竹財輝之助 撮影/齋藤周造
「今回、廣木隆一監督に声をかけてもらって。廣木さんは、僕に芝居の楽しさも厳しさも教えてくれた人。“廣木監督なら何でもやります!”とふたつ返事したあとに内容を聞き“やべぇ、イケオジじゃねーか……”と、ズーンとなりました(笑)」
「僕、実年齢よりも若く見られちゃうので。顔のシワを出すために、体重を落としました。コロナ太りしてたときと比べたら、8kgくらい絞りました。ウエストも8cmくらい違うので、衣装さんは大慌てでしたね(笑)」
20歳下の女性は 恋愛対象になる?
「あんなにやさしくないですからねぇ、僕。うーん。知らないうちに守りに入ってるところは共感できるかな? 自分の年齢を考えて行動を抑えてしまうところ。あとは、料理好きなところかな? 妻が子どものゴハンを作ってくれるので、僕は妻と自分の分を作ったりしています」
「そこも違うかも。僕はたぶん話が合わなそうだから無理かなぁ。僕、外見は若い皮をかぶってますけど、内面はけっこうおじさんなので(笑)。でも、どうなんだろうなぁ? 好きになれば、きっと関係ないんでしょうね」
「お互いが歩み寄ることが大事なんじゃないのかな。だから今回の作品でも、20歳差がどんどん詰まっていく。寛容な心があれば、楽しいんじゃないですかね?」
40代、求められる 役者でありたい
「うーん。“舞台で死にたい”ぐらいの気持ちはずっと変わってないですね。ただ、ある程度はできなくちゃいけないと思っているので、若い役者さんに対して劣ったところは見せられない。そんなプレッシャーは感じていますね。若いときは、それこそ台本を覚えずに現場に行ってみたり(笑)、いろいろ試しましたけど。もはや“すみませ~ん”で許される年ではないので」
「やっぱり、求められる役者じゃないと、この世界続けていけないので。若いときに一緒に仕事した助監督が、監督になって呼んでくれることもあって。1度、仕事をした人に、もう1回呼ばれる役者でありたいと思いますし、それがいちばんうれしい。そういう人からかかった声であれば、通行人でもやるので。そんなふうに成長していきたいなと思っています」
料理の腕前は?
「最近作ったのは、和定食。ほうれん草のおひたし、きんぴら、サバ味噌、ナスの揚げびたし、お味噌汁、ごはん。時間がなくてできないけど、本当は前日から昆布をつけておいて、昆布水からやりたいぐらい」
「いやいや。材料から買いに行くので、お金のかかる料理が多いです(笑)。殻ごと食べられるソフトシェルクラブって知ってます? お取り寄せしないと手に入らないと思いきや、売ってる店を見つけたので、プーパッポンカリーを作りました!」
『年の差婚』
毎週火曜 深夜0時59分~(MBS)放送中
※TBSでは1時28分~
スタイリング/大石裕介 メイク/大野彰宏(ENISHI)、高原万希(ENISHI)