cat_oa-shujoprime_issue_af960e3a20fe oa-shujoprime_0_af960e3a20fe_中条あやみが彼氏に求める“リアル”な条件とは af960e3a20fe af960e3a20fe 中条あやみが彼氏に求める“リアル”な条件とは oa-shujoprime

中条あやみが彼氏に求める“リアル”な条件とは

2018年9月13日 12:00 週刊女性PRIME

中条あやみ 撮影/廣瀬靖士

「私は今のお仕事をモデルからスタートさせたので、女優を始めたころは慣れない演技に悩んでばかりでした。気持ちにも余裕がなくて。

 でも最近は共演者の方と話したり、前はいっぱいいっぱいで、できなかったことができるようになってきて、不思議と楽しめるようになってきたんです

 そううれしそうに語るのは、映画にドラマ、司会に数々のCM出演と、活躍が止まらない中条あやみ(21)。今や女優としての才能を開花させ、主演作も続々! 映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』では第41回アカデミー賞 新人俳優賞を受賞した。

「うれしかったんですが、それ以上にプレッシャーでした(笑)。いただいたからには、それに見合う人にならなきゃって。これからはカッコよさも可愛らしさも持ち合わせる、いろんな表情を持つ女優さんを目指したいです

 そんな中条が“美女とオタク”の恋の行方を描いた、いまだかつてない純愛コメディー映画『3D彼女 リアルガール』で主演に。完璧なルックスを持つ超絶美少女役という、まさに等身大の役! 

「私は高校時代、自由奔放でマイペースな子だったと思います。どこにでもいる普通の女の子で、“○○先輩カッコいい~!”って友達と騒いだり。先生や友達にも恵まれて、すごく楽しい高校生活でしたね」

 すでにそのころには仕事をしていたという中条。容姿も格別で、やっぱりマドンナ的存在だったの?

「よくそう言っていただけるんですけど、全然です! 入学したとき、男子の先輩たちが“どの子?”ってクラスに見に来ることはありましたが、それも1週間くらいでなくなりました(笑)」

 劇中では、佐野勇斗演じるオタク高校生と交際をスタート。「送り迎えする」「守る」「一緒にごはんする」など、“彼氏の条件”を突きつけるが、中条が恋人に求めるものは?

「“ポジティブ”ですね。暗い人やすぐにため息をつく人は、こっちまで暗くなってしまうので。あとは思いやりがある人。相手を思いやる気持ちがないと一緒にいられません。いつかいい人に出会えるように、私も“ポジティブに”いきたいです!

意外? いつもは関西弁


私は大阪出身なので、地元の友達や家族と話すときは関西弁です。お芝居でも、関西弁の役の人がいるとつい引っ張られちゃう(笑)。映画『セトウツミ』は大阪で撮影があったので、実家から電車で現場まで通ってたんですよ」

家に○○がない!?


「上京して結構たちますが、今も部屋にソファがなくて。家の中でも目立つ存在になるので、考えすぎて決められないんです。ソファを買いに行っても、花瓶とかランプとか、全然関係ないものを結局買ってきちゃうんです」

PROFILE
なかじょう・あやみ ’97年、大阪府出身。’11年より雑誌『Seventeen』のモデルとして活躍。翌年、女優デビュー。『ライチ☆光クラブ』『覆面系ノイズ』など話題作に出演のほか、『アナザースカイ』の司会や雑誌『CanCam』の専属モデルなど幅広く活躍中。今後は映画『ニセコイ』『雪の華』などの公開が控える

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cat_oa-shujoprime_issue_af960e3a20fe oa-shujoprime_0_ef85aedf88b4_《“あおり運転”殺人未遂事件》被害者が語る「凶行の真相」 ef85aedf88b4 ef85aedf88b4 《“あおり運転”殺人未遂事件》被害者が語る「凶行の真相」 oa-shujoprime

《“あおり運転”殺人未遂事件》被害者が語る「凶行の真相」

2021年9月28日 06:00 週刊女性PRIME

事件が起きた現場。事件直後は地面に被害者の血が飛び散っていた

「私が現場を通りかかると、被害者のAさんの顔面は真っ赤に染まっていて、血が噴き出していました。Aさんは容疑者を必死に押さえつけていましたが、容疑者の手にはサバイバルナイフが……。だから私が取り上げたんです」

 事件を目の当たりにした男性は、そのときの壮絶な様子を振り返った。

顔面を15針を縫う負傷


 19日の昼12時25分ごろ、神奈川県横浜市の路上で交通トラブルをめぐって傷害事件が発生した。近隣に住む自称会社員の遠藤正雄容疑者(58)が、同じく近隣の会社員・Aさんの顔面をナイフで切りつけたのだ。遠藤容疑者は殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された。警察の取り調べに対して容疑者は、

「ナイフで傷つけたことは間違いないが、殺害するつもりはなかった」

 と供述。だが、被害者の顔面はサバイバルナイフでこめかみから鼻あたりまでを深さ2cmで切られていて、15針を縫うほどの負傷だった──。

 事件の真相を聞くべく、被害者のAさんを訪ねた。左目の横から頬にかけて大きなガーゼを貼っていて、痛々しい状態だったが、

「大丈夫だよ、このくらい。医者からは全治2週間って言われたかな」

 そう元気に答えたAさんは、事件の経緯も教えてくれた。事件当日、とある店の駐車場に車を止めていたAさん。

「そこから道路に出ると、すぐ後ろの車がいきなり急接近してきてあおってきたのよ、2回にわたってね。

 いま考えると、こっちは一時停止してゆっくり道路に出たつもりだったけど、容疑者は急に割り込まれたと思ったのかもしれないね」(Aさん、以下同)

あおり運転に文句を言ってやろうと思ったら


 そのときの様子はAさんの車内にあったドライブレコーダーに記録されていて、すでに警察に提出したという。

「頭にきたから文句を言ってやろうと思って停車して車から降りたら、あっちも降りてきて……。それで容疑者に“あおってんじゃねーよ!”と怒鳴りつけてやった」

 すると、容疑者も、

「“おまえこそ、あおってんじゃねーよ!”とゴチャゴチャ言ってきたのよ。だから一発、容疑者にポーンと蹴りを入れてやったのよ。そうしたら、容疑者は自分の車に戻って、ダッシュボードをガサガサあさりだして……」

 次の瞬間、容疑者の手にはサバイバルナイフが! Aさんの顔面をいきなり切りつけたのだ。

「そこからは殺されると思ったからもう必死よ。容疑者をヘッドロックして、車のボンネットに押さえ込んだ」

 すると、Aさんと顔見知りだった近隣に住む冒頭の男性が現れて、容疑者のナイフを取り上げ警察にも通報してくれたという。


 事件を振り返ったAさんはこう締めくくった。

「私がカッとなって容疑者を蹴った。それで、容疑者がビビってナイフを取り出してきたのかもしれないね」

 ハンドルを握ると人格が変わるというが……。車のダッシュボードにサバイバルナイフを常備している遠藤容疑者は、“危険人物”以外の何物でもない──。

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cat_oa-shujoprime_issue_af960e3a20fe oa-shujoprime_0_57c46488b275_龍角散セクハラ裁判で社長が語った“おさわりの真相” 57c46488b275 57c46488b275 龍角散セクハラ裁判で社長が語った“おさわりの真相” oa-shujoprime

龍角散セクハラ裁判で社長が語った“おさわりの真相”

2021年9月28日 05:00 週刊女性PRIME

“龍角散裁判”に関する記者会見の様子

 '19年6月“ゴホンといえば”でおなじみの製薬会社・龍角散に不当解雇されたとして、福田由紀さん(仮名・50代)が会社を提訴してから2年以上が経った。非公開で続けられていた裁判だったが9月16日、初めて傍聴人を入れての証人尋問が行われた。

 民事裁判では異例の傍聴券交付となり、わずか9席をめぐって朝から40人近くが列を作ったが……。

「並んだ人の半分ぐらいは龍角散関係者でした。傍聴席を会社関係者で埋めようとしたのでしょう。原告、被告それぞれに傍聴券があらかじめ5席分確保されるので、龍角散側からは5名と抽選に当たったらしい4名の9名近くが傍聴していました。一方で福田さんは傍聴券交付の制度を知らなかったのか原告側の関係者は来ていませんでした」(司法記者)

「軽くハグはした」


 ことの発端は、'18年12月6日に行われた忘年会の席上でのこと。藤井隆太社長(61)が業務委託(当時)の相田幸子さん(仮名・40代)に抱きつくなどの行為があった。これを問題視した当時、法務部長の福田由紀さんが社内調査を始めたところ、自宅待機を命じられたのち、解雇されたのだ。龍角散側の言い分は「セクハラを捏造した」というもの。

 審議の大半はセクハラがあったかどうかに割かれ、藤井社長の苦しい言い訳が続く。例えばこうだ。

ーー(相田さんに)首筋が色っぽいとは言った?

「言った、かもしれないですね。首筋が出ている服装は好ましくないから“襟のある服を着ないといけないよ”という注意を込めて“首筋が色っぽいね”と言いました」

ーー相田さんに抱きついた?

「抱きついたと申しますか、ハグというか、まぁ頑張っているねという激励の意味を込めてですね、えーこのようにしてですね(手を前に出してポーズをとる)」

ーーそれは抱きつくという行為では?

「えー、まぁそうですね。軽くハグはしました、1回だけ」

 しかしその後の尋問でハグの回数は少なくとも2回以上はしていたことが明らかに。

ーー(相田さんは)嫌がっていたのでは?

「嫌がっていたら(席を)離れると思います」

 このようなやりとりが続く一方で、今回の裁判で明らかになったことがあった。

「中国進出をめぐって福田由紀さんの姉で開発部長の亜紀子さん(仮名・50代)と社長の意見が対立していたというものです」(前出の司法記者)

 開発部長の他にも7つの役職を兼任していた亜紀子さんは'19年1月に全ての役職が解かれ、千葉の工場勤務となる。現在は自宅待機で社内の人間と連絡をとることも禁じられている。この処分を原告側弁護人に問われた藤井社長は、


「姉妹が社内で権力を持ちすぎて社員はみんな怯えている」

 と、いうのだ。これはどういうことなのか。原告側弁護人が藤井社長を問い詰める。

ーー龍角散の株の77%を藤井家が保有していますね?

「ええ、オーナーカンパニーですから」

ーーあなたは、メディアの取材でも自分のことを独裁者だと言っていますよね

「それはメディア用に強く言っているだけで。トップダウンと申しますかね、トップドゥーイングというものでね」

 姉妹が権力を持っていると言いながら、藤井社長が権力を独占しているということが明らかになるばかりだった。

中国進出の意図とは?


 セクハラの次に今回の審議で時間を費やされた《中国進出》というキーワード。裁判で提出された証拠を見てみると、藤井社長が'17年11月には中国ビジネスについて否定的だったのに、'18年5月には中国ビジネスにのめり込んでいる姿が明らかに。さらにそのことで福田姉妹と対立していく様子も見えてきた。

 証拠と証言から経緯をまとめると、

'16年4月

中国の『東方新報』の取材を受けた社長は《中国本土で販売するつもりはありません。龍角散ブランドの信頼性を損なう可能性があります》と発言



'17年11月

藤井社長は'17年の11月に香港の代理店宛に《中国では直接販売しない。香港が中国化することが予想されるため、香港市場からの撤退を検討する》とメール



'18年3月 

亜紀子さんガンに罹患。休職する/TBSテレビ「林先生の初耳月」で亜紀子さんが「林先生が会いたい女性」の1位となり紹介された

(藤井社長は「君ばかり目立ちやがって、藤井家への冒涜だ」と激怒)



5月 

ガンで闘病していた亜紀子さんが職場復帰。このころから藤井社長から亜紀子さんへの態度が硬化する/中国の『三九製薬』とコンタクトすると社長が発言。



7月

中国の『三九製薬』を社長と中国人女性Kさんが訪問



9月

『三九製薬』と直接取引きをすると社長が発言。このとき亜紀子さんと由紀さんは中国ビジネスへの懸念点を進言。「中国企業と秘密保持契約も諦結せずに交渉するのは危険です」(由紀さん)



12月6日 セクハラ疑惑の忘年会



12月14日~ 由紀さん、ハラスメントの第三者窓口を検討し聞き取りを始める



12月17日  由紀さん自宅待機を命じられる



'19年1月 亜紀子さん千葉工場勤務を命じられる



3月 由紀さんに解雇通知が届く



6月 由紀さん龍角散を提訴



8月 「龍角散」が『三九製薬』と提携したと発表

 中国進出を進めたい藤井社長に提言を繰り返してきた福田姉妹。福田姉妹がいなくなった途端に中国企業と提携しているところを見ると、その渦中に起きたセクハラ騒動は福田姉妹を追い出す格好の口実ではないかと邪推したくなる。

 しかし、なぜ藤井社長は否定していた中国ビジネスにのめり込んだのかーー。

「この中国人女性のKさんは元々中国の『東方新報』の記者で、'16年社長にインタビューをした人物。社長は'17年末頃からKさんと2人でいることが増え、中国にも2人で訪れています。Kさんは'17年に派遣社員として入社してから短期間で正社員となり、そのころから藤井社長は亜紀子さんへの態度を変えています。一連の騒動はこのKさんがキーマンとなっている気がします」(同)

 16日、件の中国人女性Kさんも傍聴にも訪れていて、記者らの顔やノートを覗き込んだり、時折笑うなど1人リラックスした様子を見せていた。

「セクハラはなかった」と認定


 証言台に立った由紀さんは、

私の目から見ると、藤井社長は中国進出を焦っているように見えました。'17年11月までは中国進出に関してかなり否定的・批判的見解を明確にしていたにもかかわらず、そこからわずか半年足らずで中国の製薬会社とコンタクトすると言い出して態度を急変させました。


 すでに中国で(龍角散ダイレクトや龍角散のど飴などの)模倣品が販売されて法的な問題になったりしていたんです。そのため、このまま十分な対策をとらずに中国の製薬会社との話を進めてしまったら、龍角散の生命線ともいえるノウハウや知財、品質やブランドを守ることが困難になると予想されました。

 そこで、私は当時、中国の製薬会社との取引を先導していたKさんとIさんに対し、中国ビジネスの危険性を伝えると共に慎重に調査及び対応を検討すべきであることについて意見は述べただけです

 と結んだ。

 社長のセクハラ疑惑に端を発したこの裁判。しかし体を触るなどの行為は認めながらも「(由紀さんが)セクハラを捏造した」という主張は苦しい。福田姉妹の処分は他に理由があるのではないか。

 ことの真意を龍角散に尋ねると、広報部が文書で回答した。

ー亜紀子さんの処分理由は、中国進出を妨害したというのが理由なのか?

「本件訴訟の当事者ではないことから同氏に関するご質問につきましては回答を差し控えさせていただきます」

ー龍角散は触ったり、色っぽいなどと女性に言うことはセクハラに当たらないと考えているのですか? 

「社内忘年会での当社社長の言動について違法なセクシュアルハラスメントはなかったことが認定されております」

 ということは、龍角散ではこれらの行為はセクハラにはあたらないということなのだろう。次回はセクハラ問題の当事者、相田さん(仮名)の証人尋問が予定されている。あったことをすべて話して“喉元スッキリ”してはいかがだろうか。

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cat_oa-shujoprime_issue_af960e3a20fe oa-shujoprime_0_2bb76047c6ad_熊田曜子、孫に会いたい義母を110番通報していた 2bb76047c6ad 2bb76047c6ad 熊田曜子、孫に会いたい義母を110番通報していた oa-shujoprime

熊田曜子、孫に会いたい義母を110番通報していた

2021年9月27日 21:00 週刊女性PRIME

9月下旬、周囲を警戒しつつ長女を見送りに出る熊田曜子

《明日は敬老の日 贈り物は子供達がイラストを描いたお皿(中略)めちゃくちゃ可愛いお皿が出来た》

 9月19日に、自身のSNSでこのように投稿したのは熊田曜子。一見、微笑ましい家族との日常のように見えるが、彼女はいまだ“ドロ沼離婚劇”の真っただ中にいる。

「今年5月、会社経営者の夫・Aさんから暴行を受けたと警察へ通報。離婚に向け、3人の娘を連れて自宅のすぐ近くで別居を始めました。逮捕されたAさんは、釈放後に暴行していないとメディアを通して主張。併せて、彼女の不倫を疑って以前から集めていた音声データの存在を明かしました」(スポーツ紙記者)

 7月には景品表示法に触れるハーブ茶の広告塔を務めていたことが発覚。イメージダウンで仕事は激減し、8月には別居後に住んでいた高級マンションからの転居を余儀なくされる。廉価なマンションに、母親とともに引っ越すことになった。

「一連の騒動で熊田さんはいまだにテレビには出演できていませんが、ファッションショーの仕事など徐々に芸能活動を再開。止まっていたSNS投稿も、活発になりつつあります」(同・スポーツ紙記者)

夫の両親を110番通報していた


 しかし冒頭の“敬老の日”投稿の裏では、新たなトラブルが起きていたようだ。

「実は、あの投稿の数日前に、熊田さんが、近所に住むAさんの両親を110番通報していたそうなんです。何があったのか定かではないのですが、親族でもある義理の両親を通報するというのは、よほどのことですよね」(熊田の知人)

 いったい何があったのか。Aさんの代理人弁護士に問い合わせてみると、通報の事実を認めたうえで、次のように語った。

「Aさんのご両親は、事件後に会えなくなったお孫さんのことをずっと心配していました。そして、9月中旬のその日、Aさんのお父さんの誕生日が近いということもあり、少しでも孫の顔を見られればと思ったおふたりは、近所にある上の娘さんが通う塾へ向かった。すると、上の娘さんがちょうど帰ろうと出てきたため、少しだけお話しできたようです」

 願いどおり、少しの時間ではあったものの、塾帰りの長女と約4か月ぶりの会話をすることができた。するとその2日後、義父の携帯に最寄りの警察署の生活課から電話がかかってきた。

警察官からは“お孫さんを待ち伏せしているとの通報を受けて連絡しましたが、もし事実なら気をつけてほしい”との注意を受けたそうです。Aさんのご両親と上の娘さんが話したことを熊田さんが知り、警察に通報したようです」(Aさんの代理人弁護士)

 “娘たちがさらわれてしまう”とネガティブに解釈したのだろうか。しかし、Aさんの代理人弁護士はそうではないと言う。


「最初の通報から10日後の夕方、Aさんのお母さんが買い物中に、偶然道端で上の娘さんに会ったそうなんです。声をかけようとすると、後方にいた熊田さんの母親が駆け寄ってきて、娘さんの手を引き、足早にその場から去っていきました。数時間後、再び警察署の生活課から注意の電話がAさんのお母さんの携帯に入ったとのことです」(同・Aさんの代理人弁護士)

熊田を実の娘のように思ってきた


 義理の娘に2度も通報されてしまったAさんの両親。Aさんも戸惑いを隠せない。

「母が言うには、上の娘は笑顔も見せず、もはや他人と話すような態度だったそうです。以前は学校や習いごとの送迎、食事の準備を母がしていたので、娘もすごく慕っていたのですが。母も“声をかけただけなのに、どうして……。曜子ちゃんを実の娘だと思って接してきただけに、悲しい”と嘆いています」

 今回の通報の意図について、熊田の代理人弁護士に質問状を送ったが、期日までに返答はなかった。

 9月下旬の早朝、学校へ行く長女を見送るために、自宅マンションから出てきた熊田を目撃した。顔には少し疲れが見え、長女も心なしか元気がなさそうに見える。

「熊田さんは娘たちに“Aさんや彼の両親と話をしてはいけない”と言っているそうですが、小学生の長女は本当に信じていいのか悩んでいるらしいです。同級生にも相談しているようなので、周囲は熊田さんにもお子さんにも、どのように接したらいいのか複雑な思いを抱えています」(長女が通う小学校の保護者)

 熊田が本当に耳を傾けなければならないのは、子どもたちの声なのかもしれない。

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cat_oa-shujoprime_issue_af960e3a20fe oa-shujoprime_0_836a1f7ed2a4_《熊本県》不倫疑惑の市議を直撃!飛び出した“苦しい言い訳” 836a1f7ed2a4 836a1f7ed2a4 《熊本県》不倫疑惑の市議を直撃!飛び出した“苦しい言い訳” oa-shujoprime

《熊本県》不倫疑惑の市議を直撃!飛び出した“苦しい言い訳”

2021年9月27日 17:00 週刊女性PRIME

花畑で有名な地元の観光スポットでA子さんとデートする松本憲二議員

「コロナ禍で市議会議員が不貞行為にふけっている」

 そんな文言が記された「怪文書ビラ」が流布して騒動となっているとの情報を『週刊女性PRIME』は独自にキャッチした。

 そのビラで不倫を告発され、“主人公”となったのは熊本県玉名市の松本憲二市議(53)。

 ミニトマトの生産量が日本一という玉名市で農業を営みながら議員活動を続けている松本市議。彼は妻子持ちで、市内にある実家に母親らとともに暮らしながら、現在、2期目を務めている。

大雨警報時も不倫相手の自宅へ


「松本市議と逢瀬を重ねていたのは市内にある建設会社の美人令嬢、A子さん(50代、独身)です。

 2人の関係は2年ほど前から密かにウワサになっていたのですが、今年6月ごろに2人の不倫関係を暴露した怪文書と証拠写真が、玉名市内の一部にばらまかれたんです」

 そう話すのは、玉名市民の1人。玉名市では昨年10月に当時の市議会議長だった中尾嘉男氏が賄賂罪で逮捕されたことから(その後、略式起訴され罰金刑が確定)、不祥事に敏感な状況。

 そんな中、今度は市議会議員の不倫疑惑が持ち上がっていたのだ。事情を知る玉名市関係者が不倫疑惑の詳細を明かす。


「2人がホテルに行ったのは5月中旬です。その日2人は新玉名駅で合流してから、A子さんの所有する車に乗って阿蘇山の近くにある花畑までドライブし、仲よく散歩を楽しんだそうです。その後、A子さんの車で付近のラブホテルまで移動し、1時間ほど滞在したんだとか……。

 このとき以外にも松本市議は度々、A子さんの自宅に通っていました。さらに許せないのは、5月20日の県下全域に大雨洪水警報が発令されていた日にも、彼女の自宅に行き逢瀬を重ねていたことです」

 市民の代表である市議会議員の不倫となれば由々しき事態だが、この不倫疑惑に市議はどう釈明するのか――。

 9月中旬、松本市議は玉名市内で取材に応じてくれた。

「相談に乗っていただけ」


「ビラは私の自宅には届いておらず、うちの近所や議会宛てに送付されていました。誰が出しているのかわからないため、警察や弁護士に相談しています」

 不貞行為については、


「ビラの写真は確かに私です。しかし、A子さんとの不貞行為は事実ではありません。私も結婚していますし、(周囲に誤解を招かないよう)相手の立場を考慮しなければいけないと思い、人目を避ける行動をとっていました」(松本市議、以下同)

 ホテルに2人で入った日の行動については、

「A子さんは以前から知り合いで、度々、個人的に相談事を受けるなどの間柄でした。この日はたまたまミヤネキリシマ(花の名前)が綺麗だということで、一緒に行ってみようという話になり出かけたんです」

 相談の内容は言えないとのことだが、あくまで“男女の関係”はないと断言する松本市議。

確かにホテルに一緒に入りましたが、中では相談に乗っていただけです。屋外では話せないような相談事ってありますよね。それでほかに場所がなくて、手短に個室のあるホテルで話そう、ということになったんです。ホテルに行ったのはこの一回きりです。

 A子さんは2つ年上で、お姉さん的な感じで接していました。私的な相談なので、彼女の実家の建設会社や議員活動とはまったく無関係です」

 だが、結果的にビラが撒かれたことで、さまざまな影響が生じている。

「妻や家族もショックを受けていました。今後はこのような軽率な行動はしないと誓いました。8月には議会内でもこの件が問題視され、任意の話し合いで議会の信頼を損ねたことについて謝罪しました」


 一方で市民に釈明をする予定はないようで、

「議会の会期中の出来事ではなかったこと、プライベートな時間に会っていたことなので、あえて公に何かをするつもりはありません」

 さらに、

「今年の10月には市議会議員選挙があります。このタイミングでビラが撒かれたことについては政治的な意図があるのではないかと勘繰りたくなりますね。

 いずれにせよ、市民のみなさまに投票していただけるのか、いただけないのか。結局は選挙で、私に対する審判が下されるのだと思います」

 そう胸を張る松本市議。

 一連の騒動に政治的な陰謀が絡んでいるのかどうかは不明だが、ラブホ密会を「何もなかった」で突きとおすのはあまりにも苦しい言い訳……。

 来るべき選挙で、玉名市民はどう判断するのか――。

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cat_oa-shujoprime_issue_af960e3a20fe oa-shujoprime_0_f3397db03b1b_NHK「紅白歌合戦」出場濃厚歌手をズバリ予想! f3397db03b1b f3397db03b1b NHK「紅白歌合戦」出場濃厚歌手をズバリ予想! oa-shujoprime

NHK「紅白歌合戦」出場濃厚歌手をズバリ予想!

2021年9月27日 16:00 週刊女性PRIME

今年の紅白出場が予想される、MISIA、郷ひろみ、山崎育三郎、松平健、Ado(Ado画像はTwitterより)

 気づけば2021年も残りいよいよ100日を切った。

 少し気が早いが、毎年年末に向けて注目されるのが、大晦日のNHK紅白歌合戦。

 昨年放送の『第71回NHK紅白歌合戦』は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、ホールでの公開生放送番組となって以来、初めての無観客開催となった。

Adoの“顔出し”はあるか?


 昨年の大きな話題は、グループ活動休止前、最後のテレビ出演となった、嵐のパフォーマンス。ラストライブ会場からの中継で、お茶の間にしばらく見られない5人の姿を焼きつけた。

 デビューを飾ったNiziUにSixTONESといった顔ぶれに加え、Tik Tokで火がついて爆発的にヒットした瑛人の『香水』、映画『鬼滅の刃』大ヒットのLiSA、さらには初出場のYOASOBIにBABYMETALと、バラエティーに富んだ顔ぶれが、大御所歌手などとともに、番組を盛り上げた。

 さて毎年秋ごろになると話題になるのが、今年の出場歌手だ。ある芸能ジャーナリストが「なんといってもAdoの『うっせぇわ』が強い」と予想する。

CD売り上げよりも、配信やSNSでの人気が重視されるのは昨今の流れのひとつです。Adoはこれまで歌番組などにも出演していますし、初出場の可能性は濃厚です。しかし、昨年のYOASOBIのような顔出し解禁は、今のところありませんので、どのような形で出場するのかが気になります。昨年、覆面グループのGReeeeNが朝ドラ主題歌を特別企画枠で歌いましたが、CGによるバーチャル出演でした。Adoもそのような形での出演になる可能性は高いですね」

 今年も無観客開催となれば、そういった出演も行いやすいだろう。

 Adoのほかに優里の『ドライフラワー』も有力候補だというが、それ以外は誰もがよく聞いたと言える曲は思い当たらないと言う。

 一方で「山崎育三郎の白組での初出演は濃厚なのでは」というのはテレビ局スタッフだ。その理由について、

「朝ドラ『エール』での活躍、そして昨年は企画枠として『栄冠は君に輝く』を歌唱しました。今年の夏の高校野球の開会式でも歌い、大河ドラマ『青天を衝け』にも出演中で、NHKへの貢献度も高い。歌唱する曲は、2年連続ですが『栄冠は〜』になる可能性が高いですね」


 誰もが知る楽曲のインパクトという意味では薄れるが、2021年の象徴という意味では東京五輪の存在を忘れてはいけない。

「昨年大トリを務め、オリンピックの開会式で国歌を斉唱したMISIAは、今年の出場もあると思います。またゲスト審査員にメダリストが出演する可能性がありますので、NHK2020のテーマ曲『カイト』を歌った嵐のメンバーが、重要なポジションで出演するかもしれませんね」(前出・芸能ジャーナリスト)

 さらに続けて、

「昨年は、ヤバいTシャツ屋さん、BiSH、岡崎体育の出場も有力視されていましたが、叶いませんでした。3組とも今年も精力的に活動しており、岡崎体育はいじめ問題で辞任した小山田圭吾の代わりに、五輪開会式の楽曲担当に立候補したことも話題になりました。

 また、ルックスや演出も注目を集める氷川きよし、デビュー50周年の郷ひろみの出場は確実でしょう。BTSも韓国からの中継でなら実現しやすいはずです。オリンピックでなぜか待望論が起きた、松平健の『マツケンサンバ』も不安な世の中を明るくしてくれるという意味で、可能性は十分ありそうです

毎年話題の“ジャニーズ枠”の行方


 そして毎年、賛否あるのが大量の“ジャニーズ枠”だ。昨年は、嵐、関ジャニ∞、Kis-My-Ft2、King&Prince、SixTONES、Snow Man(メンバーの新型コロナウイルス感染により出場辞退)、そしてHey! Say! JUMPの7組の出場した。

 嵐以外の6組の出演は濃厚だが、嵐の枠をジャニーズが埋めることになるのだろうか。

「そこはない気がします。ジャニーズ出場枠は、KinKi KidsやV6などのメモリアル的特別出演はありますが、意外とあまり大きく動かすことはないんです。嵐を除いた、昨年と同じ顔ぶれがそのまま出場するのではないでしょうか。また11月にCDデビューが決まっているなにわ男子は、さすがに選考対象外になるのでは。ワンチャンあるとしたら、プロデュースを手がける大倉忠義のいる関ジャニのバックを務めることはあるかもしれませんね」(スポーツ紙記者)

 NHKの紅白出場歌手の選定基準は、「今年の活躍」、「世論の支持」、「番組の企画・演出」という要素により行われる。

 大晦日の名物番組『笑ってはいけない』シリーズ(日本テレビ系)の終了が発表されたばかりだが、紅白は今年も変わらず歌とともに1年を締めくくってくれそうだ。

〈取材・文/渋谷恭太郎〉

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cat_oa-shujoprime_issue_af960e3a20fe oa-shujoprime_0_3efdb7121336_本場中国で人気の“フワちゃん”パンダ 3efdb7121336 3efdb7121336 本場中国で人気の“フワちゃん”パンダ oa-shujoprime

本場中国で人気の“フワちゃん”パンダ

2021年9月27日 11:00 週刊女性PRIME

※写真はイメージです

 2021年6月、上野動物園で4年ぶりにジャイアントパンダの赤ちゃんが生まれた。母親はシンシン。漢字では真真と書く、中国生まれのパンダだ。日本ではもちろん、本場中国でもその人気は高い。ただ普通のパンダは見飽きているようで、中国では風変わりなパンダが人気を博しているようでーー。

◆     ◆     ◆

ふでぶてしい態度が人気!? 中国最新パンダ事情


 何かと政治的な軋轢が生じがちな中国だが、非常に強力な外交カードのひとつがパンダだろう。

 日本でのパンダ人気は説明不要だけれど、中国とは常に政治的な緊張関係にある台湾でさえ、台北市立動物園にパンダがおり、地下鉄の構内ビジョンで「今日のパンダの様子」を報道していたこともあるくらいで、人気の高さがうかがい知れる。

 パンダは動物でありながら、中国のイメージ向上に相当な貢献をしていると言えるだろう。


 そんな中国で今、話題になっているパンダは、四川省・成都の『成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地』にいる金宝(ジンバオ)(2019年8月9日生まれの雄)だろう。普通のパンダより耳が大きくボサボサかつフワフワしており見た目はキュートなのだが、その反面ふてぶてしく見える態度が大人気なのだ。

 中国国内からは「耳がお団子ヘアーみたいで可愛い!」「パンダの耳ってこうだっけ?」等々と注目されているものの、その態度も相まって、日本人としてみれば、YouTuberでお笑いタレントのフワちゃんを彷彿させるものがある。

 金宝が母親と暮らしている成都の『パンダ研究基地』では、パンダの情報を中国語だけでなく、英語・日本語でも発信しており、それによると金宝はわんぱくで食いしん坊とのこと。

「パンダとふれあう」本場ならではのサービス


 パンダは見ているだけで幸せな気持ちになれるものだが、実際に愛くるしい彼らとふれあってみたい読者もおられることだろう。

 四川省だけでも6つのパンダ基地があり、都江堰(とこうえん)パンダ保護公園では実は一般人でもボランティア体験によって、パンダの食事のお世話といったふれあいも可能だ。

 この施設では、1日20人限定ではあるものの、1800元(約3万円)を寄付することによって、パンダとのツーショットも可能だ。

 残念ながら筆者はまだパンダ基地には訪問していないが、中国でレッサーパンダを30元(約480円)、ホワイトタイガーの赤ちゃんを50元(約800円)で抱っこ・ツーショットを撮影してもらった経験がある。ジャイアントパンダとは分類は違うけれど、レッサーパンダを抱っこした感触を述べると、体毛はフワフワではなく、デッキブラシのようにゴワゴワとした野生を感じたことから、ジャイアントパンダの体毛も似たようなものだと推測される。

 だが、ジャイアントパンダは漢字で大熊猫と書くように、クマ科の仲間なので、意外と凶暴な一面もあるということも忘れてはいけない。

文責・関上武司(せきがみ・たけし)●1977年、愛知県生まれ。愛知大学経営学部卒。中国で留学や駐在員としての勤務経験あり。中国遊園地の取材で中国の全省、全自治区、全直轄市を訪問。『中国遊園地大図鑑』(パブリブ刊)シリーズを執筆し、各メディアで話題。

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不倫ドラマなのに「最後まで身体の関係なし」で終わるのか

2021年9月27日 08:00 週刊女性PRIME

『うきわ-友達以上、不倫未満-』で主演を務める門脇麦

 日本中を熱狂させた「東京オリンピックの閉会式翌日」というエアポケットのような日にスタートしてから8週間。女性視聴者たちを中心にジワジワと支持を集めてきた『うきわ -友達以上、不倫未満-』(テレビ東京系)が27日の夜、最終話を迎える。

 振り返ると今夏のドラマは不倫をテーマに扱ったものが多かった。『にぶんのいち夫婦』(テレビ東京系)、『サレタガワのブルー』(MBS・TBS系)、『ただ離婚してないだけ』(テレビ東京系)、そして『うきわ』の計4作。それぞれ深夜帯の放送だけあって、生々しいベッドシーンなど扇情的な描写が見られた中、『うきわ』だけはプラトニックな世界観を貫き通してきた。

 同作の中心人物は、同じ社宅に住むパート主婦の中山麻衣子(門脇麦)と二葉一(森山直太朗)。麻衣子の夫・拓也(大東駿介)は同僚の福田歩(蓮佛美沙子)と、二葉の妻・聖(西田尚美)は陶芸教室の講師・田宮悠(田中樹)と「浮気を重ねている」という共通点を持っていた。

 隣室に住む2人は、ベランダの防火扉をはさんでの会話で距離を縮め、ゴミ出しの日だけは顔を見て話せるようになり、第4話でようやく秘密の食事デートを実行。しかし、帰り道に少し手をつないだだけで終わり、関係にまったく進展はなかった。

我慢するほど背徳感が増していく


 第5話で麻衣子は勇気を出してベランダの壁を強引に乗り越え、一に気持ちを伝えようとするが未遂に終わる。第6話でも2人は隣り合わせの壁を叩き合って会話するピュアさを見せ、最終話目前の第7話でも早朝のスローランニングで会話するだけというプラトニックな関係を続行。

 さらに拓也と聖がそれぞれ不倫相手と別れたことで、この関係すら清算させたほうがいいというムードが漂いはじめる。しかも麻衣子は「自分ばかり救ってもらっていた」ことに気づき、「自分も一を救うために夫婦の応援をする」ことを決意した。

 このように不倫された者同士であり、何も悪いことをしていないのにもかかわらず、距離を取り続ける2人の姿が視聴者を引きつけている。肉体的な接触を我慢している分だけ精神的な思いは深くなっていき、むしろ他作以上に不倫の背徳感を感じている視聴者は多いのではないか。

 特筆すべきは、2人の深層心理を描いた演出。たとえば「海でおぼれている麻衣子が投げ込まれたうきわに助けられる」などの描写が何度となく挿入されている。この演出が「いかに2人が精神的に支え合い、抑制的な関係を保とうとしている」ことを感じさせ、視聴者の感情移入を加速しているのだ。

 原作漫画では夫の浮気を嘆いた麻衣子が、「うちはもう二葉さんと一緒になりたーわ」とぼやくカットがあったが、ドラマ版では見られない。こんなところにドラマ版の作り手たちの、「どこまでもプラトニックな不倫を追求している」という姿勢を感じさせられる。

結ばれたら“よくある”不倫に


 そして最終話は、どんな結末を迎えるのか。一に福岡転勤の辞令が出たことで、麻衣子との関係性は崩れるのは間違いない。

 また、麻衣子と拓也の離婚は、ほぼ確定と言っていいだろう。実際、第7話では、麻衣子がスマホで慰謝料請求の検索をしながら「1人でやってけちゃう」とつぶやくシーンがあった。そのほかでも、一に「私は元どおりには頑張れそうもないです」「夫に傷つけられても、もう傷つけてやりたいとも思えなくて」と打ち明けるシーンもあり、視聴者感情を考えても「離婚して新たな人生を踏み出す」ことが推察される。

 じゃあ麻衣子は一と結ばれるのか……といえば、こちらは疑問符がつく。ここまでプラトニックを貫いてきた2人の魅力的な関係性が、結ばれることで“よくあるもの”になってしまうからだ。たとえば、「いったん別れるが数年後に再会して結ばれる」という連ドラでよく見る形も、この作品ではチープな印象を残してしまうリスクが高い。

 いずれにしても、最後まで2人がプラトニックのまま終わる可能性は高いのではないか。このままほぼ肉体的な接触がないままラストシーンを迎えたら、「コロナ禍にフィットするソーシャルディスタンスな不倫ドラマ」として、より印象に残る作品になるかもしれない。

 さらに言えば、距離感を保ちながら、視聴者に色気を感じさせ、背徳感を抱かせたのは、作り手たちの技術によるところが大きい。とりわけ昨年、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)を手がけた風間太樹監督の演出は、視聴者の想像力をかき立てるような見応えがあった。

俳優・森山直太朗の才能が開花


 最後にこの作品を語る上で、もうひとつふれておきたいのが、“俳優・森山直太朗”について。

 門脇麦の力はすでに各所で認められてきたが、今作では森山直太朗の演技に、より称賛の声が集まっている。森山が演じる二葉一は、さえない中年男でありながら、少年のような繊細さを持ち、それでいて慈愛を感じさせるキャラクター。さらに表情や所作の1つ1つから、枯れた色気のようなものを漂わせていて、それが「部下の妻に慕われる」という説得力につながっている。


 森山の俳優デビュー作は、2014年の『HERO』(フジテレビ系)。当時13年ぶりの続編で世間の注目が集まる中、いきなり重要な第1話の犯人役を演じた。主演の木村拓哉が「『ホントに演技は初めて?』と驚いた」というエピソードが才能の片鱗を感じさせる。

 そこから6年の月日が流れた昨年、『心の傷を癒すということ』(NHK)と『エール』(NHK)の2作に出演。ともにNHKらしい技量優先のキャストに混じって好演したが、いずれも主要キャストではなく、「森山にどこまで力があるのか」は未知数だった。現在45歳であり、俳優業への熱は本人にしかわからないが、今作を機にオファーが増えるのは間違いないだろう。

木村隆志(コラムニスト、テレビ解説者)

ウェブを中心に月30本前後のコラムを提供し、年間約1億PVを記録するほか、『週刊フジテレビ批評』などの番組にも出演。各番組に情報提供を行うほか、取材歴2000人超の著名人専門インタビュアーでもある。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。

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胸キュンした歴代朝ドラ男子たち

2021年9月27日 06:00 週刊女性PRIME

(左から)綾野剛、吉沢亮、中村友也、松下洸平

 放送開始から4か月、朝ドラ『おかえりモネ』の菅波先生(坂口健太郎)の人気がここに来て、グイグイと高まっている。

 東京で再会したモネこと百音(清原果耶)とゆっくりと、そして確実に紡がれていく恋模様。偏屈で堅物、とにかくそっけなかった菅波先生が、少しずつ変わっていく。

 モネが震災時に島にいなかった罪の意識を打ち明けて涙した際には、その痛みに寄り添いたいのに、伸ばした手は背中に触れられず。渡したプレゼントが“なわとび”だったりするなど、ちょっとズレているところも愛らしい。

 そしてついにはプロポーズ。菅波先生がその不器用なやさしさを見せるほどに、女性たちの心は……キュン。放送後のSNSには“#俺たちの菅波”が吹き荒れている。

 さすが、朝ドラ男子は期待を裏切らないと思わされると同時に、過去の名作の、菅波先生の素敵っぷりに勝るとも劣らない面々も思い出されてくる。

 朝ドラは全作品を視聴し、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)などの著書もある田幸和歌子さんに、歴代でも屈指の朝ドラ人気男子を振り返ってもらった。

「家事はしなくていい。2人で一緒に強くなろう」


『ふたりっ子』森山史郎(内野聖陽)

「『おかえりモネ』ではモネの父親として登場している内野聖陽さん(53)ですが、たぶん『JIN-仁-』(TBS系)の坂本龍馬役や『臨場』(テレビ朝日系)など、男臭いイメージを持っている人が多かった中、『きのう何食べた?』(テレビ東京系)でのケンジ役が素晴らしく、今、改めて内野さんの評価が高まっていると思います。


 そんな中、ぜひ見てほしいのが『ふたりっ子』。内野さんという俳優がまだあまり知られていなかった頃で、演じた森山史郎の“インテリメガネ野郎”が、すごくカッコよかったんですよね」(田幸さん、以下同)

『ふたりっ子』('96~'97年)は双子の麗子(菊池麻衣子)と香子(岩崎ひろみ)というWヒロイン。麗子は主婦、香子は女性初のプロ棋士の道を歩み、最高視聴率は31.9%。

「初登場シーンの森山史郎はかなり感じが悪くて。ヒロインが自信満々で対局に挑むも、完膚なきまでに打ちのめされてしまって。それがプロの棋士を志すきっかけとなったというのもいいですよね。“自分をボロ負けさせた相手を打ち破りたい”と本気で将棋に打ち込み、のちに恋心になっていく。

 森山史郎は、知的で冷静沈着。そして、ちょっとイヤミな性格で。2人は一度は結婚するんですが、そのときのプロポーズが“一切家事はしなくてもいい。2人で一緒に強くなろう”。すごくいいですよね。たぶん、放送当時よりも今の女性のほうがこのセリフ、響くんじゃないかなと思います」

 朝ドラ初の同業夫婦だったが、2人は離婚という道を選択した。

ずっと味方、ずっと愛してくれる“沼”の先駆者


『あぐり』望月エイスケ(野村萬斎)

ずっと語り継がれている朝ドラ男子といえば、やっぱり『あぐり』のエイスケさん(野村萬斎・55)。つかみどころのない不思議なキャラで、狂言という別の畑からキャストを引っ張ってくるのはNHKならでは。いい意味での異物感、浮き立つ魅力がありました」

 '97年に放送された『あぐり』。作家・吉行淳之介と女優・吉行和子の母である美容師、吉行あぐりがモデルで、ヒロインのあぐりは田中美里が演じた。最高視聴率は31.5%。

「もともとは“他校の男子学生へ恋文を渡してほしい”とヒロインが頼まれて。それがエイスケさんなんですが、初対面の態度がなかなか嫌な感じで。しかも、小麦色の肌のヒロインを“闇夜のカラスちゃん”と挑発したり。今の時代だと問題視されそうですけど(笑)。

 結婚後も放浪癖があったり、浮気性だったり。どうしようもないところが多々あるんだけど、たまにやさしい顔をするからホロッとなっちゃう(笑)。

 愛人作って、借金残して、ダメなところだらけなんだけど、やさしくて。ずっと味方でいてくれて。ずっと愛してくれる人の魅力、という感じですね」

 そんなエイスケさんは女子のハートをわしづかみ、爆発的人気に。死期が近づいてくると“もっと生かして”“死なせないで”との延命嘆願がNHKに殺到した。

ネットが普及していない時代ですから電話やFAX、手紙で。SNSでつぶやくよりも手間がかかる分、情熱を感じますよね。今で言うところの“〇〇沼”の先駆けだと思います

自分からは言わない。そのズルさも素敵なんだから!


『カーネーション』周防龍一(綾野剛)

朝ドラで不倫を描くことがそもそも画期的で、すごく話題になりました。綾野剛さん(39)演じた不倫相手である周防さんは、魅力のポイントだらけでした


 『カーネーション』('11年~'12年)は、デザイナーであるコシノ三姉妹(コシノヒロコ・ジュンコ・ミチコ)の母親・小篠綾子をモデルにした物語。情熱的なヒロイン・糸子を尾野真千子が演じ、最高視聴率は25%。

「出会いは繊維組合の宴席。むさくるしいおっちゃんたちの中で、周防さんには明らかな輝きが。三味線を弾く姿だけでも、とても色気がありました。

 テーラー職人としての腕の確かさがあり、時には手作りのゼリーを持ってきてくれたり。女性が好きな要素がたくさんある男性ですね。それでいて、自分からはせまって来ない。

 ヒロインに“好きでした”って言わせたのち、去り際に“おいも好いとった、ずっと”と言う。この後出し感! お互いに気持ちが高まっているのがわかっていながら、相手に言わせるズルさ。別れるときもやっぱりヒロインに言わせる。そんなところも魅力でした

 『カーネーション』の2年前、綾野は『Mother』(日本テレビ系)で衝撃的な幼児虐待男を演じている。そののちの周防さん役とあり、振り子は大きく振れ、たった3週の出演とは思えぬほどの印象を残した。

何度生まれ変わってもプロポーズされたい


『芋たこなんきん』徳永健次郎(國村隼)

朝ドラの胸キュン男子にはなかなか出てこないというか、世の中の女性が“キャー!”となる人ではないんですが、個人的にはベストだと思っているのが『芋たこなんきん』の健次郎さん。国村隼さん(65)が演じました

 '06~'07年放送の『芋たこなんきん』。作家・田辺聖子の半生がモデルで、ヒロインの町子には藤山直美が抜擢された。最高視聴率は20.3%。

「健次郎さんは“カモカのおっちゃん”と呼ばれるバツイチ開業医で、5人の子持ち。ヒロインと出会うシーンでは“女が小説家なんて”と馬鹿にする感じだったのが、だんだん口ゲンカする仲となり、プロポーズする。


 その言葉が“僕と結婚したら面白い小説、ようさん書けるよ”。最初は小説を書くヒロインを認めていなかったのに、“小説の題材になるよ”という口説き。女性の仕事を尊重していて素敵です。

 あと、夫婦2人のシーンは、お茶の間でおしゃべりしながらお酒を飲んでいて。ヒロインの話を“あんたアホやなぁ”って健次郎さんはずっと笑いながら聞いている。そんなふうに月日を重ねる夫婦像、すごくいいです」

 健次郎さんは病気で先立ってしまうが、ヒロインはその遺影の前でお酒を飲みながら、こうつぶやく。

“この先何度生まれ変わっても、必ずプロポーズしてくださいね”。それだけで泣いてしまいそう。めちゃくちゃ素敵な夫婦です

一緒にいても幸せにならない……けど、惹かれる


『半分、青い。』朝井正人(中村倫也)

『半分、青い。』は佐藤健さんが演じた律くんもナイーブで美しくて、好きな人も多いと思うんですけど。やっぱり、マアくん(中村倫也・34)はとてつもなく不思議なキャラで、面白かったですよね

 ヒロイン・鈴愛(永野芽郁)が少女漫画家をへて、発明をなしとげるまでの物語『半分、青い。』('18年)。最高視聴率は24.5%。

「初登場シーンでは、マアくんはいきなりネコを肩にのせていて(笑)。これは中村倫也さん自身のアイデアだったそうです。

 当時“ゆるふわ男子”と呼ばれましたが、ゆるふわどころじゃなく、本当にふわっふわ! つかみどころがまるでない。彼女が何人もいるという設定なんですが、その理由を“新しい犬が来ても、前の犬は捨てないでしょ?”という感じで説明し、律から“人間と犬が一緒はマズい”とツッコまれる。

 するとマアくんは“でも両方に愛あるよ、俺”と言うわけです。振り回しているつもりもなく、等しくみんな好き。それが真実なんだろうな、と思わされてしまう(笑)

 それでいて、律が想いを寄せるヒロインとは付き合えない、と意外にも友情を大事にするところも。そのプライオリティのわからなさなど、マアくんにはなかなか読めないところがあって。

 付き合っても幸せにはならないけれど、でも絶対惹かれる。そんな新しいキャラクターでしたよね

朝ドラ史上、少女漫画度ナンバーワン!


『なつぞら』山田天陽(吉沢亮)

天陽くん(吉沢亮・27)は若くして亡くなってしまうことも含めて、朝ドラの中でこれほどまでに少女漫画感を丸出しにしたキャラは過去、いなかったんじゃないかと思います」 


『なつぞら』('19年)は戦災孤児だったヒロイン・なつ(広瀬すず)が、アニメーションの世界へと飛び込む物語。最高視聴率は23.8%。

「天陽くんはとにかく輝いていましたね。出てくるだけで、画面の雰囲気がパッと変わるというか。ただ出演シーンはそれほど多くないので、天陽くんが出演しない回は“ワイプでいいから映して!”という声があったくらい(笑)みんなが“天陽待ち”だったんですよね(笑)

 出演回はもちろんSNSのトレンド入り。出なきゃ出ないでトレンド入り。

「ものすごくSNSを騒がせたキャラで。もともとは、クラスで仲間外れにされていたヒロインを、最初から偏見なく付き合ってくれた幼馴染でもあって。

 そして、絵にひたすらに打ち込む姿も魅力。“絵を描きたいということと、便所に行きたいってことは同じ”と語る素朴さと本能。そんなところも素敵でした」

 アニメーションという夢のために北海道から東京に行くヒロインを、

“俺はなっちゃんが好きだ。それはこれからも変わらない”って言いながら、送り出す。けど、自分はさっくり結婚してしまう(笑)

 結婚後、再会した天陽くんは髪が若干ボサボサで、緩んだ感じが出ていて。今の結婚生活が幸せなんだな、と複雑な思いにさせてくれる。

 朝ドラの中で、互いに想い合っていた人の結婚後の姿を見ることってあまりないので。そのあたりも、面白かったですね」

素朴かと思いきや、突然見せる“男”にズブズブ


『スカーレット』十代田(川原)八郎(松下洸平)

八郎さん(松下洸平・34)はすごく素朴で控え目で、おとなしくて。最初のころはヒロインとの距離を守っていて。“付きおうてもない女の人、呼び捨てに出来ひん”と、ヒロインを頑なに“川原さん”と呼び続けるなど、とてもウブな真面目な人だったんですけど


 女性陶芸家・神山清子をモデルとした物語『スカーレット』('19~'20年)。ヒロイン・貴美子を戸田恵梨香が演じ、最高視聴率は22.4%。

「いざ近づいてみると意外と肉食で(笑)。まさにギャップですよね。見ていたみんなは“まさかの?”“びっくり!”という(笑)。SNSには“#八郎沼”なる言葉が誕生し、多くの女性がその沼にハマりました

 八郎さんの影響で、ヒロインも陶芸家の道を歩み始めるとメキメキ才能を発揮。

「八郎さんに嫉妬が生まれ、“穴窯”に取りつかれるヒロインを置いて家を出てしまう。同業夫婦の難しさを描くと同時に、男性の嫉妬や不甲斐なさのようなものも、そのまま見せています。

 朝ドラの中で、こういった男性の弱さを真正面から描いた作品ってあまりなかったと思うんです。夫婦としては破綻したけど、新しい家族の形を見せてくれた。そんな描き方を含め、八郎さんの存在はやはり大きいと思います

自分&自分の大切な人を大事にしてくれる


『あさが来た』白岡新次郎(玉木宏)

『あさが来た』だとたぶん、五代様(ディーン・フジオカ)っていう人も多いと思うんですが、やっぱり新次郎さん(玉木宏・41)の献身ぶりにはグッとくるな、と。ぐいぐい引っ張ってくれる人ではないけど、いつでも助けてくれる人

 '15~'16年放送の『あさが来た』は企業経営者として、銀行や生命保険会社、そして日本初の女子大学を作った広岡浅子がモデル。ヒロイン・あさを波瑠が好演した。最高視聴率は27.2%。

「新次郎さんは年齢差のある許嫁で、まだ子どもだったヒロインが押し入れに立てこもったところ“ゆっくり大人になるまで考えればいい”とそろばん……“パチパチはん”をくれるところも素敵。

 大人になったヒロインは気が強くて、行動力もあり、暴走しがち。反抗的な炭鉱夫たちがピストルを構えたらおとなしくなったと自慢げに話すと、“力づくで男の真似せんかて、あんたなりのやり方があるのと違いますか? あんたの武器は、このやらかい大福もちだす”と頬を触る。女性の持つ柔らかさが強みだと教えてくれる人でもあって

 ぼんぼんゆえに新次郎さんは働かず、フラフラしがち。ヒロインが浮気を疑うと

「“今から一緒に会いに行こか”と連れ出された先は、行方不明になっていた姉・はつ(宮崎あおい)の家。ヒロインには何も言わずに探してくれていた。さらには、はつが泣く泣く手放した琴も探し回って買い戻してくれて。

 自分自身に何かをしてくれること以上に、自分が大事にしている人やもののために献身的に動いてくれる。そこにグッときた人、多いんじゃないかなと思います。

 自分のやりたいことを応援してくれて、何も言わずに助けてくれる。まさに名サポーター。当然“新次郎さんみたいな夫が欲しい”ってなりますよね(笑)

 あなたのお気に入りの朝ドラ男子、出てきましたか?

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『学校へ行こう』名物キャラが語る「V6と再会」の夢

2021年9月26日 21:00 週刊女性PRIME

尾崎豆

 1997年からTBS系で放送されていた『学校へ行こう!』。みのもんたやV6が出演して、学生を応援する人気コーナーが多数あった。中でも、2002年から始まった、出演者がオリジナルのラップや替え歌を披露し、V6がそれを見守るコーナー『B‐RAP HIGH SCHOOL』は、当時の学生たちの間で大きな話題を呼んだ。

『軟式globe』や『Co.慶応』などの数多(あまた)の名物キャラの中で、ひときわインパクトがあったのが、尾崎豊のヒット曲の替え歌を披露していた尾崎豆(まめ)。オーディションをきっかけに出演することになったが、その経緯というのが……。

「当時、今みたいにインターネットでの受付がなくて、応募するにはハガキを書かないといけなくて。それが面倒くさかったので、TBSの苦情センターに電話をかけました。“苦情なんですが、『学校へ行こう!』のスタッフルームにつないでもらえますか?”と頼んで取り次いでもらって、オーディションを受けたいことを伝えました

 手を抜いたように聞こえるが、意外な近道だったようで、翌日のオーディションへ参加することに。

「フリップネタと、尾崎豊さんの替え歌を披露しました。フリップネタはディレクターさんにウケなかったのですが、替え歌になると、急に真剣な表情に変わったのを覚えています」

君の名前は今日から「尾崎豆」


 なんとも気になる反応だったが、結果はその場では伝えられず。TBSから帰ろうとしたときに転機が訪れる。

「スタッフさんが追いかけてきて“土曜日、空いていますか? 収録が夜から始まるので来てください!”と声をかけていただきました。後から聞かされましたが、もともと“尾崎豊のミニ版”をできる人を探していたらしくて。それで“君の名前は今日から尾崎豆”と言われ、ジーパンと白いTシャツを持ってくるように指示されました」

 晴れて2003年4月に『B‐RAP』への初登場を果たす。

「最初は不安でしたね。尾崎豊さんのファンから、苦情が来るんじゃないかと……」

 そんな不安をよそに、瞬く間に人気者になっていった尾崎。「盗んだバイクを買わされた」など、印象的なフレーズの多い替え歌の作詞はどうやっていたのか。

「最初の3~4曲は、自分でつくっていました。その後は、週に1曲のペースでつくらないといけなかったので、とてもじゃないけど無理で……。結局、作家さんをつけていただきました。尾崎豊さんのどの曲で替え歌をするのかも、スタッフさんから指示がありました」

 曲をつくるだけでなく、覚えるのにも苦労したという。

「僕は物覚えが悪かったので、作家さんが書いてくださった歌詞をなかなか覚えられなくて……。カメラの横にずっと歌詞のカンペを出してもらっていましたが、NGがすごく多かった。ほかの出演者よりも、断然多かったですね」

 収録は、丸1日かけて行われていた。『B‐RAP』の出演者たちは、大部屋の楽屋に集められた。


「土曜の夜から日曜の夜でしたが、僕は何テイクも撮り直して、みなさんに迷惑をかけていたので、ほかの人の撮影が終わるのを待っていました。当時の僕は体重が4kg、体脂肪率2%のガリガリだったので、スタジオはすごく寒く感じたことを覚えています。放送では手元はあまり映っていませんが、震えながら歌っていました

 歌う前、意気込みや曲のテーマなどをモニター越しのV6メンバーとやりとりするのもコーナーの定番。尾崎のキャラクターに爆笑していたV6が印象的だったが、これも何テイクも収録していた。

「ディレクターに、だいたいの流れを書いた紙を渡されましたが、そのとおりにはならなかったですね。ディレクターが気に入らないと止められて、何テイクも撮り直しました」

 それでも『B‐RAPリクエストアワード』という投票企画で1位を獲得するほどの人気だった尾崎は、歌以外にも出番が与えられた。V6の坂本昌行、井ノ原快彦とのミニコントに、MISIAをもじった名前で個性的なキャラのMUSIA(ムーシャ)とともに参加した。

「コントの内容は、おそらく、坂本さんと井ノ原さんはスタッフさんと打ち合わせをしていたと思いますが、僕たちはアドリブでした」

坂本から「頑張っているな!」


 尾崎の“アドリブ演技”にはV6からも褒め言葉がかけられた。

坂本さんに“ちゃんと演技してるな! 頑張っているのが見えるよ”と褒めていただけてうれしかったです。“おい、MUSIA! 豆はもうちゃんと演技に入ってるよ!”と、MUSIAをイジるようなことも言っていましたね」

 夏休みをとるみのもんたの、代理MCにも抜擢された。

「MCをやると聞いたときはすごく嬉しかった。でも、“次のコーナーはこのコーナーです!”と言う以外、あまり喋らせてもらえなくて寂しかったですね。せっかくの機会なので、喋りたかったです」

 悔しさを滲ませるも、この収録をきっかけに、突如ギャラがアップしたという。

最初は1万円でしたが、代理MCのときから急に3万円になり、その後ずっと3万円でした。特にお知らせなどはなく、いつの間にか振り込まれる金額が増えていたんです」

 増えたのはギャラだけでなく……。

秋のSPで「V6と再会」の夢


「収録を終えてTBSの外に出ると、女の子たちがたくさん待っていたんです。V6さんの出待ちだろうと思っていたら、僕の出待ちでビックリしました。東京駅まで一緒に電車で帰ることにしたら、日曜日だったのに僕のいる車両だけ満員になって……。近くにいたおじさんが“日曜日なのにどうして混んでいるんだ!”と言っていて、あのときの経験はまるで夢みたいでしたね」

 そんな夢の時間は儚く、告知のないまま『B‐RAP』は突如、終わりを迎えた。


「『B‐RAP』のコーナーが終わることは聞かされていませんでした。“今回の収録が最後です”といった話もなく、いま思えば扱いが雑ですよね(笑)。現場で泣いているADがいたので、違和感はありましたが……」

 この秋には『学校へ行こう!』3時間スペシャルが放送される。

「秋の復活は、まだお話はいただいていないですね。同窓会みたいなものがあったらうれしいですけどね。せっかくならV6さんと再会したいです」

 今でも連絡を取り合うこともあるという『B‐RAP』のメンバーたち。まさしく、そこは彼らにとっての学校だった。

尾崎豆 『B-RAP』以降は、吉本興業に所属。ルミネTheよしもとで、新喜劇に出演していた。現在はフリーの芸人として各種イベントに出演しながら、YouTuberとしても活動。代表曲の『15の昼』は70万回以上再生されている。

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