cat_oa-shujoprime_issue_af34e6dcc875 oa-shujoprime_0_af34e6dcc875_志村けんと島崎和歌子が居酒屋でマジギレ事件 af34e6dcc875 af34e6dcc875 志村けんと島崎和歌子が居酒屋でマジギレ事件 oa-shujoprime

志村けんと島崎和歌子が居酒屋でマジギレ事件

2020年1月14日 16:00 週刊女性PRIME

志村けん

 1月8日、人気番組『志村けんのバカ殿様マツコもサンドも氷川も初笑いSP』(フジテレビ系)が放送されスペシャルゲストでマツコ・デラックス氷川きよし、島崎和歌子らが出演、息の合ったコントを披露した。

バカ殿も笑えない事件勃発


 番組では終始笑いが絶えなかったが、実はプライベートでは、志村に“笑えない”出来事があった。

島崎さんとケンカしたみたいなんです。お酒の場で彼女が礼儀を欠いた振る舞いをしたことに、志村さんが怒ったそうですよ」(志村の知人)

 “事件”は、昨年12月初旬の夜に都内の居酒屋で起きた。

「志村さんは仕事仲間と思われる5~6人と個室で食事をしていました。終始盛り上がっていたのですが、日付が変わったころに彼が島崎さんに怒っている声が聞こえてきたんです」(居合わせた客)

 かなりお酒を飲んでいたのか、志村たちの声は大きく、個室の外まで会話が聞こえていたという。

島崎さんが酔って、同席していた彼女より年上の人に少々タチの悪い絡み方をしたみたいでした。志村さんは声を荒らげることはありませんでしたが、お店を出るときに“もうあいつの顔は見たくない”とも話していて、かなり腹を立てているように見えました」(同・居合わせた客)

 この日の様子だけだと、2人が険悪なようにも見えるが、普段はとても仲がいい。

「志村さんの誕生日会にほぼ毎年出席し、幹事としてメンバーを招集することも多いですよ」(テレビ局関係者)

 では、なぜケンカになってしまったのかというと、どうやら島崎の酒グセが関係しているようで……。

「酔うと先輩に対して、礼儀やマナーを欠いた行動をとってしまうんです。過去にはダウンタウンの松本人志さんに噛みついたりナインティナインの岡村隆史さんに“もっと飲みなさいよ~”と絡んだりしたそうですよ」(同・テレビ局関係者)

 志村は、島崎を理解しているのだろうが、彼女に怒ったのは今回が初めてではない。

「数年前に、島崎さんが志村さんの誕生日会にセーラー服を着て行き、“それはないだろ”と怒られたことがあったそうです。彼は芸歴が長いこともあり、お酒の場での礼儀に厳しいところがあるんですよ」(同・テレビ局関係者)

 そんな“前科”も、怒りを増幅させたのかもしれない。

以前も注意したのに、同じ失敗をしたことで、何も反省していないと感じたんでしょう。志村さんはその後、しばらく島崎さんと連絡をとらず距離を置いていたといいます」(前出・志村の知人)

 マジギレ事件から1か月がたち年も変わったけど、2人は“だいじょうぶかぁ”!?

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ネガティブや三日坊主など「欠点」を科学的に楽しく治す方法

2020年1月14日 12:00 週刊女性PRIME

※写真はイメージです

 今年こそやせる! 貯金! 勉強! 運動!……と、強い意志をもって新年の抱負を立てるも、ろくに実行できないうちに時は過ぎ、あっという間に1年経過。また翌年も似たような目標を立てている……。そんな経験がある方は多いのでは?

「でも、諦めるにはまだ早い!」と心強いアドバイスをくれたのは、明治大学教授で、話題の新刊『科学的に自分を変える39の方法』(クロスメディア・パブリッシング)の著者・堀田秀吾先生。

「『意志』ではなく、具体的かつ簡単な『アクション』を通じてダメな自分から変わる方法であれば、実行に移しやすいでしょう。しかも世界中の研究者たちによる、心理学・脳科学・言語学などの実験や観察で実証された“科学的な方法”なら、確かな効果も期待できるはずです」

 さらに、どうせやるなら楽しいほうがやる気も出るし、続けやすい! ということで、できる限り前向きな気持ちで実践できそうな、ユニークな方法を6つ教えてもらいました。

◆    ◆    ◆

<性格・気質 編> マイナス思考→感情を紙に書く!


 数ある「欠点」のなかでも多いのがこちら、マイナス思考。ついつい物事を悪い方向に考えてしまう、ネガティブな自分を変えるには? その方法はとてもシンプル、「書くこと」です。

 テキサス州にある南メソジスト大学のペネベーカーらの実験によると、「1日15分、ネガティブな感情について筆記すること」を4日間続けると、(筆記直後には一時的にネガティブな感情が強まるものの、)長期的にはポジティブになることが示されています。

 実験から4か月が経過した後、「感情について書いた被験者」と「部屋の様子など、表面的な事柄だけを書いた被験者」を比べると、前者は気分・感情の改善が認められ、さらに体調不良の日数や健康センターへの訪問回数が明確に少なくなっていたのです。身体にまでよい影響があるんですね。

 また、筆記の際に『洞察語』、つまり「思う・感じる・わかる」などの思考や理解に関する語を多く用いるほど、ネガティブな感情が軽減されることもわかっています。自分の考えや感情をより深く掘り下げて書くことが重要なようです。

 もし、マイナス思考にお悩みなら、感情を紙に書き出すことを習慣にしてみてはいかがでしょうか?

怒りっぽい→三人称で自分を実況!


 怒りっぽい人のことを「頭に血が上りやすい」と表現しますが、これ、実は脳科学的にも正解なんです。 

 怒りの感情は、脳の『大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)』から発生します。大脳辺縁系は、主に怒りや恐怖、不安などの「感情」を司る部位を含みます。人が怒っているとき、脳内では大脳辺縁系にバッと血流が集まって、その働きを促しているのです。怒りっぽい人、イライラしやすい人とは、「大脳辺縁系が活性化しやすい人」と言い換えてもいいかもしれません。

 ミシガン州立大学のモーザーらが、怒りの感情の変化について研究を行いました。

 被験者に嫌悪感を抱かせるような画像を見せた後、一方には、「いま“私”はどう感じているか?」と、一人称で自問自答してもらい、もう一方には、「いま“彼・彼女”はどう感じているか?」と、心の中で三人称で語ってもらいます。

 そして、その際の脳波を測ってみると、大きな違いが見られました。一人称で語った場合よりも、三人称で語った人場合のほうが、感情に関わる脳の部位(大脳辺縁系)の活動が、急激に低下していたのです。

 まさに怒っている真っ最中に、三人称で、あたかも他人の出来事のように自分を描写し語ってみるだけで、自身を客観視でき、怒りの感情を抑えることができたのです。

 とはいえ、「絶賛怒り狂っているときに、論理的なことなんて考えられない!」という人も多いかもしれません。そんなときはまず、大きく深呼吸を!

 ノースウェスタン大学のフィンケルらの研究によると、人間の怒りは10秒ほど我慢すれば、ある程度治まるとのこと。

 イライラは脳の大脳辺縁系で起こり、大脳新皮質でそれを抑えるのですが、大脳新皮質が働き出すまで数秒かかります。深呼吸をして時間を置くと、大脳新皮質が活性化するまで待つことができるのです。

<行動・習慣 編>

実行力がない→自分の行動を予言する!


「今年こそはあれをやるぞ!」と、あれこれ思い浮かべてはみるものの、いざ実行するとなると、自信がないし、面倒くさいし、具体的な手段は浮かばないしで、ぜんぜん行動に移せない……そんな自分を変えるには?

 アメリカの社会学者・マートンが、『予言の自己成就』という現象を提唱しています。これは、たとえ間違った予言であったとしても、その予言を信じることで実現してしまう、というもの。「きっと失敗する」と思い込み、努力をすべき時間をクヨクヨしながら浪費してしまい、結局、失敗してしまうような場合がこれにあたります。

 この『予言の自己成就』をポジティブに変換して使うことが、「実行力がない!」と悩む人にはいいかもしれません。

 例えば、「プロジェクトAは今期中にスタートするよ」「私、ダイエットがうまくいっていて、あと1か月で3キロはやせそうなの!」と、やるべきことを自ら予言するんです。

 さも予言者のように明確な未来や目標を述べると、それに向かって具体的に努力したり、目標を知った周囲の人が手助けしてくれたりすることで、本当に実現できる可能性が高まるからです。

 また、これには『パブリックコミットメント』という効果も働きます。周囲に対して自分の意見や立場を明確にする、つまりパブリックな形でコミット(意思表示)すると、一貫した人間に見せようと努力し、そうなろうとする意識が強く働くのです。

 行動力がないと自覚する人は、まず予言です。「海賊王になる」「秒速で5億円を稼ぐ」「私、失敗しないので」と高らかに言い放ち、おのずと行動できる人を目指しましょう。

三日坊主→やったことを数字で記録!


 いざ実行に移せたとして、さらなる敵は“続かない問題”。3日で終わったジム通いに英会話、禁煙に朝活……。いわゆる“三日坊主”とどう戦うかは、人間の永遠のテーマかもしれません。

 なにせ人間の脳は飽きっぽくできているので、継続力がないのはむしろ自然のこと。脳では、さまざまな事柄に適応しようとする『馴化(じゅんか)』という作用が起こります。馴化とはいわば“マンネリ化”で、物事にいちいちトキメキを感じなくなる、ということ。

 物事が目新しいうちは『報酬系』と呼ばれる脳の回路が働き、快楽物質であるドーパミンが分泌され、脳も活性化するのですが、やがて馴化が起きてしまうと報酬系は働かなくなります。この報酬系が、三日坊主を脱却するカギを握ります。

 香港中文大学のシェンとシカゴ大学のフシーは「無意味な報酬に人間はどう反応するか」を調べました。実験では、被験者にパソコンを使った作業を指示。画面上には常に“謎のスコア”が表示され、作業を終えるたびに、スコアがランダムに増加します。

 ただ、「そのスコアに特に意味はなく、作業を評価しているわけでもない」ということに、被験者の多くは作業の途中から気づいていました。

 一見、無意味に表示されているだけのスコア。しかし、この謎のスコアが速く上がるほど被験者のモチベーションが上がり、スコアが増えないときは作業効率も下がる、という結果が出たのです! そう、「無意味な数字が脳への報酬として働いた」のです。

 三日坊主なあなたは、この“謎のスコア方式”を応用し、「行動を数字で記録」してはいかがでしょうか? 数字を脳のご褒美にするのです。

 ダイエットで体重の経過をつけていくことは定番ですが、停滞期に入って体重が減らなくなると、数値も変化せず、脳が喜ばなくなり、モチベーションが低下します。このやり方では、ただ行動と結果を記録しているのみです。

 “謎のスコア方式”は、例えば、「ジムに行ったら1」「1km走ったら5」「スクワット50回は10」のように自分で決めたポイント数を記録するので、体重が減っても減らなくても関係ありません。

 もっとシンプルに、「ダイエットに繋がる行動をしたらカレンダーにマルを書く」だけでもOK。31個のマルがたまっていくことで報酬系が刺激され、脳がうれしいと感じるので、続けられるのです。これは、「人間は一度始めたことが途絶えると不快に感じる」という性質も利用しています。ソーシャルゲームの「ログインボーナス」と同じようなことです。

<コミュニケーション 編>

人見知り→アイコンタクトを増やす!


 以前、バラエティー番組の『人見知り』がテーマの回で、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭さんが、「楽屋など、大勢の人がいるシチュエーションでは、飲み物のパッケージの裏側にある文字をひたすら読んでいる」という自身の人見知りエピソードを披露されていました。俳優の中井貴一さんも、若いころは人見知りであったことを公言されていますし、実は世の中、人見知りだらけなのかもしれません。

 人見知りとは、往々にして「相手の目を見ることが苦手」、ということではないでしょうか?

 実は、「あえてアイコンタクトを増やすと会話への参加度合いが高まる」ということが、クイーンズ大学のバーテガールらの実験でわかっています。

 実験では3人組に、パソコンの画面を通してビデオチャット的にグループ会話をしてもらい、会話への参加度合いを比較しました。被験者は1人だけで、残りの2人はサクラです。

 結果、話しているときに聞き手が適宜、アイコンタクトをした被験者は、あまりしなかった被験者よりも、会話への参加度合いが22%も高かったのです。

 つまり、アイコンタクトをしながら話すと、相手がよりたくさん話してくれるということです。

 また、テキサス州にあるコミュニケーション分析を専門とする企業『クォンティファイ・インプレッションズ』によると、人は会話をしているとき、相手の目を見ている時間は通常30~60%程度ですが、アイコンタクトの時間が60~70%になると、より深い心理的なつながりを感じ始めるという調査結果もあります。

 ですから、話したくても話せない、という人は、まずアイコンタクトを増やすことから始めてみてはいかがでしょうか?  自然に会話の量が増え、場が温まっていけば、人見知りなあなたでも打ち解けやすくなるはずです。また、「目は口ほどに物を言う」といったように、目で訴えかけることで、相手と会話したい・親しくなりたい、という気持ちも伝わりやすくなります。

 また、脳は身体の動きに騙される特徴があるので、「アイコンタクトをしたら会話する」、ということを自分の中でルールづけしてしまえば、いずれ「目を見たら会話に参加する」という行為も臆することなく、当たり前のようにできるようになるかもしれません。

気がきかない→文学作品を読みまくる!


 飲み会で上司のグラスが空なのに気づかない、会議資料をクリップなどでまとめずバラバラで配って手間をかけさせる……ほんのちょっとの気配りを欠いただけで“気がきかないヤツ”と言われてしまうのは、もったいないことです。

 一方で、気がきくと褒められるのは、大荷物で困っている人がいたら声をかける、自分がドアを閉めるタイミングで誰かが来たらサッと開けるなど、相手が求めているものをすぐに提供できる人がほとんど。気がきく行動というのは、相手の立場になって考えたり行動したりできる、すなわち、相手に「共感」するからできることです。

 実際、チューリッヒ大学のハインらの研究では、困っている他者を助けるときには、脳の共感と関わりがある部位が活性化していることがわかっています。

 逆にいえば、気がきかない人というのは、共感性が低い人だということがいえます。では、どうしたら共感性を高め、人に親切になれるのでしょうか?

 小説を読むことで共感性が高まることが、ニューヨークのニュースクール大学のキッドとカステイノの研究で明らかになりました。

 実験では被験者を4グループに分け、それぞれに、(1)大衆小説、(2)(純)文学作品、(3)ノンフィクション を数分間読む、(4)何も読まない という行動をとってもらったあと、他者の考えや感情を想像したり理解したりする能力を測るテストを実施。

 結果は、(2)の文学作品を読んだグループがもっとも高い点数を取り、しかも、文学的な作品が嫌いな被験者にも好結果をもたらしました。

 文学作品は、登場人物の状況や心理的背景がしっかりと描かれているものがほとんど。それらを読むことで、感情移入した結果、他人の人生への共感や理解につながるということです。

 気がきかない自分を自覚しているなら、周りをよく見て意識的に他者への親切行動を増やしつつ、日常的に文学的な小説を読むことがおすすめです。

 さまざまな困難と立ち向かいながら成長や変化をしていく主人公に気持ちを寄せることで、身近な人たちへの共感性も高まり、いずれ気がきく人へと成長できるでしょう。



【著者プロフィール】

堀田秀吾(ほった・しゅうご) ◎明治大学教授。言語学博士。熊本県生まれ。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学オズグッドホール・ロースクール修士課程修了。言葉とコミュニケーションをテーマに言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな分野を融合した研究を展開。熱血指導と画期的な授業スタイルが支持され、『明治一受けたい授業』にも選出される。研究の一方で「学びとエンターテインメントの融合」をライフワークとし、研究活動において得られた知見を活かして書籍を多数執筆。テレビ番組『ワイド! スクランブル』のレギュラー・コメンテーター、『世界一受けたい授業』『Rの法則』にも出演するなど、多岐にわたる活動を展開している。

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cat_oa-shujoprime_issue_af34e6dcc875 oa-shujoprime_0_73c517bc7746_米津玄師、いじめや自閉症に苦しむも見せつけていた“大物の片鱗” 73c517bc7746 73c517bc7746 米津玄師、いじめや自閉症に苦しむも見せつけていた“大物の片鱗” oa-shujoprime

米津玄師、いじめや自閉症に苦しむも見せつけていた“大物の片鱗”

2020年1月14日 07:00 週刊女性PRIME

『Lemon』がさまざまな記録を樹立したことへの感謝の意味を込め、昨年12月に2週間限定で渋谷駅ハチ公口に看板が掲出された

《短期集中連載》

米津玄師が国民的歌手と呼ばれるまでの軌跡をプレーバック! 第1回

『DAM年間ランキング』歌手別1位など、ランキングで33冠を達成。『紅白歌合戦』では、菅田将暉『まちがいさがし』、嵐『カイト』など楽曲提供した曲が3曲も披露されるなど、2019年は“米津玄師イヤー”となった。なぜ彼は短期間でこれだけの偉業を成し遂げることができたのか。関係者たちの証言で振り返る──。

この世に誕生した瞬間からビッグだった


 代表曲の『Lemon』は、'18年の発売ながら、昨年の多くのチャートで1位を獲得。ライフスタイルの変化や音楽の多様化が進んだことで、国民的ヒットが生まれづらくなった昨今の音楽業界において、ここまで世代を超えて愛されるのは稀有(けう)だろう。

 今や彼の楽曲や名前を聞かない日はないほど、日本を代表する歌手へと成長した米津玄師(よねづけんし)。彼の原点は、四国の徳島県にあった──。

◆    ◆    ◆

 県庁所在地がある徳島市で'91年に誕生した米津。生まれたときは4500グラムもあったそうで、この世に誕生した瞬間からビッグだった。

 川と海に囲まれた自然豊かな町で育ったが、過去の音楽誌のインタビューによると、《今になって思い返してみると、精神的にも肉体的にも貧しい家庭だった》と語っている。母親はチラシを作る内職をしており、決して恵まれた家庭環境ではなかったようだ。

「特徴的な名前もあって、子ども時代はいじめられることも多かったみたいです。あと幼稚園のときだったかな? 遊んでいたときに人とぶつかってしまい、大出血するほど唇を大ケガして、病院に運ばれたことがありました」(実家の近所に住む住民)

 現在も唇が少し腫れているように見えるのは、その名残のようだ。この出来事は音楽誌のインタビューでも、《汚いものを見るような感じで受け入れられて(中略)自分が怪獣のようなものになってしまったんだなという感覚があったなあと思いますね》と独特な表現で振り返っている。

子どもの頃から普通の人になりたかった


 規格外のサイズで誕生したことや個性的な名前、幼少期のトラウマなどもあり、成長とともに生きていることに居心地の悪さを感じるようになった米津。

 あまり友達もおらず、休み時間などは、自分の頭の中で作りあげた架空の人物と話すことを、心の拠り所にしていたと音楽誌で語っている。

《僕はずっと普通の人になりたかったんですよ、子どもの頃から。普通ではないっていう感覚によって苦しい思いをしてきた自覚もあって》

 その違和感の理由がわかるのは、20歳のころ。

「人とコミュニケーションがうまくとれないことなどに疑問を感じて病院を訪れたところ、《高機能自閉症》と診断されたそうです。コミュニケーション能力に乏しかったり、こだわりが強いといったことなどが特徴の病気なので、当時クラスメートになじめていなかったのも今思うと納得です」(中学の同級生)

 当時の彼は、人とは違う自分にコンプレックスを感じながら、普通にできないということに悶々とするしかなかった。

 そんな彼が初めて自発的に行動を起こしたのが中学2年生のとき。当時流行っていた『スピッツ』や『BUMP OF CHICKEN』などのバンドに憧れ、こんな存在になりたい! と、2万円のギターを購入。仲のいい友達を誘ってバンドを結成する

「中学の文化祭ではオリジナルの曲を披露して、みんなを驚かせていました。田舎の学校なのでオリジナル楽曲を披露するような人は、米津くんたちが初めてだったと思います」(同・中学の同級生)

 当時からクリエイティブな才能の片鱗(へんりん)を見せつけていた。しかし、高機能自閉症による影響もあり、バンド仲間に自分がやりたいことをうまく伝えることができず、高校に入学してから自然消滅の形で解散してしまう。

 そんなときに出会ったのが、動画配信サービス『ニコニコ動画』だった。高校在学中にニコ動を知った彼は、当時のバンド仲間で現在もサポートメンバーとして彼を支える男性に作曲した曲を演奏してもらい、音源を投稿するように。

 1か月に3曲投稿することもあり、その世界にのめり込んでいった。インターネット上に居場所を見つけたこともあり、学生時代にはすでに音楽で食べていく覚悟を決めていたようだ。

“将来、絶対に売れてみせるから写真は残したくない”と学生時代から周囲に言っていたのは有名な話。メジャーデビュー前からセルフプロデュースに長けていて、取材を受けた際は自分で写真チェックをするほど、こだわりが強かった」(音楽ライター)

 ひとりで楽曲制作を始めたものの、バンドへの憧れは捨てきれず、バンド仲間を見つけるために高校卒業後は大阪にある美術系の専門学校へ進学する。しかし、そこで結成したバンドでもうまくいかず……。そんなときに、ヤマハが開発した音声合成技術『ボーカロイド』に出会う。

「リアルな歌声を合成するためのソフトウエアで、この技術を使用したキャラクターボーカル『初音ミク』などを使って、制作した楽曲を歌わせる動画がブームになりました」(同・音楽ライター)

自分の周りには支持者はひとりもいない


 米津も『ハチ』名義でデビュー作『お姫様は電子音で眠る』を'09年5月にニコニコ動画上で発表。その後も動画が次々とミリオン再生を達成するなど、ボーカロイド界のトップクリエイターとして、その名が知られていくことに。

「SMAPなどへの楽曲提供で知られる音楽プロデューサーのヒャダインさんもニコニコ動画の出身です。動画投稿サイトの普及で、才能さえあれば年齢や住んでいる場所など関係なくチャンスがつかめる時代になった。

 20年前なら、米津さんのような地方出身でコミュニケーションが上手でないタイプは世に出ることはなかったと思います。デジタル時代だからこそ誕生した“時代の寵児(ちょうじ)”ですね」(レコード会社関係者)

 ボーカロイド界では頂点を極めたものの、《画面の向こうには支持してくれる人はいたものの、自分の周りにはひとりもいない》と音楽誌で吐露し、身近な人たちを喜ばせられないことに疑問を感じ始めていた。

 これでは意味がないと気づいた彼は、これまで築いたものを捨て本名の“米津玄師”として活動することを決意。これが国民的歌手への序章となっていく……。(次回へ続く)

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cat_oa-shujoprime_issue_af34e6dcc875 oa-shujoprime_0_4209895dffc8_大島優子、親公認の彼氏と「朝ドラ破局」 4209895dffc8 4209895dffc8 大島優子、親公認の彼氏と「朝ドラ破局」 oa-shujoprime

大島優子、親公認の彼氏と「朝ドラ破局」

2020年1月14日 04:00 週刊女性PRIME

大島優子

「芝居が楽しくてしかたがないんです」

 最近のインタビューで、そう答えたのは大島優子(31)。国民的アイドルグループAKB48の元メンバーで、卒業してからは女優1本に絞って活動してきた。

朝ドラ『スカーレット』で、主人公を演じる戸田恵梨香さんの幼なじみ役を演じています。彼女のほのぼのする演技に、女優としての評価がうなぎ上りです」(テレビ誌ライター)

仕事は順風満帆! 恋愛は……


 木村拓哉主演の2夜連続ドラマ『教場』(フジテレビ系)、先週から放送がスタートした連続ドラマ『彼らを見ればわかること』(WOWOW)に出演するなど、引っぱりだこだ。

昨年春には写真週刊誌にアメリカ人男性との熱愛をスクープされています。オープンな交際で、公私ともに順風満帆といった感じでしたね」(スポーツ紙記者)

 大島は'17年夏から1年間アメリカ留学をしており、そこでカレと出会ったという。

大島さんが帰国すると、ふたりは日本でもデートを重ねていました。カレは父親にも紹介して、親公認の仲に。カレと父親は彼女抜きでお寿司ディナーを楽しむほど、仲よくしていたみたいです」(同・スポーツ紙記者)

 だが、いま大評判の朝ドラが、ふたりの関係を大きく変えてしまったという。

「『スカーレット』はNHK大阪放送局の制作なので、撮影のほとんどを関西で行います。なので大島さんは東京のマンションを引き払ったそう。今は関西に缶詰め状態のようです」(前出・テレビ誌ライター)

 カレはビザがなく、日本に長期滞在ができない。そのため、大島に会うためだけにわざわざ日本に来ていたのだが、

大島さんが多忙のため、仕事の合間にちょこっと会うだけ。留学先では“普通の女の子”だった彼女が、日本では“売れっ子女優”に。このギャップに、カレはついていけなかったようです」(テレビ局関係者)

 恋より仕事を優先し続けた結果、昨年末にふたりは破局を迎えたようだ。

「でも大島さんはもう吹っ切れていて、周囲の人たちに“仕事を頑張る!”と明るく話しているそうです」(同・テレビ局関係者)

 大島の所属事務所に問い合わせると、

「プライベートは本人に任せていますので、特にコメントはありません」

 AKB48卒業時に“恋愛解禁”について聞かれた大島は、「スーパーヒーローが現れてくれるとうれしい」と恋に前向きな発言をしていたが、今は女優業に専念するようだ。

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木村拓哉、大ヒット主演作品の「続編」制作へ

2020年1月13日 22:00 週刊女性PRIME

新宿に突如現れた木村拓哉、“グラメポーズ”でにっこりスマイル

 ソロとしてアルバムを発売し、話題をさらった木村拓哉(47)。昨年主演したドラマや映画も軒並み好評で、今年はそれらの続編制作が決定しているそう。好調ぶりの背景にあるものとは──。

サプライズ登場したキムタク


新宿をご通行中のみなさん、木村拓哉です!(中略)最初は“できんのかな?”と思ってたんですけど、実際にできあがって、みなさんのお手元に届いたことをうれしく思っております

 1月8日の午後3時半ちょうど、東京・新宿の街頭にある大型の電子看板『ユニカビジョン』で、キムタク本人が出演する“1度きり”のスペシャル映像が5分間放映された。同日に発売されたソロアルバム『Go with the Flow』の発売を記念しての街頭ビジョンジャックだったのだが─。

いったい、僕はどこにいるでしょうか? みなさん後ろを振り返ってください!

 映像のラストをそう締めくくると次の瞬間、『新宿ぺぺ広場』のバルコニーに本人がサプライズ登場し、観衆を大いに沸かせたのだった。

まさか、木村さん本人が現場に足を運ぶなんて……。SMAPのころには考えられなかったことですよ! しかも、ほんの3分ほどの挨拶のためだったそうで、よほど今回のソロアルバムに力を入れている証拠なのでしょう。

 さらに、今年の元日から放映が始まった人気のスマートフォン用ゲームアプリ『白猫プロジェクト』のテレビCMに、木村さんのアルバム収録曲『NEW START』がタイアップしているんです。ゲーム内に登場する可愛いキャラクターたちは、クールな木村さんのイメージとだいぶギャップがあるので驚きました。CMに曲だけでのタイアップもかなり珍しいですし、最初は“同姓同名の声優さんが歌っているのでは?”なんて声もあがっていましたよ」(スポーツ紙記者)

 “天下のキムタク”のソロアルバムは、本人もジャニーズ事務所としても、並々ならぬ思いがあるに違いない。

 一方で、歌手活動だけではなく、俳優業でも好調の波が続いている。

キムタク神話が復活と話題に!


「木村さんが主演し、昨年末に放送終了したTBS系ドラマ『グランメゾン東京』最終回の視聴率は、16・4%と大健闘。1月4~5日に2夜連続で放送されたフジテレビ開局60周年記念ドラマ『教場』にも、木村さんが警察学校の厳格な教官役で主演しました。こちらも2日連続で視聴率が15%を超え、“キムタク神話が復活!”と話題になっていますよ」(テレビ誌編集者)

 この流れはとどまることはなく、むしろ今年加速していくようで──。

今年の4月クールで、キムタク主演のテレビ朝日系ドラマ『BG~身辺警護人~』の続編放送が内定しています。昨年1月に公開され、大ヒットした映画『マスカレード・ホテル』も、ヒロイン役の長澤まさみさんのスケジュールが調整でき次第、続編の制作に入るそうです。

 長澤さんは今夏に主演ドラマが控えているようで、『マスカレード』の撮影はその後になるかと思います。今回の『教場』も高視聴率だったことから、早くもフジテレビ局内で映画化の話が浮上したと聞いています」(テレビ局関係者)

 順調な仕事ぶりではあるものの、冒頭での発言にもあったように、今回のソロアルバム発売には不安があったそう。

「SMAP元メンバーの中で唯一、ソロでの音楽活動を本格化させるように見え、SMAPファンから非難されることを危惧していたそうです。しかし、昨年9月にアルバムのリリースを発表した際、本人たちが考えていたよりも、世間からの反応がよかったんだとか。

 作品を歓迎する声を感じたことで自信もつき、今年2月に予定されている東京と大阪でのライブツアー会場に関しても、当初より大きな会場に変更したそうですよ」(芸能プロ関係者)

木村の追い風となった“戦友たち”とは……


 SMAP解散当時のキムタクは、世間から“裏切り者”というレッテルを貼られてしまったことも。しかし、ここ最近の活躍ぶりには目を見張るものがある。

 そのウラには“アノ戦友たち”が吹かせる追い風も影響していたようだ。

昨年末から『新しい地図』の稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんが地上波のテレビ番組に、連日出演しています。それまではネット番組や雑誌などでの露出が主だったので、ファンからは驚きと喜びの声があがっていました。そのことに加え、香取さんが元日にソロアルバムを発売したことで、木村さんのソロでの音楽活動もいい意味で目立たなくなったのです。

 いずれにせよ、『新しい地図』の3人が地上波に復帰して活躍することで、木村さんに残る孤立した“負”のイメージが薄れていくのは間違いありません。かつての“絶頂期”が戻りつつある木村さんと、地上波に復帰した『地図』の3人に、今年は相乗効果が生まれるかもしれませんよ」(同・芸能プロ関係者)

 選んだ道は違えど、今後も両者は高め合っていく関係になるはず!

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原田龍二が前園真聖の“素”を引き出した「裸の心」

2020年1月13日 21:00 週刊女性PRIME

全裸俳優・原田龍二の「人生、反省。」

 時代劇から刑事もの、ラブストーリーまで幅広く演じる俳優・原田龍二。さらに近年では、旅番組で全裸になって温泉に入る“温泉俳優”として注目を浴び、バラエティー番組では潔く全裸を披露して話題をさらった。

 八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍を見せていた2019年6月。『週刊文春』の文春砲に狙い撃ちされ、スキャンダルでもお茶の間をにぎわすことに……。

 現在、反省の旅路を歩いている彼が、今、言葉を交わしたい人と対談をする不定期連載企画。第1回の対談相手は、元サッカー日本代表の前園真聖。彼もまた、過去に辛酸を嘗(な)めた経験の持ち主だ。番組での共演経験もあり、気のおけない関係でもあるふたりが“人生”と“反省”について熱く語り合う!

“反省”が共通点のふたり


原田 前園さんとは、旅番組で一緒にしまなみ海道をサイクリングした思い出があるんですよね。もちろん、現役時代のプレーも拝見していたし、サッカー選手を目指している息子から「サインをもらってきて」とお願いされたのも、後にも先にも前園さんだけなんですよ。今もしっかり飾ってあります。

前園 ありがとうございます! 番組でご一緒したとき、原田さんにはとても気さくに接していただいて、すごく居心地がよかったのを覚えています。僕は人見知りな面があって、仕事で共演した人と仲よくなることはあまりないんですが、原田さんとは連絡先も交換してもらいました。勝手に「芸能界のアニキ」だと思ってます!

原田 それはうれしいですね。僕も、前園さんとまたお話ができるのをすごく楽しみにしてたんです。ただ、この連載のテーマは“人生の反省”なんですよ。

前園 はい……。ご存じの方も多いと思うのですが、以前、お酒がらみで大きな失敗をしていますから……(※2013年に泥酔しタクシー運転手に暴行。しばらく活動を自粛していた)。ずっと反省はし続けていますね。ただ、今は下を向かずに前を見て進んでいこう、という気持ちが強いですね。

原田 僕も同じ。僕は女性関係のスキャンダルでたくさんの人に迷惑をかけてしまいましたが、これからは反省の気持ちを強いバネにして、さらに上に行こうとポジティブにとらえるようにしています。

「行きたくない」自分を支えるのは自分だけ


前園 そうなんですよね。僕の場合、もう1度やり直そうと前向きになれたのは、サッカーをしていたおかげだと思っています。サッカーは、ゴールを決めるよりも、ミスやうまくいかないことが連続するスポーツなんです。

 でも、ミスが怖くてボールをもらわずにいたら監督もチームメートも認めてくれませんから、自らボールを受け取ってドリブルをしなければ、先には進めない。これは、人生で大きな失敗をしたときにも共通していると感じて「ドリブルに失敗したなら、またゼロからスタートすればいい」と切り替えられましたね。

原田 素晴らしいな。前園さんがストイックに自分自身と向き合えたのは、スポーツマンだからだと思いますよ。

前園 たしかに、サッカー人生を経験していない自分が同じ騒動を起こしてしまったら、もっと弱気になっていたと思います。

原田 そういう意味でいえば、自分を成長させてくれたのは“旅”ですね。旅先では、心を裸にしていないと相手も心を開いてくれないんです。特に地方に行って芸能人然としていると、「あの人は芸能人だから」と、地元の人は萎縮してしまうんですよね。

 旅は自分の肩書すべてを取り払って、ひとりの人間として人や景色とどう向き合うか、を試される場でもある。旅での出会いは、心を研磨してくれるんですよね。

前園 なるほど。僕が原田さんとお仕事したときに、いい意味で“素”でいられたのは、原田さんが裸の心で接してくれたからかもしれないですね。

原田 そう言ってもらえるとうれしいですね。どん底まで落ちた僕に、励ましの言葉をかけてくれる人もいて、ありがたいとは思うのですが、それと同時に「自分を支えられるのは自分しかいないな」と強く感じたんです。

 自分への自尊心が1%でも残っているなら、自ら火をつけるしかない。不祥事以降、自分自身に「おまえ、頑張れ!」と喝を入れるようになりましたね。いろいろな番組に呼んでもらいましたが、絶対にいじられるので、ホンネは「行きたくない」なんですよ(笑)。

前園 じゃあ、スキャンダル発覚後に僕が出演している番組に来ていただいたときも、不安だったんですか?

原田 もちろん、声をかけていただけるのはありがたいですが、正直、行きたくはなかったですね(苦笑)。それでも自分を鼓舞して出演しました。結局、僕を応援できるのは僕自身なんですよね。

前園の暴行に「なんで?」の原田


前園 僕も原田さんと近い感覚があります。すべてを失ったとき、自分の周りからたくさんの人が去っていきました。身近な人だけでなく、街中で「応援してます」とか「一緒に写真撮ってください」とか声をかけてくれた人も来なくなって、その存在のありがたさを痛感したんです。いつの間にか感謝の気持ちが薄れて“当たり前”だと思っていたことは、まったく当たり前ではなかったんですよね。

 そのとき初めて「自分を変えなければ、本当にダメになるぞ」と、自分自身に本気でダメ出しができたと思います。

原田 実は僕、前園さんの騒動のとき「なんでこんなに大ごとになってるんだろう?」って疑問に思っていたんですよ。

前園 いやいや、いろんな人にご迷惑をおかけしましたから、疑問もなにもないですよ!

原田 でも、僕なんか高校時代に何人殴ったかわからないですよ! 当時はやるかやられるかの環境にいたので応戦しないわけにいかないし。ケンカでできた傷痕が、顔にまだいくつか残ってるんですよ。

前園 ええ!?

原田 僕みたいにちょっと変わった人生を歩んでいると、いろいろなことが起きるんでしょうね。

前園 なんだかすごい話になりましたね……。

モンブランのように生きたい


原田 その後、仕事の考え方や姿勢に変化はありましたか?

前園 どんな仕事も本当にありがたいので、ひとつひとつ楽しく真剣に取り組むようになりましたね。

原田 僕もそうです。以前お仕事したときから、前園さんとは何か近しいものを感じていたんですよ。不祥事を起こす前から一生懸命仕事をしていたつもりなんだけど、以前とは一生懸命の“質”が変わったように感じてるんです。スキャンダルがあったから、あったおかげで、仕事がとても尊いものに感じられるようになった。

 実は、前園さんと僕にはもうひとつ“甘い物好き”という共通点があるんですよ。

前園 原田さんも甘い物お好きなんですか!?

原田 はい! 子どものころから大好きで。特にあんこ。

前園 あ〜、和菓子いいですよね! 僕もあんこ大好きです。和菓子だったらおはぎ、洋菓子だったら断然プリンとモンブランですね。

原田 僕も洋菓子だとモンブランがいちばん好きです! モンブランってみんな好きだけど、スタンダードではないじゃないですか。そういう、ちょっと王道からはずれているところが自分の立ち位置と重なるんですよね。モンブラン原田に改名したいくらい。

前園 ハハハ! すごいですね!

原田 モンブランのように生きたい。最終的に、なんだかよくわからない話になってしまいましたが、今日もすごく楽しかったなあ。また一緒に仕事したいですね。前園さんは温泉好きですか?

前園 好きです!

原田 それならやっぱり、前園さんとは温泉ロケがしたいな。秘湯に行きましょう。

前園 ぜひ! 原田さんが豪快に全裸で温泉に入っていくのも見てみたいし。それから夜は、座敷わらしがいる旅館に泊まって……。

原田 言うことなしのフルコースですね。前園さんと裸の付き合いができるのが楽しみですよ!

本日の、反省


 前園さんはとてもまじめでストイックな方なので、やっぱり失敗と向き合う方法もディープですよね。くしくも、このような形で対談ができたのも、ご縁だと思います。僕は業界の友人があまりいないのですが、前園さんは連絡先を交換している数少ない友人のひとり。

 特に長い時間を一緒に過ごしたい、と思える人にはなかなか出会えませんが、前園さんとなら楽しい空間を共有できるはず。座敷わらし・温泉・スイーツ巡りツアー、実現したいですね!


はらだ・りゅうじ

1970年、東京都生まれ。第3回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを受賞後、トレンディードラマから時代劇などさまざまな作品に出演。現在は俳優業にとどまらず、バラエティーや旅番組に多く出演し、活躍の幅を広げる。芸能界きっての温泉通、座敷わらしなどのUMA探索好きとしても知られている。

まえぞの・まさきよ

1973年、鹿児島県生まれ。Jリーグ・横浜フリューゲルスに入団。海外クラブでのプレーを経て2005年に現役を引退。’09年にはビーチサッカー日本代表に抜擢され現役復帰。現在は、主宰するサッカークラブでサッカーの楽しさを伝えながら、メディアで活躍中。

取材・文/大貫未来(清談社)

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“イラつかせ夫”を使える夫に育てる5つの方法

2020年1月13日 16:00 週刊女性PRIME

思いやりがない、偉そうなくせに役立たず……。 イラスト/赤松かおり

 思いやりがない、偉そうなくせに役立たず……。そんな夫にイラついて無駄なストレスをためるより、男性脳を理解して接すれば、気がきく夫に育てることができるんです! 脳科学者の黒川伊保子さん直伝の「トリセツ」で、ダメ夫を更生させちゃいましょ♪

周りが目に入らないのは男性脳の特徴


「男女の脳はそもそもギクシャクするようにつくられています」と言うのは、AI研究者でベストセラー『妻のトリセツ』の著者・黒川さん。例えば、トイレに行くとき。

 妻は、途中で子どもが脱ぎ散らかした靴下をひろい、テーブルの汚れたコップをキッチンに戻し、トイレをすましたら、台ふきんを持ってテーブルをふく……とマルチタスクで動くことができます。片や男性は、一直線にトイレに行って戻ってくるだけ。

「男性は目標を定めたら周りのあれこれが目に入らないようになります。女性からすると、これが家事意識ゼロと見えてイラッとする。でも、これは狩りをしながら進化してきた男性脳の特性。“夫は気がきかない”は濡れ衣です

 さらにギクシャクする要因としては、“免疫の型や外界に対する感性”が真逆であること。

「女性はよりよい遺伝子を残すために、自分とは違ったタイプの男性を選びがちです。寒がりなら暑がりの人、のんびり屋ならせっかちな人……というように。あらゆることが真逆なため、何から何まで腹が立つと思ってしまうんです」

 夫のひどい言い方や会話が成り立たないなどは、全部、理由があってのこと。夫の性格の悪さでもなく、愛情の欠如によるものではないのです。それがわかれば、案外、夫のコントロールは簡単に。日々のイライラがグンと減って、果ては使える夫へと変身させることができるのです。

 次のページでは、イラつかせ夫を5つのケースにわけ、それぞれ腹がたつポイントと上手な育て方を解説します!

男性脳は狩りの時代から止まっている?


1.妻の話を何でも頭から否定する

「子どもの成績がイマイチでね……」とか「今日はスーパーでね……」とか、相談しようと話しているのに頭ごなしに否定されて、話す気がうせることってありますよね。

 このすぐに否定するのも、男性脳の“ゴール思考・問題解決型”による働き。男性は、いち早く問題を解決するために、目の前の人の悪い点を指摘するのが効率的と考えます。でもそれは女性にとっては、単に否定されたと感じがち。

 また女性脳は“プロセス・共感型”といって、共感してもらうことでストレスを軽減させています。「わかるわかる、大変だったね」と共感してもらうことで、会話が通じたと感じやすいのです。


→「共感する会話」を夫に教えましょう

 黒川さんは、「私が何か言ったら、意見や分析はいらないから、『わかるよその気持ち』とまず言ってね」と夫に伝えて、共感する会話を教えたそう。明確に「共感してほしい」と伝えなければ、夫の脳はいつまでたっても、妻を思うがゆえに弱点をついて、問題を解決しようとし続けてしまうからです。

 特に子育て世代は要注意。共感型である妻は、子育てでストレスがかかると一層、パートナーである夫への共感を求めます。

 けれども夫はわかってくれず、夫婦関係がこじれてしまいがち。妻はうらみを抱えたまま過ごす……ということになるからです。

2.話を聞いていないし、頼んだこともやってくれない!

 妻が話しかけているのに、夫は「ふーん」「そー」と上の空……。これは妻の話し声が、自分へ向けられた言葉として認識できていない状態。まるでモスキート音のように「ほぇほぇぴ〜」聞こえているはずです。

 その昔、何万年と狩りをして生きてきた男性という生き物は、寡黙であることで身を守ってきました。風の音や、獣の足音を聞き逃さないようにするためです。たとえリビングでテレビを見ていても、寡黙でいることで、外に意識を向けて妻を守っている、ともいえるのです。


→3秒ルールで意識を向けさせる

 男性は目的がわからない話だと、音声認識のスイッチを切ってしまいがち。おすすめの対策は「目的から言う、数字を言う」です。

 例えば「子どもの習い事について相談があるの。ポイントは3つ」というように。これで集中力はグンと高まるはず。さらに男性は、スマホやテレビに夢中になっているときも音声認識スイッチはオフ。いきなり本題に入ると聞き取れません。

「はあ?」と返されてムカッとする前に、“3秒ルール”を。まず、夫の目に入るところで声をかけ、名前を呼びます。そして2〜3秒待ってから、本題に入ると夫も聞く態勢が整います。カレンダー、メールなどに書いて視覚化するのも手。

妻(人間)を道具だと思っている男性脳


3.妻がどんなに忙しくても、まったく手伝おうとしない

 例えば妻が鍋を持ってウロウロしていたら、「ああ鍋敷きを出してあげよう」と夫は思えないのです。それは意地悪ではなく、男女の動きの違いからきています。あるスポーツトレーナーによれば、男女は鎖骨を使った動作の仕方に違いがあり、女性の滑らかな動きは、鋭角的な動きの男性には認知しにくいのです。


 つまり「気がきかない」のではなく、風景のように見えているのです。さらに女性は、子育てが始まると毎日が戦場。戦友である夫には、あうんの呼吸で動いてほしいので、より一層腹が立つというわけです。

→ポジティブキャンペーンをする

 妻が具体的に何をしているかを認識してもらいましょう。例えば、1日のスケジュールを楽しげに伝えます。「まず布団を干して、洗濯をして、その間に子どもの宿題をみて、夕飯を考えて……」というように。

 そして、「その間にちょっと犬の散歩をしてくれたらうれしいな」とお願いをしてみてください。20個のタスクのうちの1個なら「やってもいいか」と思ってくれるはず。また「こういうときはこうして」とはっきり伝えること。夫は10なら10教えないとダメ。どうしてもしてほしいことは、ルール化して身につけさせて。

4.「お茶!」と単語で命令して、常に偉そう

「お茶、新聞!」とまるで何様!? と思うシーン。これも男性脳のしわざ。男性脳は、車や道具を自身の一部のように扱う感覚、“身体拡張感覚”が強く、妻を自分の手下のように扱うのは、この感覚のなせるワザ。

 できる妻であればあるほど、「優秀な道具」と思い込んでしまいます。妻は自分の身体の一部なので、褒めないし、お礼も言わない。そのかわり、妻に先立たれると、身体の一部を失ったショックで弱ってしまう夫が多かったりします。実は妻への絶大なる信頼の証でもあるのです。


→ユーモアで返しつつ、単語だけを許さないように

「お茶」と言われたら「私も♪」と無邪気に言ってみるのは一手。または「あなたのいれたお茶も飲んでみたいわ。男の手でいれたお茶のほうがおいしいんだそうよ」と甘えてみるなど、ユーモアでやんわり返してみて。

 熟年夫婦なら聞こえないふりをして、「耳が遠くなったのかな。私ももうダメね」と落ち込んでみせると、「優秀な道具」感が薄れて、感謝やねぎらいの気持ちが起きてくるかもしれません。とにかく単語だけの呼びかけを許してはだめ。「お茶だけじゃわからないわ~」と言って、気長に教育を。

5.結婚10年目の記念日もスルーで何のサプライズもない

「さすがに節目だし、何かあるでしょ」と期待したのに、何事もなくスルーされるとがっかりしますよね。これも気がきかないというよりは、男性は「定番」が心地いいという特徴があるから。

 古代より狩りを担当してきた男性脳は、外では緊張を強いられています。そのため家では安心をより求め、変化を嫌いがち。男性にとっては「毎日決まった時間に家に帰る」とか「毎月給料を入れる」という定番の繰り返しが、何よりの愛の証拠なのです。

 とはいえ妻にとっては、日々の繰り返しは当たり前のことなので、愛の証にはなりません。「非定番」で何を足せるかが、愛の証と思いがちなのです。

→無邪気に楽しむ姿を見せて

 記念日というのは、女性にとっては過去の出来事を振り返る棚卸しのような日ですが、男性にとってはただの通過点。そもそも脳が認知する重みが違います。なので、何かを期待するなら声に出すしかありません。

 このとき注意したいのが、「結婚10年目のプレゼントが欲しい」だけでは、男性はとかくハズしがちということ。欲しくないものをもらうくらいなら、明確に「どこのブランドの何というアクセサリー」とはっきり伝えましょう。このとき、無邪気にかわいらしくお願いするモードを忘れないで。

(取材・文/樫野早苗)

教えてくれたのは黒川伊保子(くろかわいほこ)さん

1959年生まれ。人工知能研究者。脳科学コメンテーター。感性アナリスト。随筆家。30年以上にわたり、AI(人工知能)開発に携わり、脳と言葉の研究を極める。話題の近著『夫のトリセツ』のほか、著書多数

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竹内涼真が10年後に志す、アットホームな“未来予想図”

2020年1月13日 07:00 週刊女性PRIME

竹内涼真 撮影/廣瀬靖士

「今の仕事が大好きだし、過去に戻りたいと思ったことはないですね」

 人気コミックが原作のドラマ『テセウスの船』(TBS系)で、日曜劇場初主演を務める竹内涼真(26)。殺人犯として逮捕された父親の事件の謎を追う主人公が、事件が起こった平成元年にタイムスリップしてしまうというミステリー作品だ。

サッカーで挫折したからこそ今がある


「今回の作品は過去に戻るのがストーリーの鍵になりますが、僕自身は人生の選択という意味で後悔していることがないので、あのときに戻れたらと思ったことはないです。学生時代はプロのサッカー選手を目指して、本気で取り組んでいたけど、ケガもあってサッカーでは挫折しました。

 でも、それがあったからこそ、今の仕事をさせてもらえているので。僕はプロスポーツ選手になる運命ではなかったんだと思っています」

 殺人犯の息子という残酷な運命を背負う役柄だが、シリアスに演じるつもりはないと語る。

「背負っているものは重いなとは思いますが、そういう運命に対して命をかけて本気で向き合うという役どころ。その中で家族との絆などが描かれていくので、楽しいシーンは明るく演じたいです」

マイホームのために全力投球


 ビッグネームが並ぶ『日曜劇場』で主演を務めることはプレッシャーでは? と聞くと、意外な答えが。

「僕はいただいたお仕事を一生懸命やることに集中しているので、こうした取材で聞かれるまで特別、意識したことはなかったです。

 でも改めて考えると、すごく影響力のある枠だし、『日曜劇場』の現場をたくさん経験させてもらえたのはとても恵まれていたんだなと思いました。木村拓哉さんの後か……と思うと、プレッシャーを感じますね(笑)」

 '17年に朝ドラ『ひよっこ』で注目を集めて以降、忙しい日々を駆け抜けてきた竹内。しかし昨年は連ドラの出演がなかったこともあり、自分を見つめ直す時間が持てたようだ。

「今年公開の映画『太陽は動かない』の撮影をしていたのですが、藤原竜也さんとの共演は勉強になることだらけでした。

 その撮影から、このドラマまでは時間に余裕があったこともあり、“自分が何をやりたいか?”“10年後どうなっていたいのか?”と、改めて見つめ直すことができたので、自分自身のことを知ることができた1年になりました」

 ちなみに10年後の竹内涼真像は……?

「都内に家を建てていたいです(笑)。そして仲間たちを招いてマイホームでワイワイするのが理想です。そういった目標に近づくためにも、まずは今回のドラマに全力投球して、自分のやりたいことを形にしていけたらと思います」

 年齢とキャリアを重ねていくたびに魅力が増している竹内。今年もいろんな作品で、輝く彼の姿が見られそうだ。

Q:今回演じる主人公は、“正義”という名前をつけられる予定だったけど、竹内涼真の考える正義とは?

A:めんどくさいなと思うことでも目をそらさずに、きちんと向き合うこと。見て見ぬふりをしないことだと思います。 


日曜劇場『テセウスの船』

TBS系 2020年1月19日スタート 毎週日曜夜9時~

出演/竹内涼真、榮倉奈々、上野樹里(特別出演)、鈴木亮平ほか

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母からの束縛、ひきこもりを乗り越え、青年が国家資格を取得するまで

2020年1月12日 21:00 週刊女性PRIME

 現在、全国に100万人いると推測されるひきこもり。近年、中高年層が増加しており、内閣府は今年初めて、40歳以上が対象の調査結果を公表した。一般的には負のイメージがあるひきこもり。その素顔が知りたくて、当事者とゆっくり話してみたら……。

※写真はイメージ

城田純一さん(仮名=28)のケース


 城田さんは明るい笑顔が印象的な、なんとも爽やかな好青年だ。過去に不登校やひきこもりの時代があったとはとても思えない。彼は現在、あん摩マッサージ指圧師の国家資格をもって仕事をする一方、障がい者施設でのボランティアや、ひきこもり当事者をサポートする活動を熱心におこなっている。

「自分が楽しいからやってるんです」

 そう言って、障がい者の子どもたちと一緒に行ったキャンプの写真を見せてくれた。城田さんも子どもたちも笑顔が弾けていた。

乳がん末期の母から束縛を受けて


 城田さんは1歳違いの兄と妹にはさまれた次男として、両親のもとに育った。母の様子がおかしくなったのは、小学校中学年のころだ。

「母がものすごくヒステリックになって、家庭の雰囲気も一気に暗くなりました。僕たち子どもに当たり散らす、物を投げる。父は昔かたぎのまじめで寡黙(かもく)なサラリーマンで、何かあると母を介して子どもに言うんです。直接、父と話したことはあまりなかった」

 母が変わったのは、乳がんを患ったせいだった。最初からすでに「末期」と告知されていたという。幼い子どもたちを抱えて命の期限を知らされ、平常心ではいられなかったのだろう。小学生の子どもたちに母の心情は理解できなかったに違いない。

「もともと母は、継母から虐待を受けていたらしいんです。そんな母を守ろうと結婚した父だけど、父自身も事情があって親戚に預けられて育った人。お互いに相手を理解はできるけど補完しあうことはできなかったのかもしれません。ふたりとも親にはなったものの、子どもの愛し方もわからなかったのでしょう」

 そんな彼の唯一のストレスの捌(は)け口は、地元のサッカーチームでプレーすることだった。それも最初は母に反対され、父に懇願してやっと始めることができたのだという。

「母は束縛の激しい人でしたね。病気でそうなったのか、もともとなのかはわかりませんが。僕がサッカーをやりたいと言ったときも、“危ないからダメ” “ゴボウみたいにやせてるおまえには向いてない”とか、さんざん言われました。チームに入った最初の日に僕の紹介もかねてみんなで地元のとんかつ店に行ったんですよ。それでちょっと遅く帰宅したら、玄関先でいきなり母に殴られて正座させられて説教。まったく言い訳を聞いてくれなかった

 友達が家に遊びに来たとき、母がお煎餅を投げつけてきたこともある。おそらく友達ができて息子の世界が広がっていくことを嫌がったのではないかと城田さんは言う。

 友達と公園にいると、「何ほっつき歩いてるの」と怒って連れ戻しに来ることもあった。

「おまえのかあちゃん、ヤバいな」と友人に言われて、幼いながらもメンツが丸つぶれになるような惨めな気持ちにもなった。こういうことが子どもの性格や友人関係に、意外と大きな影を落とすことはあると思う。

 家庭でのことはともかく、サッカーがあるから学校や地域では活発な少年だった。ところが中学2年のとき、サッカーで足をケガし、無理を押して続けていたところ、腰椎椎間板ヘルニアになってしまう。中学時代は部活と地域のクラブチーム、両方で活動していたが、どちらもやめざるをえなかった。

「なんとかなるだろうと思っていたのですが、痛みがひどくてどんどん動けなくなっていって。手術という選択肢もありました。でも怖くて踏み切れなかった」

 サッカーをあきらめたことで友人との接点も少なくなった。そのころから城田さんに異変が起こる。動悸(どうき)、冷や汗、そして突然、目の前が真っ白になる現象が起こり、教室で座っていることができなくなったのだ。身体に何が起こっているのかわからず、病院を転々として検査を受けたが、内科的な異常は見当たらない。だが、教室に入ろうとすると腹痛がひどくなる。結局、保健室登校となり、テストも保健室で受けた。

「不思議なんですが、母は僕がケガをしたことにはほぼ無関心でした。サッカーをやめたり保健室登校になったりしたことにも大騒ぎしなかった。自分のテリトリーに僕が戻ってきたと思ったのか、そのあたりはわかりませんが」

誰とも話さない生活を2年以上


 高校は推薦で入学できたが、心身の不調は続き、夏前に通えなくなった。夏休み明けには学校へ行くふりをして、近所の公園で本や雑誌を読み、下校時間に帰宅していたのだ。

 学校から登校していないという連絡を受けた母は、受話器を置くなり彼を殴りつけた。

どうして親を悲しませるようなことをするの、と言われて、“心身ともにつらくて通うのは無理”と言いました。そこからはよくある攻防戦(笑)。朝になると母が布団を剥がしにくる、僕は放っておいてくれと布団の中で丸くなる」

 どんなに言われても学校へは通えなかった。自室から出たくもなかった。誰とも関わりたくないと心底思っていたという。

「親がせめて通信制でもいいから高卒の資格を得てほしい、社会とつながりをもつためにアルバイトしてほしいと言ってきました。外に出られる自信はなかったけど、自分のルーティンを作ろうと決意したんです。布団にこもっているかゲームをしているかの生活で、学校に行けない情けない自分と直面するのがつらくなっていたのかもしれない」

 週に3回、夜、飲食店でアルバイトを始め、9月末には学校を辞めて通信制高校に編入した。ただ、バイト先でも人間関係は築けず、家にいる時間はひたすらゲームに逃げ込んだ。

「バイト先が最寄り駅から2駅だったので通えたんです。それも帽子とマスクで完全武装していました。小中学生のときの友人のお母さんに会うのも、近所の人に心配されるのもイヤだった。そんな生活をしていると、学校で会う人って友人だと思っていたけど、実は環境が一緒だっただけで、僕には気の合う友達なんていなかったんだ、とまた虚(むな)しい気持ちになって……」

 アルバイト代はゲームや本に消えていく。家庭でもバイト先でも、ほとんど誰とも話さない生活(社会的ひきこもり)を2年以上、送っていたが、高校3年生になると、さすがにこのままひきこもっていていいのかと考えるようになった。

ヒステリックな母を変えた先生


その少し前くらいから、母の身体の状態が緩和されたようで性格も穏やかになっていったんですよね。それが整体の先生のおかげだったようなんです。その先生が来ていたのは知っていました。母がイライラして僕に八つ当たりすると、“子どもにそんな態度をとってはいけない”と言ってくれたこともあったけど、僕はいつも先生を無視して自室にいたんです

 だが、ヒステリックだった母を変えた先生に、心身不調な自分も診てもらいたい、いろいろ相談したいと思ったのだという。実際に診てもらうと、かつて痛めた腰の不調も言い当てられた。体調や精神状態についても親切に説明し、相談にのってくれた。

「先生は前から僕に気さくに声をかけてくれていたのに、僕はいつもシカトしてた。それでも親切に対応してくれたので、思わず人生で初めて土下座しました。申し訳ございませんでした、と。先生は“きみは悪くないよ。お母さんも病気でつらかったんだと思う。きみもよく耐えてきたね。お母さんは本当はきみのことをとても愛してるんだよ”と言ってくれたんです。信頼できる人に初めて会えたと思いました。それで弟子にしてもらおうと思ったんです」

 だが、その先生は弟子をとらないという。むしろ一緒に勉強しようと誘われて勉強会に参加するようになった。「この子はプロになりたいみたいだから」「素直でやさしい子だよ」と集まった人たちにも紹介してくれた。不器用で愛し方のわからない両親は、そんなふうに褒めてくれたことがなかったから、彼は心癒され、自分もあん摩マッサージ指圧師になろうと決めた。

 父に専門学校に行きたいと打ち明け、試験を受けて国家資格を受けることができる学校に入学した。19歳のときだった。

「昼夜逆転の生活をしていたのでつらかったけど、朝早く起きて週に6日、学校に通いました。これからは人間関係も大事にしなければいけないと心に決めて、顔を合わせると“おはようございます”と元気に挨拶もして。最初は声が出なかったし、挨拶したあと話が続かなくて困惑したりしましたけど、だんだん慣れていきました」

 その専門学校の最初のテストで、彼はクラスでいちばんになった。国家資格を取るには解剖学や生理学、臨床医学まで幅広く学ばなければいけない。彼は必死に勉強した。そしてトップになった。それが自信を生んだ。

「プロになると決めたから覚悟ができたんですよね。やりたいことが見つかった。クラスでいちばんになったら、勉強を教えてと言ってくる人が現れた。教えることで、自分が人の役に立てることがうれしかった。一緒に勉強を頑張っていく仲間ができたのも楽しくて。カラオケにも初めて行きましたけど、人前で歌うのは案外、楽しいなと思えて」

愛することに不器用な母を許せた


 専門学校2年生のころ、穏やかになったと思った母が徐々におかしくなっていった。裸足で家を飛び出したり、近所のカフェのキッチンでうずくまり、「長男が来なければ出てこない」と言い張ったり。

「父は母が出ていかないようリビングで寝ていたんですが、母は夜中に窓から出ていってしまう。裸足で寝間着のままタクシーで羽田空港へ行ったこともありましたね。警察によると外国人に話しかけまくっていたらしい。父に対しても名前を呼び捨てで呼んでいました。

 病気の影響もあるかもしれないけど、僕は母が“なりたい人格”になったんじゃないかと思ったんです。だから僕も母を名前で呼んで“今日の料理はうまかったよ”と、恋人に接するようにしていたんです。母はうれしそうでしたね

 人格が変わったのは3か月ほどの期間だ。ある夜、リビングでテレビを見ていた城田さんのもとに、母は熱い味噌汁を置いて「ごめんね」と言った。その瞬間、彼の中ですべてが氷解し、愛することに不器用だった母を許せたという。母はその2週間後に亡くなった。

「母自身も、すべてから解放された3か月だったんじゃないでしょうか。亡くなった顔はとてもきれいでした」

 その後、城田さんは専門学校を卒業、国家資格にも受かってあん摩マッサージ指圧師として仕事を始めた。この1年ほどは障がい者施設でのボランティアと並行して、一般社団法人トカネットのメンタルフレンドにもなっている。不登校やひきこもり当事者の「友人」として一緒に遊んだり話したり、ときにはその子の行きたいところへ同行したりする活動だ。

「会って話したり本を読んだり。徐々に外に出られるようになって一緒にサイクリングをすることもあります。こういうときもマッサージの資格が役立つんですよね。調子が悪そうだったら施術することもできますから。

 “その時間に仕事をすればもっとお金になるのに”と言う人もいるけど、僕はつらかったときに整体の先生に助けられた。だからその恩返しをしたいんです。かつての僕のように苦しんでいる子や社会的に弱い立場にいる人の助けになりたい

 身体を整えると心も前向きになることがあると、彼は実体験から学んだ。だから苦しむ人たちの身体と心をケアしたいと真摯(しんし)に語る。

 もっと福祉を学びたいと考え、現在は通信制大学で社会福祉も勉強している。つらかった10代を跳ね返すように、明るい笑顔で城田さんは今日も仕事にボランティアに飛び回っている。マイナスをプラスに変える力強さ、自分から学び取るたくましさを、彼はもがきながら手にしたのだ。

文/亀山早苗(ノンフィクションライター)


かめやまさなえ◎1960年、東京生まれ。明治大学文学部卒業後、フリーライターとして活動。女の生き方をテーマに、恋愛、結婚、性の問題、また、女性や子どもの貧困、熊本地震など、幅広くノンフィクションを執筆

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薬物・性接待・自殺・兵役…激動の韓国芸能界、2020年の行方

2020年1月12日 17:00 週刊女性PRIME

 アイドルの薬物使用問題に性接待疑惑、オーディション番組の不正操作、そして相次いだ突然の死……。前代未聞の事件・事故のニュースであふれかえった2019年の韓国芸能界だが、日本のK-POPシーンは好調が続いていて、2020年も大型アイドルのデビューや、人気グループのドーム公演など、明るい話題がめじろ押しだ。ボーイズを中心にマストチェックな動向を、K-POP通の業界人3人が語りつくす!!

(上から)BTS、EXO、2PM

A 30代。K-POPオタク歴11年の雑誌編集者
B 40代。K-POPの公演レポを手がけるライター
C 20代。韓国イケメン命のカメラマン


BTSが入隊!? 除隊組の今後は


B 今年はBTS(防弾少年団)のジン、EXOのスホなど、K-POPブームを支えてきた人気グループのメンバーが兵役の義務を果たすため入隊すると目されているね。BTSはいちばん年下のジョングクが'97年生まれとまだ若いけど、なるべくメンバー全員の入隊時期を合わせて、グループの“空白期間”を短くする計画だと聞いてるよ。

C EXOはすでにシウミンとD.O.が入隊中だけど、昨年開催した6人体制のコンサートが感動的によかった。「デビュー時は12人だった彼らが6人で!?」って行く前は若干不安だったけれど、円熟味のあるチームワークで“ザ・プロフェッショナル”な公演を見せてくれた。全員の兵役が終わって“完全体”になるまであと数年はかかるはずだけど、30代になっても安泰だと思った。

A 除隊組で注目したいのがSHINee。リーダーのオンユが7月、キーが10月、ミンホが11月に除隊予定。すでに、テミンが自身のソロコンサートで「2020年にグループとして活動する」と宣言しているし、4人がそろい次第、すぐに活動してくれるのを期待したいね。

B ほかにも、2PMはJun.Kが1月2日に除隊ずみで、ウヨンは2月に除隊。CNBLUEは昨年11月に除隊したジョン・ヨンファに続いて、カン・ミンヒョクとイ・ジョンシンが3月に除隊。彼らには根強いファンが多いだけに、日本活動は早いタイミングで再開するんじゃないかな。

 BIGBANGは、4月にアメリカの音楽イベントで除隊後初ステージを行うと発表されたね。でも、韓国ではまだ性接待疑惑などで捜査を受けている元メンバーのV.Iの件などでバッシングが続いているから、日本活動はもう少し先になると読んでる。

BTSとTWICEの弟分が日本デビュー


A 今年は大型ボーイズグループの日本デビューがすでに数組発表されていて、1月15日にデビューするのが、BTSの所属事務所が送り出すTOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー。通称TXT)。すでに何度かイベント出演で日本のステージに立っているけど、日本語も頑張っていて好感度大。3月にはTWICEの所属事務所から8人組のStray Kids(ストレイキッズ)がデビューを予定している。

B Stray Kidsは個人的に超推してます!! 作詞作曲、セルフプロデュースをするグループは今どき珍しくないけれど、Stray Kidsはセンスがズバ抜けているうえに、ラッパーのスキルも半端ない! ルックスの系統もみんなバラバラで、変に整いすぎてないのが安心するというか。

C 5人組のCIX(シーアイエックス)も、今春に本格デビュー。レコード会社的にはWanna One出身のペ・ジニョン推しらしいんだけど、昨年秋の初来日イベントでは、YGエンターテインメント(韓国の芸能事務所)で練習生をしていたBXとスンフンもセクシー&華があってよかった~♪

A YGといえば、オーディション番組『YG宝石箱』で選出されたボーイズチームがやっとデビューに向けて動き出すね! ヤン元代表が「性接待疑惑」を受けて退任したり、事務所のゴタゴタが続いて、デビューは半年ほど保留されていたけど、実力派ぞろいだし日本人メンバーが4人いるから、今後の日本活動がかなり楽しみ。

C ガールズグループはBLACKPINKとTWICEの二強時代が続くのかな。去年発覚したジヒョとカン・ダニエル(元Wanna One)の熱愛は双方の人気にかなりのダメージがあったけれど、元旦に明らかになったモモの熱愛は相手がSUPER JUNIORのヒチョルという好感度の高い30代アイドルだったからか、応援する声のほうが大きかった。熱愛をイメージアップにつなげたTWICE、強いわ。


A IZ*ONEはオーディション番組『PRODUCE』シリーズの不正操作問題のあおりを受けて活動休止中だったけど、再始動が決定。活動の幅をどんどん広げて、TWICE、BLACKPINKのよきライバルとなって業界を盛り上げてほしい。

B さらに今年、SMエンターテイメントから6年ぶりにガールズグループが誕生することが明らかになっているけれど、日本人メンバーがいるとのウワサ。デビュー時期は未定だけど、BTSの事務所もガールズグループを準備中らしいから、こちらも展開が楽しみ。

C 去年のK-POP業界は暗いニュースが多かったけれど、今年は健全化して明るい話題が続きますように♪

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