中居正広
「テレビ朝日内で行われた会見では、退所に至った理由や今後の活動について中居さん本人から語られました。現在出演中の5本あるレギュラー番組などは、退所後の4月以降も継続するそうです」(スポーツ紙記者)
「中居さんは毎年6月が契約更新の時期なのですが、昨年の6月には契約を更新しない意向を示し、ジャニーズ側も了承したそうです。本来であれば、その3か月後の昨年9月で事務所との契約が切れていたので、どのタイミングで退所の発表をしても問題ありませんでした。ただ、昨年7月に“恩師”であるジャニー喜多川さんが亡くなったこともあり、発表が先送りになったそうです」(同・スポーツ紙記者)
新しい地図に合流するか否か
「中居クンは契約更新を見送った後、取引先との混乱を避けるために新たなCMやレギュラー番組は持たず、退所発表の時期を見計らっていました。円満退所だったようで、4月以降は彼が作る個人事務所とジャニーズが提携を結んで仕事を請け負います。会社名は『のんびりな会』。現時点で、マネージャーやスタッフもいないそうで、退社するまでに見つけると本人は話しています」(テレビ局関係者)
「以前から、ジャニーズを離れて『地図』が所属する事務所『CULEN』に入ると報じられていましたが、今後、3人との合流はないと思いますよ。
アーティスト活動ならともかく、テレビを主戦場としている彼にとって『CULEN』に入ったとしたら収入が減ってしまう可能性がありますから。ただし、中居クンは『地図』との共演を熱望しています。それも独立することで、バラエティー番組での共演は以前よりもしやすくなるでしょうから、わざわざ『CULEN』に入る必要はないんです」(芸能プロ幹部)
木村拓哉と安住紳一郎の存在
「今夏に控える東京五輪のTBSキャスターに選ばれなかったことも、退所原因のひとつになったのだと思います。一部では“中居クンが辞退した”と報じられていましたが、実際はかなり前の段階から“東京五輪は局のアナウンサーを起用する”と決まっていたそうです。7大会連続でキャスターを務めていましたが、東京五輪はTBSの安住紳一郎アナがメインキャスターに決定し、実はそうとうショックを受けていたんです」
「今のジャニーズは、とにかく“木村拓哉推し”がすさまじい。木村さんは映画やドラマの主演が続き、軒並みヒットして“キムタク神話復活”と評されています。最近は歌手としてのソロデビューも果たし、それらの活動を昨年ごろに事前に知らされていた中居クンは“自分を大切にしてくれていない”と感じていたのかもしれません。そんな状況ですから、ジャニーズに残り続ける意味がないと感じても、おかしくないでしょうね」(芸能ジャーナリスト)
「SMAP解散当時、中居クンは事務所を離れずに、『地図』と木村さんの間で“調整役”として奔走した結果、ジャニーズに残ったという経緯があります。今回も自分が独立すれば、事務所にいる元SMAPメンバーは木村さんだけとなり、彼の孤立ぶりが際立つため、ジャニーズと完全に関係を切らない道を選んだのだと思います。彼の“SMAP愛”はそうとう強いと聞いていますから」(同・芸能ジャーナリスト)
「木村さんが俳優やソロ歌手としての活動が再評価されたり、『地図』の3人が年末に放送されたバラエティー特番で地上波復帰後、次々とテレビ番組に出演し始めました。中居クンはそれらを事前に聞いていたので、SMAP解散時の状況を思えば“4人はもう大丈夫”と、元リーダーとしての義理を果たしたと感じたんだと思います」(民放キー局幹部)
「“芸能界の父”であるジャニーさんとは生前、“5人をまとめられるのは中居しかいない”と言われていたそうで、ジャニーさんの死後しばらくは独立を発表しないと決めていたのです。
そして、もう1人は'15年に79歳で亡くなった実父の正志さんです。生前はテレビやラジオで、正志さんのことをよくネタにするほど仲のよい親子でした。亡くなった際は、かなり落ち込んでいましたね……。そんな正志さんの命日に自身の会社を設立し、その2日後に独立を発表したんです。今回のジャニーズ退所について、天国にいる2人には、今までの感謝の気持ちも込めて事前の報告をしたのでしょうね」(前出・スポーツ紙記者)