cat_oa-shujoprime_issue_d9828d7a2d77 oa-shujoprime_0_d9828d7a2d77_小室家が20年間にわたり引きずっている親戚間での金銭的なもめ事 d9828d7a2d77 d9828d7a2d77 小室家が20年間にわたり引きずっている親戚間での金銭的なもめ事 oa-shujoprime

小室家が20年間にわたり引きずっている親戚間での金銭的なもめ事

2018年2月13日 16:00 週刊女性PRIME

'90年ごろに開かれた佳代さんと敏勝さんの結婚式。左のふたりが八十子さんと国光さん


「角田(旧姓)佳代さんは小学3年生ごろに神奈川県藤沢市に引っ越してきて、祖母とご両親、弟の5人暮らしでしたね。お母さんの八十子さん(すでに他界)は、お子さんふたりを出産する前後に全身がリウマチになり、簡単に出歩けなくなってしまいました。病気のストレスも相まって、宗教団体に入会していたことを覚えています」(八十子さんを知る知人)

 一家を支えていたのは現在、小室さん親子と同居している佳代さんの父・国光さんで、当時は横浜市内の工場勤め。

 幼いころから母親に気を遣う父親の姿を見ながら、病気に苦しむ母の世話をするという“苦労時代”が佳代さんの「原点」だった─。

 そして短大を卒業後の'90年ごろに横浜市役所に勤める敏勝さんと結婚し、'91年に圭さんが誕生した。

 圭さんの結婚延期が発表された翌日、敏勝さん方の親戚宅を訪ねて話を聞くと、婚約会見後の昨年10月に「食事会」が開かれていたという。

「圭くんから電話で婚約の報告をもらったので、こちらから“久しぶりにいらっしゃってはいかが”と誘い、親戚を集めて本家で食事会を開きました」(小室家の本家筋)

 実は、ほとんどの親戚が圭さんとは疎遠になっていた。

 約20年ぶりの再会とあって、食事会は昼前から約5時間にも及んだという。

「圭くんは警護の方と一緒に来ましたよ。彼と会うのは彼が幼稚園のとき以来で、よく大きくなったなあと。“近くに住んでたおばちゃんだけど覚えてる?”といった世間話くらいで、眞子さまの話題は出ませんでしたし、佳代さんは来ませんでした」(敏勝さん方の親戚)

 小室さん親子が敏勝さんの親戚と疎遠になったのは、ある「事件」がきっかけだった。

「圭さんがまだ小学生のころ東京都八王子市に佳代さんのご両親との二世帯住宅を購入する計画があったそうです。

 ご存命だった敏勝さんが金策に奔走していて、敏勝さんの実家にもお金の工面を頼み、断られてしまったんです。新居はあきらめたのですがこの一件から敏勝さんの親戚とまったく交流がなくなったんです」(佳代さんの知人)

 佳代さんが食事会を欠席したのは20年たってもわだかまりが残っていたためか。以前も身内に金銭のもめ事があったのは気にかかる。

 その一方で、今回騒動になった竹田さんへの400万円超の「借金」は返される見込みはあるのだろうか。

 静岡福祉大学教授で皇室制度に詳しい小田部雄次さんは次のように話す。

「宮内庁は借金トラブルと延期は無関係だとしていますが、再来年までの間に穏便な決着をつけることは必要でしょう。

 ただ、眞子さまや皇室側が工面すれば国費を使うことになるので、小室家の努力が必要だと思います」

 小室さん親子が「誠意」を見せる日は来るのか。

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cat_oa-shujoprime_issue_d9828d7a2d77 oa-shujoprime_0_50fd4cdd9969_須藤早貴容疑者は男に貢いでいた? 50fd4cdd9969 50fd4cdd9969 須藤早貴容疑者は男に貢いでいた? oa-shujoprime

須藤早貴容疑者は男に貢いでいた?

2021年5月18日 11:00 週刊女性PRIME

指名ランキング1位だった桜木ハル氏(ホストクラブのHPより)

「事件直後から、遺産を狙って容疑者を裏で操る共犯者の存在が囁かれていました」(スポーツ紙記者)

 事件とは、'18年5月に起きた“紀州のドン・ファン”こと資産家の野崎幸助さん(当時77)の怪死事件。先月、元妻の須藤早貴容疑者が殺人の容疑で逮捕されたことで、この噂は再燃する─。

 容疑者は学生時代からホスト狂いで、'16年に上京してもそれは変わらなかった。

「デリヘルなどの風俗、アダルト作品への出演、交際クラブ。特定のホストに熱をあげていて、貢ぐためなら何でもやった」(風俗業界関係者)

 そのころ、新宿二丁目のバーで容疑者が目撃されていた。そこにも男の姿があった。

お気に入りのホスト連れだった。彼女はすごく羽振りがよくって、彼にお小遣いとして現金3万円を渡しているのも見たよ」(バーの店長)

ホスト引退は「ドン・ファンの元妻のおかげ」


 事件後、容疑者がハマるホストが歌舞伎町で人気の桜木ハル氏ではないかという噂が広がる─。容疑者と彼をつなぐ証言が、ほかにもあったからだ。

ハルさんが所属するホストクラブで、須藤容疑者の目撃情報がありました。彼の誕生日には、特大シャンパンタワーでお祝いしたという逸話も。金額は数千万円だったとか。金の出どころは、おそらくドン・ファンでしょうね」(前出・スポーツ紙記者)

 そんな中、ハル氏が1年ほど前から“金持ちの女がいるからホストを辞める”と周囲に漏らすように。

昨年7月に彼が電撃引退したから、みんな“ドン・ファンの元妻のおかげだよ”と話していた」(店の常連客)


 この一件で“ハルが事件の黒幕”とまで、まことしやかに囁かれ始めるように。真相を確かめるべく、週刊女性がハル氏を直撃すると、

容疑者とお会いしたこともないんです……

 と、キッパリ否定。

事件直後にメディアが1社、今回の逮捕直後には3社が取材しに来ました。でも、ホントに何も知らなくて

─容疑者は店の常連では?

あんまり疑われるから店の顧客名簿を確認したことがあるんですが、サキという名の客は1人だけ。だけど容疑者ではなかった。指名客がこんな事件を起こしたのなら、堂々と話しますよ。特大シャンパンタワーもないです

 昨年7月に店を辞めたことについては、

この仕事を始めたときに、23歳で終わりにしようと思っていました。それでとりあえず辞めたんですが、今はもう復帰していますよ

 あらぬ疑いをかけられて、迷惑している反面、

容疑者のことを聞きたいお客さんがたくさんいて、僕の指名数が増えているのは事実です。でも、人が亡くなっているので素直には喜べないですけど

 和歌山県警は、共犯者の存在について“今後の捜査で明らかにしていきたい”と発表している─。

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cat_oa-shujoprime_issue_d9828d7a2d77 oa-shujoprime_0_74c40b51480a_高齢ドライバー、安全運転のための能力診断&最新技術 74c40b51480a 74c40b51480a 高齢ドライバー、安全運転のための能力診断&最新技術 oa-shujoprime

高齢ドライバー、安全運転のための能力診断&最新技術

2021年5月18日 08:00 週刊女性PRIME

はりま高齢者講習専門校には1日30~40人が訪れる

 池袋暴走事故から2年、高齢者による交通事故が社会問題となって久しい。それに伴い、事故防止策にも関心が集まっている。

 4月半ばの平日午後。全国初の高齢者講習の専門校として昨年6月に開校した「はりま高齢者講習専門校」(兵庫県高砂市)には、講義に熱心に聞き入るシニアたちの姿があった。

運転免許は1度取ればいい“免許皆伝”ではない


「スーパーも病院も自転車で行けるところにありますが、それでも雨が降れば、車がないとね」

 そう話すのは北山志郎さん(74)だ。同年代の妻と2人暮らし。免許更新に伴い「高齢者講習」を受けるため、この専門校へやってきた。

「免許返納も考えたことはあります。特に夜は見えにくくて、運転が怖いんですわ」

 それでも北山さんが免許を手放せないのは、生活の足としてマイカーが欠かせない事情があるからだ。

 警察庁の統計(令和2年)によれば、全国の免許保有者のうち、70歳以上は1195万人。うち75歳以上が513万人を占め、2年前に比べ約35万人も増えている。

 高齢化の加速に伴い1997年、国は満70歳~74歳のドライバーに対し、免許更新時に座学、運転適性検査、運転講習などで構成される高齢者講習の受講を義務づけた。さらに2007年、75歳以上に認知機能検査も追加。いまでは全国の教習所に多くの高齢者が押しかけ、講習の予約は3か月待ちもザラにある。


 記者が取材に訪れたこの日、はりま高齢者講習専門校では約40人が受講していた。講習ではまず、「認知機能検査」が行われる。その結果をもとに受講者は2組に分かれ、交通ルールなど安全に関する講義を受ける流れだ。

「検査への不安を感じつつ、今日を迎えました」

 と、市内在住の西村賢一さん(80)。認知機能検査では検査日の年月日を回答したり、時計の文字盤に指定された時刻の針を書き入れたりするテストを実施。これにより記憶力や判断力が測定される。

「難しいところがあったねえ。勉強してきたんだけど、したところは全然出なくて。乗れなくなれば、免許を返納しようかと思っています。でも20歳の時分から車に乗る生活だったから、実は切符の買い方がわからない」

 そう苦笑する西村さんの検査結果は76点以上で、記憶力・判断力に心配のない「3分類」と判定された。このほか、75~49点は記憶力・判断力が少し低くなっている「2分類」、48点以下は低下が認められる「1分類」の3つに振り分けられる。

 このうち「3分類」は講義に運転適性検査、10分程度の実車指導を受講。加えて「2分類」は個別指導も受けることに。そして「1分類」は免許更新にあたり、医師の診断が必要となる。


 所長の城谷輝美さんが言う。

「運転免許は1度取ればいい“免許皆伝”ではありません。交通環境や年齢に応じた再教育が欠かせない。この再教育の理念が高齢者講習専門校を設立した目的のひとつです。

 高齢者の方は運転に癖がつきやすいんです。それに加齢による身体機能や認知機能の衰えも加わり、今まで可能だったことが難しくなってしまう。高齢者講習を通して、運転の癖と自身の衰えを自覚し事故防止に努めてください」

ドラレコで発覚! マイナスの成功体験


 高齢になるほど身体のさまざまな機能は衰えていく。ただ、加齢が即座に事故へ結びつくと考えるのは早計だ。

 ドライブレコーダーを使って、高齢者の運転能力の診断を行う「高齢者安全運転診断センター」の事務局長・橘則光さんが指摘する。

「警察庁の統計を見ると、社会の高齢化に伴いここ10年、高齢ドライバーが起こす事故の件数ではなく、事故の割合が増えました。その影響もあってマスコミが取り上げる機会が多くなり、センセーショナルに扱われやすくなったのではないかと思います」


 高齢ドライバーの事故原因というと、“アクセルとブレーキの踏み間違い”が頭に浮かぶ人は多いだろう。だが実際は、「高齢者だけに顕著なわけではなく、若い世代も決して少なくない」と橘さん。

 公益社団法人「交通事故総合分析センター」のデータ('10年~'15年)によると、踏み間違い事故は70歳以上の9246件に対し、29歳以下は1万243件。意外なことに若い世代のほうが多い。

「ただし、若い世代は踏み間違えたあと、ブレーキを踏み直すまでの時間が早い。リカバリー力が違うんです。高齢者の場合、あわててしまって再度アクセルを踏んでしまい、大事故になってしまうこともあります」(橘さん)

 加齢とともに低下するのはリカバリー力だけではない。首の可動域が狭まることで視野も狭くなり、運転中に左右に死角が増える。足首が硬くなるとアクセルの微調整が難しい。これらの機能低下は駐車場などの狭い場所で、歩行者との接触事故が起こる原因にもなるという。


 身体機能の低下は徐々に起きるため、高齢ドライバーの多くは自覚できていない。

「自身の運転を客観的に知ることが重要。それも、いつも通る道での、普段の運転を知ることが大切です」(橘さん)

 こうした考えのもと生まれたのが、運転中のシニアをドライブレコーダーで録画して「ありのままの姿」を映し出し、運転能力を客観的にチェックする「高齢者安全運転診断サービス」。研究分析担当の小林竜也さんが説明する。

「こちらでお貸し出しする、前方と運転者が映るドライブレコーダーをつけていただき車の挙動とドライバーの様子を録画します。分析に使うのは、普段の運転の癖が出やすい最後の90分の映像。車の速度なども考慮しながら、危険につながる操作をしていないかどうか総合的に診断します」

 診断する中で多いのが、通い慣れた場所での一時停止の無視、左折時の確認不足。いつもの道の普段の走りだからこそ、こうした課題が浮き彫りになると小林さんは言う。

「私たちは“マイナスの成功体験”と呼んでいるのですが、これまで事故を起こさなかったのは偶然、その場に人や車がいなかっただけかもしれない。映像という動かぬ証拠を目にすれば、危うさを自覚していただけると思います」


 こうして得られた客観的な分析を生かして、できるだけ長く安全に運転し続けるにはどうすればいいのだろうか?

「高齢ドライバーと家族との間で簡単なルールを作るといいでしょうね。例えば、昼間のみで夜は運転しない。遠出はしないで大通りや車が少ない道を通る。また、あらかじめ運転しやすいルートやエリアを調べて、そこだけを運転するよう決めておくのもおすすめです」(小林さん)

テクノロジーの力で安全運転をサポート


 身体機能の衰えを止めることはできないが、日々進化するテクノロジーの力を借りて、安全に運転できるようカバーする方法がある。自動車の最新動向に詳しい、フリーライターの平塚直樹さんが教えてくれた。

「いわゆる“自動ブレーキ”や“誤発進抑制装置”など、安全運転を支援する先進機能を搭載した車が近年続々と登場しています。こうした先進運転支援システムが付いた車を利用することも有効です」

 平塚さんによれば、最近の車に搭載されている主な安全装備は、以下のとおり。

(1)衝突被害軽減ブレーキ…衝突の可能性があるときに警告を出し、危険性が高まると自動的にブレーキが作動する。



(2)誤発進抑制装置…停車や低速走行時、アクセルとブレーキの踏み間違えなどで急発進することを抑えてくれる。



(3)自動駐車…車が自動でハンドルやアクセル、ブレーキ操作を行い駐車の支援をする。



(4)車間距離制御装置…高速道路走行時に、先行車との適切な車間距離を保ちつつ追従走行してくれる。通称ACC。



(5)車線逸脱警報…走行中に車両が車線からはみ出さないように警告してくれる。

「衝突被害軽減ブレーキは今年の11月から新型車に義務化されます。誤発進抑制装置も含め、最近は軽自動車にも装備されていますし、各メーカーで古い車種に後付けできる装置の提供も始めています。先述のさまざまな安全装備をセット化する車も増えていますね。

 ほかにも、体調不良や事故時にボタンを押せばコールセンターと連絡がとれる“SOSコール”、高速道路の運転中、安全な範囲内で自動でハンドル操作をする“ハンズフリー機能”などもあります

 高齢ドライバーにオススメの安全装備が付いた車は?

「普通車ではトヨタのヤリス、軽自動車ではホンダのN-BOXがよく売れていて、どちらも安全機能が充実しています。こうした装備は、新しい車になればなるほど高機能になる傾向があります」


 65歳以上は購入時に「サポカー補助金」が受けられるので、各メーカーのホームページ等で条件を確認してみよう。

 そんな頼れる先進の安全装備でも「万全ではない」と、平塚さんは釘を刺す。

「あくまで運転をサポートする機能であって、すべての操作を機械が代行する“完全自動運転車”ではないからです。安全装備が付いた車に乗っているからといって、運転の注意を怠るのは問題です」


 先進技術に加えて、「ベーシックな機能の充実にも目を向けるべき」と強調する。

「ハンドルには“テレスコピック”と“チルト”という2つの機能があります。テレスコピックはハンドル位置を前後に、チルトは上下に調節するものですが、メーカーによっては1つだけしか搭載されていないことも。ですが、両方の機能を備えていることが正しいドライビングポジションを取るうえで大切。ハンドル操作や、とっさのブレーキ操作で影響が大きいのです」

 高齢ドライバーの事故防止に向けて来年6月から、違反歴のある75歳以上は免許更新時に、実車による技能検査が義務化される。また、安全装備の装着車のみ運転できる限定免許の創設も検討中だ。

「技能検査が事故防止につながるかというと、内容次第。運転操作だけを見るのか視力や認知能力まで含めて判断するのかで大きく違う。検査だけでなく、シミュレータでもいいので“強くブレーキをかけたらどうなるか?”という体験会もあるといい。自分で経験していないと、とっさのときに対応できませんから」

《取材・文/千羽ひとみ》

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cat_oa-shujoprime_issue_d9828d7a2d77 oa-shujoprime_0_6c0264bf961a_アニメ『鬼滅の刃』第2期がフジ系で10月スタート内定へ 6c0264bf961a 6c0264bf961a アニメ『鬼滅の刃』第2期がフジ系で10月スタート内定へ oa-shujoprime

アニメ『鬼滅の刃』第2期がフジ系で10月スタート内定へ

2021年5月18日 05:00 週刊女性PRIME

10月に放送スタートか。アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』公式HPより

 ジャパニメーションが世界を圧巻している! 4月23日からアメリカで公開された『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が、初週末の興行成績が約22億円と好調。外国語映画の1週目の興行成績としては、これまでの歴代1位を塗り替える快挙となった。

「アメリカ以外の中国や韓国でもすでに公開されていて、好反応。日本国内でも、昨年10月の公開以来ロングランが続き、400億円という興行収入の大記録が目前に迫っています」(映画ライター)

 今や、誰もが認める巨大コンテンツとなっているため、気になるのは今後の展開だ。

「マンガの連載は2020年5月に終了。コミックスは23巻まで発売されていますが、アニメ化されているのは8巻までですから、まだまだ先は長い。今年2月に、年内の新作放送スタートが発表されましたが、それ以上の続報はまだ出ていません」(出版関係者)

 いつになったら続きが見られるのか、やきもきしているファンも多いはずだが、ようやく放送時期がまとまったようだ。

「『無限列車編』の続編にあたる『遊廓編』は、今年10月からフジテレビで放送されることが内定したそうです」(アニメ制作会社関係者)

第1期の放送は「TOKYOMX」


 以前から、フジテレビが『鬼滅の刃』のアニメ放映権を獲得するのではないかと言われていた。

「第1期のアニメを最初に放送したのは、ローカル局のTOKYOMXでした。映画の大ヒットに湧いていた昨年10月に、フジテレビが夜9時台の『土曜プレミアム』などで、これまでの作品を“特別編集版”として放送。これが15%近い視聴率を叩き出したことで、鬼滅=フジテレビのイメージが視聴者に定着しました」(テレビ局関係者)

 近年、フジテレビは視聴率の低迷が続き、在京キー局5社の中でも存在感が弱まりつつある。注目度の高い『鬼滅の刃』がコンテンツに加わることは渡りに船だろう。

 キー局に放映権が移ることで“大きな力が働いて、原作が忠実に再現されないのではないか?”という懸念もファンの中ではあるようだが、コンテンツビジネスに詳しいフリーライターの杉本穂高氏は、こう語る。

「次回作は『遊廓編』という表記になっていますが、“遊廓”という売春を想起させるワードはコンプライアンスに触れる恐れもありますから、それを避けるために『鬼滅の刃 シーズン2』といった表記でもよかったはずです。それでも原作通りの『遊廓編』を冠したということは、従来どおり原作の再現を貫くという意思表示なのではないでしょうか」

 続編の開始時期が10月に内定したことについて、フジテレビに問い合わせてみると、

「編成に関してはお答えしておりません」

 と、否定はしなかった。ここから新たなヒットの“型”を作れるか。

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cat_oa-shujoprime_issue_d9828d7a2d77 oa-shujoprime_0_507210546c88_氷川きよし、新アルバム『南風吹けば』のジャケ公開! 507210546c88 507210546c88 氷川きよし、新アルバム『南風吹けば』のジャケ公開! oa-shujoprime

氷川きよし、新アルバム『南風吹けば』のジャケ公開!

2021年5月18日 04:00 週刊女性PRIME

氷川きよし、新アルバム『南風吹けば』(6月8日発売)

「この困難な時代に、少しでも人の気持ちに寄り添う、希望を感じられる作品、アルバムになればと思って作りました」

悲しみを希望に変えてくれる


 氷川きよし(43)の新アルバム『南風吹けば』(6月8日発売)の詳細が明らかに。ジャケット写真は、青空の中で白シャツ姿というさわやかさ。演歌・歌謡曲を主体としたアルバムは、1年半ぶりとなる。

 ヒット中の最新シングル『南風』はもちろん、『筑後川』『みちのく恋女』など、自然災害に遭った人を慮る曲も多い。全12曲。うち既発曲(3曲)は、氷川こだわりのチョイスとなっている。

今だからこそ、伝えたい作品です。『そこまで春が…』は亡くなってしまった人に対する感謝や、そばにいてくれた人に対する感謝が表現されていて、すごく心が温かくなる楽曲。『出発』は、いろんな悲しみを希望に変えてくれる曲だと思います

 さらには、永遠の愛を歌った『千年先までも』、湯川れい子作詩による『紫のタンゴ』、前向きな思いを詰め込んだ『星空のメモリーズ』など、幅広いラインナップとなっている。

「聴いていただくと、“よし頑張ろう”って思ってもらえる内容になったんじゃないかなと思います」

 氷川の真心、そして演歌の神髄に触れられる――。


6月8日(火)発売『南風吹けば』全12曲。発売/日本コロムビア

【Aタイプ】初回完全限定スペシャル盤。CD+DVD。3364円+税

【Bタイプ】通常盤。CD。2909円+税※写真はBタイプ

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cat_oa-shujoprime_issue_d9828d7a2d77 oa-shujoprime_0_60fe78ff0cd5_フジ海老原アナに新"ステマ疑惑” さらに店側とトラブル 60fe78ff0cd5 60fe78ff0cd5 フジ海老原アナに新"ステマ疑惑” さらに店側とトラブル oa-shujoprime

フジ海老原アナに新"ステマ疑惑” さらに店側とトラブル

2021年5月17日 21:00 週刊女性PRIME

"ステマ疑惑”で直撃取材を受ける海老原優香アナ

 4月に『週刊文春』で報じられた、フジテレビ女子アナの“ステマ疑惑”。問題となったのは、三田友梨佳アナや井上清華アナなど、7名のフジテレビ女子アナが美容室やネイルサロンで無料のサービスを受けていたことだった。

「宣伝と気づかれないよう商品に関する口コミを発信するのをステルスマーケティング、略してステマと言います。影響力のある人が企業から利益供与を受け、宣伝行為をするというもの。フジの女子アナ7名は、総計数百万円に及ぶサービスを受けていたとされています」(スポーツ紙記者)

 この7名の1人、海老原優香アナは、'17年の入社1年目から『とくダネ!』に起用されるなど期待の星だった。しかし彼女の怪しい噂は、件の報道だけでなく……。

『週刊文春』で指摘された美容室のほか、都内の一等地にある美容サロンでもサービスを受けていました。90分3万円以上もするコースを、無料で提供されていたそうです」(美容ライター)

ステマ疑惑が報じられると「写真を削除して」


 '19年の年末から、知人の紹介でサロンに通うようになったという。

「サロンの公式SNSに写真をアップすることを条件に、無料でサービスを受けていたんです。今年の3月まで、10回ほど通っていたみたいですよ」(同・美容ライター)

 実質的に、広告塔の役割を担っていたことになる。


いわゆる“ウィンウィン”の関係だったわけですが、海老原さんが施術後に写真の撮影を拒んだことがあったそうです。お店の方が抗議したところ、“次からはちゃんと撮影に応じます”と答え、その場は収まったようなんですが……」(同・美容ライター)

 3月下旬にフジテレビ内でステマ疑惑の調査が始まると、事態は急展開を迎える。

サロンに対して突然“これまでの写真を削除してほしい”と連絡。サロン側は“投稿ができていないぶんの施術に関しては、料金を払ってほしい”とやんわり伝えたそうです」(同・美容ライター)

 詳細を尋ねるべく彼女が通っていたサロンの経営者に話を聞くと、事実関係を認めた。

本来、投稿はモデル様側のSNSにもシェアしてもらうんですが、海老原さんはPRはいっさいできないとのことでした。でも店側がアップしたものなら大丈夫だと。一度、肌のコンディションを理由に撮影を拒否。ラフな格好にすっぴんで、そもそも撮影させる気がなかったんでしょうね

 サロンでは、海老原が写った投稿を今も削除していない。

写真をアップできない理由がモデル様のご都合の場合は、通常であれば施術の料金を請求させていただいています。このことも連絡しましたが、支払う気はないようで……現状、削除はお断りしています

お友達付き合いの延長線上



 事実を確認するため、5月中旬に自宅マンションから出てきた海老原を直撃。初めのうちは「広報を通してください」と口を閉ざしていたが、質問を重ねると経緯を語ってくれた。

写真掲載を条件に無料でっていう話ではなくて。知り合いの方から紹介されてオープン時に行ったら、“写真撮らせてもらえませんか?”っていう話に。SNSに載せる際はこちらがチェックするという話だったんですけど、確認の連絡が最初の一度しか来なくて……。こちらとしては、書面とかで正式に“いいですよ”というふうにはお伝えしていなかったんです

 サロン側とは異なる見解のようだ。会社には、すでに報告してあるという。

“SNSに掲載する際に確認の連絡がないので、消してくださいとお願いしてますが、こういう(消してもらえない)状況です”という説明をしています。サロンには、消してもらえるのならお代もお支払いさせていただくんですけど、SNSがブロックされていて連絡が取れないんです……

 海老原自身は、ステマという認識はなかったと話す。

特にSNSを確認もしなかったので……どういう感じなのか見てなくて。知り合いなので、“写真撮っていい?”“いいですよ”っていう、お友達付き合いの延長線上みたいな感じなのかなって

 約30万円ものサービスが、アナウンサーだからこその特別な扱いだとは考えなかったのだろうか。

“無料でやってもらうこと自体、世間知らずなんじゃないか”っていうことに関しては、そのとおりだなと思います……今後は、より気をつけていこうと思っています

 無料でサービスを受けていたことについてフジテレビに問い合わせると、

ご指摘の件は、弁護士などの専門家にも確認のうえ、いわゆるステルスマーケティングには該当しないと考えております

 グレーな“ステマ”の境界線。内面の美しさを磨くには、美容サロンに通うより真摯な反省が大切かも。

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cat_oa-shujoprime_issue_d9828d7a2d77 oa-shujoprime_0_71d32454bd4e_アフリカでナイフを突きつけられた女性冒険家が、相手に伝えた言葉 71d32454bd4e 71d32454bd4e アフリカでナイフを突きつけられた女性冒険家が、相手に伝えた言葉 oa-shujoprime

アフリカでナイフを突きつけられた女性冒険家が、相手に伝えた言葉

2021年5月17日 20:00 週刊女性PRIME

眩しい笑顔が素敵!日の丸を広げる、走る冒険家・Ponちゃん

 拳銃を突きつけられて、ホールドアップ。

「命が惜しければ、金を出せ」

 日本では、なかなかない話。でも海外旅行では、国によっては、ありえない話ではありません。そんなとき、いったいどう対処すればいいのでしょうか?

「50ドルが命の値段です!」


 私がかつて、1986年に行われた『第10回アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ系)に参加し、アメリカへ行ったときのこと。

 ハワイのチェックポイントで勝ち抜いてアメリカ本土に飛ぶことが決まった挑戦者たちに対して、番組スタッフから、およそ次のような注意がありました。

「皆さんは、これからアメリカ本土に上陸しますが、本土は観光地のハワイと違って、危険なことがたくさんあります。裏道に入ったら、昼間でも、拳銃を突きつけられてホールドアップされても不思議はありません。皆さんの誰かにもしものことがあったら、この番組は終わります。ですから、財布のなかに最低50ドルくらい入れておいて、いざというときは、財布ごと相手にあげてください。そうすれば、たぶん命は助かります。50ドルが命の値段です!

 この注意が本当のことなのか、本土行きが決まって浮かれている出場者たちの気を引き締めるための「おどかし」だったのかはわかりません。

 でも、この「命の値段が50ドル」というフレーズは、やけに印象に残りました。

生まれて初めての「ホールドアップ」!


 鹿児島に、「走る冒険家」こと、Pon(ぽん)ちゃんという女性がいます。本名は岩元みささんといい、生まれは1993年。

 もともと陸上競技をやっていて、高校を卒業後「私自身が挑戦する姿で、周囲の人を勇気づけたい!」と考え、冒険家になった方です。

 日本で開催されるマラソンだけでなく、世界一過酷と言われる『サハラマラソン』や『イラニアンシルクロードウルトラマラソン』などにも参加されています。2018年の『イラニアンシルクロードウルトラマラソン』では230キロを走破して、日本人初の完走者として話題になったこともあります。

 このPonちゃん。南アフリカのケープタウンで、現地人の男性にナイフをつきつけられて、「money!」とお金を要求されたことがあるそうです。

 治安の悪い国に行くこともある冒険家ですから、「いつかはホールドアップに遭遇するかもしれない」と覚悟はしていました。しかし、実際にそうなってみると、怖い……。冷静を装ったけれど、本当に怖かったそうです。

 おとなしくお金を渡せば、命は助かるかもしれません。しかし、Ponちゃんの頭のなかに、怖いながらも、こんな思いが浮かんできたのです。

(ここで私がお金を渡してしまったら、日本からの旅行者が、また同じ目に遭うかもしれない。そして、この人はこれからも同じ手段で、日本人やアジアの人たちからお金を奪い続けて生きていくことになるかもしれない。それは、どっちも嫌だ!)

 生まれて初めての「ホールドアップ」に恐怖を感じながらも、Ponちゃんはそう考えたのです。

ナイフをつきつける相手に伝えた言葉


 そんなことを考える間も、ナイフはずっと右の脇腹に突きつけられたまま。まさに絶体絶命。そのとき。

(この人は、きっと、愛が足りていない)

 Ponちゃんは、そう感じました。そして、携帯の翻訳機能を使って、こんな言葉を相手に伝えたのです。

「私は日本人です。日本人はアフリカ人のことが大好きです。私は、あなたと友だちになりたい」

 意外な言葉に驚く相手。すぐには受け入れられない様子。

 しかし、その後、何度か言葉をやりとりするうちに、相手は突きつけていたナイフをおろして、携帯にこんな言葉を打ち込んでくれたのです。

「Sorry」

(よかった! 心が通じた!)

 安心したPonちゃんは思いました。

(ここでこのままお別れしたら、この人は、あとから「あのときはうまく言いくるめられてしまった」と思うかもしれない……それも嫌だな……)

 そこで、提案しました。

「友だちになってくれてありがとう。ナイフをおろしてくれてありがとう。友だちになった記念に、一緒に買い物に行きましょう。あなたは、何が欲しいのですか?」

 聞けば、その男性。本当にお金がなくて困っていて、赤ちゃん用のオムツが欲しいと。Ponちゃんは「これは、友だちになった記念だからね」と念押しをしたあと、2人でオムツを買いに行き、仲よくお別れしたそうです。

 なんて素敵なホールドアップの話でしょうか!

 Ponちゃんは言っています。

「相手を脅して奪うのではなく、仲よくなって助け合うという関係性を、地球で生きていくみんなが大切にしていけたら、世界は平和に向かっていくと信じています」

 この話を聞いて思いました。

「本当にお金に困ったときは、人差し指を相手に向けて、ホールドアップのまねをする。それをされた相手は、“好意としてあげられる額”のお金を黙って渡してあげなくてはならない」

 そんな慣習を世界中で「約束ごと」にしたら、世界中から「物騒(ぶっそう)な本物のホールドアップ」がなくなるのではないか?

 ……と、そんな夢のようなことを考えてしまいました。

(取材・文/西沢泰生)


【PROFILE】

走る冒険家Ponちゃん(岩元みさ) ◎1993年7月4日生まれ。鹿児島県出身。『サハラマラソン(237km)』『ナミブレース(251km)』などで完走。2018年『イランシルクロードウルトラマラソン(230km)』では、最高気温63.1℃の中、日本人初完走。モチベーショナルスピーカーとして講演活動もしている。

『走る冒険家Ponちゃん公式チャンネル』→https://m.youtube.com/channel/UCz3Q8RMZ9L2_papwS_ZW0aQ

【著者PROFILE】

にしざわ・やすお ◎作家・ライター・出版プロデューサー。子どものころからの読書好き。『アタック25』『クイズタイムショック』などのクイズ番組に出演し優勝。『第10回アメリカ横断ウルトラクイズ』ではニューヨークまで進み準優勝を果たす。就職後は約20年間、社内報の編集を担当。その間、社長秘書も兼任。現在は作家として独立。主な著書:『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』(アスコム)/『伝説のクイズ王も驚いた予想を超えてくる雑学の本』(三笠書房)/『コーヒーと楽しむ 心が「ホッと」温まる50の物語』(PHP文庫)ほか。

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「月9」ドラマ低視聴率ランキング&高視聴率TOP5

2021年5月17日 17:00 週刊女性PRIME

(左から)西内まりや、木村拓哉、長澤まさみ、篠原涼子

 一時期は、「この時間帯は街に人がいなくなる」とさえ言われたことも。そう、月曜日の午後9時。1987年4月に創設された、フジテレビの看板ドラマ放送枠です。とはいえ近年は、なんだかパワーダウンしているとの声も……。低視聴率の作品を改めて検証。ヒットの法則が見えてくる! かも!?

 刑事裁判官を主人公にする今クールのフジテレビ月9『イチケイのカラス』が、世帯視聴率初回13.9%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と好発進した。第2話こそ10.5%と落ち込んだものの、『流れ星』以来、11年ぶりに月9の主演を務める竹野内豊の話題性、原作が人気マンガという基盤を活かした安定感などもあり、同ドラマへの期待の声は大きい。

 しかし、'10年以降ドラマ視聴率が全体的に低迷する傾向は顕著で、月9ブランドも例に漏れない。かつては、「月曜9時になると街から人がいなくなる」とまでいわれた月9も遠くなりにけり。昨今は平均視聴率が10%を下回る作品も多く、'15年以降で平均視聴率15%を超える月9はなんとゼロ! それどころか、月9ワースト平均視聴率を調べると、そのほとんどが'15年以降の作品に集中しているだけに、好スタートを切った『イチケイのカラス』が、いつ“尻切れトンボ”ならぬ“尻切れカラス”になってもおかしくない……。

 だが、冬の時代はいつか終わりがくると思いたいもの。華やかなりし月9時代が再訪する可能性だってある。そこで本誌では、反面教師にすべき低迷した“反面月9”を振り返りつつ、「月9ドラマはほぼ見ている」と豪語する『OLヴィジュアル系』などのヒット作で知られる漫画家・かなつ久美さん、そしてドラマに一家言を持つドラァグクイーンのパッツィ・ウッチャリーノさんの分析&ツッコミを交えながら、月9復活には何が必要なのか──、勝手に考えます!

視聴率と内容は関係ないのでは?


 栄えある(!?)ワースト1位は、クラゲオタクの倉下月海(芳根京子)と女装男子の鯉淵蔵之介(瀬戸康史)のラブコメディーを描いた『海月姫』。原作マンガの累計発行部数は440万部を超え、'10年にはアニメ化、'14年には映画化も果たす人気作だったが、3匹目のドジョウはいなかった……。

 しかし、識者2人はそろって「ワーストになるような作品とは思えない」と振り返る。特に、女装にこだわりを持つウッチャリーノさんは、「瀬戸さんのメイク姿はとても美しいし、原作のファンも多い作品なのに、それでも月9という土俵では大苦戦するなんて。“原作の発行部数〇〇万部の大ヒット作”とか、そんなワードだけではドラマとして視聴率が稼げない時代なのね」と驚きを隠さない。たしかに、視聴率こそワーストだったが、SNSでは好評で、瀬戸康史ファンからの評価も高い。たまたまワーストになってしまっただけ──という不運なドラマといえるかも。

 続く、第2位にランクインした『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』は、一般主婦の佐藤智子(篠原涼子)が、市議会議員に立候補し、政治の世界を変えていくドラマ。月9ながら「政治」を扱う異色作として話題を集めたが、終わってみれば全話にわたり1ケタ台に止まり最低視聴率にいたっては4.6%という“民衆の敵”ではなく、“民衆が敵”になった超低迷月9だったが、ギャラクシー賞12月度月間賞を受賞するなど、野心にあふれた作品として評価も低くない。

視聴率=評価ではないことを証明した好例。先の『海月姫』もそうですが、視聴率はひとつの指標であることは間違いないけど、ドラマのよしあしを測るものさしにはならない

 と、かなつさんが断言するように、月9ワースト平均視聴率を見ると、「この作品がワーストに?」というドラマがチラホラある。その最たる例が、第7位の『コンフィデンスマンJP』だろう。視聴率こそ振るわなかったが、ダー子(長澤まさみ)・ボクちゃん(東出昌大)・リチャード(小日向文世)が、欲望にまみれた金の亡者や悪党たちから、あらゆる手段で金を騙し取る姿は人気を集め、映画にまで発展。国外からも注目を集め、韓国版『コンフィデンスマンKR』、中国版『コンフィデンスマンCN』の制作も決定しているほどだ。

“ザ・エンターテイメント”という感じでスッキリする。問答無用で面白いドラマだと思う」とかなつさんが太鼓判を押せば、ウッチャリーノさんも「見やすくて大好き。まさか低視聴率のほうにランクインしているなんて思わなかったわ」と、視聴率とドラマの中身が伴っていないことを指摘する。

大抜擢は失敗しやすい?


 一方、同率2位の『突然ですが、明日結婚します』は、「納得の低視聴率月9」と異口同音に言う。結婚し専業主婦になることを夢見る高梨あすか(西内まりや)と、恋愛のトラウマを抱えるイケメンアナウンサー・名波竜(山村隆太)とのラブストーリーを描く、マンガ原作のドラマ─なのだが、「山村隆太」の名を聞いて、「誰?」と思った人も多いはず。実は彼、人気ロックバンド「flumpool」のボーカルを担当するミュージシャン。俳優活動は現在まで片手で数えるほどしか経験していないため、ピンとこないのも当たり前だ。


 同ドラマは、事前に計画されていたドラマが暗礁に乗り上げ、急きょ制作されたことが制作発表で明かされた“いわくつき月9”。西内、山村のキャスティングもドタバタで決まるなど、見切り発車がそのまま低視聴に結びついた正真正銘の反面作品と言っていい。

西内まりやさんは被害者(笑)。当時の彼女は、10代からカリスマ的な人気があって、着実にステップアップしていた。もっとよい作品に巡り合えたら、彼女の現在は違っていたのでは」(かなつさん)

 このドラマの影響なのか、西内は事務所から独立し、しばらく表舞台からも遠ざかることに。月9は、タレント生命すら左右するのかも……。

 山村同様、大抜擢&低迷したのが、吃音症のヒロインの少女(新人の藤原さくら)と、元ミュージシャンで臨床心理士の主人公(福山雅治)のラブストーリー『ラヴソング』だ。

大抜擢なんだろうけど、ドラマをあまり見ない時代に主演クラスの大胆なキャスティングはデメリットのほうが大きいと思う」とかなつさんが気遣うように、“愛想のない子”に映ってしまった藤原には、視聴者から厳しい声も届いた。

ドラマファンとしては、主要キャストにある程度“ザ・俳優”みたいな柱があったほうが見てみようかなと思うんじゃないかしら。山村さんのようなミュージシャンを起用することで、楽しい化学反応も起きるとは思うんだけど、やはり主要キャストの存在は不可欠なんじゃないかな」(ウッチャリーノさん)

 '16年1月の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』を皮切りに、続く『ラヴソング』、『好きな人がいること』、『カインとアベル』、『突然ですが、明日結婚します』、『貴族探偵』──6クール連続でワーストランキングに名を連ねるように、主演クラスを見ると、どこか物足りない感があるのもたしか。『好きな人がいること』は、夏の海でイケメンたちがヒロイン(桐谷美玲)を奪い合う月9の王道路線だったが惨憺たる結果に。2大スターが共演した反町×竹野内の『ビーチボーイズ』と比べるのは酷だけど、やっぱり小粒感は否めない……。

『貴族探偵』の後に始まった山下智久主演の『コード・ブルー』が、平均視聴率14.8%という高視聴率をたたき出したことを考えると、月9の勝利の方程式は物語×スターということも見えてくる。山Pは、患者のみならず暗黒期の月9をも救っていたことに!

月9の主役って、木村拓哉さんを筆頭にスターが務めていたイメージが強い。スターがいるから脇役にどんな人を配置するのか楽しみになる。その脇役が頭角を現して、違うドラマでさらにポジションを上げていく。そういうシステムが月9にはあったと思うけど、今はそれが機能していない」(かなつさん)

「月9」らしさが求められている


 そして、月9にはやはり華やかさが必要と付け加える。

「『極悪がんぼ』は意欲作だったと思うけど、世間の月9に対するイメージとかけ離れすぎ。“あえて”はわかるけど、ドラマを見ている人の多くが昔からのドラマファン。月9らしさは大事だと思う。かといって、スターを使い回すと福山さんの『ラヴソング』のように、年齢差が25歳以上あるけど大丈夫?ってなる(笑)」(かなつさん)


「この人だったら見たい」と思わせるような新しいスターが登場しないことも月9低迷の一因になっているとも。さらに、ウッチャリーノさんは、

そもそもテレビを見る人が減ったことも大きいと思う。テレビの前にじっとしていなくてもスマホから気軽にアクセスできる時代に、ドラマ1話分を集中して見るって、今の時代は難しい。でも、コロナでイエナカ時間が増えているから、家で楽しめる月9を新たに作るチャンスでもあると思うわ

 かつての月9といえば、ラブストーリーが定石。しかし、『好きな人がいること』が惨敗したように恋愛ドラマ自体が求められていないところもある。だからなのか、ここ近年は、医者、刑事、弁護士など職業ドラマが中心になった。

「かつての月9は、視聴者層がはっきりしていたからか、刺さるセリフが多かった。私もマンガを描く際に、セリフにはこだわるのですが、言葉に力があるドラマは面白い。『半沢直樹』も『鬼滅の刃』もセリフがいいから面白い。

 月9からは、たくさん名言が生まれたじゃないですか。言葉に力がある月9に戻れば、また視聴者も戻ってくる……と思いたい!」(かなつさん)

答えてくれたのは……



●かなつ久美さん●1990年、角川書店から漫画家デビュー。趣味は美容と保護犬ボランティア。LINE漫画で『OLヴィジュアル系』、kindleで『緋色』ほか、好評配信中♪ 最新刊は『もしボクにしっぽがなかったら』(みなみ出版刊 1500円+税)。



●パッツィ・ウッチャリーノさん●ドラマだけでなく、大相撲、深夜ラジオ、音楽、塩顔男子をこよなく愛する女装ウエイトレス。

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ペットボトルを別の自販機のリサイクルBOXに捨てるのはアリ?

2021年5月17日 12:00 週刊女性PRIME

 取材のきっかけは読者から寄せられた“素朴な疑問”だった。

 東京都S区に住む男性Aさん(60代)は昨夏、自宅に近い公共施設内の自販機の横にある空容器回収箱の前で、すっ飛んできた警備員にいきなり怒鳴られた。

「ここに捨てちゃダメだよ!」

 Aさんは自宅から持ち込んだ飲料の空容器を6、7本、回収箱に入れたところだった。

 ごみ箱のようなグレーの回収箱には丸い投入口が2つあり、《リサイクル目的に空容器だけを集めています》とステッカーが貼ってあった。

 ステッカーではペットボトルと缶、ビンのイラストが大きく「○」で囲まれ、「飲料空容器」とだけ表記されていた。「×」は「その他のごみ」とされ、コーヒーショップの持ち帰り容器やたばこの吸い殻のイラストにバツ印がついていた。

《混ぜればごみ 分ければ資源》

 の表記もあった。

Aさんが自宅から持ち込んだ空容器を入れて怒鳴られたという公共施設内にある自販機横のリサイクルBOX。「集めています」との表記がある(※画像は一部加工しています)

 Aさんは、リサイクル目的の資源回収に協力したつもりなのに怒鳴られて気分を害し、

「これは資源ごみですよ」

 と反論した。

 しかし、警備員は聞く耳を持たず「ダメだ」の一点張りだったという。

 Aさんが振り返る。

「らちがあかないので管理事務所に行くと、“施設内の自販機で買ったものは入れていい。それ以外はダメ”だと言う。理由を尋ねると“あなたみたいなのが増えると困るので”と言われた。

 納得できず、自販機メーカーのお客様相談室に連絡したら、地区担当の営業所長からすぐ電話がきて“不愉快な思いをさせてすみません。コンビニやスーパーなどどこで買ったとしても、あるいは別のメーカーの商品であっても、捨ててもらってぜんぜん構わないんですよ”と丁寧に答えてくれました。でも、話はそれで終わらなくて……」

 Aさんが空容器を持ち込んだのはシンプルな理由から。

 地区の資源ごみ収集のルールでは缶、びんの回収は週1回、ペットボトルは月2回とされている。特にペットボトルは回収を待っていると自宅にごみがたまってしまう。資源ごみはスーパーの店頭でも回収しており、民間でもリサイクルに取り組んでいるのだから、公共施設ならば尚さら問題ないだろうと思った。

 実際、回収箱を見ると「○」がついており、ここで買ったものしか入れてはいけないとはどこにも書いていない。

公共施設なのにまるで犯罪者扱い


「営業所長からは捨てていいと言われましたが、それ以降しばらくは持ち込むのをやめました。しかし、今年3月下旬、しばらくぶりにペットボトルと缶の計4本を持ち込んだところ、また怒鳴られたんです」

 警備員がすぐ飛んできて、

「おい、コラ! またおまえか。こんなものを持ち込んで」

 と頭ごなしに怒られた。

 管理事務所も強気で「あなたみたいなことをする人が増えると困る」と一歩も引かなかったという。

 Aさんはやりきれない思いを抱えながら、「じゃあ自分で入れたものは持ち帰りますよ」と、入れた空容器を箱の中から拾い出して持ち帰った。

「公共施設なのにまるで犯罪者扱い。区民を区民と思っていない態度にも腹が立ちました。どちらが間違った行動をしているのでしょうか。ほかの地区ではどうなっているんでしょうか」

 とAさん。

 別の機会にAさんが、飲料を補充する自販機業者のスタッフに聞いたところ、「それは申し訳なかったですね。回収容器を置いておくバックヤードが狭くてそうなったのかなあ」と、Aさんと施設の双方に気を使うような言い方をするにとどまったという。

 業者からすれば、Aさんは商品を購入してくれるお客さんだし、施設には自販機を置かせてもらっている立場だから、どっちつかずのそんな言い方になったのかもしれない。

理由は家庭用ごみと産業廃棄物との違い


 Aさんのケースをめぐる判断は後述するとして、私たちが街中でよく目にする容器回収箱に入れていいものはどう規定されているのか。

 関係しそうなのは容器包装リサイクル法。ごみを減らして資源を有効利用する目的で1995年に制定され、2008年には改正法が完全施行されている。

 環境省のリサイクル推進室の担当者はこう話す。

「容器包装リサイクル法で定めているのは家庭から排出されるごみについて。消費者には分別処理を求めています。例えば、飲み終えたペットボトル飲料は、ラベルをはがし、キャップをはずして、中をゆすぎ、つぶしてほかのごみとは区別して出していますよね。収集方法は自治体によって異なりますが、ペットボトルの空容器の回収率はけっこう高い。

 ただ、自販機横の回収ボックスやコンビニのごみ箱に捨てられた空容器については、家庭ごみではなく産業廃棄物になるので扱いが異なるんです」

 容器包装リサイクル法は、リサイクルしやすいよう消費者には分別排出を、市町村には回収を求め、製造・輸入・販売した事業者にはリサイクル義務や排出を減らす取り組みを求めるなど役割分担がはっきりしている。

 個々の飲料メーカーについて言えば、消費者が購入後に家庭に持ち帰って消費した空容器については同法上のリサイクル義務を負う。つまり義務を果たすために必要な応分の金を出している。

 空容器のリサイクルに詳しい関係者が言う。

「家庭から排出される空容器については、関連するさまざまな事業者が売り上げなどに基づき処理費用を公平に負担している。それとは別に、自販機業者やコンビニなどには商売に付随して出たごみを産業廃棄物として、リサイクルを含め適正に処理する責任があり、その費用も出さなくてはいけない。コンビニの店頭にあるごみ箱に“家庭ごみの持ち込みはご遠慮ください”などと注意書きがあるのはそのため

 販売業者からすると、客が自宅に持ち帰って消費するであろう“家庭ごみ”の分は負担済み。それなのに関係のない空容器を持ち込まれ、産業廃棄物扱いとなるごみ箱に捨てられてしまうと、家庭ごみでの役割分担であるリサイクルなどにとどまらず、分別、収集の役割まで果たさなければいけなくなる。

「百歩譲って、その店で売った商品のごみであれば、客が戻ってきて捨てられたら仕方ないかもしれないが、よそで買った商品のごみを捨てられると、運搬を含めたすべての処理費用は“完全持ち出し”になる」(同関係者)

信じられないものが捨てられている


 さて、自販機の横にある空容器回収箱に入れていいものは何なのか。飲料メーカーや販売企業などでつくる一般社団法人「全国清涼飲料連合会(全清飲)」の広報担当者は言う。

「まず、わかっていただきたいのはごみ箱ではないということ。リサイクルBOXなんです。しかし、街中の自販機横のリサイクルBOXには信じられないものが入っている。お弁当の空容器とか飲み残しのタピオカミルクティーなどを入れられると、BOXの中にネズミがいたりするんです。腐ってしまってすごい臭いを発したりもします」

 複数の関係者から聞き取った話によると、コーヒーショップなどで販売するフタ付きのテイクアウト用容器を突っ込まれたり、食べ歩きのごみやたばこの吸い殻なども入れられているという。

 実態を知るために各所で自販機横を見える範囲でチェックしたところ、氷が残っているテイクアウト用容器が無理やり押し込まれてフタが穴をふさいでいたり、ティッシュくずやたばこの空きパッケージ、おにぎりの包装フィルムなど関係のないごみだらけ。

 それどころか、BOXのそばに袋に入ったごみを置き去りにしていたり、なぜかスパム缶詰の空き容器や使い古しのスニーカーまであった。自分勝手に周辺を“ごみ捨て場”と決めつけているかのよう。スパム缶詰は鼻を近づける前から臭い、缶の中にはアリがびっしりはい回っていた。



 再び全清飲の担当者の話。

「リサイクルBOXの中に異物を入れられるとさまざまな問題が発生します。例えば回収する空容器が異物によって汚染され、品質が悪くなる。本来、入るべき空容器が入らなくなってしまい散乱につながる。飲み残しのまま容器を入れられると、それが飲料かどうかわからず処理が難しくなります」

 その液体がガソリンや農薬などの有毒性物質を含んでいない、とは外見上からは言い切れない。ふだんエコバッグを使っていたとしても、軽はずみな行動がリサイクルを邪魔して、地球環境に負荷をかけているかもしれないのだ。

自販機で買って移動したら家に持ち帰る


「自販機横のリサイクルBOXに入れていいものは、基本的にその自販機で購入した飲料の空の容器だけです」(同担当者)

 しかし、例えばペットボトル飲料の場合、多くは500ミリリットル入りだからその場で飲み干すケースは少ないはず。キャップもついているわけだし、移動しながら何回かに分けて飲み、空になったところで手近なリサイクルBOXに入れてはいけないのか。

ペットボトル飲料は持ち運びしやすいため“やめてくれ”とまでは言えないが、お願いはしたいですね。持ち帰って家庭ごみとして出していただけるのがいちばんありがたい。排出事業者責任といって、その自販機を設置して飲料を販売している者が、自らの責任としてコストをかけて空容器を回収していることをご理解いただきたい」(同)

 新型コロナウイルスの影響で飲料自販機の売り上げは落ちているという。外出の機会は減り、リモートワークによってオフィスに設置された自販機などの利用機会も減っている。

 全清飲が加盟する「PETボトルリサイクル推進協議会」にも話を聞いた。

「街中にごみ箱がほとんどないせいか、リサイクルBOXをごみ箱扱いする人が後を断ちません。異物が入り混じった空容器を回収しているのは、多くは飲料を補充するときの業者です。リサイクルするために運搬する手間も費用もかけています。正しく投入されたペットボトルの空容器にしたって、ラベルもキャップもついていますからリサイクルするまでの手間はかかります」

 全清飲によると、ペットボトルの空容器をペットボトルとして再生する高度リサイクル「ボトルtoボトル」の比率を高めるためさまざまな取り組みをしているという。ペットボトルを別の素材にリサイクルするよりも、再びペットボトルにして資源を循環させたほうが環境にやさしい。そこで2019年には12.5パーセントだったボトルtoボトルのリサイクル比率を「30年までに50パーセントにします」と宣言したばかり。リサイクルBOXに捨てられる異物ごみをいかに減らすかが成否のカギを握りそうだ。

空容器を投入する前にステッカーの確認を


 仕組みを理解できたところで話を元に戻そう。

 冒頭のAさんの行動は、異物を入れたわけではないにせよ、なるべく避けてほしいことに該当するだろう。

 しかし、怒鳴られる行為とは思えない。Aさんはそもそも「リサイクルBOX」とわかった上で、資源循環のためによかれと思って投入していた。分別意識も高く、空容器をゆすいでもいた。

 Aさんがためらいなく投入した背景には、リサイクルBOXに貼られたステッカーがある。表記を見る限り、空容器を積極的に集めているようにもとれる。家庭ごみについては収集責任のある自治体の公共施設だからなおさらのことだろう。

 当該施設を持つS区の担当者に話を聞くと、

「ステッカーには小さく『自販機専用リサイクルボックス』との表記もあります。しかし、混乱を避けるために自販機業者のほうで今年4月、新たな注意書きを張り出しました」

 現場を確認すると、リサイクルBOXのそばに次のような張り紙があった。

《このBOXは飲料の空容器を回収するものですが、ご家庭などで出た空容器に関しては、お住まいの地域の回収方法に合わせてお出し下さい。皆様のご理解とご協力をお願い致します》

 これで再発は防げるはず。

 ちなみに、大型スーパーの店頭や一部公共施設などには“家庭からの空容器持ち込みOK”のリサイクルBOXもある。

 前出のリサイクルに詳しい関係者によると、市町村の回収頻度が低いエリアでは、こうしたBOXが随所に設置されているケースが目立つという。実際、S区にある別の公共施設前にはこのBOXがあった。消費者は空容器を投入する前に確認しておきたい。


 再びS区の担当者。

「今後、持ち込みOKのリサイクルBOXをお尋ねの施設に設置するかどうかは、区民の要望などを踏まえて判断することになろうかと思います。可能性はあります。ただ、契約上の問題などがあるため、すぐ、というのは難しいですね。施設の警備員が持ち込みを注意したのは事実で、注意するにしても丁寧に話すようにしたい」(同担当者)

 当該施設からすれば、回収する業者の苦労などを考えて注意したのだろう。そのやさしさをAさんに対してもみせてほしかった。

◎取材・文/渡辺高嗣(フリージャーナリスト)

〈PROFILE〉法曹界の専門紙『法律新聞』記者を経て、夕刊紙『内外タイムス』報道部で事件、政治、行政、流行などを取材。2010年2月より『週刊女性』で社会分野担当記者として取材・執筆する

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cat_oa-shujoprime_issue_d9828d7a2d77 oa-shujoprime_0_9780bd662fbb_「通り魔事件」の犯人家族を待ち受ける”生き地獄” 9780bd662fbb 9780bd662fbb 「通り魔事件」の犯人家族を待ち受ける”生き地獄” oa-shujoprime

「通り魔事件」の犯人家族を待ち受ける”生き地獄”

2021年5月17日 11:00 週刊女性PRIME

中学時代の岡庭容疑者。当時は岡庭吾義土という名前だったが通り魔事件後に改名した

  5月7日、茨城県・境町で2019年9月に小林光則さん(当時48歳)と妻の美和さん(当時50歳)が刃物で殺害され、長男と次女が負傷した事件で、埼玉県三郷市在住の無職・岡庭由征(26歳)が殺人などの疑いで逮捕された。今回の逮捕で、再び注目を集めたのが、岡庭容疑者が過去に起こしていた 2件の“通り魔事件”。当時高校2年生だった岡庭容疑者は、中学3年生のあごを刃物で刺してケガを負わせ、さらに小学2年生の女児の脇腹をナイフで刺し、重傷を負わせている。



 なんら罪のない、見ず知らずの人を襲う「通り魔事件」。もし自分の家族が起こしたらーー。“通り魔”の家族に見る現状を、加害者家族をサポートするNPO法人『World Open Heart』の理事長・阿部恭子さんに聞いた。

兄が事件を起こし、生き地獄に


「兄は、誰でもいいから人を殺したかったそうです。誰でもいいなら、家族を殺してほしかったです……」

 和子(仮名・50代)は、怒りと悔しさに満ちた表情で当時を振り返った。和子は短大卒業後すぐ、親戚の紹介で知り合った男性と結婚し、田舎の名士の家に嫁いだ。ふたりの子どもに恵まれ、専業主婦として何不自由のない生活を送っていたころ、兄が突然、通り魔殺人事件を起こしたのだった。

 報道陣は、和子が暮らす家まで押し寄せた。夫の両親は激怒し、和子にすぐさま家を出ていくようにと怒鳴りつけた。夫はおろおろするばかりで、庇ってくれる様子もない。和子は真夜中に子どもを連れて実家に帰るしかなかった。

 両親が暮らす実家の周りには、報道陣と思われる車が自宅を取り囲むように並んでいる。和子は息を殺すようにして玄関まで辿り着き、真っ暗な家の中に逃げ込んだ。

 朝になると、家の外が騒がしくなり報道陣がチャイムを鳴らし始める。両親は完全に憔悴しきっており、食事もできない状態だった。和子は、親戚中に謝罪をしながら援助を求めたが、責められるばかりで助けてくれる親族はひとりもいなかった。

「実家には嫌がらせや脅迫めいた手紙が届きましたが、それ以上に、親戚中から関わらないでほしいと排除されたことがつらかったです」

 夫が生活費は保障するというので、都市部の縁もゆかりもない町で子どもと3人で生活することになった。事件が周囲に知れ渡ることはなかったが、生活にゆとりはなく、和子はかつて経験したことのない貧しい生活を送らなければならなかった。人付き合いといえば、子どもの学校の行事だけで、長い間、友達はひとりもいなかった。

子どもさえ守ってもらえない過酷な現実


「兄の事で私が責められるのは仕方ありません。それでも、子どもたちに罪はありません。夫の両親は、事件を知った途端、私たち親子と目も合わせなくなりました。子どもたちは内心、深く傷ついていたと思います」

 和子が離婚し家を出てから3年後、夫は再婚した。再婚相手との間に子どもが産まれると、もう生活費の援助はできないと告げられた。子どもたちはまだ中学にも入っていない。この先、どうやって暮らしていけばよいのか。それでも、兄の事件で迷惑をかけているという引け目から、援助を続けてほしいとは言えなかった。

 和子は生活保護を受けて暮らすしかなかった。子どもたちが小さいころ、息子は将来、お医者さん、娘はスチュワーデスになりたいと言っていたが、その夢が叶うことはなかった。

 それでも、今のほうが楽に生きられると考えることもあるという。

「親戚同士の集まりでは、あの子はどこの高校に行ったとか、どこの大学に受かったとか、マウンティングばかりで精神的に疲れることが多かったです。教育なんて、子どものためではなく親の見栄です」

 和子の両親は高学歴で、長男である兄への期待は特に大きく、エリートコースを歩むようにと生活を厳しくコントロールされていたという。兄は、親の望みどおりの大学には合格したが、その先の人生を自分で切り開くことはできず、仕事も家庭も失い、凶悪事件を起こすに至ってしまった。

「『教育虐待』という言葉を知って、両親の兄への教育は虐待だと思いました。それでも、傍から見れば立派な両親で、恵まれた家庭だと思われていたと思います。兄が苦しさを打ち明けられるところはなかったでしょう」

 事件が起きる予兆と思われる出来事について、

「仕事も家庭も上手くいかなくて、『死にたい』と口にしたことがありました。『馬鹿なこと言わないで』と返しましたが、あのときもっと、ちゃんと話を聞いていればよかったと後悔しています」

 私たちは、逮捕報道によって初めて犯人を知る。犯行が異常で猟奇的であればなおさらのこと、犯人を異常者としか見ることができなくなるかもしれない。しかし、犯罪者として生まれてくる者などいない。事件を振り返れば、みな、あるときから誤った方向へと歩き始めているのである。

わが子に「人を殺してみたい」と言われたら


「人を殺してみたい」

「事件を起こして自分も死ぬ」

 子どもの口からこんな言葉が出たらどうすればよいか。嫌なことから逃げているだけ、本気ではないと考える人も少なくないかもしれない。

「成績もいい子だったので、まさか、本気だとは考えませんでした」

「私たちは子どもに手を挙げたことなんて一度もありません。だから、うちの子がまさか人を傷つけることができるなんて考えられなかったのです」

 

 実際、殺人事件を起こした子の親たちの中には、兆候を見過ごしてしまっているケースも多い。もし、子どもがこのような言葉を口にしたなら、叱責することはせずに、「なぜ、そのように思うのか」じっくりと耳を傾けてあげてほしい。行動を正そうとする前に、なぜ、よくない行動を取るのか、その原因を明らかにすることが大きな事件を防ぐことに繋がる。

名士ほど相談に繋がりにくい


 筆者は、これまで200件以上の殺人事件の家族を支援してきたが、そのほとんどが経済的には中流以上の家庭であり、地元の名士というケースも珍しいわけではない。


 経済的に恵まれた環境だからといって、反社会的な行動の原因を「親の甘やかし」と単純に結論付けるべきではない。裕福で名の知れた家庭ほど、親族間の人間関係が複雑であったり、過度に世間体を気にするあまり、子どもへの躾が厳しかったりと、穏やかな環境ではない家庭も決して少なくはない。

 社会的地位のある人ほど、世間体を気にして問題を抱え込む傾向にあり、社会的に孤立していく傾向にある。 

 報道によれば、7日に逮捕された岡庭容疑者の一族も地元では有名な名士だというが、通り魔事件のあと、損害賠償の支払い等で経済的・精神的に追いつめられていたという。このような不安定な家庭環境で、凶悪事件を起こした少年が更生できるはずなどない。社会的孤立は確実に異常行動を悪化させたといえる。

 犯行に至るまで、彼と家族に何が起きていたのかーー。二度と同じような事件が繰り返されないためにも、真相究明が求められる。

阿部恭子(あべ・きょうこ)

NPO法人World Open Heart理事長。日本で初めて犯罪加害者家族を対象とした支援組織を設立。全国の加害者家族からの相談に対応しながら講演や執筆活動を展開。著書『家族という呪い―加害者と暮らし続けるということ』(幻冬舎新書、2019)、『息子が人を殺しました―加害者家族の真実』(幻冬舎新書、2017)など。

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