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木村拓哉と“冷戦”の母・方子さんは「安定剤と睡眠薬」

2020年5月12日 21:00 週刊女性PRIME

木村拓哉と母・方子さん

「happy Mother's day !!」拓哉

 5月10日、開設したばかりのインスタグラムで「母の日」をお祝いした木村拓哉。添えられた「青いカーネーション」の花言葉は、「永遠の幸福」だ。

当初は“Mather”と綴られていたのはご愛嬌(笑)。当然、工藤静香さんへのお祝いでしょう。代表曲『Blue Rose』になぞらえた、木村さんらしいオシャレな演出ですね。芸能界デビューしたCocomiさんとKoki,さんのためにも、さらに“母親”として頑張らなくてはいけませんね。

 これまでは“キムタク妻”としての露出を控え、母親業を中心に2人の娘を育て上げてきただけに、木村さんも感謝が尽きないことでしょう」(スポーツ紙記者)

 2000年の入籍後、都内一等地にある静香の実家で、いわゆる“マスオさん”生活をスタートさせた木村。娘たちが生まれた後の2007年には、その2軒隣に当時10億円とも言われた大豪邸を建設。木村の理解もあって、静香は実家近くで育児ができたわけだ。

長らく両親が“別居”、そして実家を売却


 一方で、“疎遠”になっていったのが木村と実の両親だ。

「父の秀夫さんと母の方子さんとは、お世辞にも良好な関係とは言えないようです。現在の秀夫さんは都内でカフェを営み、方子さんは都心のマンションを拠点に講演活動で全国を回る日々。方子さんが千葉県内の自宅に寄るのは年に数回、荷物を取りに来るだけの“別居”状態だったのです」(写真誌カメラマン)

 かつて、記者が何度か両親を尋ねた際にも、やはり“木村の実家”には秀夫さんと愛犬のボニータだけが住み、方子さんは会社事務所兼自宅のマンションに帰っていた。

「その“実家”も4、5年前に売り払われました。当時の登記ではキムタクが1/2、両親が1/4ずつ権利を所有していたことから、彼も容認しての売却であったと考えられます。キムタクにはもう帰省する実家がなくなってしまったのです」(前出・写真誌カメラマン)

 また仲がよかった実弟“キムサク”こと、元アメリカンフットボールの選手として社会人リーグで活躍した木村俊作氏とも距離ができているようだ。

「以前は近所に住んでは豪邸にも頻繁に遊びに来ていましたが、アメフト引退後に経営していたアパレルブランドを閉めると、少々離れた場所に移り住んでいます。“カレッジリング”の制作と卸業を営む一方で、2019年春夏物のランウェイショーイベントにモデルとして出演。実際、兄弟の交友は減ったのではないでしょうか」(芸能プロ関係者)

 それぞれが各々の生活を築いていることから“一家離散”状態、ともいえる木村家。かつて、講演会終わりの方子さんに息子夫婦との関係を尋ねたことがある。

「私がこうしなさい、ああしなさいとは言いませんよ。彼らもひとつの家族を築いていますから、口は挟みません」

 もしかすると、このときすでに「口を挟める」関係ではなかったのかもしれない。

 そんな方子さん自身が、家族との関係を突然、明かしたのが2015年。とある会員制活動団体のYouTubeサイトに出演し、代表者との対談で過去を振り返ったのだ。

夫の、子どもの、奴隷だった母親


《お友達から、すごい言葉なんですけども“あなた奴隷?”って言われちゃったんです。後になって、“そうか、すべていい妻、いい母をやっていて、私は自分がないんだ”って気づきました》

 この1年前、“自身の活動を木村ら家族がどう思っているか”という記者の取材に対し、

「本人たちに聞いてみないとわからないですけども、心の中ではやはり、母親像というものがあるのかなと思います。なので、“静かに家にいてほしい”というのが、本来だと思います」

 と、同様に胸の内をこぼしていた方子さん。ひとりの女性として自活する中で、何か変化があったのかもしれない。

 というのいも、もともと彼女の講演会は「いただきます」「ごちそうさま」、食材に対する感謝の意を述べるといった“食育”が中心だったのだが、この時期から“スピリチュアル”な雰囲気をまとい、また交友関係にもその“色”が見えはじめていた。

 それまで「ごめんなさいね、せっかくいらしたのに」と、直撃取材にも気遣う柔らかな対応をしてくれていた方子さんだったが、一切を避けるようになったのもこのころからだ。

薬に頼る生活が16年続いた


 先のネット対談では、衝撃の告白が続く。木村らの育児中に抱えていた苦悩を吐露したのだ。

《普通の生活も安定剤がないとできなくなる。夜は睡眠薬を飲まなければ眠れなくなる、というのが16年間続いたんです。でも、家族はそれを知らないと思います。私が言わないから。言えないで、自分でなんとかしようと……》

 普段は明るく振る舞い、木村のファンが次第に彼女のファンになっていくような魅力を持つ方子さんだが、そんな薬に頼らざるを得なかった壮絶な母親時代があったのだ。

「父の秀夫さんは昔気質の厳格なお父さんで、木村さんもよく殴られて育ったそうです。そんな男系家族では、母親の異変に気づけなかったのかもしれません。いま、方子さんは初めて“自由”となり、家族という形に縛られずに人生を楽しんでいるのではないでしょうか」(前出・芸能プロ関係者)

 今年の母の日、木村から方子さんへの感謝の言葉は伝えられたのか。電話をかけてみるも、残念ながら応答はなく留守番電話に切り替わってしまった。

「キムタクは、自分が育った家族を“反面教師”にしているのかもしれません。もしかしたら当時、彼なりに方子さんの変調に気付いていて、静香の意思意見を尊重するのも妻に寄り添うという姿勢の現れだと思います。

 今年で結婚20周年を迎えます。彼には静香がいて、CocomiとKoki,と守りたい家族がいます。最近、“家族がらみの露出が多い”との声も見受けられますが、“永遠の幸福”をアピールすることで、家族が、自分が、幸せであることを噛み締めているのではないでしょうか」(前出・芸能プロ関係者)

 心から母の日をお祝いできる日が来ることを願いたい。 

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『もののけ姫』米良美一、ブレイク後の困惑と大病を語る

2022年8月12日 19:00 週刊女性PRIME

カウンター・テナー歌手の米良美一

「今日は9月に控えたコンサートのため、共演者で作曲家の加藤昌則さんとリハーサルをしていたところ。当日は『もののけ姫』をはじめとした歌に、加藤さんとのトークもあって、すごく楽しみです」

 日本を代表するカウンター・テナー歌手の一人として、国内外で活躍を続ける米良美一さん(51)。3年前には自身の合唱団を立ち上げ、昨年は地元・宮崎県西都市民会館の館長に就任。現在は宮崎放送のラジオ番組にレギュラー出演し、毎週元気な声を届けている。

「生きるのがだいぶ楽になった」


 米良さんが映画『もののけ姫』の主題歌を歌い、一躍ブレイクを果たしたのは25年前のこと。

「ありがたいことに、未だにどこへ行っても『もののけ姫』をと言われます。でもありがたいと本当に思えるようになったのは、つい最近になってから。自分で自分に課したこだわりを脱ぎ捨てるのにずいぶん時間を要したし、自分自身と向き合う作業が必要で、いろいろな方の力も借りました。

 お陰で今は大変な世の中ですけど、僕自身は生きるのがだいぶ楽になった気がします」

 映画公開時、米良さんは26歳。声楽家としてデビューし、クラシック音楽の世界でキャリアを築き始めていた頃だ。運命の依頼は突然で、自身も思いがけないものだったと当時を振り返る。

「お話をいただいたのはちょうどヨーロッパに留学した時でした。“宮崎のアニメの歌を歌わないか”という依頼があると言われ、宮崎県のアニメなんだ、僕も宮崎出身だから親孝行にもなるし、恩返しできるなと考えていたんです。でもいざ蓋を開けてみたら、世界の宮崎駿監督だった(笑)」

 起用の発端は宮崎監督の閃きで、ラジオで米良の歌声を偶然耳にし、新作映画の主題歌にとオファー。米良さんは東京のスタジオジブリを訪れ、宮崎監督、鈴木敏夫プロデューサーと対面した。

「初めてスタジオに伺った時はまだ3、4分のイメージ映像しかできていない状態でした。でもその映像を観たら、美しい山々にイノシシや鹿が駆け巡っていて、これは僕の故郷・宮崎の光景だと思った。

 僕も幼い頃から自然の恵みをいただき、その感謝と鎮魂の儀式の中で育ってきた。まさに僕が生まれ落ちた土地の原風景がそこに描かれていて、何か大きなご縁を感じました」

 映画のヒットで米良さんは時の人に。地声と裏声の狭間を行き交うその声は神秘的で懐深く、宮崎監督が書いた詩の世界観と相まって、物語の風景を鮮やかにそこに描き出す。その声域はオペラ界でも希なカウンター・テナーで、“天使の歌声”とも評された。そして、テレビや雑誌とメディアから出演依頼が次々舞い込むように。露出は日ごと増え続け、同時にその謎の出自に耳目が集まっていく。

「芸能界で突如持ち上げられ、クローズアップされていきました。でも僕には隠していることがいろいろあったから、言えないこともたくさんあって」

難病であることを隠しながら


 出身は宮崎県西都市。山々に囲まれたのどかな土地に、およそ2万人にひとりといわれる先天性骨形成不全症を持って生まれた。骨が折れやすく、成長しにくい原因不明の難病で、15歳までに30回近く骨折を繰り返している。

 地元の小学校に入学を拒まれ、6歳から親元を離れ、高校卒業まで養護学校で寄宿生活を送る。経済的な余裕はなく、治療費を稼ぐために、父、母ともに肉体労働に従事し、身を粉にして米良さんを支えた。


 歌は子どもの頃から得意で、歌が常に支えになった。しかし特別な教育を受けたことはない。声楽家を志したのは養護学校在学中で、音楽の担当教師に教えを請い、音楽大学に見事トップ入学をする。

 これら宮崎時代の想い出は米良さんにとって決して楽しい出来事ではなく、封印しておきたい昔の記憶。芸能人にとって暗い過去は必要ないと、取材で聞かれてもひた隠しにしていた。

「人間って時には触れられたくないことに蓋をしたり、なかったことにして生きていくじゃないですか。生い立ちを聞かれるたび何とかはぐらかしてきたけれど、ある雑誌に“身長150センチ足らず、この男性か女性かわからない歌手はいったい何者?”という書かれ方をして、世間はそういう注目の仕方をするものなんだと知りました。

『もののけ姫』に対しても、“このオカマみたいな声は合わない”と書かれたことがあって傷ついたり。今思えばすごく悲観的に捉えていたし、悲しみと怒りがあの頃の僕自身に最も近い感情でした」

 キャリアは順調で、日本ゴールドディスク大賞のベスト・クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞。世界最高峰のオペラ歌手との共演も叶え、ヨーロッパでも高い評価を得た。だが世間の関心が高まるにつれ、息苦しさは増していく。やがて“天使の歌声”にも陰りが訪れる。長いスランプの始まりだった。

「声が出なくなって、歌のお仕事に限らず、バラエティにも活動の幅を広げていきました。キレイごとで言うと、いろいろなことにチャレンジしたいから。

 でも本当はそんなことじゃないですよ。芸能人にとっては、忘れられないということが大事。生きていくために仕事を選んでいる場合ではない。どんなことでもして食いつないでいきました」

自分を解放できたのは美輪明宏の歌のおかげ


 スランプ脱出の大きなきっかけになったのが、美輪明宏さんの歌う『ヨイトマケの歌』との出会い。家族のため工事現場で働く母を偲んで書かれた歌で、まさに自身の半生そのものだと感じた。米良さんはその曲を裏声でなく、あえて地声で歌った。勇気を振り絞り、生まれたままの声を披露し、そこで一つ殻を脱ぎ捨てた。


「ありのままの自分でいようとしたら、すごく穏やかな気持ちになれた。ようやく自分を客観的に見ることができるようになって、それまで隠してきた過去についても語れるようになりました。『ヨイトマケの歌』で再出発を切ることができた。僕の人生の第一章があのとき終わり、今は第二章を歩んでいるところです」

 激動の第一章を乗り越え、穏やかに始まったはずの第二章。しかし試練はまだまだ容赦なく続く。'14年末、くも膜下出血で倒れ、長い闘病生活を余儀なくされる。

「ステージ4でした。コブが3つできていて、本当に命が危なかった。もともとうちはくも膜下の家系で、40歳を過ぎたら脳ドックを受けるようにと言われていたけれど、元気な時って聞かないんですよね(笑)。

 予兆もまったくありませんでした。倒れたのは九州での仕事を終え、自宅に帰った日の夜のこと。でも帰りの記憶がすでになくて。翌日はオフで、たまたまマネージャーが発見してくれたから何とか助かったけれど、もう少し遅かったら……」

 緊急手術で一命をとりとめるも、予後が芳しくなく1か月後に水頭症を発症。意識の混濁が続き、2度目の手術を受ける。復帰は約9か月後で、車椅子に乗ってステージに登場した。

「なるだけ痛々しく見えないように、演出で看護師の格好をしたスタッフに車椅子を押してもらいました。でもバレバレでしたけど(笑)」

 再起でファンを喜ばせたのも束の間、再手術時に脳動脈瘤を止めていたクリップが外れ、ほどなく3度目の手術を行っている。

 2年前には前十字靭帯断裂という大けがを負った。難病ゆえ骨にボルトが打てず、装具で固定してしのいでいる。日常生活にも支障をきたし、杖を手放せたのもつい最近になってからだという。

「ただお布団を準備していただけでバキッとなって。僕の場合、不慮の事故でも何でもなく、気を付けようがない。何より先天性骨形成不全症は中高年になって骨折が多発するケースもあるから、いつまでこの状態で歌っていられるか僕自身もわからないんです」

『もののけ姫』のキャッチコピーに支配されてるみたい(笑)


 どんな過酷な状況も苦労もさらりと笑顔で語る。その声はどこまでも朗らかで、とてつもない精神力を思わせる。

「だって小さい頃からリハビリの連続で、努力しなければいけないことが多すぎたから。昨日まで元気でも、何かのきっかけで日常生活が一変してしまう、そんなことの繰り返し。けれどどんな状況になっても歌を辞めようと思ったことはなかったし、生き続けることを諦めようとは考えなかった。

 思えば『もののけ姫』のキャッチコピーも“生きろ。”なんですよね。あの言葉に支配されているみたいで、何だかちょっと怖いくらい(笑)」


 歌は自身にとって生きる糧であり、そして数え切れない人々の心を捉え続けてきた。

「この声はもともとお借りしているもの。天与の才だと思っています。だから粗末に扱ってはいけないし、きちんとまっとうしないといけない」

 心身の充足が第一と、朝は6時までに起き、食事に気を配り、規則正しい生活を送る。家では愛犬と戯れ、リラックスを心がける。だがいくら日々を整えようと、避けられないこともある。

 昨今のコロナ禍の影響を受け、米良もコンサートや講演会がいくつも中止に追い込まれた。しかし、もう受け入れるしかない。難病も含め、一緒に生きていく道を模索するしかないと、あくまでも前を見据える。

「生きていれば誰しも一寸先は闇。ネガティブな意味ではなく、人生って思いもかけないことが次から次へと起こるもの。それを身をもって体験してきたし、どんな時もとにかく今出来る努力をしていくしかないということをそこで学んできた。

 このコロナ禍も、僕にとっては気をつけるべきことが一つ余分に増えただけ。どしっと腰を据え、すべきことを粛々としていきたい」

 『もののけ姫』から25年。大ブレイク、そして長いスランプを味わった今、この曲とどう向き合っているのだろう。

「今すごく気持ちがのって歌えるようになりました。ようやく本当の意味が理解でき、歌がフィットするようになってきた。

 レコーディングの時、宮崎監督から主人公のアシタカの気持ちになって歌ってくださいと言われたけれど、当時の僕は少女のサンの気持ちの方が強かった。今頃になって監督に言われたことがわかった気がします」

 アシタカは一族の長となるべく育てられた物語の主人公で、サンと出会い、共生の道を模索する。サンは山犬に育てられた少女で、森を破壊する人間の存在を憎み戦う。

「僕自身ずっと悲しみと怒りの中にしかいなかったけれど、やっとそこから抜けられた。ようやく怒り狂う当時者ではない気持ちになれた。サンを思うアシタカの気持ちを別の角度から見ることができるようになった。

 長い道のりでしたけど、やっとスタートラインに立てた気がして、これから大事に歌い継いでいきたい。ある意味本当に今、『もののけ姫』を歌い始めています」

米良美一コンサート情報:8/25(木)13:45出演 立川ステージガーデン(ゲスト出演)、9/14(水)14:00開演 四日市市文化会館。

PROFILE●米良美一(めら・よしかず)●1971年生まれ。1994年洗足学園音楽大学を首席で卒業。同年10月、バッハ・コレギウム・ジャパン定期公演の教会カンタータでデビュー。1997年映画『もののけ姫』の主題歌を歌い、不動の人気を得る。以降、カウンターテナー歌手として世界的活躍を続ける。

(取材・文/小野寺悦子)

 



 

 

 

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「樹海」で“亡骸探し”を続けた男性が見た異様な光景「葬り去られた殺人事件」

2022年8月12日 11:00 週刊女性PRIME

木にしっかりと結ばれたロープの下には、かつていたであろう人の名残が…

 一時は“スーサイド・フォレスト(自殺の森)”として外国人観光客にも人気スポットであった富士の青木ヶ原樹海。20年以上、ここを取材の場とするルポライター・村田らむが見た、その現在の姿は。そして“ここ何年かで一番ヤバい”あるものとは。

自殺者の亡骸を探しに行く趣味を持つKさん


 ある日、ファミリーレストランで食事をしていた僕の携帯に、LINEの通知が届いた。食事の手を止めてアプリを開くと、そこにはご遺体の写真が何枚か……食欲が一気になくなる。


 そんな写真の送り主は、樹海で知り合ったKさんに決まっている。Kさんは一流企業で働きながら、土日には“青木ヶ原樹海に自殺者の亡骸を探しに行く”趣味を持つ、稀有な人なのだ。

 彼が今までに見つけた亡骸の数は100体を超えている。僕も取材でたまに一緒に樹海に行かせてもらっているが、そうそう見つかるものではない。3~4回行って1回見つけるくらいがせいぜいだ。“亡骸を見つける”という目的のために、土日や休日をすべて注ぎ込むKさんの熱意はスゴイとしかいいようがない。

 そんな彼がご遺体を見つけたときのテンションは当然高い。先日は、かなり腐乱している状態の写真が送られてきた。顔はドス黒く眼球は飛び出して、眉毛や髪の毛には降り積もった雪のようにハエの卵が産みつけられている。口の中には無数のウジ虫がうごめいており、凄まじい状態だ。

 KさんのLINEは続く。

彼はすごい皮肉のきいたパーカを着ているんですよね

 と、ご遺体が着る上着のロゴの写真を送ってきた。『FUTURE』と書かれていた。もう未来のない亡骸が“未来”と書かれた服を着る。そのことがKさんにはとても皮肉に映ったようだ。

 そんな不謹慎なKさんであるから、どんな状態のご遺体を見つけても大体淡々としている。なのに、今回は様子が違った。とても焦っているようなのだ。画像のすぐ後に送られてきたメッセージにはこうあった。

《さっき見つけたんだけど、ちょっと怖いから、もう現場を離れますね》

Kさんが恐怖した若いご遺体


 Kさんはご遺体を見つけたあと、しばらくその場に滞在したり、共に食事をとったりする人だ。“へぇ、怖いなんて。珍しいこともあるものだな”と感じた。

 食事を終えた後、あらためて送られてきた写真を見てみることにした。

 そのご遺体はたしかにひと目でわかるほど異様だった。

 亡くなっているのは、まだ若い男性だ。

 20代……ひょっとしたら10代かもしれない。短い黒髪に、やんちゃそうな顔つきをしている。つまり、まだ顔立ちがはっきりとわかるほど、腐っていない状態だ。

 それがなんとも不自然な形で、木に首を吊っている。

 倒れた木と首をタオルで結び、ブラリとぶら下がっている。男性の上半身は裸だった。

 夏場でも裸で青木ヶ原樹海に行く人はいない。ましてや春先の出来事だったので、そのころはたとえ自殺志願者でも厚着をして臨むほどの冷え込みがある。だが、画像を見る限り、彼のまわりに上着らしきものはない。下はジーンズ姿で靴は片方が脱げ落ちていたが、もう片方も見当たらない。足が宙に浮いているのに踏み台がない。どうやって首を吊ったのか。

 画像を拡大してみてわかったのだが、首のタオルの上には、自転車の荷台用のゴムロープが巻かれていた。枝に自分の首をタオルでしばりつけ、その上にゴムロープまで巻くのは至難の業だろう。そもそも、タオルは喉にかかっていなかった。つまり、それで窒息するわけもなかった。

 そして、身体にいくつもの赤い筋状の痣。はじめは切り傷かと思ったが、きつく縄でしばった痕のようでもある。両手は赤黒く変色していたが、これはうっ血したためのようだった。

 長々と書いてきたが、どう見ても彼は殺されていた。他殺死体だ。

 “殺してしまった若者の死体を自殺遺体に見せかけるため、樹海に持ち込んで、首吊りしたかのように偽装した

 こう仮説したら、不自然な点は1つもなくなる。

「これ……って殺されてるのかな。しかも結構雑に」

 平和なファミレス店内でひとり呟いてしまった。

 Kさんは1人で樹海を散策し、旧遊歩道沿いでご遺体を見つけた。

 だが、それがどう見ても他殺死体だったので、“ひょっとしたらまだ殺害犯がすぐ近くにいるかも”と考えて、現場を離れたのだろう。

あらためて写真で見ると死後1か月ほどだった


 程なく落ち着きを取り戻したであろうKさんから再びLINEが来る。

焦って帰りましたが、あらためて写真で見ると、さほど新しい死体でもなさそうです。過去に出会ったものと比較すると、おそらく死後1か月くらいかな。夏場だったら2か月で骨になるけど、冬場はあまり変化しない。地面から足が浮いていたから、虫に食べられず済んだのかもしれませんね

 Kさんの見解もやはり他殺死体だ。再度、現場に戻って警察に通報しようと決めた。

 数週間後、Kさんと僕は樹海に入った。

 そのご遺体があった場所は、富岳風穴と精進湖の中間点だった。観光ルートでもなく、自殺場所としてもあまり選ばれないエリアだった。

 以前、この一帯をKさんと歩いたことがあるが、やたらと骸骨が見つかった。自殺場所としてはマイナーであるため、自殺者が発見されることなく、そのまま骨になってしまうケースが多いのだ。


 1日で4体の骸骨を見つけたこともあった。木にロープが吊るされていて、その下にバラバラと骨が転がっている。もう怖いという感じもせず、ただただ物悲しい雰囲気が漂っていた。頭蓋骨だけが見当たらないこともあった。

「頭蓋骨は丸いのでコロコロと転がってしまうんです。かなり離れた場所で発見されることも多いですよ」

 と、Kさんは口早に解説してくれた。

書籍『完全自殺マニュアル』で紹介された場所に自殺者多数


 ちなみに自殺者が最も多く見つかった場所は、ミリオンセラーにもなった書籍『完全自殺マニュアル』に“ここで死んだら見つからない”と紹介されていた場所だ。

「その場所では1日に何体も見つけることも。当時は2ちゃんねるで募った“死体探し仲間”と来ていましたが、その一帯はあまりにもたくさん見つかるので“死体の団地”と呼んでいました」(Kさん、以下同)


 自殺者を探すために樹海に入る人は、実はたくさんいる。絶対に死体を見つけてほしくない人は、樹海で自殺しないほうがいい。

 話を戻そう。つまり今回は樹海の中ではマイナーな自殺スポットで発見されたケースだ。本来は見つかりづらい場所だが、偶然すぐ近くに道があったのだ。

「旧登山道か旧生活道路ですね。目立つ道路じゃないけど、たどって歩く人がいたら見つけてしまいますね」

 ただしKさんが見つけた直後にどかっと雪が降り、樹海には入れない状態になっていたという。

警察が事件化しない理由


「もしアレを警察が見つけたら、さすがに他殺として報道されていると思うんです。まだ報道がされていないっていうことは、まだそのままあるんじゃないかなぁ」

 Kさんと僕は、まだ少し雪が残る道を歩きながら、その問題の場所に進んだ。

「この先です。あ……、もうなくなっていますね。あそこにあったんですよ……」

 Kさんは指をさす。ご遺体があったという場所は、たしかに旧道から見上げる場所にあり、道沿いに来たら、絶対にわかる。雪が解けて樹海に来た誰かが見つけて通報したのだろう。Kさんはとても残念そうだった。

おそらく……なのですが、

 誰かが“彼”を連れてきたんです。

 生きた状態か、死んだ状態かはわからないけど、どのみち樹海の奥までは連れていけなかったんでしょうね

 樹海は1人でも歩くのが大変な場所だ。

 例えば抵抗する男性を連れて歩くことも難しいし、死体を背負って歩くとしてもしんどい。だから、旧道沿いに歩いてきて、森に入ってすぐの場所で吊るした……。だから雪が解けて、死体は発見され、警察に通報された。

 ただ、そうなると1つ疑問が残る。

 警察があの死体を見つけたとして、なぜ事件化していないのだろうか?

「たぶん警察は“自殺”として処理したんでしょう。もしあれが他殺となったら報道せざるをえないですし。そうなると、青木ヶ原樹海は今後、“他殺スポット”としても注目されかねない。

 だったら、自殺として穏便に処理しておこうっていう話なんじゃないかな。一応は首吊りの形になっていたわけだし……」

 Kさんから写真が送られてきたとき、正直、

「なんてずさんな犯行だろう。これでは逮捕してくださいと言わんばかりだ」

 と思った。だが、それは違った。そこが“青木ヶ原樹海”であったことで、誰かが逃げ切れてしまったのだ。その誰かは現在も、日本のどこかで普通に暮らしているのだろう。

 そうやって葬り去られた殺人事件は、世の中には山ほどあるはずだ。“自殺の9割は他殺である”─とある元監察医の言葉を思い出す。

 今日もどこかで……と思うと、少し背筋が寒くなった。

教えてらむさん!樹海にまつわるQ&A


Q「一般の人でも行ける場所ですか?」


「樹海は辺境の地と思われがちですが、実は東京から車で2時間程度。公共機関なら河口湖駅からバスを利用して、富岳風穴または鳴沢氷穴のバス停を目指して。周辺含め観光スポットですが、観光客に見えないような服装で行くと自殺対策の監視員さんに呼び止められますのでご注意を!」

Q「樹海ではコンパスがきかないの?」


「それは都市伝説で、ちゃんと使えます。僕は迷いそうになった経験があるので、米軍仕様のコンパスを2つ持っていきます。おすすめは地図をダウンロードできる、もしくは地図が内蔵されたGPSを使えるアプリ。そういうマップアプリを入れた携帯を持っていくと便利ですよ!」


取材・文・写真/村田らむ

ルポライター、イラストレーター、漫画家。愛知県名古屋市出身。貧困やホームレス、新宗教など社会的マイノリティーをテーマにしたルポルタージュが多い。近著に『人怖 人の狂気に潜む本当の恐怖』(竹書房)など。

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気をつけたい“女のマウンティング発言”

2022年8月12日 08:00 週刊女性PRIME

※画像はイメージです

「男同士は本来無関心なものだが、女は生まれつき敵同士である」

女同士のマウンティング


 ドイツの哲学者ショーペン・ハウエルの言葉だ。しかし、当然ながら男も敵同士になるが、女性はより顕著なのだろうか。“女性による女性への”マウンティングを研究した論文が注目を集めている。

「私自身、なんとなく相手の発言にイラッとしたり、“これって褒めてくれているのかな?”と首をかしげるような、モヤッとした出来事がありました。例えば“今日もしっかりメイクしてるね”という言葉などです。

 褒められていると思う部分ももちろんありますが、もしかしてメイクが濃い・派手といったネガティブなことを言いたいのかなと勘ぐってしまう部分も……」

 そう話すのは、論文を執筆したお茶の水女子大学大学院で学ぶ森裕子さん。

「周りにこの話をすると、共感する人もいれば、他意はないと感じる人もいた。私が感じたこのモヤモヤに対して『マウンティング』という言葉があるのを見つけ、研究を始めました」(森さん、以下同)

 マウンティング。相手よりも立場が上であることを示す行為や振る舞い。森さんは、書籍やドラマなどからマウンティングに該当するエピソードを収集。

 具体的には、女性同士の争いが大きなテーマだったドラマ『ファースト・クラス』『大奥』(共にフジテレビ系)、多数の女性が1人の男性を奪い合う恋愛リアリティーショー『バチェラー・ジャパン』(Amazonプライムビデオ)など。その例を紹介する。文末の( )内は森さんが論文で定義した“概念”名だ。


(1)飲み会でいつもとは違う服装をしている女性に→「今日は気合入ってますね〜」(貞淑さの誇示)

(2)産後すぐ仕事復帰した女性に→「子どもが3歳まではそばにいたほうがいい」(同)

(3)独身の友人に→「○○さん独身だから、イケメンを紹介するよ〜」(既婚の安定)

(4)誘いを断る際に→「夫が家にいてほしいって言うんだよね」(夫・彼氏の存在)

(5)恋愛の悩みを相談する女性に→「子どもを育ててると毎日が忙しくて、ちっちゃなことで悩んでるヒマはないかな〜」(子どもの存在)

(6)年下女性に→「あなたたち、キャーキャーしてられるのも今のうちよ」(年の功)

(7)主婦に→「主婦なんて中卒でもなれる」(学歴)

(8)非正規雇用の女性に→「いいな、頑張りが報われる人は。正社員はいくら頑張っても、お給料が変わらないんですよ」(キャリア)

(9)子どものお迎えを親に頼んだ友人に→「やっぱり実家近いの超得だよね〜」(苦労)

(10)地元に帰省した際に→「こんなオシャレな店ができたんだね」と感心したように言う(居住地)

(11)テレビドラマがおもしろかった話をした友人に→「テレビを見る時間に意味を見いだせない」(趣味・教養)

(12)友人のメイクや服装に対し→「素材はいいのにもったいない!」(ファッションセンス)

(13)友人のメイクや服装に対し→「かわいい系のオシャレをしたほうがモテる」(同)

(14)すっぴんの女性が→「みんなメイク盛ってるね〜!」(美しさ)

(15)アラサー女性に→「30過ぎての婚活はイタい」(若さ)

(16)ママ友などに→「私の旦那のほうが稼ぎがあるし」と誇る(男のセンス)

 “こんなのもマウンティングって言われちゃうの?”と思う人もいるかもしれない。そこにマウンティングの難しさ、そして研究対象をドラマや書籍といったフィクションを中心とした理由がある。

「実際に何人かのグループに話を聞くということも考えましたが、“私はマウンティングだと思う”、“私はそうは思わない”と人によって違いが出ます。“あるある”という空気と“違う!”という空気が生まれ、そこで新たな“傷つき”が生まれてしまうかもしれないと考えました」

 フィクションゆえに、マウンティング度合いはより強調された。

マウンティングは大きく3つに分類


 研究を進めると、女性による女性へのマウンティング発言は、大きく3つのカテゴリーに分類された。

(A)伝統的な女性としての地位・能力を誇示する(前出の例:1、2、3、4、5、6)
(B)自立した人間としての地位・能力を誇示する(前出の例:7、8、9、10、11)
(C)女性としての性的魅力を誇示する(前出の例:12、13、14、15、16)


 森さんは、「女性のマウンティングは男性よりも繰り返される」と話す。マウンティングにおける女性性とは何か。この3つのカテゴリーが関係する。

「この3つのカテゴリー間の関係は、ある部分では一方に勝てるけど、ある部分では負けるというように“三すくみ”の状態にあると考えます。

 例えば、《伝統的な女性としての地位・能力を誇示する》女性は、結婚し子どももおり、安定した生活を送っているが、《自立した人間としての地位・能力を誇示する》女性から見れば、夫や子どもの存在に縛られ、自由な生活を送れていない、という形です

 そのため、“どちらが上か下か”を簡単に決定することが難しく、マウンティングが繰り返されてしまう。終わりがなく、勝ち負けが決まりにくいのかなと思います」

男性同士のマウンティングは?


 当然ながら男性同士でもマウンティングは起こりうる。

「女性の場合、3つのカテゴリーが“連動”していないと考えます。例えばバリバリ仕事をしつつ、お子さんを産んで良いお母さんをして……というのは少々大変で達成しづらいですよね。

 男性は、仕事で良い結果を出しながら、良い家庭を持つということは、同じ直線上にあるといえる。男性の場合、3つのカテゴリーは連動しており、すべてで優れた状態になることが可能だと思います。そのため男性同士のマウンティングはシンプルになったり、すぐ勝負がつきますが、女性の場合は複雑になると考えます」

 確かに男性の場合、“比較”し合うのは、幼少期であれば足の速さなど運動能力、少し成長すると容姿や学力などが加わり、大人になれば財力、仕事、結婚相手などだろう。

 人によってはそのすべてを獲得することが可能だ。生き方や考え方が多様になれど、女性の場合、“仕事”と“結婚・家庭”という面だけでも対立構造となってしまう風潮は現代でもある。

「女性の場合、3つのカテゴリーすべてで優れた状態となることは難しく、勝負がつきにくい構造にあるのではないかと思います」

 今回の論文はネットで話題となった。“マウンティングされた”という経験のある人が多いということの証左か。

「マウンティングは、人間として当然といいますか、コミュニケーションの1つの形ではあると思います。そのため“無くす”ということは難しい。

 マウンティングだと感じて、イラッとしたり、モヤッとした人が、そういったダメージに対するセルフケアや受け流せるようになる方法を今後研究していきたいと思っています」

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長嶋一茂の発言で分かる長嶋茂雄のDNA

2022年8月12日 06:00 週刊女性PRIME

長嶋一茂

 今年も夏の甲子園が開催されている。コロナ禍とともに、懸念されるのが猛暑だ。

長嶋一茂、“甲子園”に提案するも


 高野連も将来、真昼を避けた朝と夕の2部制を導入することなどを検討し始めた。これについて、持論を述べたのが元・プロ野球選手の長嶋一茂(56)。コメンテーターを務める『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、こんな提案をした。

「熱中症のリスクをヘッジするために大阪ドームもありうるだろうし、例えば札幌ドームもあるだろうし、福岡ドームもあるだろうし、全国大会なんで日本のどこでやってもいいような気がします」

 実はこうした意見、以前から存在する。ただ、デーブ・スペクターが主張したときは「日本の野球文化、高校球児の気持ちをわかっていない」と反論されていた。が、一茂は日本の野球関係者で元・高校球児だ。にもかかわらず、なぜ、と不思議がる声もあがった。

 そこで考えてみたいのが、一茂と野球の関係である。この人ほど、野球に対して屈折した思いを抱いている人はいないのではないか。

 なにせ、父は球界最高のレジェンド・長嶋茂雄(86)。一茂は“ミスタープロ野球”の再来を期待されながら、応えることができなかった。通算本塁打の本数は、父の約25分の1にすぎない。

 子どものころには注目されすぎるのがイヤで、野球を4年ほどやめたりもした。プロを引退したのも、成績不振に加え、不安から来るパニック障害や過呼吸発作に悩まされたからだと告白している。

 そんな屈折を強く感じさせたのが「バカ息子」騒動だ。一茂の妻とママ友で当時タレントだった江角マキコが不仲になり、江角のマネージャーが一茂の自宅に「バカ息子」と落書きしたという騒動である。

 この件について、一茂は「あれ、面白いか?」と疑問を投げかけている。父親のようになれなかった男にとって「バカ息子」呼ばわりはそりゃ面白くないだろう。

長嶋一茂が父から受け継いだもの


 また、野球以外の魅力、たとえば天然ぶりでも一茂は父親ほどではない。むしろ、その被害(?)をこうむった側だ。

 子どものころ、父親に連れられていった球場に何度も置き去りにされたというエピソード。ミスターの忘れっぽさを示す笑い話として紹介されがちだが、子どもにとってはトラウマにもなりかねない。実は一茂、巨人の本拠だった後楽園球場について、隣接する場外馬券場の雰囲気が怖くて当時好きではなかったと回想している。

 父親が偉大すぎたせいか、財産や介護をめぐって、妹の長島三奈(54)とは確執状態にあることも報じられた。彼にとって、野球は必ずしもよい思い出ばかりではなかったように感じられるのだ。

 そういえば、パニック障害などの回復にも、大好きな極真空手に熱中したことがよかったと本人は言う。第の人生についても「(自分の成績では)説得力のある解説はできない」として、バラエティーやドラマに活路を求めた。野球からは意識的に距離を置いてきたのである。

 そこが夏の甲子園をめぐる「どこでやってもいい」という発言、ともすれば投げやりにもとれる提案につながっているのではないか。

 ただ、今回の発言、父親譲りの才能も発見できないわけではない。ミスターは「失敗は成功のマザー」をはじめ、英語をまぜてしゃべるのが得意だ。

 熱中症の危険を回避、ではなく「リスクをヘッジ」と言ってしまうあたりはまさに、長嶋家の伝統。バカ息子ではなく、立派な跡継ぎ息子と呼びたい。

宝泉薫(ほうせんかおる)アイドル、二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。近著に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)『平成の死 追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)

 



 

 

 



 

 

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女子高生1人に男7人で乱交パーティー・逮捕の34歳医師は研修医でもBMW通勤

2022年8月12日 05:00 週刊女性PRIME

岩立竜容疑者(病院HPより)

「勤務態度は悪くなかったですし、いたって真面目な人柄でした。ほかの医者とのコミュニケーションもとりわけ問題なく、トラブルなども特にありませんでした」

 そう話すのは、容疑者が2年間の研修医として勤務していた東京郊外の総合病院・広報担当。だだし、

「当病院で働き始めたのは、去年の4月1日からで、事件はその前年のことですから。うちとしてはいい迷惑ですよ」

 飛んだとばっちりに、うんざりといった表情を浮かべていたーー。

 8月9日、神奈川県警少年捜査課と磯子署は医師の岩立竜容疑者(34)を児童買春、児童福祉法違反(有害支配)、および児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)などの疑いで逮捕した。容疑者は2020年4月、東京・千代田区内のホテルで、高校3年生の女子生徒(当時17)との「乱交パーティー」に参加していた。

女子高生1人に医師、僧侶などの男性6人


「容疑者はSNSで客を募集しているのを見て2万5000円を払って参加。ほかには会社役員や、僧侶まで6人の参加者がいたようです。主催者を含む8人で共謀して、女子高生が部屋から出られない状態にした上で淫らな行為をさせ、その一部始終をスマホで動画撮影したようです。ほかの7人はすでに逮捕されて、送検されています」(全国紙社会部記者)

 警察の取り調べに、岩立容疑者は、

「18歳未満と知っていたら、参加しなかった」

 と容疑を否認しているが、

「ほかの容疑者はすでに容疑を認めています。女子高生との乱交を売りにした催しだったので、この言い訳は通らないと思いますよ」(同・社会部記者)

 岩立容疑者の自宅は、東京都杉並区の高級住宅街にある一戸建て。近所の住人は、20数年前に引っ越してきたと証言する。

「父親は大手商社の勤務でね。両親と祖母、母親の姉と容疑者の5人暮らしです。父親がイギリスに赴任していたときには一家でそちらに行っていたので、その間はこの戸建ては人に貸していましたよ」

 裕福な家庭に育ち、容疑者も優秀だったという。容疑者の知人は次のように語った。

「彼は東京大学を卒業後、同大学の研究職に就いていました。ところが、そのときに医学の道に目覚めて研究職を辞めて、名古屋大学医学部へ進んだようです。

 志の高い男だと思っていたのですが、残念ながら、その医学部時代にこの事件を起こしてしまった」

 研修医だというのに、高級外車のBMWで通勤していたという。研修医の給料ではとても買えるシロモノではなく、裕福な家庭のなせる技である。

「でもフォローするわけではないんですが、彼はずっと勉強一筋。趣味はチェロ、特技が語学などと英才教育の塊のような人だったので、恋愛も奥手だったのかもしれません。その悪い部分が出てきたのかもしれませんね」(同・知人)

 冒頭の勤務先の総合病院・広報担当は、今後の見通しについてはこう話す。

「病院内の懲罰委員会などを開いて、そこで処分を決めることになります。裁判の進展を見ながらになると思いますが、たぶん懲戒解雇は免れないと思いますね」

 また、これだけ報道で名前が出てしまったによる影響も大きいという。

「おそらく、こんな事件を起こしたのですから、どこも気持ち悪がって、雇わないということになる可能性もあるでしょうね。そうすると、せっかくここまでやってきたことが、すべて水の泡ということになってしまいます」(広報担当)

 容疑者の淫らな欲望が、いままで懸命に追いかけてきた夢を壊し、家族の大きな期待を裏切ることになってしまった……。




 

 

 


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二宮和也らの奮闘で募金額爆上げか

2022年8月11日 21:00 週刊女性PRIME

『24時間テレビ』でパーソナリティーを務めるジャにのちゃんねるの面々。左から山田涼介、二宮和也、中丸雄一、菊池風磨

 8月27・28日に放送される『24時間テレビ〜愛は地球を救う〜』(日本テレビ系)。放送を前に、早くも関連グッズの売れ行きが好調だ。

「公式のLINEスタンプは発売後、人気ランキング1位に。おなじみのTシャツを含めたチャリティーグッズも発売中ですが、公式サイトではサーモボトルなど一部グッズが早くも品切れになっています」(テレビ誌編集者)


 売り上げに貢献しているのが、今年のパーソナリティーを務める『ジャにのちゃんねる』メンバーたちだ。

例年以上の募金額が集まるのでは……高まる期待


「昨年4月に二宮和也さん、中丸雄一さん、山田涼介さん、菊池風磨さんの4人が自主的に開設。グループを超えた交流やYouTubeに特化した企画で人気を集め、登録者数はジャニーズ事務所1位の338万人を誇ります。同チャンネルでは『ジャにの24』と称し、24時間テレビの裏側を紹介。LINEスタンプを制作する様子などを動画で紹介しているのも、売り上げが伸びている理由のようですね」(同・テレビ誌編集者)


 グッズの収益はチャリティーになるうえ、今年はある法則から例年以上に募金額が期待できそうだ。

歴代の募金額1位は東日本大震災が起きた'11年の19億8641万円ですが、2位と3位は嵐がパーソナリティーを務めた年なんですよ。ここ10年の募金額はシステムエラーが起こった'17年を除き、8億〜9億円台で推移していますが、嵐がパーソナリティーを務めた'13年と'19年は15億円を突破しており、番組に多大な貢献をしています。今年も二宮さんが参加されるので、局内では例年以上の募金額が集まるのでは……と期待が高まっています」(日本テレビ関係者)

ファンは「4人が醸し出す空気感が好き」


 ジャニーズ事情に詳しい霜田明寛氏は、嵐がパーソナリティーを務めた年に募金額が増える理由をこう分析する。

チャリティー意識が高いジャニーズの中でも、東日本大震災の復興支援としてスタートした『嵐のワクワク学校』を開催するなど、社会貢献との距離が近いグループ。加えてファン以外からの認知度も高いため、人を動かすパワーがあるのが強みです


 グッズの売り上げが好調なことについては、

『ジャにのちゃんねる』メンバー個々の人気の高さはもちろん、この4人が醸し出す空気感が好きというファンが多いのが特徴ですね。メンバーと同じ空気に触れたいと思わせる魅力があるため、チャンネルで紹介したグッズを購入したり、訪れた店に足を運びたい……というファンが多いのでしょう」(霜田さん)

 今年の募金額の結果次第では、来年以降のパーソナリティーの選出方法が変わる可能性もあるという。

「SixTONESなどYouTubeチャンネルを持つグループも増えてきているので、今回の手法が成功すればチャンネルを持つ後輩グループにパーソナリティーのバトンを受け渡しやすくなるのでは」(霜田さん)

 一方で、二宮に期待が集まりすぎることへの弊害を懸念する声も。

「放送前からYouTubeでPRしているので、日テレ側としても例年より多い10億円は突破してもらいたいというのが本音。しかし局側の期待が高すぎて、二宮さんにとって無言の圧力になってしまわないか心配するスタッフもいますね」(前出・日本テレビ関係者)

 募金の“嵐”になってくれると信じたい!

霜田明寛   文科系WEBマガジン『チェリー』編集長。ジャニーズに造詣が深く、テレビやラジオにも多数出演している。'19年には『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)を刊行




 

 

 


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『六本木クラス』韓国では「再現ドラマのクオリティ」と酷評!

2022年8月11日 19:00 週刊女性PRIME

『六本木クラス』の出演者たち

《ドラマ『六本木クラス』が韓国で配信されることになって、とてもうれしく思います。(中略)一生懸命、作った作品が、海を越えて多くの韓国の方々に視聴していただけることを心から願っています》

 自身のインスタグラムにハングルでメッセージを綴った竹内涼真。主演ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)が、8月3日から韓国で配信されることになったのだ。

竹内の髪型にファンはガッカリ


「原作である『梨泰院(イテウォン)クラス』は、‘20年3月から動画配信サービスNetflixで配信が始まり、世界中で大ヒットしました。同作をリメイクした『六本木クラス』も日本での配信はNetflixだったため、韓国でも同じだろうと思ったら、『TVING』という配信サービスで独占公開されています。『TVING』は、話題の韓国ドラマを多数配信しており、ドラマに強いイメージがあるサイトですね」(韓国在住ライター)

 7月14日の第2話放送前の時点で、韓国をはじめとしたアジア各地域や北米での配信も決まっていると発表されており、ここに来てようやくの配信開始となった。

 そんな『六本木クラス』については、“あの『梨泰院クラス』のリメイク”ということで、放送開始前から韓国では関心が集まっていたという。

「ネットニュースでリメイクされることを知り、友人たちの間でも話題になりましたよ。これまで多くの韓国ドラマが日本でリメイクされてきましたが、今回は、版権を売っただけではなく、『梨泰院クラス』の制作スタッフも作品に協力していると聞いて、私も興味を持ちました」(韓国の制作会社スタッフ)

 本国で主人公のセロイを演じたパク・ソジュンは、数々のヒット作に出演してきたトップスター。彼がドラマで見せた特徴的なヘアスタイル“セロイ・カット(ツーブロッククロップカット)”を、竹内が演じる宮部新(あらた)に期待した現地のドラマファンも多かったようで、

「ファンのコミュニティサイトには、ポスタービジュアルで公開された竹内さんの髪型が“セロイ・カットは違う”と、残念な印象を持った人が多かったようです。逆に好印象だったのが、ヒロインのひとり、麻宮葵を演じる平手友梨奈さん。『梨泰院クラス』のキャラクターと“ビジュアルが似ていて、ハマっていそう”という声を何人かから聞きました」(同・制作会社スタッフ)

竹内のビジュアルは韓国でも好まれる


 平手のキャスティングは、原作と韓国ドラマの脚本を手がけたチョ・グァンジン氏が推薦したことを明かしており、

「映画『響 -HIBIKI-』を見て、平手さんが演じていた響と、『梨泰院クラス』のイソの感じが似ているなと思いました」

 と語っていたが、ファンも認めるほどそっくりだという。満を持しての配信開始から数日がたったが、“本場”の視聴者の評価はどうなのだろうか。SNSなどを見てみると、

《10分で視聴をやめました》
《六本木の景色が見られるし、真剣に作ったのはわかるけど……再現ドラマのようなクオリティ》
《パロディコントと変わらない》
《繊細な感情表現がない。もう少し演技力があれば》
《『梨泰院クラス』がどれほど面白かったかを知ることができた》


 などと、酷評の嵐。『梨泰院クラス』に限らず、近年ヒット作を生み出し続けている韓国ドラマに見慣れた視聴者には、物足りない作品となってしまったようだ。“逆輸出”は順調な滑り出しとは言えなそうだが、ドラマはまだ折り返しを迎えたばかり。


「日本でも、放送開始前はリメイクへの批判が相次ぎましたが、回を追うごとにハマるファンが続出し、ヒットの兆しを見せています。韓国でも『梨泰院クラス』のリメイクだから見てみよう、という視聴者がこれから増えるはずですから、口コミで一気に人気に火がついてもおかしくありません。竹内さんのビジュアルは、韓国でも好まれると思うので」(韓国在住ライター)

 セロイを演じたパク・ソジュンが『梨泰院クラス』をステップにハリウッドスターの仲間入りを果たしたように、『六本木クラス』も竹内涼真や平手友梨奈にとって、大きな飛躍をさせてくれるドラマになるのだろうか。




 

 

 



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ガーシー議員“脅迫まがい”の発言は法的にアウト!?

2022年8月11日 17:00 週刊女性PRIME

(左から)ガーシー氏とひろゆき氏

 ネット上で大騒動となっているガーシーこと東谷義和氏と『2ちゃんねる』創設者ひろゆきこと西村博之氏の舌戦。この中でのガーシー氏の発言が脅迫行為に当たるのではないかと問題視されている。

ガーシー氏vsひろゆき氏、舌戦で脅迫まがい


 事の始まりはガーシー氏のYouTubeがBAN(アカウント停止)されたことを報じた記事を、Twitter上でひろゆき氏が引用し以下のように投稿したことから始まった。

《詐欺の逃亡犯が名誉毀損をして金稼いでる動画に広告を載せたいクライアントが居るわけないでしょ、、、》

 現在は参議院議員となったガーシー氏だが、そもそも最初に彼の名が知れ渡ったのは、「BTSに会わせてあげる」と女性に声をかけ、多額の金銭を騙し取ったとされる詐欺事件だった。

 ひろゆき氏の口撃に対し、ガーシー氏は8月7日、青汁王子こと三崎優太氏のYouTubeチャンネルでコラボ生配信を行い、過去に民事訴訟の損害賠償を支払わずに逃げ続けフランスに滞在するひろゆき氏を、

「ひろゆきと違って俺は返済も全部してるから。あいつは金返さんと逃げとるから」

 と反撃。

「俺と違って奥さんいるからね。アキレス腱あるからあいつは。そこ攻められたらあいつは終わってまうから絶対に」

「俺の詰め方はみんなわかってると思うけどえげつないから。海外いるから大丈夫じゃないから。脅迫って言われても俺は日本にいないから『だから?』ってなるから」

 と、精神的にひろゆき氏の妻を追い詰めることで報復するという脅迫ともとれる発言をし、強気の姿勢を見せた。

「ガーシー氏は自身の著書『死なばもろとも』(幻冬舎)でも、ケンカを『三国志』での戦いに例え、『本丸の周りにいる有力な武将から一人ずつ殺していくのが定石』と語っています。

 間接的でもひろゆきさんの奥さんに刃を向ける可能性を仄めかしているので、ひろゆきさんの周りから……という考え方なのかもしれません。

 ただ、以前YouTuberのヒカルさんから受けた攻撃に対しては、“自分の母親に迷惑が及んだ”としてそのやり方にブチ切れていましたね」

 ドバイにいるから脅迫でも名誉棄損でも逮捕されることはないとネットを駆使してやりたい放題のガーシー氏。ただ、実際に日本では脅迫で町議が逮捕された例もある。

 '21年、岡山県鏡野町の町議会議員は、脅迫の疑いで岡山県警津山署により逮捕された。同僚の男性町議に対し、「もたんぞ、わしにやられて。とことんいくぞ、わしはもう」「親からもろうた命じゃけえ、粗末にするなよ」「おまえら絶対つぶしちゃるけえ」と脅したとする容疑だった。

 逮捕された町議員は「脅すつもりはなかった」などと供述していたが、その後有罪となり失職している。

 この町議ほど直接的な表現ではないものの、ガーシー氏のひろゆき氏に対する発言は“脅し”と捉えられてしまうかもしれない。

 ひろゆき氏との舌戦だけでも議員としての資質を問われているガーシー氏だが、著書『死なばもろとも』では過去の事とはいえ、反社との関わりも明かしている。

「ガーシー氏がすすきのでナイトクラブを経営していた際、反社にみかじめ料を払って店のケツモチをしてもらっていたエピソードが綴られています。毎月3万のほか、盆暮れ正月や組長の誕生日などのつきあいごとがあったそうです。

《夏場は甲子園の野球大会があるから、野球賭博に参加してケツモチに現金を落とすつきあいごとが習わしや》とも記していましたね。

 20年以上前のことだと思われますが、今になっても当時のお店がそのことでうまくいっていたと自慢のように明かすなど、いくら過去のこととはいえ、議員としてふさわしい言動と言えるのか……」(スポーツ紙記者)

 日に日に発言の場を狭められていくガーシー氏。ひろゆき氏はTwitterで《『悪党どもをはじき出す』とか『寝てる議員をシバく』とか言ってたのに詐欺の逃亡犯だから国会には登院せず》とも発言していた。

 ひろゆき氏への脅迫まがいの発言で、ガーシー氏の帰国がより遠のいたようにも思えてしまう。彼に投票した国民は、国会の闇を暴くことを期待しているはずなのだが……。

 



 

 

 



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敷地内で大便&放置!アート引越センターの“実態”

2022年8月11日 16:00 週刊女性PRIME

おなじみの青と白のトラック。街中で見かけることも多いアート引越センター(公式HPより)

 アパートの壁際にしゃがみ込む男性。背中には「0123」と見覚えのある数字が書かれている。サッと用を足すと、ティッシュにくるんで近くの草むらへ――。8月3日にTwitterに投稿された画像と動画が炎上している。

トイレに行く暇さえない!?


「千葉県木更津市で、アート引越センターの従業員が引越し作業中にアパート敷地内で大便をし、放置したとする投稿が拡散されました。投稿者によると、翌日に千葉のブロック長と支店長、本人が謝罪に来たそう。それを受けて、画像と動画は削除されています」(ネットニュース編集者)

 この件について、『週刊女性』がアート引越センター株式会社に問い合わせたところ、事実と認め、「該当の建物にお住いの皆様や多くの皆様に大変不快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。この度は大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 トイレ利用について「原則公共施設等を使用するように指導しており、今回のことは当社としても大変遺憾に思っております」と説明。

 事後対応としては「該当の場所につきましては、速やかに清掃・消毒を行い、お客様とご近隣にも当社より謝罪をさせていただきました。また、従業員当人に対しても厳重に注意、指導を行いました。当社としても再発防止に向けて取り組むとともに、従業員に対して体調の異変に気付いたら早めに対策するように改めて指導いたします」と回答した。

 ネット上では《ひどい》と非難の声もあったが、《トイレに行く時間や場所もないくらい働かされてるのかな》と労働環境を心配する声もあった。


「アート引越センターでは、妊娠中の女性従業員が重い荷物を持つなどの引越し作業を行なわされ、破水して入院したと今年1月に『週刊文春』が報じました。また、現在は廃止されましたが、顧客の荷物が破損したときなど、賠償が必要な際に上限3万円を引越し作業のリーダー従業員に負担させる事故賠償金制度もありました。こちらは未払いの残業代などと合わせて、元従業員の3人が返還を求めて提訴。横浜地裁で支払いを命じる判決が下されました」(前出・ネットニュース編集者)

「わからなくはないですけど…」


 実態はどうなのか。同社で実際に働く社員を直撃した。

「トイレに関しては、新居でお借りするのはNGと言われています。引越し元であれば、お客様に断って借りることもありますが、基本的には公衆トイレやコンビニのトイレを使用します。コロナ禍で使用不可も多く、何軒もコンビニを回ることもあり、結構切実な問題です」

《引っ越し業界はブラック》というような声もあったが…

「引越し作業は1件当たり1時間半から2時間、長くて4、5時間ほどかかります。それを1日2、3件くらい。働き方や給料に不満はないです。パワハラなどもなく、上司や支店によるのかもしれません」


 最後に今回のことについて、率直な感想を聞いたところ―

「気持ちはわからなくはないですけど…、ダメですよね」

 同社が問題になるのは初めてではない。ホームページに「働きがいのある環境作りを目指す」と記載するのであれば、この炎上を流すのではなく、重く受け止めてほしい。

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