ」と揶揄されるような体験もした。ニューヨーク社会は従来、人種に関係なくコミュニケーションをとっている街だが、この状況下では人種への差別意識を強く感じることに幻滅した。このような社会的に不安な状況の中でも、人種の違いで他者に攻撃的な行動を起こすということが2020年にあるという現実、過去と何も変わっていないということに目の当たりにしたことは残念だ。

そこから2カ月以上たち(5月下旬)、徐々にではあるが、季節も変わり、再び外に出られるような空気感は街全体にある。今の段階では自分の周辺で、アジア人というくくりでの差別はあまり感じなくなってきた。ただ、今アメリカ国内で大きな問題となっている警官による黒人男性の暴行死事件については、過去のアメリカの歴史を繰り返している状況だ。差別がスマートフォンなどで撮影され、それをSNSで拡散し、デジタルとフィジカルでの抗議運動のデモが行われている。SNSの発展もあり、今後は以前よりも個人間でこのような問題を監視できるような状態になると想像できる。しかしSNSでの個人からの発信にも偏向的な側面もあり、大衆メディアからの発信も同様だ。正義を建前にSNS内外での欧米内の同調圧力も生まれている。“正義”という概念が一番正義じゃない状況を生んでいるようにも感じる。もちろん、連帯は重要なことだが、今起こっていることをきっかけに誰かが使い方を誤れば、危険なツールになり得るということもあらためて認識した。現状には、疑問を持つ。誰かの思想を鵜呑みにせず、疑い続けることが重要になると思う。

黄色人種、黒人に限らず人種や出身国などで個人を判断する価値観が変わらない限り、根本的には変わることがないと思う。

今後、海外へ出て行く人へのアドバイス “強い意志を持ち続けること”

WWD:ロンドンとニューヨークでファッションを学び、ニューヨークではメンズブランド「ランドロード」を成長させ、現地でコロナ危機も体験した。長い海外生活での経験を踏まえて、今後海外で留学や就業を目指す人に何かアドバイスできることはあるか?

川西:個人的な経験をもとにすると、海外生活で僕が学んだことはポジティブなことよりもネガティブなことが多かったと思う。18歳まで日本で過ごし、15年前にロンドンへ留学して最初に感じたことは、社会全体から自分がアジア人、日本人というくくりの中で判断されるということだった。日本にいる間は、日本人ということを特別意識する必要は当然なかったが、多様な人種で社会が形成されているロンドンでは、最初に他人から判断される基準は人種だったように思う。

しかしそこから、日本人、アジア人、黄色人種という自分が持つ身体性やアイデンティティーからコミュニケーションが生まれ、その意味と自己認識を確立した上でモノ作りができるようになった。当たり前のことを別の視点から再認識できる環境が、海外生活の醍醐味なのではないか。その点はニューヨークでも同じ。しかし、同時にそこでは今も起こっているような人種差別の問題が生まれている。

仕事をすることに関しても、わざわざお金を払ってビザ申請を行い、労働する権利を手に入れるとことから始まる。当たり前だが、自分の国で行うより何倍も面倒だ。それでも海外留学や海外で働くことを目指すのであれば、個人の強い意志なしでは難しい。どんなことがあっても自分の意志を貫きたいという強い気持ちを持ち続けることが大切だと思う。いつの間にか15年もの月日が流れ、過去に自分が夢に見て、やりたかったことはなんとかほぼほぼ達成できたように感じる。ただこのコロナ禍で移民排除の政治方針などを含め、僕の海外生活は、意志よりも疑問が勝ってしまった。

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cat_oa-wwdjapan_issue_5bdd27958e8b oa-wwdjapan_0_fe9cd883b1f9_LVMHがティファニー買収についてコメントを発表 「公開市場での買い付けは考えていない」 fe9cd883b1f9 fe9cd883b1f9 LVMHがティファニー買収についてコメントを発表 「公開市場での買い付けは考えていない」 oa-wwdjapan

LVMHがティファニー買収についてコメントを発表 「公開市場での買い付けは考えていない」

2020年6月4日 17:15 WWDジャパン

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が、2019年11月に合意に至ったティファニー(TIFFANY & CO.)の買収について、「公開市場での株式の買い付けは考えていない」とコメントした。ここ数日にわたってティファニー株が下落していることによってLVMHが利益を得るのではという噂を否定した形だ。詳細は明かされなかったが「市場に出回っている噂の件について検討している」と述べた。

 一方で、パリ時間の6月2日夜にLVMHの経営陣が招集され、ティファニーにとって最大の市場であるアメリカの情勢悪化について話し合われた件については事実関係を認めた。

 情報筋によると、新型コロナウイルスによって10万人以上の命が失われただけでなく、5月25日に米ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイド(George Floyd)氏が白人の警察官に首を押さえつけられて死亡した事件による市場への影響を危惧したためとみられている。加えて、買収完了までにティファニーが借入金を返済できる体力があるかどうかについても懸念する声が上がっているという。ティファニーの19年度の売上全体の43%をアメリカ地域(アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、チリ)が占めている。

 ティファニーは6月5日に第1四半期決算を発表するとみられていたが、9日にずれ込むと明かしている。遅延の理由は明らかになっていない。同社の株価は米「WWD」が現地時間2日に報じた際に8.9%下落し、3日の終値は前日から2.4%減の114.24ドル(約1万2000円)となった。





PHOTO : SHUNICHI ODA


YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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cat_oa-wwdjapan_issue_5bdd27958e8b oa-wwdjapan_0_5122b8610c98_三城の20年3月期は国内外ともに減収 エンターテインメント化の眼鏡店改革を継続 5122b8610c98 5122b8610c98 三城の20年3月期は国内外ともに減収 エンターテインメント化の眼鏡店改革を継続 oa-wwdjapan

三城の20年3月期は国内外ともに減収 エンターテインメント化の眼鏡店改革を継続

2020年6月4日 16:55 WWDジャパン

 アイウエア企業の三城ホールディングスの2020年3月期連結決算は、売上高が前期比2.8%減の483億円、営業利益が同225.1%増の4億円。セグメント別では、国内の売上高は同1.8%減の427億円、セグメント利益は同1.8%増の5億円、海外の売上高は同10.9%減の58億円、セグメント損失は3400万円(前年度は3億6500万円の損失)だった。また品目別では、フレームが同2.4%減の132億円(売り上げ構成比率30%)、レンズが同1.8%減の187億円(同42%)、サングラスが同0.3%増の25億円(5%)などとなった。今年1月と2月の売上高は前年比プラスに転じて順調に推移していたが、新型コロナウイルスの影響による新学期に向けた書き入れ時の営業縮小で3月の売り上げを大きく落とした。

 同社が業績向上のために、近年力を入れているのは店舗の改革だ。眼鏡専門店チェーンのパリミキとメガネの三城を運営する三城は不採算店舗の見直し、地域や客層に合わせた店舗改装、店舗の統廃合を今期も継続する計画だ。澤田将広・社長は「以前は店舗の数の力を重視していたが、今後は1店舗の力を強くしていくことが重要だ。主力の郊外店の再生がポイントとなる」と重点戦略に置いている。1950年代のアメリカンダイナー、パリのベルエポック時代、サーカス小屋、ログハウスなど、エンターテインメント性や楽しさを持つ店舗に順次改装を進めている。

 今期の国内新規出店はショッピングセンターなどの居抜き物件等を中心に17店舗を予定しており、45店舗の退店を計画している。この店舗改革により店舗数は年々減少傾向にあり、21年3月期末の店舗数は673店舗となる予定で700店舗を割り込む。

 海外子会社については、収益を出すことが困難になっている中国の店舗の整理を進めているため、赤字額は減少している。また医療とタイアップした事業を行っているベトナム法人やフィリピン法人などは堅調に利益を出しており、海外法人合計の赤字幅は減少している。

 21年3月期の業績予想は、新型コロナウイルスの影響により未定とした。

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cat_oa-wwdjapan_issue_5bdd27958e8b oa-wwdjapan_0_1c8c5fcbbc3b_仕入額「半減」の三陽商会 20-21年秋冬は高付加価値商品に注力、平均単価は5%上昇 1c8c5fcbbc3b 1c8c5fcbbc3b 仕入額「半減」の三陽商会 20-21年秋冬は高付加価値商品に注力、平均単価は5%上昇 oa-wwdjapan

仕入額「半減」の三陽商会 20-21年秋冬は高付加価値商品に注力、平均単価は5%上昇

2020年6月4日 16:45 WWDジャパン

 三陽商会は4日、マスコミ向けに婦人服の2020-21年秋冬展示会を開いた。同社は長年の業績不振から脱するためのコスト構造改革を進めており、その柱の一つが大幅な仕入れの削減。20-21年秋冬は婦人服を扱う全8ブランドで、仕入額(下代ベース)を前年同シーズン比で50%削減する。

 各ブランドがコレクションの幅、奥行きともに大胆に減らす一方で、新型コロナウイルス、暖冬など消費環境の変化の中、購買の決め手となる付加価値の高い商品企画に注力した。機能性アウターや海外生地を使った見栄えのいいジャケットなどをそろえ、商品の平均単価は19-20年秋冬の平均よりも5%ほど高くなった。

 新型コロナの影響により、展示会は従来よりも縮小した規模で実施された。披露されたのは「ポール・スチュアート(PAUL STUART)」「マッキントッシュ ロンドン(MACKINTOSH LONDON)」「エポカ(EPOCA)」の3ブランド。

 「ポール・スチュアート」ではトレンド重視の“コレクションライン”を縮小する一方、強みのエグゼクティブキャリア向けにビジネス服を拡充。20年春夏でも好評の「軽い着心地」「シワになりにくい」「家庭洗濯可能」など機能性を備えたセットアップシリーズ“ビジネストリップ”を、秋冬はフラノ素材にアップデートして継続展開(ジャケット5万8000~6万円、パンツ3万6000円、スカート3万3000円)する。

 重衣料が強みの「マッキントッシュ ロンドン」はブラウスなど軽衣料の割合を全体の65%(19-20年秋冬は47%)まで高め、暖冬や在宅ワーク需要に対応する。コートもライナーダウンを取り外して、それぞれ単体使用も可能な3ウエイの非ウールコート(9万円)や、ストレッチと撥水機能を備えたポケッタブルなもの(5万3000円)などを打ち出す。

 「エポカ」の目玉は、環境負荷低減と着心地の良さを両立したイタリア産ミュージングウールを使ったニットシリーズ。プルオーバー(2万9000~3万6000円)、ボトムス(3万6000~4万3000円)、ドレス(5万9000円)をそろえた。

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cat_oa-wwdjapan_issue_5bdd27958e8b oa-wwdjapan_0_c6cb34cf6c0c_スイムウエアブランド「ガカモレ」が水着の残生地を使用したマスクを販売 c6cb34cf6c0c c6cb34cf6c0c スイムウエアブランド「ガカモレ」が水着の残生地を使用したマスクを販売 oa-wwdjapan

スイムウエアブランド「ガカモレ」が水着の残生地を使用したマスクを販売

2020年6月4日 16:00 WWDジャパン

 スイムウエアブランドの「ガカモレ(GUACAMOLE)」は、水着の残生地を使用したオリジナルマスクを自社オンラインショップとファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」の同ブランドのショップで販売している。“ガカモレ ストレッチ マスク”は速乾性のある4ウエイ(縦横上下)ストレッチ素材を使用しており、繰り返し洗って使用することが可能だ。マスクの中心部は2重ポケットになっているので、ガーゼや抗菌フィルターなどを挿入することができる。

 ロゴがプリントされたタイプは全4色、ロゴのネームがついたものは3色で、価格はいずれも1000円。「ガカモレ」はOEMでマスクの生産も行っており、「アトモス(ATMOS)」などとコラボレーションをしている。

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cat_oa-wwdjapan_issue_5bdd27958e8b oa-wwdjapan_0_331e554cfdfb_帝人フロンティアと村田製作所が異色タッグ、動く力で発電&抗菌する糸を開発 331e554cfdfb 331e554cfdfb 帝人フロンティアと村田製作所が異色タッグ、動く力で発電&抗菌する糸を開発 oa-wwdjapan

帝人フロンティアと村田製作所が異色タッグ、動く力で発電&抗菌する糸を開発

2020年6月4日 15:40 WWDジャパン

 帝人子会社で繊維部門の中核子会社の帝人フロンティアと村田製作所は共同で、圧力で電気を生み出す特殊な素材圧電素材「ピエクレックス(PIECLEX)」を開発するため、同名の新会社を設立した。圧電素材は、人体の動きを電気化する非常にユニークな特徴を持ち、合弁会社の設立で、さまざまな特徴を持った素材の開発を加速する。第一弾として、電気エネルギーを抗菌性能を発揮する繊維を開発した。

 新会社は村田製作所が51%、帝人フロンティアが49%が出資し、拠点も滋賀県にある村田製作所の事業所に置く。社長には村田製作所から玉倉大次氏が就任する。「ピエクレックス」は植物由来のプラスチック原料であるポリ乳酸(PLA)素材で、村田製作所は電子回路の開発で培ってきた高いシミュレーション技術を生かす。第一弾の抗菌繊維は、帝人フロンティアが中心になり、下着やマスク、おむつ、シューズの中敷きなどへの用途展開を進める。後加工ではないため、半永久的に効果が期待でき、肌に近い部分への使用もデキるという。

 帝人フロンティアはスマートウエアの開発で、スポーツ計測のベンチャー企業スポーツセンシングとの合弁会社を設立しており、新素材の開発が加速すればスマートウエア分野の開発も後押しすると見られる。

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cat_oa-wwdjapan_issue_5bdd27958e8b oa-wwdjapan_0_782c26076d42_LVMH傘下の時計「ゼニス」が7月4日に銀座旗艦店を移転オープン 782c26076d42 782c26076d42 LVMH傘下の時計「ゼニス」が7月4日に銀座旗艦店を移転オープン oa-wwdjapan

LVMH傘下の時計「ゼニス」が7月4日に銀座旗艦店を移転オープン

2020年6月4日 14:00 WWDジャパン

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下の1865年創業のスイスの時計ブランド「ゼニス(ZENITH)」は、東京・銀座中央通りの「ゼニス ブティック銀座」を銀座並木通りに移転して7月4日にリニューアルオープンする。新住所は、同じくLVMH傘下の時計「ウブロ」の銀座店があった場所。ブティック奥にはVIPルームを設け、今秋のグランドオープンに合わせて日本限定モデルを先行発売する予定だ。

 総面積約78平方メートルの店内は、“クロノマスター”や“デファイ”をはじめとする最新モデルや限定品を並べる“コレクション・スペース”と、「ゼニス」の歴史や時計作りを紹介する“ストーリー・バー”からなり、「ブランドカラーであるネイビーとグレーで彩り、ブランドロゴにも描かれる“ゼニススター”と星空も表現する」(プレス担当者)という。

■ゼニス ブティック銀座

オープン日:7月4日

時間:月~土曜日 11:30~20:00 / 日曜日 10:30~19:00(当面は毎日11:00~19:00)

定休日:第2水曜日

住所:東京都中央区銀座6-7-16

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cat_oa-wwdjapan_issue_5bdd27958e8b oa-wwdjapan_0_1a6a8283cfef_「ユニクロ原宿店」を隅々までパトロール! カルチャー発信の手法や見どころを解説 1a6a8283cfef 1a6a8283cfef 「ユニクロ原宿店」を隅々までパトロール! カルチャー発信の手法や見どころを解説 oa-wwdjapan

「ユニクロ原宿店」を隅々までパトロール! カルチャー発信の手法や見どころを解説

2020年6月4日 12:30 WWDジャパン

 「ユニクロ(UNIQLO)」は6月5日に、JR原宿駅前の商業施設「ウィズ原宿」内に「ユニクロ原宿店」をオープンする。若者をメインターゲットにする同店では、リアルとバーチャルを融合した体験型の店舗を目指している。開店に先駆けて、見どころを一足早くレポートする。(PHOTOS:KAZUO YOSHIDA





「ウィズ原宿」の1階と地下1階にオープンする「ユニクロ原宿店」。ユニクロとしては珍しく全面ガラス張りの店舗で店内の様子が外からもよく見える



店の顔「UTポップアウト」には3メートル級ビリー像が

 原宿駅前に面した1階、「イケア(IKEA)」隣のスペースには、「この店の顔」である「UTポップアウト」を配した。外側から店内奥の大ディスプレーに映し出された映像や、ティッカー(メッセージが表示される赤い電光掲示板)、メタル調のマネキンやガラス張りの天井などで、ハイテク感やフューチャリスティック感を醸し出している。店のシンボル的存在としてオープン時にそびえるのが、現代美術家の村上隆がこの店のために作り上げた、ポップアイコン、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)の3メートル級の像だ。「ユニクロ」とビリー、村上とのトリプルコラボTシャツを着用した真っ白なビリー像は、肉感的かつイノセントなイメージに仕上がっている。世界に一つ、ここでしか見られない。ファンの聖地的な存在になるのか、注目される。

 原宿は、1998年に「ユニクロ」として首都圏初の都心型店舗を出店した街であり、「UT」も2007年に1号店を出店した場所。「UTストア」は12年に営業を終了したが、「UTポップアウト」は当時を彷彿とさせつつ、さらに進化。Tシャツはガラスケースに入り、ミュージアムのような雰囲気も。Tシャツだけでなく、新たにライフスタイルグッズの取り扱いを開始。ステーショナリーや豆皿、バンダナ、ステッカーなどを販売する。来店記念として手軽に買えるグッズがあるのは、若者層には特にうれしい施策だ。

地下1階にはカスタマイズブースや「スポティファイ」コラボも

 「UTポップアウト」から中階段でもつながる地下1階には、ユニクロのカジュアルウエア、スポーツウエア、デニムなどと共に、いつでも、どこでも、誰でも、自分だけのTシャツが作れるサービス「UT me!」などのサービスも充実。カジュアルウエアのコーナーは、原宿を意識したストリートムードいっぱいのコーディネート。オーバーサイズのTシャツやブルゾンなどで全身をコーディネートする。

 カルチャー訴求に欠かせない音楽施策も用意。ここでしかできない体験として、音楽配信サービスの「スポティファイ(Spotify)」と協業し、スペシャルブースを展開。CHAIやCHELMICOといったアーティストの特別選曲のプレイリストをその場で聞いたり、ダウンロードしたりできる。アーティストは定期的に変わっていく予定。

240台のモニターが並ぶ「スタイルヒント原宿」は進化途上?

 「UTポップアウト」に並ぶ目玉売り場として、地下1階のエスカレーターを降りた正面の独立スペースには、着こなしアプリ「スタイルヒント(StyleHint)」と連動した売り場「スタイルヒント原宿」を展開する。「未来の服のライブラリー」をコンセプトにした同売り場では、壁面に240台のモニターがズラリ。モニターでは、消費者がアプリに投稿したルックが次々と切り替わる。その中から、好きな商品のビジュアルをタッチすると、色違いやサイズ展開、在庫、そして、「ユニクロ原宿店」のどこにその商品があるのか、マップが表示される。QRコードを読み取ると、店内マップが自分のスマートフォンに表示されてより便利に使える。

 内覧会時には、「スタイルオーディション」というスタイリングコンテスト企画を行っていたためか、ルック内の商品と、その商品に合わせた別のルックとコーディネート写真は見られるが、別アイテムを探すことはできず。ちょっと拍子抜けしてしまうかも。

サステナビリティコーナーも設置、学生と協業しリサイクルも

 サステナビリティについても積極的に伝える施策をしている。地下1階階段下のメインのコーナーでは、大型の古着回収ボックスの周辺に、東レと組んで再生ペットボトルから作り上げたドライEXのポロシャツや、再生する際にできたペレットや再生糸なども陳列。さらに、ユニクロの人道支援やコミュニティ支援などの取り組みも紹介している。

原宿店の新商材は生花や観葉植物、充実の書籍もチェック

 地下1階の吹抜け部分では、「ユニクロ パーク横浜ベイサイド店」からスタートした生花のワゴン発売もある。原宿では新たに多肉植物やミニサボテン、コーヒーの樹など、小型観葉植物も取り扱う。一束390円、3束990円とユニクロ価格。鉢植えは390円と990円を予定している。

 店内の随所で、書籍を販売・展示している点も新しい。新書や中古がミックスされ、ファッションのバイブルといわれる「チープシック」や、「アンアン(an・an)」「オリーブ(olive)」「ポパイ(POPEYE)」「ブルータス(BRUTUS)」などの雑誌、葛飾北斎やアナ・スイ(ANNA SUI)など「UT」関連のアートブックなど、ファッション、カルチャー、アートの要素を色濃く反映している。


松下久美:ファッション週刊紙「WWDジャパン」のデスク、シニアエディター、「日本繊維新聞」の小売り・流通記者として、20年以上にわたり、ファッション企業の経営や戦略などを取材・執筆。著書に「ユニクロ進化論」(ビジネス社)


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