染谷将太 撮影/伊藤和幸
「毎日、朝6時に起き、3人がかりで頭を刈られるところから1日が始まりました(笑)」
映画『空海−KU−KAI− 美しき王妃の謎』で主人公・空海を演じた染谷将太(25)。
子役から活躍し、19歳のときにはヴェネツィア国際映画祭にて園子温監督の映画『ヒミズ』で最優秀新人賞を受賞、その後も『寄生獣』や『3月のライオン』など、現在に至るまでの出演作は挙げだしたらキリがないほど。
しかし、『空海~』は日中合作ということで、現場で飛び交う言語も、自身のセリフも中国語で染谷もかなり苦戦したんだとか。
「普段、自分に対する指示以外でも、現場で飛び交うスタッフさん間の会話など“誰が誰に何を言っているか”っていうのを何となく聞いているので、だから最初は言葉が理解できないぶん“いま何が起きているのか”を100%知ることができない不安がすごくありました」
中国語でのセリフが多すぎて、まさかのハプニングも!?
「日本語でのお芝居も少しあったんですが、久々の日本語にあわててしまって。空海の中国語のノリはわかるけど、日本語ってどうやって話すんだろうって考えたら、急に緊張してしまって。中国語のときよりもNGが多くなってしまいました(笑)」
セリフはいつ覚えるの?
「基本的に寝る前に覚えますね。寝ると定着するっていうじゃないですか(笑)。たぶん気づいていないだけで、声に出しながら覚えてるかもしれないです」
5か月に及ぶ中国ロケでは、
「基本、毎日朝は肉まんから始まり、3食すべて中華でした。水餃子とか、チャーハンとかが好きなのでよく頼んでましたね。近くに日本の居酒屋さんも1軒だけあって。3回くらい行けたかな? お好み焼きの美味しさは間違いなかったですね!(笑)」
実は、本場ならではの○○も堪能しちゃったらしい。
「カエルとかヘビを食べてみました! カエルはよく言いますが、鶏肉っぽくて。ヘビは皮がついたままのブツ切りで出てきて、味は何てたとえたら……。ウナギとかアナゴに近い感じですかね。でも、どれもすごく美味しかったですよ!」
<出演情報>
映画『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』
(2月24日〈土〉全国東宝系にてロードショー)