tvk「saku saku」で2001年から2014年の間、パペットの操縦士“黒幕”として長く活躍してきた菊谷宏樹D。今なお神奈川県民から愛され続けている彼が、“大場英治”としてMCを務める音楽情報バラエティー番組「関内デビル」が、4月で放送開始2年目を迎える。
【写真を見る】現在はコーヒーを入れている大場英治だが、心の中では…??
そこで、この1年間を振り返ってもらいつつ、今後の展望や自身のマイブームなどについても語ってもらった。
――1年が経ちましたが、現在の心境はいかがでしょうか?
元々、この店(大場英治とDISH//が働いている店に、常連客の加村真美が来店。そこでトークが繰り広げられるという番組内容)を始めるにあたって、アーティストさんはもちろん、それ以外の色んなジャンルの方をお客さんとして迎え入れるっていうことが大前提にして、そういうトーク番組をやろうっていうことで始まったので、本当にこの1年、色んな方が来てくれましたね。
アーティストはもちろん、サラリーマン的な方もたくさんいらっしゃってくれて、番組でそういう方たちと話しをするのは、すごく面白かったですね。
[PAGE]大場英治の目指すのは、バラエティー界のマラドーナ!?
――1年間で、何か印象的な出来事ってありましたか?
番組的に、台本とかないですよ。お客さんに、アンケートは書いていただいているんですけど。実際にゲストの人たちに来てもらって、「どういう話が、どう盛り上がるのか?」っていうのは分からないんですけど、そういう台本なしでのトークっていうのを徹底してやれたっていうのが、印象に残ってますね。
俺はずっと「sakusaku」はアドリブでやってたんでいいんですけど、加村さんとかDISH//のメンバーにとっては、ここまで野放しになる番組ってなかなかなかったと思うんですよ。
それで、彼らが前に出たり、「行っていいのか?」「行っちゃダメなのか?」みたいに迷ってたりとか、そういう事を見るのが面白かったですね。
――見てるだけではなく、もちろんフォローも?
もちろん! 俺が目指してるものは、サッカー選手でいうとマラドーナとか、プラティニとか、ジダンとか、ものすごいパスを出しつつ、結局「最終的には美味しいところを持っていきたい!」みたいな。
だから、とにかく彼らにはこの1年間、キラーパスを出しまくりましたけど、たまにスルーされたりもするわけですよ。でも、それはサッカーチーム同士でもあるじゃないですか?
――プロの試合でも、息が合わない時もありますからね。
そうなんです。分かってても、ゴールを決められないっていうこともあって、それもアドリブトークの面白い部分だと思うんですよ。
「必ずこういう事があったら、必ずこういう事が起きる」っていうのが分からないのが面白いので。それはそれで失敗もたくさんあったんですけど、やっぱり面白いですね。
――失敗も含めて楽しい1年だったと。
はい!
[PAGE]楽しくやって「sakusaku」超え!
――これから2年目に突入しますが、新たにやりたい事はありますか?
全くの新番組なので、この1年は自分も含めて手探りな部分が多々あったので、2年目はアドリブのない中でもっとシュールなところに突き進んでいきたいですね。トーク番組なんですけど、より変わったトーク番組になれると、すごくいいんですけど。
ただ、そういうのも俺が「こういう事をやりたいんで」って言っても、他の人もいる番組なので急には無理だと思うんです。ただ、もっと“アドリブのトーク”っていうものを突き詰めていきたいなっていうのはありますね。
――2年目は、その理想に向かって少しずつ進んでいく感じですか?
で、3年目、4年目と進化できるといいんですけどね。
――前にやられていた「sakusaku」はとても長く続きましたが、「関内デビル」も長くやって浸透させていきたいですか?
そうですね! とはいえ、「sakusaku」の時も最初は、「まさか、そんなに長くやるものとは!?」って。俺も含めてスタッフも、多分視聴者の人たちも「続くわけないだろう」っていう。俺だけで13年ですからね。13年って、なかなかすごいですよね。
――楽しみながらやった結果、長く続けばという感じですね。
自然に、そうなると思うので。
[PAGE]最近ハマっているのは、お茶の入れ方!!
――なるほど! では最後に、最近の大場さんの流行をお聞きしてもいいですか? 以前は「川の流れが合流する所が好き」ということでしたが。
合流は、相変わらずたまらないですね! あと、「関内デビル」で東北6県を順番にロケで回っていこうっていう企画があって、この間は第2弾があったんです。そこでお茶を入れる急須が売ってたんですよ。最近、「お茶を如何に上手く入れるか!?」にこだわってて。
温度で味が全然違うんです。それがすごく楽しくて。ずっとコーヒーばっかり飲んでたんですけど、最近はお茶とコーヒーが半々くらいですかね。お茶って、直接沸騰した100℃のお湯を入れちゃうと、苦みが出ちゃうんですよね。
だから気持ち冷やして、温度は計ってないですけど多分80℃くらいで入れると、ものすごく甘くなるんですよ。それが、すごく楽しくてね。その急須で日々お茶を入れて、ニヤニヤしていますね。
――究極のお茶の入れ方を探求しているんですね。
面白いですよね。まあ、千利休とかじゃないので、極める必要は全くないと思うんですけどね(笑)。
――現在、お店ではコーヒーを出していますが、いずれは…?
いずれ、急須でね。いいですよね、本当に!(ザテレビジョン)