魂は46歳のまま、16歳の高校時代にタイムスリップした主人公を描く真夜中ドラマ「ハイポジ 〜1986年、二度目の青春。〜」(毎週土曜夜0:00-0:30、BSテレ東/毎週土曜夜0:56-1:26、テレビ大阪)。後に主人公の妻となる16歳の司幸子を、乃木坂46・鈴木絢音が演じる。
本作が連続ドラマ初レギュラー出演となる鈴木は、80年代当時を再現するため“聖子ちゃんカット”で挑む。そんな鈴木に作品や芝居という職業、乃木坂46についてインタビュー。
――演じる幸子はどんな女のコですか?
幸子は昭和の“THEカワイイ女のコ”なんです。思っていることと口に出ることが裏腹で、ちょっとそれが表情で読み取れちゃうような感じ。そういう女のコって現代でも男性が好きな女のコという形としてあるんじゃないかなと思ったんです。だから、舞台は1980年代なんですけど、現代もかわいいと思われるようなキャラクターでありたいなと思って演じました。今でいうと、ツンデレなイメージかなと思います。
――鈴木さん自身はツンデレ?
ツンデレではない…と思います。どちらかというと本心を見せないタイプかもしれない。自分を見せないことが多い気がしますね。あえてそうしてるっていうことではなくて、気付いたらそうなっちゃったっていう感じなんですけど(笑)。
――舞台は1986年。生まれてもいない80年代のイメージは?
アイドルさんのスペックがすごく高いなという印象があります。歌もうまいですし、おきれいですし。あとは、音楽もシンプルだけど面白いなと感じています。
――鈴木さんの“聖子ちゃんカット”も似合っています!
ありがとうございます。聖子ちゃんカットは憧れていたのでうれしいです。家族からの評判も良くて「この時代、こういうコいたよ」って言われたから、リアルなんだ〜と思ってビックリしました。
――乃木坂メンバーからの評判は?
まだちゃんと披露できていないので、放送が始まったらかな?(笑)。でもメンバーに出演作を見られるのって恥ずかしいですよね。感想を言われても反応に困っちゃって。家族には見てほしいんですけど、感想はあまり言わないで欲しいかも(笑)。自分でも恥ずかしくて見たくないんですが…今後のためにしっかりと勉強として見ます!
――本作は主人公がタイムスリップして二度目の青春を謳歌しますが、鈴木さん自身がタイムスリップするなら?
過去に戻るとしたら、乃木坂46に加入したとき。実は、夏だからとか何も考えずに、オーディションを受ける直前に髪の毛をバッサリと切ってしまって…。加入してしばらくは、イメージ固定のために同じ髪の長さでいたので、長いまま受けていたらどうなっていたのかを確かめたいですね。当時は切ったことをとても後悔していて(笑)。でも、乃木坂46に入ってからは、人生でやり直したいと思ったことは全くないですね。後悔したことももちろんあるけど、それはそれでいいかなって考えています。
――ドラマでは懐かしい80年代の楽曲が使用されています。鈴木さんにとっての青春ソングは?
学生時代は吹奏楽部だったので、吹奏楽の楽曲ばかり聴いていました。今考えるとそれが青春ソングだったのかな。大会を目指して真剣に部活に打ち込んでいたんですけど、中2のときにオーディションを受けたので、吹奏楽は1年ちょっとしかできませんでした。
――学校生活での青春は?
学校帰りに友達とクレープを食べていたのは学生ぽいなって。クレープを食べながら、いつも友達の恋話を聞いていた気がします。恋話って掘り下げたくなりますよね(笑)。ちなみに、私は聞き役が多かったです。
――グループを離れての一人のお仕事、考えることは?
やっぱりたくさんの方に乃木坂46のことを知ってもらえるチャンスだと思うので、グループの一員ということを忘れずに取り組んでいます。今はもう不安はあまりないですけど、私のお芝居の評価が直接乃木坂に関わってくるって考えると、そこはプレッシャーになります。そんな中で、外部の仕事をしているからこそ、帰るホームがある安心感はあります。戻る場所があるっていうのはありがたいです。
――乃木坂46「8th YEAR BIRTHDAY LIVE」も開催されます。
自分で言うのも恥ずかしいのですが、乃木坂は素晴らしい曲がいっぱい! 全ての曲の魅力をしっかり伝えたいですね。それと、ステージ上の自分と、演じている自分のギャップを楽しんでもらえるのはアイドルならではだと思うので、そこも見ていただけたらうれしいです!
――先日は、白石麻衣さんの卒業も発表されました。
純粋に、もっと頑張らなきゃいけないと思っています。私はグループの2期生なので、白石さんや生駒(里奈)さんが活躍されている乃木坂に憧れて入ってきました。その指標がなくなってしまうというか…また一人卒業されてしまうけれど、憧れて入った乃木坂の良さを失わないように、残る私たちがこれからもグループを作っていかなきゃなと思っています。(ザテレビジョン)