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生田斗真、清野菜名との結婚に踏み切った「3つの理由」

2020年6月9日 04:00 週刊女性PRIME

生田斗真

「6月1日、生田斗真クンと、女優の清野菜名さんが入籍しました。5年前から交際していて、2年ほど前から結婚へ向けた調整をしていたそうです。ジャニー喜多川前社長は昨年7月に亡くなりましたが、生前に結婚することを報告していたんだとか。入籍日については、これといった意味はなく、仕事や社会情勢の兼ね合いでこの日になったそうです」(スポーツ紙記者)

 実は、このふたりの熱愛をどこよりも早く報じていた週刊女性。'15年の夏、生田の自宅マンションに通う清野の姿を激写したところ、ふたりとも白Tシャツにキャップとサングラスという装いで、まるでペアルックのようだった。

「ふたりの熱愛スタートは、'15年にTBS系で放送されていたドラマ『ウロボロス~この愛こそ、正義。』での共演がキッカケ。周囲に交際を隠しておらず、昨年末にも結婚するという話はあったんです。

 ただ、清野さんが出演していたテレビ朝日系ドラマ『やすらぎの刻』と、日本テレビ系ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』のどちらも今年3月まで放送していて、7月からは映画版の『今日から俺は!!』が公開予定です。お互いに、放送中のドラマや舞台、公開中の映画がなかったことが、この時期になった決め手だと聞きました」(同・前)

ミラ・ジョヴォヴィッチと小栗旬


 ある芸能プロ幹部によると、ふたりが5年越しでようやく結婚を“解除”したのには3つの理由があると話す。

「1つに“アクション好き”という共通点があります。『ウロボロス』は格闘シーンがウリ。そのため、生田クンは役づくりとして韓国のアクションスタジオで練習を積んだのですが、それ以降、アクション演技にこだわるように。清野さんも抜群の運動神経でバク転やバク宙はお手のもの。過去に出演したドラマや映画では、激しいアクションシーンを見事に演じています」

 2つ目の理由として、生田がこだわる“女性のタイプ”に、清野がドンピシャだったことが挙げられるそう。

生田クンは、女性を外見で選ぶというよりも、その子の持つ“才能”に惹かれるタイプ。清野さんは、映画『バイオハザード』シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチを目標にするほどアクションが得意な一方、『やすらぎ』ではシリアスな、『シロでもクロでもない』ではコメディーの演技も見せています。役者として多彩な色を兼ね備える彼女に、生田クンが惚れ込んだのだと思いますよ」(同・前)

 最後の決め手は“アノ親友”が関係していて─。

『ウロボロス』でも共演した小栗旬さんの存在が大きいんです。生田クンとは親友としても知られていますが、『ウロボロス』以降は、清野さんも含めて飲みに行くことが増えたんだとか。'12年に山田優さんと結婚した小栗さんはすでに3児のパパ。親友の幸せな家庭を見て、生田クンと清野さんも“結婚したい!”という思いが強まったと聞いています」(同・前)

 末永く幸せな家庭が築けるように週刊女性も応援してます!

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上野樹里、アンチを呼びやすい“モノ言うキャラ”でも嫌われない理由

2022年5月21日 21:00 週刊女性PRIME

上野樹里

 大型連休中のロックフェスでのパフォーマンスを巡って、ひと騒動が起きた。

上野樹里、夫のフォローで見せた強い女性像


 TRICERATOPSの和田唱がツイッターで《ステージ上での泥酔を良しとする風潮はどうなのよ?》《周りがチヤホヤして許すから裸の王様が出来上がるんだ》《以前は尊敬してたけどね》と批判。その対象が奥田民生だと判明したあと、和田は奥田から謝罪され和解したとして、批判のツイートを削除した。

 そんな騒動に関わった人がもうひとり。和田の妻で女優の上野樹里(35)だ。「奥田を呼び、ステージに上げると決めたのは、和田たちではないのか」という指摘に対し、

《ゲストに呼んだのは唱さんじゃありません。イベント側です》

 と、反論ツイート。夫のフォローに回った。彼女の「モノ言うキャラ」は健在のようだ。

 また、ダイワハウスのCMには怖がりでひ弱な夫をたくましく引っ張る妻役で出演。そんな「強い女キャラ」も、今回の騒動で裏打ちされた感じだ。

 こういうキャラの人はとかくアンチも生みやすいが、彼女の場合はそうでもない。その最大の理由は女優としての実績だろう。

 17歳のとき、NHKの朝ドラ『てるてる家族』でヒロインの姉役を演じて以来『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)や『江~姫たちの戦国~』(NHK)『監察医 朝顔』(フジテレビ系)といったヒット作に出演。その「天然系自然体」というべき演技は大竹しのぶあたりの系統を受け継ぐものだ。

 が、彼女にはもうひとつ箔付けにつながったものがある。それは和田との結婚、いや、それによって料理研究家・平野レミと嫁姑関係になったことだ。

 平野も「モノ言う強い女キャラ」に見えるため、その関係にはやじ馬的な興味が集まった。しかし、平野は上野について、

「目がでっかいんですよ。態度もでっかいですよ。いいですよ~明るくて元気で、よくしゃべる」

 と、称賛。上野も平野を「お手本」と呼んで持ち上げている。いわば、似た者同士だとして円満をアピールしているわけだ。実際、物理の法則ではないが、同等のパワーを持つ者同士なら均衡がとれるということかもしれない。

 また、売れっ子であり続ける妻に対し、夫は寡作(かさく)でどこか悠々自適にも思える音楽活動。にもかかわらず、格差云々の声が出ないのは、上野が良好なパートナー関係をちょくちょくちらつかせるからだろう。

 主婦向け雑誌のエッセイでは、ドラマで多忙な時期の生活について、

《夫が用意してくれたご飯をいただいて、しばし喜びに浸る。(略)それがなんとも幸せなのです》

 などと告白。今どきっぽい夫婦のあり方を示すことで、雑音を封じてしまうのである。

 とはいえ、スキャンダルは芸の肥やしという言葉もあるし、すべてが順調というのもやじ馬的にはつまらない。ましてや有名人ばかりの一家には騒動を期待してしまうが、彼女にしてみればそれこそ《意味わからないこと》だろう。

 思えば、不幸を寄せつけないような「圧」の強さも、上野は平野と似ている気がする。「唱さん」もそんなところに惹かれたに違いない。

PROFILE●宝泉薫(ほうせん・かおる)●アイドル、二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。近著に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)『平成の死 追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)

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星野源、アニメEDテーマの旨み

2022年5月21日 20:00 週刊女性PRIME

TVアニメ『SPY×FAMILY』本予告、主題歌解禁(『TOHOanimationチャンネル』より)

『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』など、従来のファンの枠を超えて大ヒットするテレビアニメシリーズが増えている。

 2022年春の新作アニメシリーズで注目を集めるのは、2022年4月より放送されている『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』(テレビ東京系列ほか)だ。

 原作は、『少年ジャンプ+』にて連載中の遠藤達哉によるアクションコメディ漫画。赤の他人だったスパイの男、殺し屋の女、超能力者の少女が「仮初めの家族」を築き、「家族としての日常」を送るために奮闘する、スパイアクションとホームドラマコメディを融合した異色作だ。

アニメタイアップは音楽ヒットのキーワードに


『SPY×FAMILY』は音楽でも注目を集めている。オープニング主題歌はOfficial髭男dism『ミックスナッツ』、エンディング主題歌には星野源『喜劇』を採用。しかも、両アーティストとも作品の世界観を熟知したうえで新曲を書き下ろしている。

 日曜の朝や夕方に放送されるいわゆるキッズアニメやファミリーアニメではなく、深夜アニメに大別されるテレビアニメシリーズは、昨今の音楽ヒットの震源地になっていると言えるだろう。

 以下は、ビルボードジャパンが発表した2021年の年間総合ランキング。年間トップ10のうち、深夜アニメ系の関連楽曲が3曲ランクインしている(4位のLiSAは劇場版)。10位以下に目を向けると、13位にテレビアニメ『東京リベンジャーズ』オープニングテーマのOfficial髭男dism『Cry Baby』、16位にはテレビアニメ『鬼滅の刃』オープニングテーマのLiSA『紅蓮華』がつけていることがわかる。

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■Billboard JAPAN HOT 100 of the Year 2021(総合ソング・チャート)

1位『ドライフラワー』優里

2位『Dynamite』BTS

3位『夜に駆ける』YOASOBI

4位『炎』LiSA

 ※アニメーション映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』主題歌

5位『怪物』YOASOBI

 ※テレビアニメ『BEASTARS』第2期オープニングテーマ

6位『Butter』BTS

7位『うっせぇわ』Ado

8位『群青』YOASOBI

9位『虹』菅田将暉

 ※アニメーション映画『STAND BY ME ドラえもん 2』主題歌

10位『廻廻奇譚』Eve

 ※テレビアニメ『呪術廻戦』第1クールオープニング主題歌

11位『勿忘』Awesome City Club

12位『Step and a step』NiziU

13位『Cry Baby』Official髭男dism

 ※テレビアニメ『東京リベンジャーズ』第1期オープニングテーマ

14位『猫』DISH//

15位『Permission to Dance』BTS

16位『紅蓮華』LiSA

 ※テレビアニメ『鬼滅の刃 竈門炭治郎 立志編』オープニングテーマ

17位『Stand by me, Stand by you.』平井大

18位『踊』Ado

19位『きらり』藤井風

20位『Pretender』Official髭男dism

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 これまで深夜アニメ系の主題歌やエンディングテーマといえば、アニメソングを多く担当する歌手や、新人歌手が担当することが多かった印象がある。例えば、年間ランキングで10位に入ったEveは、ニコニコ動画の歌い手として活動をスタートし、2019年にメジャーデビュー。メジャーデビューから4曲目のデジタルシングル『廻廻奇譚』が初の大ヒット作となった。

世界の視聴者に楽曲を覚えてもらうチャンス


 そのような状況で、『SPY×FAMILY』のエンディング主題歌に選ばれたのは、日本を代表するアーティストの1人ともいえる星野源であった。過去には、映画『ドラえもん のび太の宝島』の主題歌などを担当した経歴を持つが、いわゆる深夜アニメ系への楽曲提供は初挑戦だ。


 近年、星野源が発表したタイアップソングをみると、NTTドコモのCMソング、NHK連続テレビ小説『半分、青い』の主題歌、TBS系ドラマ『着飾る恋には理由があって』の主題歌、映画『CUBE 一度入ったら、最後』の主題歌、UCC上島珈琲のCMソングと、いずれも深夜アニメよりも多くの人に目が触れる可能性があるものばかり。この背景について、音楽業界関係者は次のように語る。

「深夜アニメの主題歌やエンディングテーマは、日本でのヒットが見込めるようになっているのはもちろんですが、世界にアピールできる場としても注目が集まっているんです」

 深夜アニメのビジネスモデルは、かつては放送後にDVDやBlu-rayを発売して制作費を回収するのが一般的であった。しかし、動画配信サービスの普及で状況は一変。視聴数に応じた収入を得ながら、海外を含むテレビ放送のないエリアに住む人に作品を届けられるようになった。

 そこで、放送終了を待たずに、テレビ放送とほぼ同じタイミングで最新話を配信するアニメ作品が増えている。なかでも、『Netflix』など海外のファンに直接届く配信サービスとタッグを組む作品が多い。

 もともと日本のアニメは海外でもファンが多いが、動画配信サービスの登場で日本アニメは人気ジャンルとしての地位をさらに確固たるものにしつつあるのだ。

『SPY×FAMILY』も、テレビ東京系での放送が終わった直後にNetflixなどで配信。コミックが人気を得ているもののアニメとしては新作である同作が、Netflixの視聴ランキングでは、香港、マレーシア、インドネシア、フィリピン、台湾、ベトナムなどでトップ10入りを果たしているのだ。

 一方、昨今の日本の音楽シーンは、世界的にみるとK-POPとの差をつけられている印象がある。世界進出に挑むアーティストも多いが、なかなかハードルは高いのが現状と言えよう。そんななか、深夜アニメの主題歌やエンディングテーマを担当するということは、世界各国の視聴者に楽曲を覚えてもらう絶好な機会になるというわけだ。

 実際に、深夜アニメ系ソングは海外の人々に届いているというデータもある。以下は、ビルボードジャパンが発表した「2021年に海外で最も再生された日本のアーティストの楽曲」。先に挙げた、日本での年間ランキングとは趣ががらりと変わる。

 1位に輝いたのは、日本での年間ランキングで10位だったEveで、これにLiSAが続く。4位のTK from 凛として時雨『unravel』は、2014年に放送されたアニメ『東京喰種トーキョーグール』第1期のオープニングテーマ、5位のLinked Horizon『心臓を捧げよ!』は、2017年に放送されたアニメ『進撃の巨人』第2期のオープニングテーマだ。このように、TOP10の中で8曲はテレビアニメのタイアップである。

 ちなみに、『unravel』は2021年にはSpotifyが発表した『過去5年間に海外で最も再生された日本のアーティストの楽曲』ランキングにて、1位を獲得している。世界的にみて、日本を代表するヒット曲になっているのだ。

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「2021年に海外で最も再生された日本のアーティストの楽曲」

1位『廻廻奇譚』Eve

 ※テレビアニメ『呪術廻戦』第1クールオープニング主題歌

2位『紅蓮華』LiSA

 ※テレビアニメ『鬼滅の刃 竈門炭治郎 立志編』オープニングテーマ

3位『夜に駆ける』YOASOBI

4位『unravel』TK from 凛として時雨

 ※テレビアニメ『東京喰種トーキョーグール』第1期オープニングテーマ

5位『心臓を捧げよ!』Linked Horizon

 ※テレビアニメ『進撃の巨人』第2期オープニングテーマ

6位『Tokyo Drift (Fast & Furious) – From “The Fast And The Furious: Tokyo Drift” Soundtrack』Teriyaki Boyz

7位『Black Catcher』ビッケブランカ

 ※テレビアニメ『ブラッククローバー』第10クールオープニングテーマ

8位『シルエット』KANA-BOON

 ※テレビアニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』第16クールオープニングテーマ

9位『ブルーバード』いきものがかり

 ※テレビアニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』第3クールオープニングテーマ

10位『怪物』YOASOBI

 ※テレビアニメ『BEASTARS』第2期オープニングテーマ

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世界進出を狙えるアニメタイアップ争奪戦に?


 星野源は、2019年に上海、ニューヨーク、台北をめぐる海外ツアーを開催するなど、世界進出へ積極的な人物でもある。

 5月19日には、『喜劇』のミュージックビデオがYouTubeにて再生回数500万回を突破しており、その報告をTwitterで日本語・英語・中国語で投稿している。また、同曲のコメント欄を見ると日本語以外の投稿がずらり。確実に、日本以外のリスナーに届いていることがわかる。

 世界的人気を誇るアニメという場をきっかけに、音楽系アーティストが世界進出を図るーー。ある意味、日本の音楽業界にとって正攻法ともいえる戦略だろう。

 深夜アニメ系のタイアップは、今後、大物ミュージシャンを交えての争奪戦になっていきそうだ。

(取材・文/千歳康一)

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《阿武町・誤送金》田口翔容疑者が「全額返済」に切りかえた理由

2022年5月21日 17:00 週刊女性PRIME

田口翔容疑者(インスタグラムより)

 日本じゅうの話題をさらった山口県阿武町で起きた給付金4630万円“誤送金”騒動。18日、山口県警はついに同町に住む田口翔容疑者(24)を逮捕した。自分の銀行口座に誤った入金があったことを知りながら、その金を別口座に振り替えたとして、『電子計算機使用詐欺罪』の疑いだった。田口容疑者は容疑を認めているというが……。

 とある弁護士は首をかしげてこう話す。

「この法律は、1981年に三和銀行の女性行員が1億8000万円を、恋人に貢ぐためにオンライン端末を不正操作して起こした巨額横領・詐欺事件のあとにできたもの。端的にいえば、人ではなく、機械に詐欺を働いたという罪だ。だが、今回は誤送金だった金を別の自分の口座に移動しただけで、はたしてこの罪が成立するかどうかは疑わしい」

『占有離脱物横領罪』のほうが、より相応しい容疑なのではないかとも指摘。

「これは、他人の落とし物をネコババするなどに当てはまる罪だが、量刑が軽くて1年以下の懲役。悪質な容疑者に対する戒めのためにも、量刑が10年以下の懲役である『電子計算機使用詐欺罪』にしたのかもしれないが、成立しなくては元も子もない」(同弁護士、以下同)

 他にも弁護士の視点で気になることがあるという。まずは金の返済について。4630万円が振り込まれた口座には、もう6万8000円しか残っていないとされている。30数回にわたって、別の口座に移し替えて、ネットカジノですべて使い果たしたと田口容疑者の弁護士が証言しているのだ。

 万が一、これが事実だとしたら、先に役場が田口容疑者に対して不当利得返還請求を民事で提訴しているが、本来はこれも成立しなくなるという。

ギャンブルで失ったのなら返還義務はなかったが…


「不当利得返還というのは、正当ではない利益は返さなければならないということ。だが、この利益は生活費などの費用に使うと返済義務を負うのだが、ギャンブルで失ったものは返還しなくてもいいとなっている(現存利益がなくなるため)」

 そんななか20日、田口容疑者の弁護士は「町の請求を認め、4630万円の返還義務を田口容疑者が認諾した」ことを伝えた。一方、弁護士費用など上乗せされた約500万円については裁判で争うという。

「容疑者は法律の知識がかなりある人間から不当利得返還の抜け道のアドバイスをもらっていたと考えている。だが、ここまで騒ぎが大きくなってしまい、町からの返還要求を受け入れざるを得ない状況に追い込まれたのではないか」


顔出しナシ、所属事務所の名前も明かしていない


 急転直下で返済の意図を伝えた田口容疑者の弁護士にも違和感がある、という。

「顔出しナシ、所属事務所の名前も出さないで会見を行うなんて、あり得ないですよ」

 彼は若い弁護士で、山口県の小さな弁護士事務所に所属しているという。国民の敵になることを恐れたのかもしれないが……。

「彼は私選の弁護士であり、あえて好んで田口容疑者の事件を引き受けたわけですよ。おそらく刑事訴訟でも私選弁護人として引き受けるのでしょうが、だったら堂々と顔を見せて、名乗ってやるべき。あんな状態で何を言っても、信用されないですよ」

 容疑者の弁護士の会見では、シャツを出しただらしない格好や、オロオロとした受け答えしかできない口調だけが際立った。

「私なら、田口容疑者の弁護は引き受けずにまずは自首しろと勧めましたね。容疑者も弁護士もいったい、何を考えているのか……」

 この騒動はまだまだ収まりそうにない。

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岸田今日子さんがハワイで恋人選び?女優3人旅の思い出

2022年5月21日 16:00 週刊女性PRIME

岸田今日子さん

 女優・冨士眞奈美が語る、古今東西つれづれ話。今回は、女子3人旅のいきさつについて振り返る。

 私と吉行和子と岸田今日子。

 女3人─。気ままな自由旅は、予期せぬ形で始まることになった。

 きっかけは、この連載でもたびたび登場する新宿三丁目の名居酒屋『どん底』のマスターである故・矢野智さん。彼は、スペインのマドリードにも店を構えていた。

 ある日、今日子ちゃんと和子っぺが、「行こうよ」と言い出した。

 このお店は、三浦友和さんと山口百恵さんが結婚前に旅行で訪れたり、スペイン国王夫妻も来店したことで知られている。国王がどん底に行く─、そんなジョークみたいなマドリードの名店に惹かれるところはあったけれど、私はどうしても行く気になれなかった。極度の飛行機嫌いだったのだ。

 といっても、根っからの、というわけではない。何度も乗ったことはあったけど、事故が相次いだことで、私はすっかり空の旅に臆病になってしまったわけ。さらには、昭和57年の「日本航空350便墜落事故」(「機長なにするんですか」の日航機逆噴射事故)によって、私の飛行機に対する苦手意識は払拭されるどころか増長するばかり。飛行機に乗らなければいけない場所には、金輪際行くことはないと思っていた。

 ところが─。『どん底』で話を切り出した2人は、どんどんと目を輝かせ始める。「これだけ生きたんだからいいじゃない。怖くないわよ」なんて和子っぺが言ったかと思えば、「私はマジョルカ島に行きたいわぁ」と、今日子ちゃんはまるでウシガエルみたいなトーンで、青写真を描き始める。「マジョルカ島のインク壺が欲しいの」と。なんでも父親である岸田國士先生の愛用品だったそう。

テレビ東京でまさかの番組化


「冗談じゃないわよ」。そう頑なに拒んでいた私だったけれど、最終的に「1年後に行きましょう」と手打ちをすることで、2人に納得してもらった。腹の中では、「どうせ1年後なんてうやむやになって忘れているはず」なんて高をくくっていたわけだけど、立ち消えになるといった雰囲気は一切なく、私はズルズルと旅行へと引きずり込まれ、2人はワクワクと計画を練り始める。約束から1年後。私は、あれだけ拒んでいた機上の人になっていた。

 だけど、行ってみると、これが楽しいのなんのって。気がつくと私たちは、スペインの風に吹かれながら「また行こう」と、次の旅先をあれこれと妄想し始めていた。恐怖に打ち勝つために、楽しさってあるんだろうな。

 その後、テレビ東京で番組化の話が持ち上がり、定期的に3人で旅をするようになった。友情の企業化。旅には一切の台本はなく、好きなようにさせていただいた。中でも台湾は印象深く、すっかり私たちは魅了され、その後も足を運ぶようになった。


 台湾には、小説家、俳人、歌人といくつもの顔を持つ黄霊芝さん(1928年―2016年)という人物がいた。台湾俳句会の会長でもあり、私と和子っぺは何度か招待されたことがあった。黄さんは、主に日本語で創作活動をするため、台湾俳句会へ行くと、あちこちから日本語が聞こえてくる。川柳を詠んでいる人もいれば、詩を書いている人もいる。台湾にいるのに、とても不思議な空間。正しい日本語を教えてくれる会でもあった。

 黄さんは、別れ際、必ず私と和子っぺに日本語の手紙をくれた。でも、和子っぺの手紙は、「吉行和子様 あなたは僕の宝庫です」なんて、完全にラブレター。「この差は何なのよ」なんて腹が立つやらおかしいやら。

 でも、私もハワイ島を訪れた際、村の首長さんから求愛されたことがある。首長は17人(!!)の孫がいるという。今日子ちゃんが「この3人の中で誰がいちばんいい?」と聞くと、迷いもなく私を指差した。2人はけらけらと笑って、「どうぞ差し上げますから」だって。思い返すときりがない珍道中ばかりだった。

ふじ・まなみ 静岡県生まれ。県立三島北高校卒。1956年NHKテレビドラマ『この瞳』で主演デビュー。1957年にはNHKの専属第1号に。俳優座付属養成所卒。俳人、作家としても知られ、句集をはじめ著書多数。

〈構成/我妻弘崇〉

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出所者の再出発を支援する“3婆”、その信念とは

2022年5月21日 13:00 週刊女性PRIME

中心メンバーの大塩幸子さん(中央)、岡野美千代さん(左)、大久保さん(右)。“3婆”と自称している 撮影/伊藤和幸

 保護観察所の役人相手でも、若い男性入所者でも、間違っていると思えば、ケンカも辞さない。「自立準備ホーム香川 止まり木」代表の大塩幸子さんは、預かった入所者たちを支える自立準備ホームの応援団長のような頼もしい存在だ。熱い思いを持つ“3婆”を中心に職業、人柄、特技、資格が異なるスタッフらが連携。複雑な事情を背負う人々の再出発を後押ししてきた。たとえ裏切られても、粘り強く活動を続けるスタッフたちには、それぞれに、出所者支援と向き合える理由や強い信念があったーー。

「止まり木」は異色の存在


「わぁ、お久しぶり~。ちゃんと生活できてる?」

 香川県高松市にある「自立準備ホーム香川 止まり木」。ここは刑務所などから出所したばかりの人が自立を目指す期間、一時的に入所できる施設だ。

 代表の大塩幸子さん(75)は、元入所者の村松さん(仮名)に会うと、顔をほころばせて明るく声をかけた。

 50代の村松さんは傷害罪で1年2か月服役していた。物腰もやわらかで暴力をふるうような人には見えないが、相手の挑発に耐えかね、やり返してしまったという。満期で出所後、行くところも定まっておらず、ネットカフェなどに宿泊。唯一の財産であった軽自動車が故障してしまい手持ちのお金も減る一方……。困った末にたどり着いたのが「止まり木」だった。



「よう頑張ってるねー」

「こんなにマメにノートをつけてる人は珍しいわ」


 村松さんは日々の反省や心情の変化をノートに細かく記していた。それを大塩さんや支援するスタッフと面談をするたび、ほめてもらったのがうれしかったという。

 服役中にクレジットカードの期限が切れ、携帯電話ショップに行っても契約できなかったが、「リスタート・ケータイ」の存在を大塩さんたちに教えてもらった。初期費用と身分証があれば誰でも契約できるレンタル携帯で、村松さんもこれを手に入れて、ようやく職探しをする準備ができた。

 
ハローワークまで毎日30分かけて歩いて通い、運輸業の会社に就職。自立資金を貯め、4か月後にアパートを借りて独立できたのだという。



「ここの人たちは応援してくれるんですよ。刑務所みたいに押しつけられたりすると、逆に“そんなん、わかってるのに”となっちゃうけど、応援されたら頑張れる。だから“ここを出た後も大塩さんに報告させていただいてもいいですか?”と言うたんです。

 助けてもらいたいとかじゃなくて、ただ、たまに電話して声を聞いたら、大塩さんたちとつながっている気がして、何か安心感があるんです。大塩さんは面倒見がよくて、頼りになる親分みたいな人ですから(笑)」


 2階建ての一軒家に個室があり、最大5人が共同生活を送る。ほかの施設ではスタッフが常駐し、厳しい規則を設けているところもあるが、「止まり木」では常駐せず、スタッフが毎日交代で訪問して入所者と面談している。


 全国に447か所ある自立準備ホームの中で、「止まり木」は異色の存在といってもいいかもしれない。13人いるスタッフは全員ボランティア。大塩さんが口説いて集めたメンバーには福祉の専門家もいるが、大家業、僧侶、元公務員、看護師、自営業など幅広い職業の人が集まっている。それぞれの人生経験をもとに、年代も罪状も違う入所者たちと向き合えるのが、「止まり木」の強みだ。

 村松さんと同じく、行き場をなくして「止まり木」に来た佐野さん(仮名)は60代。競馬にハマって会社の金を使い込み、業務上横領罪と詐欺罪で逮捕された。執行猶予がついたが、住み込みで働いていたため職と家を同時に失い、妻子にも見放された。



「こんな普通の一戸建てで暮らさせていただいて、風呂もあるし、トイレは水洗でウォシュレットまでついてる(笑)。本当に止まり木さんには感謝しても、しきれんです。ずっと仕事は一生懸命してきたんやけど、お金にルーズなところがありましてね。あのときはちょっと狂うとったんやろうね。“もし、今度やったら俺が死ぬときや。もうこの世にはおれんから”。大塩さんたちには、そう言うとります」

 佐野さんの決意を聞いて、大塩さんはこう励ましてくれたそうだ。



「それは自分の心にしまっておいたらええん違う。そこまでの覚悟があるなら、二度とせんと思うわ」

 佐野さんはビル管理会社に就職して、半年後にひとり暮らしを始めた。



「返済がすべて終わったら温泉旅行に行こう。佐野さんの費用も出してあげるから」

 スタッフの夫婦がかけてくれた言葉を励みに、使い込んだお金を今も返している。5年後に完済できる予定だ。

 村松さんのような満期出所者のうち4割以上は、行き場のないまま社会に戻る。食べる物にも事欠き、再犯してしまう人は多い。受け皿として更生保護施設があるが、それだけでは数が足りず、2011年に法務省が導入したのが自立準備ホームだ。

 罪を犯した人の更生保護を担う保護観察所に登録されたNPO法人などが、おのおのの個性を生かして運営。滞在費は無料で最長6か月間滞在できる。佐野さんのように執行猶予がついた人でも、保護観察所が必要だと判断すれば入所できる。

 大塩さんにホームの特徴を聞くと、「ゆるい」とひと言。



「社会に踏み出す一歩やから、規則でがんじがらめにする必要はないと、ごく普通の感覚でやっています。うちもルールはあるけど、ほんまに当たり前のこと。室内では禁酒禁煙とか門限があるとか。違反しても、ある程度は見て見ぬふりをしています。私でも破ると思うから(笑)」

 だが、人の目がなければ好き勝手できてしまうのでは─。そう指摘すると、大塩さんは「実際に仕事に行っていると嘘をついて部屋で寝ていた人もいる」と笑う。



「でも、それで困るのは本人ですからね。自立資金が貯まらなかったら、再度路頭に迷うだけだから。ある意味、本当に自立心がないと、ゆるすぎて不自由かもしれんね」

 入所者には食事代も支給される。スタッフが食事まで用意する施設もあるが、その点も「止まり木」は違う。

 刑務所や作業員宿舎での生活が長く自分でご飯を炊いたことがない人も多いので、炊飯器の使い方や味噌汁の作り方から教える。



「独立したら自分でご飯も用意せないかんやんか。普通の生活に慣れてもらうためと言えばカッコいいけど、ようは、お炊事する人もいないのよ。ハハハハハ」

母親に売春を強要された女性


 これまで「止まり木」で受け入れたのは、10年あまりで97人。育った環境が悪く、親とも縁を切っている人がほとんどで、圧倒的に男性が多い。中でも大塩さんが忘れられないのは20代の女性だ。

 保護観察所で初めて会ったとき、女性はとてつもなく暗い目をしていた。肌の色も黒ずんでおり、背中一面にブツブツがある。大塩さんは背中に薬を塗りながら、身の上話を聞いた。

 女性は大阪の売春街で父親もわからないまま育った。中学生のとき、母親の内縁の夫に柱にくくりつけられて覚醒剤を打たれ暴行される。母親には「私の男を盗った」と責められ、「弁償するために、そこの四つ辻に立っておけ」と売春を強要された。

 キャバクラで働き始めると彼氏ができたが、「金を出せ」とせびり続けるようなヒモ男ばかり……。



「こんな私でも、必要としてくれてるから」

 そう吐露する女性の言葉に、大塩さんは涙が止まらなかったそうだ。



「これがこの子の現実かと思ったら、切なくて、かわいそうでね。何とかせなと、夜も眠れんほど考えたんです」

 女性は覚醒剤で逮捕されて服役。仮釈放され薬物依存回復施設にいたが、合わなくて逃げてきた。


「満期終了までの1か月だけ『止まり木』で預かってくれたらいい。どうせすぐ大阪に流れていくから」

 担当した保護観察官の対応は事務的で冷たかった。服役前に精神科に通院したり薬を飲んでいても、情報が共有されないこともある。この女性も、精神科の薬を飲んでいるのにお薬手帳もないと言われ、頭にきた大塩さんは観察官に大声で怒鳴った。



「明日の朝までに服薬記録を取り寄せて!」

 女性が「止まり木」を出た後もひとり暮らしは嫌だと訴えたため、大塩さんは信頼できる救護施設に「過酷な人生を生きてきたから施設の調和を乱すかもわからんけど」とすべてオープンにして、必死に頼み込んだ。



「この間、会いに行ってきたのよ。見違えるほど元気になって、自腹で美味しいプリンを買って待っていてくれて。もう、涙が出るほどうれしかったです」

役人、若者にも立ち向かう覚悟


 大塩さんは相手が役人だろうが、屈強な若者だろうが物おじせず、間違っていると思ったらケンカも辞さない。



「いいかげんにしなさい!」

 市の福祉課の窓口で入所者の若い男性を怒鳴りつけたこともある。生活保護の申請に大塩さんも同行したのだが、当の本人の態度があまりにも悪く、周囲の人たちが凍りつくほどの勢いで叱った。

 そんな大塩さんの性格は昔から変わらないと話すのは夫の眞二さん(78)だ。



「ストレートでサバサバしているし、おべんちゃらは言わないし。僕は変わった人が好きやったからね(笑)」

 母1人子1人で育った大塩さんは、大阪で母が経営する割烹を手伝っているとき、会社員の眞二さんと出会った。29歳で結婚し、母を連れて夫の住む高松へ。姑、姑の母、母とみんなで一緒に暮らしたが、文化の違いからもめ事が絶えず、離婚寸前に……。

 離婚するメリット、デメリットをすべて書き出して冷静に考え、離婚はしないと結論を出した。その経験は、今の活動でも何かを判断する際、役に立っていると振り返る。


 ひとり息子が中学生になり、ひどく荒れた時期もある。小刀を向けられたときは、こう開き直った。



「自分が育てた子どもに殺されるんだったらいいよ。あんたの好きにしなさい」

 お酒を飲むのが大好きな大塩さん。酔って転んで硬膜下血腫になったが生還。それがきっかけでホームレス支援団体の手伝いを始めた。今から18年前のことだ。



「保険会社に3年、証券会社に8年勤めて、自分の給料全部遊びに使うてたんです(笑)。せっかく命を助けていただいたし、ちょっとは誰かの役に立つことをしようと、心を入れ替えたの(笑)」

 バブル崩壊後の景気低迷で高松にもホームレスがたくさんいた。リベラルな考えの眞二さんも誘い、夜回りをして弁当を配ったりした。

 ホームレスの中には刑務所から出てきたばかりの人も多くいる。一緒に保護観察所に出入りしているうちに、「自立準備ホームという制度ができるので、やりませんか」と声をかけられ、始めたのが「止まり木」だ。NPO法人設立の事務作業は眞二さんがやってくれた。

息子が世話になって支援を決意


 現在、「止まり木」のスタッフは男性7人、女性が6人。それぞれに、この活動に参加した思いや理由がある。

 特に熱い女性スタッフが2人おり、大塩さんは自分を含めて“3婆”と称している。その1人である大久保さん(73)は、入所者みんなの母親のような存在だ。自分の息子が「止まり木」で世話になったことがあり、無事に自立した後、「スタッフにならないか」と誘われた。

 当時、大久保さんの息子はギャンブル依存症だった。だが、本人が病気だと認めず、症状は悪化するばかり。このままではダメだと悩んだ末に息子を家から出すと、路頭に迷い無銭飲食で捕まった。執行猶予がついたが、行く場所がなく「止まり木」に。弁護士やスタッフと話すうちに、「自分は病気なんや」と気がついたそうだ。


「うちの息子もここでやり直しの人生が始まったんよ。ここに来たということは、すごくラッキーなことなんやで」

 大久保さんはそんなふうに、入所者に自分の息子の話をしている。



「私が支援者としてここにおる意味は、それしかないと思っているので、息子の話をしたほうがいいと思ったときは、ありのままを話しています。



 入所者の話を聞いていると、親に対する不信感や屈折した思いを大体の人が持っていると感じるんですよ。

 だから、“あなたは親に見捨てられたと思っているかもしれないけど、親は子どものことを思っている、やり直しの人生を歩んでいると言うてくれる日を待っているよ”って言います」


 だが、いくら大久保さんが親の思いを伝えても、最初は聞く耳を持たない人が多い。ネット詐欺で服役した30代の男性もそうだ。「自分の親はきょうだいばかりかわいがる、親とは縁が切れている」というのが口癖だった。

 男性は「止まり木」を出た後、再犯をしてしまう。裁判の前に大塩さんは男性の母親と電話で話した。すると母親は「自分も息子に愛情をかけていなかった」と認めて、泣きながらこう言った。



「今度出所したら、息子を抱きしめたい」

 大塩さんが情状証人として裁判に出廷して母親の言葉を伝えると、その男性は「ほんまか?」という顔をしたそうだ。

 ある日、刑務所にいる男性から手紙が届いた。



《親は根っ子。根っ子を大事にすることで幹である自分も元気になるんよ。そう言ってくれた大久保さんの言葉が、やっと理解できるようになりました》

 大久保さんは涙が出てきたとうれしそうに話す。



「ちょっとでも役に立って、よかったなーと思うし、感激しました。短い間でも、関わっている間は自分の子と一緒やからね」

 出所したら男性はまた「止まり木」に来ることが決まっているので、大久保さんは楽しみに待っている。

“探偵ごっこ”で徹底捜索


 岡野美千代さん(77)は、さらに熱いハートの持ち主だ。スタッフが入所者と面談する時間は短いと20分。長くても1時間だが、岡野さんはなんと7時間ぶっ続けで話したことがある。相手は、街中で刃物を振り回して捕まり執行猶予になった30代の男性だ。



「私は人間が好きなんです。とことん付き合うのが大好きなんです。7時間のうち、ほとんどが彼の生い立ちの話でしたね。お母さんがこうだったとか、おばあちゃんに“何しに来た?”と言われてつらかったとか。私でよかったら吐き出してという感じです。私は相手の話を聞いているだけなので、あんまり疲れないですよ(笑)」

 大らかに笑う岡野さん。内装会社を35年経営していたが後継者がおらずM&Aで手放して、今は学童保育をしている。長年ボランティアで保護司もしており、面倒見のよさに感銘を受けた協力雇用主が「岡野さんに似ている人がいる」と会わせてくれたのが大塩さんだった。

 思いついたら即行動に移すあたり、岡野さんと大塩さんは息がピッタリ。何度も2人で“探偵ごっこ”をしたと、事の顛末を話してくれた。

 ある日突然、姿を消してしまった50代の男性がいる。男性は詐欺罪で服役後、「止まり木」に滞在していたが、洗濯物も干しっぱなしのままいなくなった。裁判記録を頼りに、2人で男性の郷里に行って聞き込みをしたが、何の成果もなかった。間もなく警察から男性が放置自転車を盗って逮捕されたと連絡が入る。微罪だが執行猶予中だったので実刑に。出所した後、男性は再び「止まり木」に来た。


 ところが、2度目もまた、洗濯物を干したままいなくなってしまう─。



「今度は犯罪に巻き込まれたのかも」

 心配になったが、保護観察所は動いてくれない。2人で捜しに行くと、男性をよく知る社長に会えた。その社長も一緒にあちこち捜してくれたが見つからない。

 しばらくすると男性はまた警察に捕まった。弁護士から連絡がきたが、全く同じことの繰り返しだったので、もう「止まり木」では手に負えないと判断して、3度目は断ったという。

 こうして捜しに行く費用は自腹だ。時間も手間もかかる。岡野さんはほかの入所者に対しても、早朝から通勤する姿を見て寒かろうと冬物のジャンパーを買って届けたり、病院への送迎をしたり、ボランティアの域を超えて寄り添っている。どうしてそこまでできるのかと聞くと、幼少期の思い出を話してくれた。

 岡野さんの父親は警察官として北朝鮮に赴任していた。駐在所に留置されている現地の人を殴ったり蹴ったりしており、そんな夫のふるまいを見て心を痛めた母親は、バレないようこっそり熱いスープやお菓子を差し入れていた。

 岡野さんが1歳のときに終戦。一家で故郷の鹿児島に引き揚げてきた。数年後に父親は亡くなったが、岡野さんは母から北朝鮮時代の話を聞かされており、権力を振りかざす父親が大嫌いだったという。



「罪を犯した人たちが駐在所を出るときに“奥さんありがとうございました。アイゴー”と泣いて別れを惜しんでくれたと、母親が言っていたんです。母はただの田舎のおばさんだけど、“カッコええなー!”と。私は絶対に、母親みたいになりたいと思ったんですよ」

出所者への根強い差別と偏見


 年配のスタッフが多い中、若手として重宝されているのが泉丈二さん(44)だ。自分の車で入所者を迎えに行ったり、「止まり木」から独立するときは引っ越し先に荷物を運んだり。「止まり木」の入所者を対象とした保護司も務めている。

 大塩さんと出会ったとき、泉さんはまだ20代だった。会社勤めをしていたが、子どもが生まれ、収入の足しになればと思って買ったアパートがまさかの不良物件。入居者を探すため「アパートに入りたいけど入りにくい人」にスポットを当てて検索。ヒットしたのが大塩さんのいるホームレス支援団体だった。

 自分で会社を立ち上げてからは大家として多数の物件を所有。「止まり木」で使用している家屋もそうだ。「止まり木」を出た人から要望があれば、家具や電化製品付きの部屋を安価で貸している。泉さんはこの活動になくてはならない存在なのだが、あまり表には出たくないのだと戸惑いがちに語る。



「例えば地元の新聞などで『止まり木』が紹介され、僕の顔も出たとするでしょう。それで僕がアパートの大家だとわかると、“え、もしかしてこのアパートも出所者がいっぱい入っているの?”と思われたりする。“おまえがそんな活動をするから、地域のイメージが悪なっていくんやろう”と近隣のマンションの大家さんから言われたこともあります。実際は所有している物件の9割以上は、一般の方が住まわれているんですが」

 罪を償っているのに、出所者というだけで根強い偏見や差別感情があることを肌で感じている。そこまで社会が成熟していないということだが、服役した過去を知られたくない人もいるだろうと考えれば、活動の周知にも慎重にならざるをえない。



「止まり木」の活動には一軒家を使用しているが、女性も受け入れるため1年ほど前に2軒目のホームをオープンした。しばらくして近所の人たちから「ここはどういう場所ですか?」と聞かれたことがある。室内は禁煙にしているため玄関先で行儀の悪い格好でタバコを吸ったり、入れ墨を入れている人もいたからだ。

 自立準備ホームだと明かすことを泉さんや数人のメンバー、保護観察官は反対したが、大塩さんら残りのメンバーは賛成と意見が分かれる。最後は大塩さんが、「こそこそするのは日陰の身みたいでイヤ。正面突破したほうがいい」と決断した。


 結果、近所の人たちの理解も得られ、入所者に「おはよう」と声をかけてくれる人や差し入れをくれる人もいて、いい関係を続けている。それでも、泉さんは心配をぬぐえないと話す。



「大塩さんと直接会って話を聞いた人は納得されていると思いますが、また聞きで知った人などが、誤解しないといいのですが……」

 泉さんにはほかのスタッフとは違う苦悩もある。入所者は次々と入れ替わり、「止まり木」を出たら基本的に支援は終了するが、泉さんには終わりがない。



 大家と借家人の関係がずっと続く人もいるからだ。ホームレス支援をしていたころ、自分の持つ物件に入居した被支援者の男性が孤独死したこともある。

 それだけ大変な思いをしても、この活動を続けているのはどうしてか。嫌になることはないのかと聞くと、しばらく考えて答えた。



「再犯して収監された人が住んでた部屋を片づけるときがいちばんむなしいですね。これ、ずっとやっていくんかなーと。ただ、僕の場合、面倒なことをすることへのハードルは、普通の人より低いと思います。

 うちの母親は精神障がいがあったのか昔からぼーっとしとって、親父が仕事も家事もおかんの世話もするのをずっと見てきて、僕も親父と一緒にスーパーに買い物に行ったりしよったので。“おまえのおかんはアホやな”とバカにされたりもしたので、いちいちイラッとしないし、障がい者に関わるのも、それほど苦になりません」


専門家につなぐための対話


 実は「止まり木」に来る人のうち、かなりの数の人が何らかの精神疾患を患っているのだという。知的障がい、発達障がいのグレーゾーンの人も多い。泉さんは「半数くらいはそうじゃないか」と推測する。「止まり木」に迎え入れてから、スタッフが異変に気づくことも多い。岡野さんが7時間面談した30代の男性もそうだった。

 男性は自分で仕事も見つけ、精力的に働いていた。ところが、ある日突然、ぜんまい仕掛けの人形がパタンと倒れるように仕事に行けなくなり、部屋でひたすら寝ている。「何か変や」と感じた大塩さんが受診歴を聞くと、「3度あるけど医者によって言うことが違う」と答えた。

 大塩さんは保護観察所への怒りを隠さない。



「うちに丸投げされても困ることが、ようけあるの。彼の場合も、病気なのか、単なるなまけなのか、彼自身がいちばん知りたいし、病気であれば治療してほしいって、心の叫びが伝わってきて、かわいそうになーと思いましたよ」

 男性は生活保護を受給。「止まり木」を出てアパートで暮らし始めた。だが、しばらくすると医者にも行かずに引きこもってしまった。大家である泉さんと大塩さんが訪ねても返事もしなかったが、最近ようやく応答してくれるようになったという。

 こうした精神疾患など、入所者の対応に困ったとき、頼りになるのが大川裕子さん(57)だ。大川さんは精神保健福祉士などの資格を持ち、20年近く社会福祉協議会でケアマネジャーとして勤務していた。昨年春に退職し、今はファイナンシャルアドバイザーとして働いている。

 10数年前に大塩さんと知り合って意気投合し、飲み友達に。ホームレス支援のボランティアに誘われて参加したのと、ちょうど同じころ「止まり木」ができた。当初は仕事が忙しく、「この人、ちょっと変だから話を聞いてあげて」と頼まれると様子を見にくるのが精いっぱいだったが、定時で上がれる職場に異動して、ようやく定期的に関われるようになったそうだ。

 福祉の専門家である大川さんは、入所者との面談もほかのスタッフとはひと味違う。


「お給料をもらって、次の給料日まで足りてた?何日くらいで、お金がなくなりよった?」

 世間話をするように気軽な口調で聞いていくと、こんな答えが返ってくる。



「3日で給料全部なくなったわ」

「それじゃ困ったやろ。お金をどうやって使ったらいいんだろうね」


 そうやって会話を重ねるうちに、相手も少しずつ心を開いてくれるのだという。



「計算が苦手、漢字が書けないという人は結構いるけど、言いたくないんですよ。みんな社会の中で、もまれながら生きてきた経験もあるので、バカにされないようにガードしているし。

 だから、どこでつまずきがあるのかをうまく引き出してあげて、本人にも納得してもらったうえで、必要があれば、困りごとを解決するための専門の方につなぐようにしています」


 どんな入所者に対しても、いつも冷静な大川さん。大塩さんからは「あんたは冷たい」と冗談交じりに指摘されるそうだが、何でも口に出せる風通しのよさが「止まり木」にはあるのだろう。

 冷たく思われる理由を大川さんは「あえて感情移入しないようにしているから」と説明する。



「感情移入するとブレるんですよ。私の役目は淡々と、こういう方法もあるよって選択肢を出していくことだと思っているんです。大塩さんたちは熱血漢で、おーい、どこまで行くんだーってハラハラするときもあるけど(笑)、熱くて押しが強いからこそ、ここまで引っ張ってこられたんだろうなと思います」

「何とか立ち直らせたい」


 支援スタッフはほかにもさまざまな人がいる。最近加わった42歳の男性はかつて車中生活者だった。大塩さんと泉さんがホームレス支援をしていたときに助けられ、今は泉さんの会社で働いている。



「支援された当事者やから、わかることもあるやろ」


 泉さんにそう言われて「止まり木」の手伝いを始めた。男性は生活保護を受給していた時期もあるので、手続きにも精通している。介護にも興味を持ち、仕事をしながらホームヘルパーの資格も取得したと話す。



「ホント、1回諦めていた人生なので、できることがあればと。介護の支援だけでは手の届かない部分まで、ここの活動ではできよるんで、それが楽しいですね」

 バラエティー豊かなスタッフたちが、各自で最善の方法を考えて動き、意見が分かれれば、ざっくばらんに話し合う。そんなふうに活動がうまく回っているのは、やっぱり大塩さんの存在が大きい。“3婆”の大久保さんは「大塩さんの人徳やね」という。



「この子たちを何とかして立ち直らせたい。もういっぺん社会に出したい。大塩さんはそういう思いだけで動いていることをみんな知ってるから、協力したいという気持ちになるんです」

 2011年の設立以来、ずっと先頭で「止まり木」を引っ張ってきた大塩さん。もともとあまり体力がなかったのだが、75歳を過ぎて身体がきつくなってきたこともあり、今年5月で代表を若手の泉さんに譲ることにした。これからはスタッフの1人として、関わるつもりだという。



「ちょっとの支援があれば、何かのつっかえ棒があれば、罪を犯さずにすんだのにと思う人はなんぼでもいてはります。よく、お世話になった人を裏切れないとか、恩返しのために立ち直ったとか言うけど、私、その手の言葉が大っ嫌い(笑)。なんか嘘くさく感じて。私はただ、そういう人たちと“新たな人生を踏み出せてよかったねー”と、共に喜びたいだけなの」

 すぐには更生することができない人でも、応援するみんなの思いが届く日が来る。一緒に喜び合える。そう信じて、寄り添い続けていく─。

〈取材・文/萩原絹代〉

 はぎわら・きぬよ 大学卒業後、週刊誌の記者を経て、フリーのライターになる。'90年に渡米してニューヨークのビジュアルアート大学を卒業。'90年に帰国後は社会問題、教育、育児などをテーマに、週刊誌や月刊誌に寄稿。著書に『死ぬまで一人』がある。

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堀ちえみも「病老介護」、注意点と鉄則は

2022年5月21日 11:00 週刊女性PRIME

堀ちえみ

 誰もがぶち当たる「親の介護と死」。それは女性有名人たちも同じようだ。コロナ禍で思うように看取れなかった阿川佐和子、施設に預けたことが認知症を加速させたのではと自責の念に駆られる真矢ミキーーー。葛藤や後悔を語る彼女たちに共通するのは親への感謝と深い愛だが、そんな中で近年問題視されているのが、老老介護ならぬ、病気を抱えた人が介護に携わる“病老介護”。2019年に舌がんを患った堀ちえみもそうだ。最近増えているという病老介護、そこに必要なこととはーー。

自分が元気であることが大前提


「高齢化社会の中で“老老介護”が取りざたされていますが、近年問題視されているのが、病気を抱えながら介護に携わる“病老介護”の人がすごく多いこと。“親は自分で見たい”と思う人も多いですが、まずは自分が元気であることが介護の大前提だと知ってほしいです」

 と話すのは、介護者の支援を行っているNPO法人「UPTREE」代表の阿久津美栄子さん。要介護者の世代では“介護は子どもが担うもの”という考えの人が多く、子どもは自分を犠牲にして介護に打ち込んでしまいがちなことも懸念する。

「実際に、介護を始めてから精神疾患を抱えたり、がんを発症する人も少なくありません」(阿久津さん)

 2019年に舌がんを患い、舌の6割を切除するという大手術を行った堀ちえみも“家族は助け合いが大切”という思いから、退院後1か月あまりで義母の病院に連日付き添っている。ブログからは、定期的な診察にも同行する良嫁ぶりが垣間見える。


 彼女の場合は、術後が良好だったこともあるだろうが、“まずは自分のケアを優先してから介護”が鉄則だと阿久津さん。

 さらに、自分が親を見られなくなる可能性を視野に入れ、早い段階から施設の目星をつけておく必要性も説く。

「自分の病気やケガで介護が困難になるだけでなく、仕事や自分の家庭との両立で介護が難しくなる場合もあります。特別養護老人施設は要介護3から入所できますが、申請から入所までには平均3~4年。必要なタイミングで入れるよう入所申請の準備を進めておくことが安心につながります」

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防犯アプリだけじゃなかった!物理的な武器にもなる「スマホ護身術」

2022年5月21日 08:00 週刊女性PRIME

対策をしておけば怖くない!スマホで身を護る!

 いつ何時、危ない目に遭うかわからない時代だ。2021年10月には小田急線の車内で無差別殺傷事件が発生した。今年に入ってからも、1月に大学入学共通テストの会場の東大キャンパス付近で無差別殺傷事件が発生。自分の身は自分で護る、そんな意識改革が必要な時代なのかもしれない。


 そこで役に立つのがスマートフォンだ。iOS11以降のiPhoneには「緊急SOS」という標準機能が搭載されており、本体右側の電源ボタンと本体左側どちらかのボリュームボタンを同時に長押しすれば警察や救急などの通報先へダイヤルが始まる仕組みになっている。

 機種ごとに機能は若干異なるものの、基本的にAndroidには「緊急通報」機能が搭載されている。ロック画面にある「緊急通報」ボタンをタップすれば緊急用の番号入力画面が表示され、ロック解除せずとも居合わせた人が通報できるのである。

代表的な防犯アプリ



 防犯用のアプリとして代表的なのは、警視庁公認の「Digi Police」(iOS/Android/無料)だ。アプリを立ち上げると「痴漢撃退」「防犯ブザー」が表示され、「痴漢撃退」をタップすると「痴漢です 助けてください」というメッセージがスマートフォンの画面に表示されて「やめてください」というアナウンスが流れる。「防犯ブザー」をタップすると大音量の防犯ブザーが辺りへ鳴り響く。実際に今年4月、電車内で50代の会社員に痴漢をされていた10代女性がこのアプリを利用し、その会社員が東京都の迷惑防止条例違反などの疑いで逮捕された。

「Digi Police」は、自分の活動地域を登録すると周辺で起こった事件(ひったくりや通り魔など)の最新情報を知らせてくれる。「撃退アラーム-振るだけで鳴る防犯ブザー」(iOS/無料)はスマホを振るだけで「パトカーのサイレン」「女性の悲鳴」といった警告音で不審者を遠ざけることができ、同時に登録しておいた緊急連絡先にメールが送信されるので、危険を家族や友人に知らせることもできる。「防犯アラーム&助けてメール送信(現在地付き)」(Android/無料)も、ほぼ同内容の機能を持つアプリだ。

 スマホのライト(懐中電灯)機能を最大出力に設定しておくことでも、威嚇として活用できる。不審者に出くわした際、相手に光を直視させれば、一時的に視力を奪うことが可能。その隙に、そこから即離れればいい。

“女らしさ”の枷を外す!


 機能だけではなく物理的な意味で、スマホそのものがあなたを守る武器にもなりうる。子どもや女性などに護身術を指導する「大神拳」師範・生駒大貴さんが考案した「スマホ護身術」は、ここぞというときにスマホを使って不審者に反撃するための技術だ。

ナチュラルグリップ


 普段ゲームやSNSをする際の自然な持ち方。握りが弱いのでのどか股間へのアタック向き。


フェンシンググリップ


 スマホの左右をつかんだ持ち方。顔、のど、脇腹、股間へのアタック向き。


ミリタリーグリップ


 スマホの上部を親指でおさえ、しっかりサイドを握った持ち方。相手の首や肋骨へのアタックなど、もっとも強力な攻撃ができる。


「以前は、みなさんが持っている鍵を用いた護身術を指導していたのですが、スマホが主流になってきた時期、『いつも手にしているものだし、護身にも使えるのではないか』と思って取り入れたんです。

 鍵は相手を突き刺すことしかできないし、取り出すのに手間がかかりがち。スマホなら持ち方によっては鈍器のように使うことができます」(生駒さん)


 ナイフやフェンシングの剣のような握り方でスマホを持ち、相手の鼻やのど、こめかみにヒットさせる。そうすれば、相手にダメージを与えることができるのだ。さらに、もし相手にスマホを奪われたとしてもロックがかかっているので、個人情報を見られる心配もない。位置情報機能を使えば、GPS機能で相手の居場所を特定できるという利点もある。

 とはいえ、とっさに身体が動く女性はなかなかいないだろう。その問題を乗り越えるには、普段からの練習が必要。ミット代わりのクッションを用意し、手にしたスマホで突いたり叩いたりするのだ。

 基本、スマホは男性の手の大きさに合わせて作られており、女性の場合はスマホグリップのアクセサリーを付けるとより握りやすくなるかもしれない。

 こうした練習を重ねることで、技術の向上だけでなく意識面の改革を図る。つまり、「身を護るためにスマホでもなんでも使って相手に反撃をしていいんだ」と、自らに気づきを与えるのだ。“女らしさ”という名目で、女性たちはずっと「乱暴なことをしてはいけない」と教えられてきた。その枷を外し、「自分の身を護ることこそ第一なんだ」と、練習を通じて身体に覚えさせるのだ。

「まずは自分が助かることを優先しないと、手が出せなくなってしまいます。手を出さず、もし性犯罪に遭ってしまったら、その心の傷は一生続きます。いわば、魂の殺人です」(生駒さん)

 護身術を使うシチュエーションはさまざま。特に女性が襲われた場合、強弱の“弱”が“強”に抗うという構図になる。多勢に無勢の場合もあるし、ヨーイドンの合図は街中にはない。とにかく、窮地に陥ったら自分の身と命を守ることのみ考えてほしい。襲われたらそこで打つ手なし……ではないことに気づくべきなのだ。

スマホに固執しなくていい


 勘違いしていただきたくないのは、逃げられるときはまず逃げるのが先決ということ。そのほうが安全だし、助かる可能性も高い。剣のようにスマホを持ち、相手に立ち向かえとすすめているわけではない。

「優先順位はちゃんとあります。最優先は逃げることです。逃げられなかったら、とりあえず抵抗しないそぶりを見せる。それでも襲ってきて、命の危険を感じたときに使っていただきたい技術なんです」(生駒さん)

 スマホ護身術に固執しないという意味で言えば、スマホ以外のものを手にしてもいい。ヘアクリップ折りたたみ傘パンプスなども有効だし、そこにある石を取ったほうが早いならそっちのほうがいいだろう。目に入ったものを握る、くらいの意識でいいのだ。

 もちろん、人に助けを求めるのもアリ。ただ、真っ正直に「助けてー!」と叫んでも、周囲の人たちから見て見ぬふりをされる可能性がある。

「そういう場合は、『動画撮って!』と声を上げるといいです。今はみんな、SNSに投稿したいものを探しているから、『何かあるのかな?』って人が集まって撮影してくれる。そうしたらもう、犯人は逃げるしかないですよね。

要は、襲われたら恐怖で動けなくなってしまうのではなく、本当はいろんな対処法があると気づいていただくのが、私の教える護身術なんです」(生駒さん)

 デジタルの武器でもあり、物理的な武器にもなりうる。スマホ1つあれば、今のままのあなたで身を護ることができる!


教えてくれた人は……生駒大貴さん

●大神拳師範。中学より独学で空手の練習を開始。童顔で細身のためトラブルに巻き込まれながら格闘技とストリートの違いを知り、'91年に大神拳を立ち上げる。ナイフ戦、複数戦などの経験を活かして護身術を指導中。著書『スマホ護身術』はKindleで購入可能。

大神拳:https://ohgamiken.com

Instagram@selfdefense_ohgamiken

<取材・文/寺西ジャジューカ>

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梅雨時季の不調におすすめ「初心者ハーブ」

2022年5月21日 05:00 週刊女性PRIME

※写真はイメージです

 コロナ禍以降、売り上げ急増なのがハーブ。見て・かいで・食べてよし。買うと高い気がするけど、家で育てたらこんなに安い!梅雨前の今は、育て始めるのに絶好の季節です。コツさえ知れば、初心者でもガンガン収穫できちゃいます。

売り上げ急増のハーブ


 コロナ禍でおうち時間が増えたことがきっかけで、家庭菜園がちょっとしたブーム。なかでも「ハーブ」は売り上げを伸ばし、ホームセンターなどでは苗の売り切れや出荷制限が続くほどの人気ぶり。



「ハーブは初心者でも育てやすいことや、栽培したら料理やお茶などに活用できること、香りがいいことで人気ですが、最大の魅力は、健康をサポートしてくれる“薬草”としてのパワーにあると思います」と語るのは、ハーブコンシェルジュの小早川愛さん。

 小早川さん自身もハーブに出会う前はさまざまな不調に悩まされていた。



「40歳で第4子を出産した後は、まさに“不調のデパート”で。いつもイライラしていて、冷え性や不眠、PMS(月経前症候群)などの症状もひどく……。そんな中、ハーブ農場で働き始めたのを機に習慣的にハーブを食べるようになりました。



 半年くらいたったころ、あらゆる不調が気にならなくなっていて、いつの間にか心も身体も健康そのものに、そこからすっかりハーブの虜になってしまいました」(小早川さん、以下同)


 いまやハーブはスーパーでも買うことができる身近な食材だけれど、春先から梅雨前のこの時期は、苗を育てるベストシーズン。 



「生育に勢いがついて、収穫しても次から次へと成長します。ハーブの苗は100円台で買えるものが多いので、何度も収穫すれば買うよりも断然お得、庭がなくても、太陽の光さえ当たればベランダや室内でも育てられます」

 料理やハーブティーに活用すると、ハーブの効果をダイレクトに身体に取り入れることができておすすめ。もちろん飾って香りをかぐだけでもいい。



「お気に入りのハーブを見つけて、上手に生活に取り入れてみてください」

初心者におすすめ!育てやすいハーブベスト3



1位ローズマリー



2位パクチー



3位ディル



 初心者でも育てやすくて料理などにも活用しやすく、不調に効くパワーも強いのがこの3つ。日の当たるところであれば、ベランダでも玄関先でも栽培OK。やや乾燥ぎみに育てるのがコツで、水の与えすぎに注意。水やりは土の表面が乾いてから行って。

楽しみ方いろいろ!ハーブの3大メリット



1.健康と美容にいい



 ハーブは健康と美容に役立つ成分を含有。リラックス作用や抗酸化など、心身に作用する。医薬品ではないので、即効性はないが、自然の力で穏やかに快適な状態に近づく。



2.かぐだけでも効果あり



 ハーブは香りをかぐだけでも、空気中に放たれた「におい分子」を鼻がキャッチし、その効果を体内に取り入れることが可能。「特に土耕栽培で育てたハーブの香りは格別」(小早川さん)



3.お料理をグレードUP



 料理にプラスすると、香り豊かで味わい深くいつもの料理がまるでお店の味に。ほんの少し葉をちぎってのせるだけでもOK。ダイレクトにその効果を体内に取り入れることができる。

ハーブの注意点



 妊娠中はあまり摂取しないほうがいいといわれているハーブもあるので、妊婦さんは主治医に相談&確認をしましょう。

梅雨時季の不調に合うハーブ、これをチョイス!


 不調のお悩みごとに効果のあるハーブを、おすすめの取り入れ方とともに紹介。

【不調1】ジメジメ、シトシト……「気分が沈む」「何もやる気がしない」



 おすすめ!→ディル



 気持ちを落ち着かせ、リラックスさせる作用があるディル。すっきりした香りで食べやすく、クセも苦みもあまりないので生食に向いている。「茎まで全部食べられるので、野菜のピクルスに細かく刻んで入れて、一緒に食べるのがおすすめ。酸味もおだやかになります」。お魚料理とも相性よし。

【不調2】天気が悪いと痛みが増しがち。「頭痛」「腰痛」「関節の痛み」に



 おすすめ!→ペパーミント



 約600種あるミントの中でも清涼感が強く、和名は「西洋ハッカ」。鎮静、鎮痛作用があり、痛みの緩和が期待できる。「葉を刻んでサラダに入れたりドレッシングにしたり。三つ葉やねぎなどの薬味のような感覚で使ってみて。ミントティーにしてもGOOD」

【不調3】湿気の多い季節に起こりやすい「食欲が湧かない」「夏バテぎみ」



 おすすめ!→スイートバジル



 消化器官を元気にする〝健胃ハーブ〟とも呼ばれているスイートバジル。バジルの香りには食欲を増進させる効果がある。「納豆に混ぜて食べるのが簡単でおすすめ。卵かけごはんに、スイートバジルをちぎって、オリーブオイルとピンク岩塩をかけて洋風にして食べるのもおいしい」

【不調4】梅雨から夏は要注意!「紫外線」や「毛穴」が気になる



 おすすめ!→イタリアンパセリまたは、モスカールドパセリ



 ビタミン&ミネラルがたっぷりで、美肌効果が期待できる。豊富なビタミンCにはコラーゲンの生成を促す作用があり、ハリのある肌に。また、メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを防ぐ効果も。「クセがなく食べやすいので、サラダやスープに。よく料理のつけ合わせで出てくる“モスカールドパセリ”も、栄養素や成分はほぼ同じです」

【不調5】梅雨シーズン独特の不調!「身体がだるい」「むくみやすい」



 おすすめ!→ローズマリー



 血行促進効果のあるローズマリーは、疲労回復やむくみ、冷えに役立つ。清涼感と華やかさのある独特の香りが特徴。「全身の血の巡りがよくなるので免疫力もアップ! 生では食べにくいので、焼いたり煮たり、火を通してから食べるのがベター。ただし、スムージーなら生食OK」


取り入れ方のヒント



「ハーブを日常に取り入れるコツは“いつもの習慣にハーブを足すこと”。朝食のサラダやスープに葉を2、3枚ちぎって入れる、といった具合に、日々の食事にハーブをちょい足しするのがお手軽です。



 加熱したほうが食べやすいハーブは、レモングラス、ローズマリー、セージ、オレガノ、タイムなど。これらもスムージーなら生で食べられます。硬い茎だけ取り除き、やわらかい茎はそのまま入れてOKです」(小早川さん)

簡単だから続けやすい!「効く」「美味しい」ハーブレシピ


 スーパーなどで手に入りやすいハーブでできる、ハーブコンシェルジュおすすめのレシピを公開!

集中力・やる気を高める!

納豆のスイートバジルのせ

いつもの納豆が味変!バジルのさわやかな香りと味わいで、思いがけない美味しさ


〜材料と作り方〜

 スイートバジル(2〜3枚)を手でちぎって納豆(1パック)にのせ、付属のたれとともによく混ぜ合わせる。好みでスイートバジルを飾っても。

アンチエイジングに効果大!

ローズマリーオイル

炒め物やカルパッチョ、ドレッシングなどに便利で重宝します。リピーターも続出しています


〜材料と作り方〜

 保存瓶にローズマリー(3本)と唐辛子(3個)、八角(あれば2個)、粒こしょう(黒、白合わせて50粒)、にんにく(2片)を入れ、オリーブオイル(200ml)を加え、約1週間寝かせれば完成。冷暗所で3か月保存が可能。

デトックス&便秘解消を狙う!

パクチーとアップルスムージー

整腸効果が期待できるハーブスムージーです。朝食や間食にヘルシーで罪悪感なし!


〜材料と作り方〜

 パクチー(1束/約50g)は根元をきれいに洗ってから、ざく切りにする。ミキサーにパクチー、ざっくり8等分に切ったりんご(1個)、水(200ml)を入れて攪拌する。

消化に優れ栄養価抜群のパセリは残すとソン

モスカールドパセリとしらすチーズトースト

マヨとチーズではさみ焼きすることで、モスカールドパセリの苦みが消えて食べやすい


〜材料と作り方〜

 モスカールドパセリ(2~3本)は茎から葉を取り、洗って水けをよく拭き取っておく。食パン(6枚切り1枚)にマヨネーズ(10g)、モスカールドパセリ、溶けるチーズ(20g)、しらす(10g)の順でのせ、オーブントースターで3~4分焼く。

不安や緊張を和らげたいときに!

ディルのクリームチーズディップ

不安な心に効くディルをクリームチーズに混ぜるだけ。クラッカーやバゲットにぴったり


〜材料と作り方〜

 ボウルにみじん切りにしたディル(3本/約5g)、常温に戻したクリームチーズ(100g)、すりおろしにんにく(小さじ1)を入れ、混ぜ合わせる。容器に入れて、冷蔵庫で1週間保存が可能。

【One Point Advice】
ハーブが苦手な家族には…こっそり料理に混ぜ込むべし!




 ハーブが入っているとバレずに食べさせるポイントは、チャービル、オレガノ、イタリアンパセリなど香りの強くないものを選ぶこと。そして、細かくみじん切りにして混ぜ込むとバレにくい。量としては、2人前で10gくらいと少量を目安に。生よりも煮る、焼く、揚げるなど火を通したほうが食べやすい。


「ハーブのおかげで30代や40代より50代のいまがいちばん元気!」

教えてくれたのは…ハーブコンシェルジュ 小早川 愛さん ●ハーブコンシェルジュ。ハーブ農場に勤務しながら、ハーブ関連事業や商品・レシピ開発など幅広く活動中。産経新聞にて『ハーブと暮らす』連載中。著書に『わたしに効くハーブ大全』(主婦の友社)が。


〈取材・文/鈴木恵理子〉

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ヨガ女性講師をスタンガンで…容疑者の“マザコン”な素顔

2022年5月21日 04:00 週刊女性PRIME

小学校時代の眞壁佳一容疑者(卒業アルバムより)

「カイちゃんはいつもきちんと挨拶をしてくれる静かでおとなしい人。どうしてあんな気持ち悪くて、凶暴な犯罪をやってしまったのか……」(容疑者宅の近隣住民)

 14日、警視庁杉並署は東京・新宿区に住む会社員・眞壁佳一(かいち)容疑者(40)を強制わいせつ未遂の疑いで逮捕した。眞壁容疑者はSNSで杉並区のヨガスタジオでインストラクターをする20代女性を見つけ、彼女のスケジュールを調べた上で、スタジオのあるビルに侵入。

250万ボルトのスタンガンを押しつけて


「前日の深夜から階段の踊り場で11時間も待ち伏せして、5月4日午前10時ごろ、スタジオにやってきた女性に250万ボルトのスタンガンを押しつけて、わいせつな行為をしようとした。しかし、女性に抵抗され110番通報されたため、その場から逃走。防犯カメラの映像から眞壁容疑者が特定されて逮捕に至りました」(全国紙社会部記者)

 犯行は計画的で、容疑者は《大変申し訳ございませんが、本日体調不良のためレッスンを急遽お休みさせていただきます》と書いたメモまで所持していた。犯行の最中、スタジオの扉にこのメモを貼って客が入ってこないように細工するためだった。

 警察の取り調べに対して、容疑者は容疑を素直に認め、

「(女性は)好みのタイプだった」

 と供述しているという。

 わいせつ行為自体は未遂に終わったものの、スタンガンを突きつけられた女性はどれほど怖かったことだろうか……。卑劣な犯罪に手を染めた眞壁容疑者の人物像に迫った。

 容疑者の自宅は、都心の高層ビル街の裏手にある築50年以上の一戸建て(3階建て)。両親、妹夫婦とその子ども、容疑者の6人が同居している。

「すでに亡くなったけど、寿司職人だったおじいちゃん、看護師だったおばあちゃんのころからある家でね。お父さんも、お母さんも、きちんとした人。カイちゃんは姉と妹にはさまれた長男として生まれたんですね。幼いころは、ほかの子たちと一緒に路地で遊んでいて、本当に普通の子でしたよ」(冒頭の近隣住民)

 容疑者と小学校で同級生だった母親によると、感情の起伏が激しいところがあったとも。


おとなしくて、静かでおっとりした生徒


「普段はとてもおとなしいんですが、ときどきカッとなるところがありましたよ。授業参観日にお母さまが来た時、カイくんは振り返って“来るなと言っただろう!”って怒鳴って、鉛筆かノートを投げつけたことがあってね」


 別の小学校同級生からもこんな話も。クラスで演劇をやることがあったのだが、

「カイちゃんが“◯◯くんが主役じゃないなんて、おかしいだろっ!”って突然怒りだして、担任の先生が諫めたこともあったんです」

 だが、容疑者は中学生になると、

「次第に激しい部分はなくなって、いたっておとなしく、静かでおっとりした生徒ではあった」(容疑者の中学校同級生)

 埼玉県にある私立大学へと進学すると、

「卒業の直前に会ったとき、“将来はタクシーの運転手になりたいと言ったら、教授から怒られてしまった”って言ってて。ちょっと変わった子でしたね。それでも普通の会社員になったようですよ。ええ、いまでも独身だったと思いますよ」(同・同級生)

“母親と仲のいい方”だったという容疑者。2人をよく知る知人によると、

「カイくんから“2人で旅行に行ってきたんですよ”って報告も受けたことも。近所で一緒に買い物をしている姿もよく見かけていましたしね」

 ママ思いだった容疑者の母親は心を痛めていることだろう。だが、それよりも深い傷を負っているのは被害女性だ。

 容疑者の最近の様子を知る別の近隣住民はこう話す。

「このところ、コロナのためにリモート勤務になり自宅に籠もって仕事することが多かったようです。ストレスが溜まっていたのかもしれませんね」

 どんな理由であれ、容疑者は一刻も早く心からの謝罪と償いをすべきだ。

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