『国立公文書館』で明治以降の皇室が全国を訪問された資料の特別展をご覧に(11月6日)
「ご公務から離れた上皇ご夫妻は、都内で開かれている展覧会や、ラグビーW杯のご観戦、コンサートなどにも足を運ばれる一方で、お引っ越しの作業も並行しておられます」(皇室担当記者)
「宮内庁としては、今年の夏か秋に荷物を運び出そうと考えていましたが、お代替わり後、美智子さまの両目の白内障や乳がんの手術が行われた影響でお引っ越し作業がなかなか進まなかったのです。
「ご夫妻のお荷物が、とにかく膨大なんです。前回のお引っ越しでは2トントラックがなんと約100台分。そのうちの約6割が御所に運び込まれたのですが、平成の在位中にも所有物が増えているので、前回以上の量になると思われます」(同・上皇職関係者)
期間は丸4日、担当会社は入札で決定
「上皇陛下の研究や公務に関する書籍や資料は、平成5年に赤坂から皇居に引っ越された以降も増え続け、平成23年度には書庫を増築しました。上皇后陛下の洋服やピアノなどもあります。
「大変な作業をされるご夫妻を見かねて、天皇陛下が“私たちが高輪に行きましょうか”と提案されたそうですが、美智子さまは“天皇家に迷惑はかけられない”と、断られたのです」(宮内庁関係者)
「来年2月に、上皇ご夫妻が一時的に葉山御用邸に移居され、その間にお荷物を『高輪皇族邸』に運ぶ予定です。そのあと、9か月間をかけて皇居の改装を行った来年末に、天皇ご一家が皇居にお引っ越しされる見通しとなりました」(同・宮内庁関係者)
「皇室のお引っ越しなので、特別な業者が用意されると思われがちですが、実は、入札形式で一般的に知られている運送会社に決まるそうです。
「前回のお引っ越しでは丸4日、費用は約4000万円でした。お荷物が増える今回は、前回よりも間違いなく日数と費用が増加するでしょう。