マークは奇数号車に配置
JR東海は2018年3月7日(水)、東海道新幹線の新型車両「N700S」のシンボルマークが決定したと発表しました。
東海道新幹線の新型車両「N700S」のシンボルマーク(画像:JR東海)。
N700Sの「S」は、JR東海によると700系シリーズのなかで最高の新幹線車両を意味する「Supreme(最高の)」を意味しているといいます。
シンボルマークは、この「Supreme」の高級感、上質感を白地に金色の配色で表現。「S」の字は、先頭車の形状を彷彿とさせる優雅で伸びやかな曲線と、「Supreme」の一体感を感じさせる勢いのある曲線とされています。また、「S」を中心に文字をバランス良く配置することで、鉄道としての安心感、安定感を表現しています。
このマークは、奇数号車に2か所(両側)ずつ、1編成(16両)あたり計16か所に配置されます。
N700Sはグリーン車と普通車の全座席に電源コンセントを用意。ブレーキ性能や省エネ性の向上、機器の小型軽量化、「デュアルスプリームウイング形」の先頭形状採用による騒音の低減などを実現するほか、編成を路線に応じて柔軟に組むことが可能で、国内外さまざまな場所で使える「標準車両」であることが特徴です。
編成記号は「J」編成とされます。2018年3月20日(火)から東海道新幹線内で試験車の試運転を開始し、2020年度に営業運転を開始する予定です。
【画像】シンボルマークの車体配置イメージ
新型車両「N700S」のシンボルマーク配置イメージ。奇数号車2か所ずつ(両側)に配置される(画像:JR東海)。