田中圭主演の映画「mellow」(1月17日公開)でヒロインを務めている岡崎紗絵が、放送中のドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」(フジテレビ系)で、小児科医を目指す2年目の研修医・夏樹奈海(なつき・なみ)を演じている。
ドラマでは松下奈緒演じる腫瘍内科医の恩田心(おんだ・こころ)に、木村佳乃演じる消化器外科医の梶山薫(かじやま・かおる)が計画的に接触したことが明らかになり、“がん”という国民病に立ち向かう医師たちの物語だけでなく、医師個人として抱える悩みも描かれている。
明るく、やる気に満ちた夏樹だが、空回りしてしまう一面も。そんな夏樹を「すごく一生懸命」と話す岡崎に、新ドラマの役どころに対する思いを聞いた。
奈海と共に私自身も成長できるように
――夏樹奈海はどんな女性ですか?
ひたむきな姿勢を持っているので、私自身、学ぶところが多い役どころです。奈海と共に私自身も成長できるように精一杯演じられればと思っています。
――研修医役はドラマ「ブラックペアン」(2018年TBS系)以来、2度目となりますが、医師を演じる際は少し心持ちが違いますか?
どんな科でも人の命を救うということはとても重みのあることだと思うので、お医者さまを演じる時は気持ち的にドシっとしていようと思っています。
――準備はどんなことを?
今回の舞台となる腫瘍内科については資料をいただきました。また、研修医は最終的にどの科に行くかを決める段階でいろいろな科に研修に行くので、そのつど、監修の先生にいろいろと教わっています。
――清原翔さん演じる同じ研修医の結城涼(ゆうき・りょう)と一緒にいるシーンが多いですが、二人のコントラストが面白いなと思いました。
結城は口数が少ないので陰と陽のような関係性だなと思いますが、奈海は空回りして上手くいかないということが多いんです。でも、腫瘍内科はとても明るくて先生たちの距離が近いので、そこで働けることは奈海にとってプラスになっていると思います。
現場にいらっしゃるだけで華やぐ
――撮影現場には松下奈緒さんや木村佳乃さんなど、すてきな先輩がたくさんいらっしゃいますが、見習いたいと感じる部分は?
いっぱいあります! 松下さんはとても気さくで、こちらを緊張させないような話しかけ方をしてくださるんです。腫瘍内科の雰囲気が柔らかいのは、松下さんの醸し出す空気感のおかげだと思います。常に笑顔でいられる現場で、先ほどもなぜか阿久津部長役の木下ほうかさんが松下さんに「お年玉ください」とおっしゃっていたりして(笑)。皆さんの会話を聞いているだけで笑顔になれるのですが、そういう雰囲気をつくり出せるのって、すごくいいなって思います。
――木村さんはいかがですか?
薫先生は消化器外科なので、ご一緒できるシーンが少ないのですが、木村さんはとてもパワフルですごくハキハキされているので、拝見しているだけで楽しくなれる方です。現場にいらっしゃるだけで、現場が華やぐ感じがいいなと思います。
――2020年が始まりましたが、どんな1年にしたいですか?
「アライブ」の舞台あいさつで“行動力を高めたい”と発表したのですが、気になったときに行動しないと「もういいかな〜」となってしまうので、思い立ったときに行動するようにしたいです。
それから、余裕がほしいです! 気持ちも何もかも(笑)。私、常にバタバタしているので、もっとゆとりを持った行動がしたいんです。小さいころから宿題とかも追い込まれないとしなかったので(苦笑)、2020年はもうちょっと計画的にゆとりを持って行動できるようになりたいです。
1月23日(木)放送の第3話に、謎の男・隆一(三浦翔平)が登場
心(松下)の元に夫・匠の容態が急変したと関東医科大学附属中央病院から連絡が入る。一緒にいた薫(木村)と共に病室に駆け付け、担当医・須藤(田辺誠一)から状況の説明を受ける。一方、「横浜みなと総合病院」では、心が担当する末期がん患者、木内陽子(朝加真由美)今後のケアについて、部内で意見が分かれてしまう。そんな中、薫は、容姿端麗な男性・関河隆一(三浦翔平)とジムで出会う。その後も、偶然再会し、言葉を交わすが…。(ザテレビジョン・取材・文=及川静)