地域の祭りなどにも積極的に参加し、明るい性格だったという雅則容疑者(右)と藍容疑者
「3年前に次男が亡くなったときには夫婦ともに泣きじゃくっとったのに、去年の三男の葬式のときには2人とも笑っとった。“頭がおかしいんじゃないか”“クスリでもやっているんじゃないか”と、みんなゆうとった」
まじめな青年ではなかった
雅則容疑者は「長男が遊んで撃ったもの」と主張していたが、複数所持していたエアガンの重さは1キロ~5キロ。引き金も重くて、とても3歳(当時)の長男が扱えるシロモノではなかった。
「父親は市役所の土木関係の仕事を個人で請け負っとった。でも、20年前に両親が離婚。母親は雅則の姉を連れて出ていきよったと。雅則は高校のときだったか、何かをやらかして停学になったと聞いとるけど、決してまじめな青年じゃなかった」(団地の住人)
「デキ婚だったので、2人は雅則容疑者の父親が住む団地に転がり込み、雅則容疑者は大学を中退。お父さんの仕事を一緒にするようになったとよ」(先の藍容疑者の友人)
「子どもさんが、冬でも半袖、半ズボンでね。服も買えないほど金に困っていたのかも。お父さんが大型バイクで出かけるのを長男が見送ったまま、ずーっと半袖、半ズボンでそこで待っとってね。“寒いから中に入らんね?”と言うと、“ここで待ってる”って」
「生活保護は支給していません。でも、出産のときの一時祝い金や、児童手当などは出ていますが、金額はプライバシーに関わることなので」
衝撃的なツイート
「もしかしたら、父親の保険金が入ってたのかもしれんが、金には苦労してたようです。でも、夫婦そろって酒が好きで、1人1日にビールを6~7本飲んでた。
それに、子どもを毎年のようにつくっとるし、わけがわからん。藍は“ピルを買いたいけど、産婦人科に行くにも金がいる”と結局そのまま」
「ダンナは付き合い始めたころから、藍を殴る、蹴る、引きずるなどのDV(家庭内暴力)があって、それが加速していったと。殴られて家を飛び出すけど、ダンナが迎えにくると、すぐ帰るけんね」
「でも、藍もスーパーで子どもをカートに入れて押しているときにわざとひっくり返して、子どもを叩いている姿を目撃した友達もおると。子どもが道をトロトロ歩きよって、それを蹴りつけよったところも見られとる」(同・友人)
「彼女のツイッターは現在、閉鎖されとるとですが、そこに飼っとるハムスターのことを書いとった。“雄が雌の顔を半分喰ってしまった。酷いけど、もっと人間のほうが酷いのかも”って。自分たちがやった虐待のことだと思ったですよ」
指をミルクがわりに
「曾祖母が認知症で、その世話もやっとった。そんな環境で育ってきたから、彼女は中学校を出たあと介護士になったとです。そういう、ホントに優しい子だから」(同級生)
「私たちが“DVするようなやつとは別れなよ”と言うと、黙るようになった。そして、私たちのほうから遠ざかっていったんです。藍の父親に助けを求めればよかったんでしょうが、ケンカっ早い父親はダンナを半殺しにしかねないから、言えんかった」(別の友人)
「死に顔は鼻がつぶれとって、もう見られんやった。生後数か月の子どもは、首も据わっとらんし、寝返りうてんのは当然たい。親がやってやらんと。酒を飲んで、そういうのもせんかったんやないかと。“ミルクのかわりに指をなめさせとる”なんて話しとったよ」(同・友人)
「藍は子どもを持っても母親じゃなくて、女のままやったとです。結局、ダンナがイケメンやし、藍のほうが惚れとったから。だから、DVにも耐え、洗脳、依存みたいになってね。男で道を間違えた。たぶん、こんなことになっても、離婚はせんでしょう」
「唯雅ちゃんの虐待のことがバレた場合、“すべて藍ひとりでやったことにする”という約束だったんです」