横浜流星が主演する映画「愛唄 -約束のナクヒト-」(1月25日公開)の公開に先駆け、1月16日に都内で同作品の“親子試写会”が行われた。
映画「愛唄 -約束のナクヒト-」は、大ヒットした映画「キセキ -あの日のソビト-」(2017年)に続くGReeeeN映画プロジェクト第2弾。人を本気で好きになったことがないまま⼤人になってしまったトオル(横浜)は、ある日突然、自分の人生のタイムリミットを告げられる。本作は、そんなトオルと元バンドマンの旧友・龍也(飯島)、そしてトオルと運命で結ばれた少⼥・凪(清原)の物語だ。
川村監督「リハーサルでこれだけ泣いたのは初めてかも」
本作では、トオルの母・美智子役で財前直見、凪の母・佐和役で富田靖子が出演し、トオル、凪とそれぞれかけがえのない“親子の絆”を演じている。青春映画ながら親子の愛も深く描いた本作の親子試写会には横浜・飯島に加え財前、富田も出席。小学生から父親世代まで幅広い世代の親子を前にトークイベントを行った。
余命が残り少ないことを隠したままのトオルが母と食卓を囲むシーンについて、川村泰祐監督は「監督になって20年になりますが、リハーサルでこれだけ泣いたのは初めてかもしれない。財前さんの言葉で涙が出てきて」と告白。財前が「親として一緒に悩みを共有したいじゃないですか。それが、一番大事なことを、このバカ息子が…」と役を思い出したかように絶句すると、すかさず横浜が「息子の気持ちとして心配をかけたくないっていうが一番にあるんですけど、でも親からしたら隠しごとをしてる時点で心配ですし、言ってくれないとってことですよ…」と“母”を思いやった。
横浜流星「親に感謝を伝えるきっかけになってほしい」
舞台挨拶後半では、各キャストが幼少期の写真とともに自身の家族の思い出を披露。まず横浜が写真を出すと、会場では「えー?かわいいー」と大歓声。横浜は、「よく、まつ毛を上げてるのかって聞かれるんですけど、この時からもう上がってますね。こんなかわいいツラをしていますが、すごくやんちゃでしたね」とエピソードを披露した。
一方、飯島は父親のバイクに乗った写真を披露し、「進路でモメる時期とかもあったけど成人を超えた今では間違ってなかったんだなと思えるし、今でもたまにお仕事で実家に帰るとちょっとですけどビールを持っていったりしてます」と親孝行な一面を見せた。
イベントの最後には、横浜が「たくさんのメッセージが詰まっている作品で、時間の大切さと、今、生きていることの素晴らしさだったりが伝わると思いますし、僕はこの作品をきっかけに親を大事にしようと思えるようになったので、僕くらいの年の子どもたちには家族と観て、感謝の気持ちを伝えるきっかけになってほしい」とメッセージを送り、大きな拍手に包まれていた。「愛唄 —約束ナクヒト—」は1月25日(金)より全国公開。(ザテレビジョン)