吉沢亮 撮影/高梨俊浩
「僕、100%の確信がないと女の子にアタックできないんです。弱いんですよ、そういうところ(笑)」
そう言って、はにかみながら照れ笑いを浮かべるのは近年、役者としてメキメキと頭角を現してきた俳優・吉沢亮(24)。
整った顔立ちに透き通った肌。“美形男子”はどんなモテ伝説を持っているのかと思いきや、
「確かに、中学時代は死ぬほどモテました! クラスの3分の1から告白されたんです。でも高校に入って一転。人見知りを発症してしまって、女子にモテるモテない以前に人とあまり話した記憶がありません(笑)」
と、意外な一面をのぞかせる。
ここ数年、彼の活躍はすさまじく、昨年は『銀魂』をはじめ5本の映画に出演、2018年に公開される出演映画はなんと7本にも上るというから驚きだ。
「3年くらい前は、毎クールのようにドラマに出させてもらっていました。もちろん楽しいんですけど、とにかく時間がなくて、流れ作業みたいに消化していくしかないのがすごくもったいない気がして。それで、“映画でじっくりとお芝居がしたい”とマネージャーさんに相談したんです」
それからというものの、コメディーからシリアスなものまで多ジャンルに挑み、幅広い役柄を演じてはインパクトを残してきた。
「これまでやってきたことが、今年に入ってようやく形になってきました。今後もいろんな役、作品にどんどん挑戦していきたい。同じ役ばかりだとつまらないし、見ている人を飽きさせてしまう。主演も張れれば脇でもちゃんと存在感がある、そんな役者でいたいです」
吉沢が“期待してしまう”ハプニングって?
今年は“見たことのない僕”を楽しんでほしいという吉沢。
そんな彼が今回、大ヒット少女マンガ『ママレード・ボーイ』の実写化で、女子の永遠の憧れ・遊を演じる。
「すごく人気のある作品ということで、撮影のときは特にそうでもなかったのに今になって緊張が(笑)。原作ファンのみなさんに怒られたらどうしようとか、正直そういう気持ちもあって。でも、あまり原作を意識して作りすぎてしまうとウソっぽくなってしまう。ちゃんと生きている人間として演じたかったので、自分が原作や台本を読んでどう思うか、その感覚を大事にしました」
同じ年の男の子との突然の同居、保健室でのキス、三角関係など、女子なら誰しもが憧れる設定だらけ。
「これは男だって憧れるでしょう! でも男子の場合、そんな設定の中でもちょっとエロいハプニングが起きるのが理想です(笑)」
現在24歳。最後に“今”の彼が憧れる恋愛について聞いてみた。
「なんだろう。うーん。年上のお姉さんに興味があります。変な意味じゃないですよ!(笑)。自分の知らないことを吸収したいんです。例えばごはんにしても、おいしいお店に連れてってくれたり。なんでもいいんです。自分の知らないことを知っている人って、やっぱり魅力的。すごく惹かれますね」
<出演情報>
映画『ママレード・ボーイ』4月27日(金)全国公開
シリーズ累計1000万部を突破した大ヒットコミックがついに実写化。高校生の光希(桜井日奈子)と遊(吉沢亮)は、両親同士がパートナーチェンジをして再婚したことで突然、同居することに。互いに惹かれていく2人。でも本気の恋は甘いだけじゃなかった――!?