真琴つばさ
「波はあるけど、仕事はいろいろとやらせていただいています。去年の年末から今年2月にかけては、延期になっていたものが重なったりして、結構忙しく動いていました」
「だからなのかな、私の中で“35周年”というものが終わっていない感じなんです。みなさまの前でコンサートができたとき、初めて35周年ということに実感が湧いてくるのかな、って」
「朗読劇ではあったけど、帝国劇場と新橋演舞場の真ん中に立たせていただきました。あと、柳家さん喬師匠に稽古をつけていただき、落語に挑戦できたのが本当に楽しかったです」
「お客さまの反応がわからないじゃないですか。カメラに向かって語りかけても、リアクションがこちらに返ってくるわけではないので(笑)。どこか手応えがないというか……。
家族がいるといいな、と思うようになった
「2番目に出てくるのが結婚……、それを私に求められても(苦笑)。今、結婚という2文字がまったく頭の中にないですね。仕事のことばかり考えているし、私はすでに“子育て”には失敗していますし」
「兄弟がいないし、甘やかしてしまったので、じゃれたりするときに力加減ができない子になっちゃって。私はいつも傷だらけですよ。
「今回のコロナ禍でわかったことがあって。ひとり暮らしで外出しなくなると、猫としゃべるしかなくなるんですよ。これはマズイなと。結局は独り言じゃないですか。心の健康によくない、と。ですから、そんなときに話せる家族がいるといいな、と思うようになりました」
「結婚というよりパートナーがほしい。プライベートで困ったときに、相談に乗ってくれるような、同志と呼べるような人がいたらいいですね。
「昨年のバースデイライブを経験して、もっと楽しんでいただける方法がないかな、と考えてきました。そこで今回は、歌とトークを分けて、歌は収録したものをお客さまと一緒に見て、トークの時間はチャットなどで言葉を交わせるようにしたり。収録の裏話も楽しんでいただければうれしいです」
「やっぱり生でのライブです。マスク越しではなく、みなさまの笑顔を見たいと思っています。これって、今までなら当たり前のことなんですよね。そんな当たり前の喜びを、みなさまと分かち合いたいです」
●プロフィール
元宝塚月組トップスター。1985年宝塚歌劇団入団。花組に配属。『愛あれば命は永遠に』で初舞台。1997年『EL DORADO』で月組主演男役に就任。また『風と共に去りぬ』のスカーレットや『ミー&マイガール』のジャッキーなど女役でも活躍。2001年退団後は舞台、テレビ、ラジオと多方面に活躍。
●公演情報
6月5日(土)に15時からと19時からの2回、 配信ライブ『My Heartland Cafe』が決定(アーカイブ視聴期限は6月15日の18時まで)。
詳細はオフィシャルサイトで。https://www.f-spirit.co.jp/f_ticket.html