野村俊希被告(本人のFacebookより)
「トシキはもともと、人なんか殺せるような人やないと思う。もし本当にやったとしても、それは上の人に指図されて、断り切れなかったからやと思う。私は彼の罪が少しでも軽くなればと考えて、証言しようと思ったんです」
母親からも捨てられて
「トシキはもともと大阪府の出身で、中学校のころに両親が離婚。兄と姉は父親に引き取られ、彼は母親に引き取られた。その後、傷害事件か何かを起こして警察ざたになったため、母親からも捨てられてしまったんです。私にはそんな凶暴な様子はまったく見せなくて、普通の男。可愛いやつなんですけどね」
「確か、建設会社ではトシキの上司だったはずです。でも、トシキはちゃんと会社員として働いていたと思う。20歳前後のとき、いったんは京都の女性と結婚して、子どもも1人生まれています。でも、結局は長続きしないで、離婚していますけど」(同・知人)
“使いっ走り”だったと思う
「私にはトシキが金に困っていたようには見えなかったんやけど、ほかの仲間には“金がない、金がない”とこぼしとったようです。もしかしたら、富山も今回の事件と同じで、金のある人を狙っていたのかも」(同)
「私が直接、聞いたわけではないんやけど、どうやら仲間には“一度、青梅市には下見に行っていた。被害者とも一度、会って話をしている”と話しとったようです」
「遠方まで出かけていって強盗するというやり方ですが、彼はまだ若いので、いわば“使いっ走り”だったと思う。誰かもっと悪い連中がバックにいて、その連中が指示して、トシキみたいな下っ端のやつを実行犯として雇ったという手口やないかと思う」
「最初は物盗りに入ったんやけど、金を見つけられなくて、被害者に顔を見られて逃げてきた。そうしたら、“それはマズい。もう一度、引き返して殺してこいよ”と上の人に命令された。それを断り切れないで、トシキはやったんじゃないか」