鈴鹿央士 撮影/山田智絵
「僕も菅田さんの登場には驚きました。もともといただいていた台本には、名前が書いていなくて。上京していちばんって言っていいくらい驚いたことかもしれません」
先輩・広瀬すずが 俳優になるきっかけ
「なんて顔の小さい子がいるんだろう。かわいらしい雰囲気もあって、目立っていた」
「最近、現場では成川じゃなくて、“悪川”って呼ばれています(笑)。菅田さんが演じる謎の男の影響を受けてしまう部分もあるんですが、彼の中心にある純粋な高校生の心は変わっていないんです」
「少しだけ、撮影の合間に話をさせていただきました。自粛期間に何をしていたかとか、お酒を飲むかとか。僕、そんなにお酒が飲めるほうではなくて。これまでお会いした先輩は、お酒に強い方が多かったんです。自分もそうならないといけないのかなと思っていたのですが、“無理することないよ”と言っていただいたりして」
高校時代の憧れが 電車通学のワケ
「中学、高校とも自転車通学だったんです。なので、定期券を持って“電車に乗るために急がなくちゃ”って走っている同級生を、青春しているなと思いながら眺めていました(笑)。あと、電車通学の人たちが、5~6人の集団で楽しそうに話しながら歩いているのも羨ましかった。自転車だとできないので」
「失恋しました! 人生で初めて告白したんです。テスト期間中だったんですけど、僕的には、このタイミングだと思って。相手が自分に好意を持っている確信はなくて、微妙な感じではあったんですけど、“ほかに好きな人がいる”ってフラレたのは、すごくショックで。
「映画賞で新人賞をいただいたプレッシャーは特に感じていません。僕個人ではなく、『蜜蜂と遠雷』という作品の鈴鹿がいただいた賞だというとらえ方をしています。まだまだ、演じるということが、よくわかりません。
もっと好きになる Q&A
Q:性格を自己分析すると?
A:マイペース
Q:ペットを飼うなら?
A:猫か犬を飼いたい。どっちかなら、猫にします。どっかにいて、ときどき近寄ってくるみたいな、素知らぬ感じがいい。今は、ですけど。
Q:趣味は?
A:カメラ、ゲーム、音楽鑑賞。最近、よく聴くのは、andymori(アンディモリ)というバンドや、ハナレグミ、細野晴臣さんや大瀧詠一さんがメンバーのはっぴいえんど。洋楽だと、エド・シーランやThe1975。最近買ったフィルムカメラで撮るのは、風景が多いですね。自分で撮影したものを見返したときに、人物より風景のほうがいいなって思うので。
Q:スマホの待ち受け画面は?
A:小津安二郎監督の映画『晩春』の1シーンです。小津監督の作品が好きなんです。待ち受けにしているのは父親の後ろ姿の画像。服装が好きなんですよ。太めのパンツにカーディガンを羽織って、下駄をはいていて。すごくおしゃれだなって。
Q:今後の目標は?
A:どんなことでもいいですか? 野菜が食べられるようになりたいです。ちょっとずつ克服しているんですが、野菜全般が苦手で。特にキュウリのシャキシャキした食感が……。僕はベジタリアンの方とご飯に行くのも難しいし、お付き合いもできないと思います。
○すずか おうじ○
2000年1月11日生まれ。178センチ、O型。'18年、大学入学と同時に芸能活動をスタート。同年の『第33回 MEN'S NON-NO 専属モデルオーディション』でグランプリ&ラボ賞をW受賞。昨年は、NHK連続テレビ小説『なつぞら』や『おっさんずラブ -in the sky-』、映画『決算!忠臣蔵』に出演。今後も、主演ドラマや映画などが控えている。