AV界のカリスマ・カンパニー松尾監督のテレビ初演出となるドラマ「~元気の出るごはん~タチ喰い!」(夜0:12-1:00、テレビ東京ほか)が、3月18日(月)、25日(月)の2週にわたり各2話ずつ全4話で放送される。
同作品は、主人公・ハジメが、手料理を作ってくれる相手と知り合えるという夢のようなマッチングアプリ“コレゴハ”を使って美女たち(ヒロイン)と出会う。しかも、ヒロインたちがハジメの自宅で作るメニューは、全てが精力のつく“タチ喰い!”絶品グルメだったというストーリー。
松尾監督ならではの世界観で“食”を表現する他、物語の中で精力のつく絶品料理を公開するなど、“エロ”と“グルメ”による禁断のコラボレーションを実現させた。
各回のヒロインとして、グラビアアイドルの森咲智美、橋本梨菜、セクシー女優の三上悠亜、桐谷まつりの4人が出演。松尾監督自らカメラを回し、主人公の主観映像でセクシー美女と織りなす“一人称妄想ドラマ”として、物語を展開していく。
ドラマの情報解禁前、森咲が「松尾監督と一緒に仕事した」とSNSに投稿すると、「森咲智美が転向か?」とネット上は大騒ぎに。AV界のカリスマ監督と“日本一エロい! エロすぎるグラビアアイドル”による組み合わせのインパクトの強さを証明する事態となった。
そんな騒動の渦中にいた松尾監督と森咲を「ザテレビジョン」が直撃。3回にわたって送るインタビューの初回は、“初共演”となる二人の互いの印象についてなどを聞いた。
テレビ東京の“チャレンジ”
――お二人は初対面だったそうですが、第一印象を教えてください。
松尾:グラビアアイドルとしては認識していましたが、(実際にお会いして)きれいな方だし、本当に体が迫力ありますね(笑)。
衣装が胸元の開いたボディコンだったんですけど、僕がそういう衣装が大好きで、買い集めていたりするんですね。撮影のための衣装や下着も自分で買い集めるので。
今回の撮影は元々あった衣装を流用したんですけど(すごく似合っていて)、森咲さんのために買ったのかなっていう感じでしたね。
森咲:私は…本当にごめんなさいなんですけど、(松尾監督のことは)知らなかったんです。(今回の話が決まって)教えていただいて、調べてみるとAVの監督の方っていうのが(笑)。
(知ってからは)本当にテレ東さんはめちゃくちゃチャレンジしたなって思いました。
松尾:チャレンジしたよね。
プロデューサー:めちゃくちゃ社内確認しました。
全員:(笑)。
森咲:そうですよね。でも、新しい試みに呼んでいただいて、すごく光栄だなって思います。撮影前にAVを見て、松尾さんの撮り方などを勉強しました。どういう撮り方をするんだろうって。
松尾:ひどい男だと思ったでしょ? どの作品を見たかは分からないけど。
森咲:いや、すごいですよね。
松尾:僕は3つくらいしか引き出しがないんですよ。でも、作品によっていろいろあって、SとかMとか、そういうのも含めてね。
森咲:私が見たのは結構グイグイ系でしたね。だから、やばいかも…とドキドキしてました。
松尾:(自分に対して)そういう印象を持たれてしまう方もいます。だから、実際にしゃべってみると「普通の方なんですね」って言われたりしますね。カメラを持ってないと平和なんですけど、カメラを持つとちょっとね。
森咲:すごい変わりますよね。それは感じました。でも、本当におっとりと言うか、すごく優しい方なので、誰に対しても穏やかな方だなって。現場も穏やかに進んでいました。
森咲智美のアドリブ力などを絶賛
――松尾監督から見た“女優・森咲智美”はいかがでしたか?
松尾:彼女はちゃんと準備してきてくれたんですよ。僕の拙い台本をお渡ししてあったんですけど、ちゃんと覚えてきてくれている。
僕は自分で台本を書くタイプではないんですけど、今回は書いたんですね。でも、自分で書いたのに自分のせりふは全部忘れているんですよ。申し訳ないんですけど。でも、彼女はきっちりと返してくれるので、ちゃんと準備してきてくれたんだなっていうのが伝わってきました。
森咲:(監督は)カメラで撮りながらせりふを言うので、すごく大変だと思って。
松尾:確かにそうだね。ちょっと言い訳くさいんですけど、今回の撮影スタイルはいつもの僕のスタイルであって、僕がカメラを持って主役の目線となっているんですね。主人公になりきって、しゃべりながら撮影をしているんですよ。
そうなると、最優先するのがフレームの中のことになるんです。だから、台本を自分で書いたのに、(相手役に)せりふを言ってもらっても、返しのせりふはほとんど台本通りには言ってないんですよ。リアクションだけでやっちゃっているので。
でも、それを全部うまく受けて返してくれたので、僕が(森咲に)助けられてます。
森咲:いえいえ。
松尾:それ以外に、(元から)アドリブのシーンもあって、そこでも返しが…いや、逆ですね。僕が攻められている。
彼女のアドリブ力、表現力、語彙力というか。それもエッチなシーンなんですけど、台本に書いていないプラスαのことを彼女はやってくれるので、こちらはそれに対するリアクションで精いっぱいでしたね。
彼女の方から進んで全部やってくれて、それも台本をちゃんと読んで「こういうふうなんだろうな」って解釈してやってくれたので、本当に助かりました。
森咲:私もノリノリでやっちゃいましたね。
松尾:たぶん、彼女はサービス精神が旺盛だと思うんですよ。そこをうまく乗ってやってくれたので、僕としては楽でした。「監督、ここはどうすればいいですか?」と聞かれるのが一番困るんですけど、彼女はそういうことを一切言わないんですね。ちゃんとキャラクターになりきって、どんどんかぶせてきてくれるので、心強いですね。
森咲:私もすごく松尾さんが言ってくださる言葉が伝わりやすくて返しやすかったので、キャッチボールがうまくできました。
松尾:そうですね、うまくいきましたね(笑)。
森咲:相性が良いんだなって思いました。
松尾:もしかしたら…年代は全然違うけど、地元が同じ愛知県だから、それも良かったのかもしれないですね。全然関係ないかもしれないですけど。
全員:(笑)。
【タチ喰い!対談(2)に続く】(ザテレビジョン)