稲森いずみ「気持ちがラクに」人付き合いで大事にしていること

稲森いずみ 撮影/高梨俊浩
「私がこれまで演じてこれたのは、その中に幸せがあるから。もちろんつらくて苦しいこともあります。でも、苦しむからこそ楽しさもあって。例えば舞台やドラマでは、稽古や準備の段階で苦しんだほうが本番で100倍楽しく感じられる。だからつらくても、苦しくても、私は演じ続けてきたんだと思います」
プライベートで座禅に挑戦!
26年連続で連ドラに出演、クールな女性から可愛らしい役柄まで幅広いキャラクターを演じてきた稲森いずみ(46)。昨年も仕事で大忙しだったというが、プライベートの時間も大切にしているようで、
「習い事を始めたんです。何かモノづくりをしたくて。まだ教室には入っていないんですが、ステンドグラス作りを始めました。去年はほかにもいろんなことに挑戦しましたね、座禅とか(笑)」
と、意外な一面をのぞかせる。そんな彼女の2019年一発目となる出演作は『連続ドラマW それを愛とまちがえるから』。本作ではセックスレスに悩み、元カレと“マジメに一生懸命な不倫”をする専業主婦をコミカルに演じている。
「撮影中に笑いをこらえる現場って、久しぶりだな~って。コメディー作品は久々で、すごく楽しかったです。私が演じた伽耶さんはすごくマジメでちょっと不器用。
旦那さんと“別れよう”って決意もするんだけど、結局いい夫婦でなんだかんだやっぱりお似合い。自分で演じていて、うまくいってほしいなって思っていました」
いわゆる不倫ドラマではあるが、ドロドロではなくストーリーは軽やかで痛快。登場人物たちの“人間くささ”がなんとも愛おしい。
「相手に対してどうしてこんなことをしちゃったのかなとか、あとちょっと素直になれたらよかったんじゃないかなとか。そういうことを考えさせられました。カッコつけず、素直に思いを伝えることって大事だなと。
私は若いころ、相手に素直な気持ちを伝えられませんでした。でもいつからか、きちんとそれができるようになって。そのほうが私にとってもみんなにとっても幸せだってことがわかったんです」
人付き合いで大事にしていること
そんな稲森には、さらに人付き合いで大事にしていることが。
「相手に感謝することです。感謝を周りになるべく伝えるようにしています」
それは母親からの教えだったそうで、
「例えば相手に思いがうまく伝わらなかったり腹が立ったりしても“まずは『ありがとう』って5回、口に出して言ったらいいよ”って。それで意識し始めたんですけど、そうしているうちに本当に小さいことにまで感謝できるようになったんです。
次第に怒ることもなくなって、気持ちがラクになって。本当にいい言葉をもらいましたね」
理想の夫婦って?
「今回演じてみて、夫婦っていいなと。長く一緒にいるからこそ、阿吽の呼吸というか、お互いの性格や好き嫌い、家族のことまでちゃんと分かってる。結婚願望ですか?あると言えばありますし、ないと言えばないかな(笑)でも理解し合えている相手というのは、すごく大切な存在だと思います」
WOWOW『連続ドラマWそれを愛とまちがえるから』(全5話)
2月9日(土)スタート毎週土曜夜10時~ ※第1話は無料放送
井上荒野原作の同名小説を連続ドラマ化。セックスレスになってしまった夫婦の行く末を笑いあり、涙ありで描いた新感覚のラブコメディー。出演は稲森いずみ、鈴木浩介、仲里依紗、安藤政信ほか
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志村けんさん バカ殿SP放送も気になるのは“10億円遺産”の行方【'22上半期スクープ】
志村けんさん
8月11日、『志村けんのバカ殿様 笑いで暑さを吹き飛ばせ!夏祭りスペシャル』(フジテレビ系)が放送された。同番組は、2020年3月29日に亡くなった志村けんさんが扮した往年のキャラクター、バカ殿によるコントなどを中心に構成。
SNS上では以前から番組のことを知る層だけではなく、「バカ殿世代」ではないちびっ子らも爆笑していたようだ。志村さんの作り出したお笑いは永遠に生き続けていく。
稀代の喜劇王の死が世間に与えた衝撃は計り知れないが、『週刊女性』は志村さんが亡くなった1年後、改めて親戚たちを取材していた。そんな親族によると、志村さんの遺産相続問題も起こっていてーー。
(2022年3月25日配信 年齢は掲載当時のまま)。
◆ ◆ ◆
東京の北西部・東村山駅前には、銅像と一緒に写真を撮る人がいつもいる。みな“アイ~ン”のポーズだ。
「志村けんさんの銅像です。昨年6月に完成しました。『東村山音頭』でこの地域を有名にした功労者ですからね。市内の有志がクラウドファンディングで製作費を募ったら、予定の2400万円を上回る3200万円が集まりました」(地元の住民)
自撮りをしていた男子高校生は、母親のDVDで『8時だョ!全員集合』を見てファンになったと話す。
「今でも毎日、全国各地からたくさんの人が訪れています。北海道から来た方もいましたし、タンクトップにジーンズの“志村どうぶつ園”コスプレで来るそっくりさんまで現れました(笑)」(駅の整備員)
自宅の現在は「ぱっと見はきれいだけど」
銅像の隣には、'76年に植樹された『志村けんの木』があり、空に向かって枝を広げている。長きにわたって市民から愛されてきた。
「亡くなられたときは駅前に献花台を置きましたが、コロナ禍が続くいま、三回忌ではありますが同様のことを行うのは難しい。メールでメッセージをいただければ、責任を持って遺族にお渡ししています」(東村山市役所秘書広報課・渡辺茂治課長)
志村さんが亡くなったのは、'20年3月29日。新型コロナの感染拡大が始まってすぐの時期だった。あれから2年がたつが、志村さんが住んでいた東京・三鷹の家は放置されたままのようだ。
「志村さんが三味線を弾く音が聞こえなくなって、本当に寂しいですね。亡くなった当時はお兄さんや家政婦さんがよく来ていましたが、最近は見ません。自宅前の掃除や草むしりは、近所の人たちでやってますよ。だから、パッと見はきれいですが、中庭は草や木がぼうぼうの生え放題。野良猫が子どもを産んですみついてしまいました。ずっと人がいないので、建物も傷んできたようです。雨樋が壊れたのか、昨年の大雨のときは、屋根から流れ落ちる水が滝のようにすごい勢いでした」(近くの住民)
熱海のリゾートマンションも、そのままになっている。
「志村さんは何度かお見かけしたことがあります。亡くなったときは、フロントに志村さんの肖像画が飾ってあって、花が供えてありました。それを見ると、もうここには来ないんだなって寂しくなりましたね」(マンションの住人)
遺産相続のをゆくえを直撃
志村さんは3人兄弟の末っ子。昨年6月、2番目の兄・美佐男さんが亡くなっていた。
「体調が悪いとは思えず、ずっと元気に見えました。昨年の春くらい、普通に車で出かけるのを見ましたし、挨拶もしていました。どうやらその後、いつの間にか入院していたようですね」(美佐男さん宅近所の住民)
親族によると、志村さんとは仲のいい兄弟だったそうだ。
「美佐男には、よくゴルフを教えてあげていましたよ。私とウマが合ったから、ウチの会社に入って働いていたんです。それが40年くらい前。でも、芸能界で活躍していたけんが“兄貴は俺が雇わせて”って頭を下げて、直談判してきたの。それで美佐男は、けんの個人事務所に入りました。酒が好きで、美佐男はけんが来ると一緒に焼酎を飲んでいた。ふだんはまじめだけど、酔うと明るくて。事務所は六本木の近くだったから、そりゃあ飲むよね」(志村さんの親族)
酒好きが仇になったのではないかともいう。
「何年か前に会ったとき、体調が悪いって言っていた。飲みすぎで肝臓を壊しちゃったんじゃないかな。けんの一周忌もだけど、美佐男の葬式も参列しなかった。だって呼んでくれないんだもん。コロナの事情もわかるけど、それはないよね。知之は'15年にお母さんを亡くしてから、けん、美佐男を立て続けに喪って、疲れたんだとは思うけどさ」(同・志村さんの親族)
知之というのは、志村さんの長兄のこと。志村さんの個人事務所の代表取締役になっている。美佐男さんが亡くなった後にはその息子が新たに取締役になった。ただ、残された不動産の登記は、今も志村さん名義のまま。
知之さんに話を聞いた。
─三回忌の予定は?
「命日近くで内密に小さくやります。コロナが終わらないからね」
─三鷹の家の掃除は?
「庭は一昨年の夏、人に頼んでやりました」
─2年がたちましたが、相続は進まない?
「なんとなくね、やってはいるけどなかなか。コロナで進まないっていうのもあって」
─美佐男さんも亡くなられたようで……。
「内臓を壊していてね」
─個人事務所は美佐男さんの息子に任せる?
「俺が継いだんだよ。甥と2人でやっていきます」
─熱海のマンションは?
「あれから行ってない。忙しくて行けないんです」
志村けんの遺産が10億円というのは“少ない”
相続の手続きが進んでいないのは確かなようだ。
前出の親族は、いらだちを隠さない。
「三鷹の家だって放っておけば、傷んで資産価値が下がるし、治安が悪くなり、近所にも迷惑がかかる。“早く相続しなさいよ”って言ってやりました。事務所にはずっと美佐男が通っていたんだから、いずれは彼の息子が継ぐのが自然だろうね」
志村さんの遺産は10億円ともいわれたが、長年、芸能界のトップで活躍してきたのだから、もっと多くてもおかしくはない。
「志村さんの遺産が10億円って、確かに少ないですよね。あれだけ活躍したのだから、最低50億円は持っていそうですよ。でも、おカネの使い方は激しかった。20年ほど前ですが、私が勤めていた銀座のクラブには週に3、4回は来ていました。毎回、ダチョウ倶楽部の誰かなど何人か連れてきて、支払いはすべて志村さん。100万円単位で置いていきました。同じ日に何軒か回っていたそうだから、1日にいくら使っていたのかなって」(銀座の元ホステス)
ただし、巨額な相続税も発生する。相続が遅れることに問題はないのか。弁護士法人 天音総合法律事務所 正木絢生代表弁護士に聞いた。
「相続に関連して、コロナ禍を理由に延長が可能なのは、相続税の申告・納付期限についてです。通常は10か月以内という期限が定められていますが、コロナ特例にて、延長できます。しかし、それでも1、2か月程度でしょう」
遺産分割については、今の制度上は特に期限が定められているわけではない。
「遺産分割が終了するまで、何年もかかるケースもあります。制度上は期間が定められているということはありません。ですから、志村さん所有の不動産の名義の変更が遅れていることと、コロナ特例は関係していないと思われます」(正木弁護士、以下同)
民法の改正が予定されており、不動産の相続登記は「相続を知った日から3年以内に相続登記をすること」が義務化されることになるという。
志村さんの遺族は数億円の相続税を、不動産整理をせずに、どうやって支払ったのか。
「志村さんが、たくさんの現金を所有していて、そこから支払われた可能性は高いと思います。その場合は、遺族の同意書を作成する必要があります」
稀代の喜劇王が遺したものは、あまりにも大きい。
◆ ◆ ◆
8月11日に放送された「バカ殿」のコントの内容は、良い意味でとてもベタである。色々な芸能人がゲストとして出演して、時にはアドリブも織り交ぜながら作り出す、ベタながらも新鮮な“志村けんコント”は、これからも日本中を幸せな笑いに包んでくれることだろうーー。
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性被害の22歳元女性自衛官が“駐屯地名”を初告発!【'22上半期スクープ】
元自衛官の五ノ井里奈さん
「このままでは同じような被害者が出る。徹底的に第三者に調査してもらって、厳正な処分と謝罪を望んでいます」
そう強く訴えたのは、元自衛官の五ノ井里奈さんだ。
彼女は去年8月、訓練中に複数の男性自衛官から性被害に遭ったと訴え、被害届を出したが、嫌疑不十分で不起訴処分になったため、検察審査会に不服を申し立てていた。そんな中、彼女はある行動に出た。それが週刊誌での告発だった。
その後、今月10日に立憲民主党の会合に出席し、冒頭の言葉を口にした。第三者による調査委員会の設置のほか、自衛隊でのセクハラ教育の充実など、再発防止を訴えたのだ。五ノ井さんの訴えに賛同する署名は6万8000に上り、今月末にはその集めた署名を防衛省に提出する予定だという。
大きなムーブメントになりつつある元自衛官による“セクハラ”告発。『週刊女性PRIME』でも、その生々しい詳細を伝えていた。
(以下は、2022年7月16日に配信した記事の再掲載 年齢は掲載当時のまま)
◆ ◆ ◆
「反響の大きさに驚いています。最近は雑誌などメディアのインタビューも受け始めました。これを機会に洗いざらい、自衛隊に今も浸透する“間違った体質”を変えてほしい。再発防止と謝罪が私の望みです」
震災をきっかけに自衛官を志したが…
6月29日、あるYouTube動画が話題になった。元自衛官だった22歳の女性が性被害を告発。みるみるうちに動画は拡散された。
女性の名前は、五ノ井(ごのい)里奈さん。今年6月まで、陸上自衛隊に所属。そこで受けたあまりにも酷いセクハラが重なり、療養期間を経た後に退職した。
「少しでも自衛隊の体質が改善されることを願っています。私のいた部隊は、隊員58人中、女性隊員は5人でした。
志を持って自衛隊に入った人が、業務外のセクハラが理由で辞めることになるって、こんなに悔しいことはない」
五ノ井さんが自衛隊を志し始めたのは、小学生のころ。
「2011年に東日本大震災があったとき、私は東北地方に住んでいました。避難所暮らしをしていたころ、そこに女性の自衛官が来てくれたんです。私たちが入るお風呂の準備をしてくれたり、避難民ひとりひとりの話を聞いてくれたり。
私は柔道をしていたので腕力には自信があったのですが、女性自衛官は腕相撲をしてくれたりして、とても頼もしく見えたんです」(五ノ井さん、以下同)
中学高校と柔道を続けた彼女は、自衛官が入校できる『自衛隊体育学校』に入りたいとも思った。
2020年4月、自衛隊に入隊。約半年間の研修を経て、配属されたのは、福島県にある『郡山駐屯地』のとある部隊だった。
「配属が決まったとき、先輩の女性隊員たちから“あそこはセクハラが多いから気をつけて”と言われていました」
入隊後ほどなくして、実態を知ることになる。
セクハラで笑いを取るのは普通
「入ったばかりでまわりには男性の先輩がほとんどの中、セクハラが待っていました。“おっぱい大きいね”とか“しゃぶってよ”と声をかけられたり。廊下を歩いていると、すれ違いざまに男性隊員が私に抱きついてきたことも。
“柔道やってるんでしょ”と声をかけられて、柔道技をかけられて、そのまま背後をとられて腰を振られるという。そういうことが日常茶飯事。ほかの部隊の人が見ていてもお構いなしでした」
その部隊では“セクハラで笑いを取るのは普通”という雰囲気だったという。
「セクハラの主犯格は『三曹(さんそう)』という役職付きの人たちでしたが、さらに階級が高い一曹や二曹からも被害を受けていました」
入隊から約1年後、2021年6月24日、山岳地で行う訓練の際にもセクハラを受けた。
「先輩の男性隊員たちのテントに入って、私が料理を作るという仕事があったのですが、そのときに2人の先輩から胸を揉まれ、頬にキスされ、下着の上から相手の股間を触らされました。これは長時間続き、消灯時間が過ぎても終わりませんでした。
先輩の女性隊員にLINEで助けを求めましたが、先輩も以前からセクハラを受けており、怖くて助けに来れなかったそうです」
このセクハラは上官に告発があり、問題になったというが……。
「誰が告発したのかという犯人探しが始まりました。“五ノ井が言ったんじゃないか”と思われて、部隊の雰囲気は悪くなるし、私も居づらくなりました。
ただ、当時の私には“体育学校に行きたい”という目標があり、9月に試験を受ける予定がありました。なので、上司からの聞き取りに“何もありませんでした”と答えました」
こうしてセクハラに耐えていた五ノ井さんだが、8月に決定的な事件が起きる。
部隊の誰もセクハラを証言してくれない
「2021年8月3日から、約1か月間の泊まり込みでの訓練があったんです。前回同様、宿舎にご飯を作りに行くと、先輩から“料理はもういいから、接待をしろ”と言われて、そこで格闘の話をしていた一曹が、三曹に“五ノ井に首をきめて倒す技をかけてみろ”と指示しました。
三曹はそのとおりに私に技をかけて、身体全体で私に覆い被さったところで三曹は暴走をし始めたのです。私の両脚を広げて、股間に自分の陰部をこすりつけて、正常位の体勢で腰を振りながら“あんあん”と喘ぎ始めたんです。
三曹がその行為をやっと終えたと思ったら、続けて2人目、3人目と別の三曹が私に覆いかぶさり、やはり股間を服の上から押しつけて、腰を振り続けて……。
私の両手首は、頭上で抑えつけられており、抵抗しようにもできませんでした。ただ、ただ時間がすぎればいいと……。その間、見ている人たちはずっと笑っていました。
ようやく終わると、私を押さつけていた三曹は“案外、力強いね”と言ったんです。私が抵抗しているのがわかっていたのに、やめてくれなかったんです」
それが終わったのも束の間、あの状況を見ていたにも関わらず、再び一曹は“あの技はどうやるんだっけ?”と話題を蒸し返す。
「はじめの三曹が来て、また同じことをされました。部屋には15人ほどいて、みんな見ていたのに、誰も止めてくれませんでした。
私の顔が引きつっているのを見た三曹は“誰にも言わないでね”と言って、私のとなりにいた先輩は“今さら何言ってんだよ”と笑っていました」
泊まり込みの訓練であり、すぐ抜け出せる環境ではなかった。その後2日間、訓練に参加したが、セクハラも続いた。
「もう限界でした。部隊の長である『中隊長』に泣きながら“これで私が死んだら責任とってくれるんですか?”と訴えて、やっと自宅に帰らせてもらいました」
後日、部隊内での取り調べでは、目撃していた人たちは、誰もセクハラを証言しなかった。
“あなたの話だけでは信用できない”
「口止めがあったと思います。まずは内部での聞き取りの上、自衛隊の秩序を守る部署である『警務隊』に問題があがりました。
警務隊は『強制わいせつ』で書類送検をしてくれたので、私はそのまま検察庁に被害届けを出し、それが受理され、審議となりました」
しかし、検察庁の回答は厳しかった。
「検察庁では“五ノ井さんの証言は真実だと思うけれども、目撃者全員が見ていないと証言する中、あなたの話だけでは信用できない”と言われました。
結局、検察庁は不起訴と判断したので、今は異議申し立てをして結果待ちです。でも、やはり不起訴は変わらない可能性もあるので、自分からとにかく発信しようと思ったんです。
現在所属している人たちはもちろんですが、今までのセクハラで辞めてしまった人の想いも汲んでほしい。現在、過去含めて再調査をしてほしいというのが私の願いです」
五ノ井さんが所属していた郡山駐屯地に問い合わせると、
「今回の件の再調査を行っています。具体的な進捗や予定については答えられないが、加害者とされる者には再度、事実確認を行っている」
とのことだった。
こうした声に、自衛隊が真摯に立ち向かう日は来るだろうか。
◆ ◆ ◆
五ノ井さんの勇気ある行動で、国をどこまで動かせるのか。『週刊女性PRIME』もその後押しをしていきたい。
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日ハムの『きつねダンス』球団職員が狙う「次に踊ってほしい人」
「きつねダンス」が注目を集めている(写真は北海道日本ハムファイターズ公式YouTubeより)
きつねの耳をつけ、リズミカルなテンポの曲に合わせて踊る姿に思わず微笑む観客。プロ野球の北海道日本ハムファイターズの「きつねダンス」が注目を集めている。
Youtube、TikTokなどSNSでバズった「きつねダンス」
「日本ハムは今年から新庄剛志さんが監督に就任。オフシーズンは積極的にメディアに出るなど注目を集めましたが、チームは現在、リーグ最下位。観客動員数もセ・リーグ、パ・リーグ合わせて12球団中11位(8月11日時点)と、苦戦が続いています。
ですが、5月頃から公式チアリーダー『ファイターズガール』が踊る『きつねダンス』がバズりました。他球団の選手もベンチで踊るなど人気です」(スポーツ紙記者)
ノルウェーのお笑いコンビ、イルヴィスが‘12年にYouTubeで公開した『The Fox』という曲に合わせたダンスで、イニング間に披露されている。SNSでは《きつねダンスかわいい》《中毒性があってやばい》といった意見が飛び交い、Jリーグの柏レイソルやセレッソ大阪とコラボするなど競技の垣根も超え始めた。
「7月2日には手越祐也さんが日本ハム対オリックス戦のゲストで登場。振り付けを完コピしてファンの注目を集めました。8月4日に乃木坂46の金川紗耶さんも試合前のファーストピッチセレモニーを行った後、きつねダンスにも参加しました」(同・スポーツ紙記者)
この流れは球場の外にも広がっていて…
「フジテレビ系『元彼の遺言状』では大泉洋さん演じる篠田敬太郎がTikTokを撮影しているシーンで踊っていました。さらに、芸能事務所『フォスター、フォスター・プラス』の公式YouTubeチャンネルに広瀬アリスさんや鈴鹿央士さん、勝地涼さんが踊る動画がアップされました」(前出・スポーツ紙記者)
芸能界も巻き込んだ人気ぶり。日本ハムの球団職員でダンスの発案者である尾暮沙織さんに話を聞いた。
「プロ野球はファンの方だけが注目しがちなコンテンツなので、他のスポーツやタレントの方まで広まるとは全く考えてもなく、非常に驚いています。メディアやSNSの影響の大きさを感じました」
清宮の次はBIG BOSSに踊ってほしい!
想定外の反響だが、始めた直後の反応は微妙だったよう。
「変わった曲と振り付けで踊っているなというような反応でお客さんはシーンとしていました。5月上旬にYouTubeで選手が踊っている動画を公開したあたりから一気に広まった印象があります」
そのきっかけとなった動画は再生数300万回越え。清宮幸太郎選手も照れくさそうにダンスをしているが、実際はどんな様子だったのか。
「選手の間でもダンスが話題になっていたこともあり、あの動画が実現しました。清宮選手は動画だとなかなか伝わらないんですけど、こちらの要望にノリノリで応えてくれました。細かな動きもすぐに覚えて、選手の中では一番上手だったと思います。センスがあるんでしょうね」(前出・尾暮さん、以下同)
選手から好評を得ただけに次の狙いはやはり新庄監督。
「今のところBIG BOSSから直接リアクションはないんですが、球場では毎試合見ていると思うので、いつかは踊ってほしいなと思います」
最後に今後に向けて意気込みを語ってくれた。
「プロ野球を1つのエンターテインメントとして盛り上げていきたいと思います。これからきつねダンス以上の面白いパフォーマンスを考えていきたいと思いますので、今シーズンはもちろん、来シーズンの新球場でも頑張っていきたいなと思います」
来シーズンから本拠地が新球場に移転する予定。話題のダンスを生み出し、知名度も上がった。ファン獲得の機会を逃さないためにも“本業”の野球でも盛り上げていってほしい。
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親が亡くなったとき知らないと最大“60万円”も損する!
「もしも」に備えて知っておきたい!親が死んだらもらえるカネ
親が亡くなると、病院への支払いや葬儀などで何かとお金がかかるもの。その費用はなんと100万〜200万円にも。このとき、少しでもお金のサポートがあると、安心してお別れができる。
申請しなければ受け取れないお金
「親が亡くなったとき、国や自治体や民間企業に申請するだけで『もらえるお金』や『戻ってくるお金』というのが結構あります。多い場合だと、60万円ほど受け取れることも珍しくありません」
そう話すのは、ご自身も2年前にお父さまを亡くされたファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さん。それらのお金は、私たちが納めている税金や保険料でまかなわれているので、当然の権利として受け取れるもの。しかし、申請しなければもらえないケースが多く、知らないともらい損ねてしまうことも。
また、申請には期限が決められているので、気づいたときには受け付けが終了していたなんてことにならないように、今のうちに知っておきたい。
親が亡くなって最初にすべき手続きは、7日以内に役所に死亡届を提出することだが、親が国民健康保険の被保険者の場合は、保険料を支払い続けることがないよう役所に14日以内に保険証を返却する。このとき払いすぎた保険料を取り戻す手続きを済ませることも忘れてはならない。
「手続きが遅れると、保険料が戻ってこなくなるケースもあるので要注意。また、この手続きを済ませることで、役所で行うその他の各種給付金の申請もスムーズに進めることができます」(風呂内さん、以下同)
葬儀をしたらもらえるお金
葬式の出費をカバーしてくれる「葬祭費・埋葬費給付金」というものもある。ただし、国民健康保険の場合、自治体によってはお葬式をしない「直葬」のケースでは支給されない可能性があるので注意。また、加入している保険によって申請先も異なり、国民健康保険以外の場合は、勤務先の健康保険組合や健康保険の窓口、年金事務所になることもあるので、事前に確認しておこう。
葬儀に関するその他の注意点としては、火葬費用についても知っておきたい。
「通常は故人の住民票がある地域の公営の葬儀場に依頼しますが、施設に入所していたなどの理由で住民票を置いていない地域で亡くなることがあります。自治体によっては、住民じゃない人の火葬料が割高(住民料金の数倍)になることもあります」
実録!家族が知らなかった「互助会の積立金」で葬儀費用が割安に
本誌ライターの場合
約10年前に父が亡くなったあと、病院が紹介してくれた業者と葬儀の打ち合わせをしました。直葬で簡単に済ませることにしたのですが、それでも安置費用、火葬費用、霊柩車の費用、棺代、骨壺代などがそれなりにかかることに驚きました。思わずため息をついたら、葬儀社の人が「念のために……」と、互助会にその場で確認してくれたんです。
すると、家族は誰も知らなかったのですが、父はこっそり20年以上前に互助会に支払いを済ませていたことが判明。葬儀費用を安く済ませることができました。
あのとき葬儀社の人が気を利かせてくれなかったら正規料金で支払っていたので、親御さんが亡くなった場合は念のために確認することをおすすめします。
扶養されていたらもらえるお金
「死亡一時金」も忘れてはならない、国からのサポート。「死亡一時金は、年金を受け取ることができなかった故人に代わって、遺族が国からもらえる香典のようなもの。年金事務所で申請できます」
そのほか、遺族(妻や子)が故人に養われていたケースでは、「遺族基礎年金」(故人が国民年金の被保険者の場合)や「遺族厚生年金」(故人が厚生年金の被保険者の場合)を受け取ることができる。
どちらも遺族の生活を支えるための制度なので、父親が亡くなり、扶養されていた母親や子どもが健在ならば、年金相談センターなどに行き、忘れずに申請しよう。
さらに、親が長く入院していたような場合には、死亡後に精算される医療費が高額になる場合がある。一定額を超えるとお金が戻ってくる高額療養費の払い戻しの対象にならないかも調べてみる価値ありだ。親が年金受給者だった場合は、親が受け取っていない「未支給年金」を受け取ることができる。期日までに忘れずに手続きをしよう。
実録!年金の申請は事前の準備が大切だと痛感
ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢さんの場合
一昨年、岡山県に暮らしていた父が亡くなったとき、コロナ禍だったので自主隔離後に3週間ほど帰省。母に代わっていろいろな手続きをしました。私はファイナンシャルプランナーなのでそれなりの知識を持ち合わせているつもりでしたが、やることが多く時間と労力がかかりましたね。改めて感じたのは、事前の準備が大切だということ。
特に年金の申請は、確認事項が多く、手続きの作業時間や待ち時間も長くかかりました。何度も窓口に足を運ぶことがないように、家族の年齢や収入、基礎年金番号などが記載された資料は、事前にまとめておくことをおすすめします。
親が生前に支払った見落としがちなお金
一時払いや貯蓄型の終身生命保険など、故人が民間の生命保険に加入していた場合も、もらえるお金が発生することがある。それには親が生前、どんな保険に加入していたかを知っておかなければならない。
「毎月払いであれば、通帳などを見て親がどんな保険会社と契約しているかがわかりますが、一時払いなどですでに支払いを済ませていると、親が亡くなったあと、契約状況がわからないことがあります。そんなときは生命保険協会の『生命保険契約照会制度』を使って、加入状況を調べるといいでしょう」
利用料は照会1件あたり3千円(税込み)だという。保険会社の保険金の受け取りの時効は3年。せっかく親が加入した保険をもらいそびれないようにしたい。
そのほかにも見つけにくいお金がある。例えば、脱退時に全額返還される団体や医療機関などへの出資金、親が生前に支払い済みの葬儀代やお墓をつくるための費用などだ。
また、すでに掛け金を払い終えている互助会なども忘れがち。親が互助会会員の場合、指定されている斎場で葬儀を行えば葬儀費用が割安になるので、心当たりがあれば互助会に問い合わせてみよう。
預金口座を見て各契約を解約すべし
もらえるお金ではないが、余計な出費を抑えるための手続きもある。
「継続して費用が発生するクレジットカードや通信サービスの解約、習い事やスポーツジムの退会手続きなども忘れがち。そのままにしておくと、余計なお金を支払い続けることになるので必ず解約を」
本人が亡くなった場合、家族などが代理で解約などの手続きをすることになるが、どんなサービスを受けているかは本人にしかわからないことも多い。その場合は、通帳の自動引き落としを確認しよう。
しかし、取引の内容が記帳されていないケースや、ネットバンクの利用で通帳がない場合もある。名義人が亡くなると口座が凍結されて、口座にログインできなくなることも……。
「銀行口座が止められると、多くは引き落としがされなくなるので余計なお金が出ていくことは防げますが、記帳をして家族がお金の支払い先を見つけるのが難しくなります。そのため、各種契約については親が元気なうちにリストアップし、家族で情報を共有しておくといいでしょう」
電子マネーやマイルも相続しないと丸ゾンだ。
「親が貯めたポイントは通常相続の対象にはなりませんが、一般的にスイカなどのプリペイド型の電子マネーは、事前にチャージした金額を相続できます。ANAやJALのマイルも相続できるので、忘れずに手続きをしましょう」
教えてくれたのは…風呂内亜矢さん
ファイナンシャルプランナー。お金に関する情報を発信。近著『「定年」からでも間に合う老後の資産運用』(講談社+α新書)
<取材・文/村瀬航太>
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坂口杏里の継父が本誌に語った“絶望的な一言”
2017年、勤務していたキャバクラ店から引き上げる坂口杏里
元タレントの坂口杏里が15日、自身のインスタグラムで離婚を発表した。
夫は元格闘家でバーの店長を務めている福島進一氏。
6月8日に結婚を報告しており、わずか2か月の結婚生活となった。
離婚の直接の理由は不明だが、坂口はたびたびSNSで夫への不満を吐露しており、元夫に40万円を貸したものの、返済の意思がない、などと金銭トラブルがあることも示唆していた。
彼女の人生は混乱の極みにある。
母はご存知のとおり昭和・平成の名女優坂口良子。2008年に二世タレントとして芸能界デビューしたものの、母がなくなった後は仕事は減少傾向にあり、そんな中、2016年にセクシービデオ出演。
数本のビデオ作品に出演した後、キャバクラ、風俗店への勤務も報じられた。
2017年には知人のホスト男性への恐喝未遂容疑で逮捕(不起訴処分に)、2019年にも元交際相手の男性の自宅マンションに侵入したとして逮捕(不起訴処分に)。
今回の結婚も彼女の人生に安定をもたらすことにはならなかった。
悔やまれるのは、坂口良子の二番目の夫でプロゴルファーのジェット尾崎こと尾崎健夫(ジャンボ尾崎の実弟)と信頼関係を築けなかったことかもしれない。
坂口良子と尾崎の披露宴では、
「杏里さんは尾崎のことを涙ながら初めて“お父さん!”と呼び、良子さんと尾崎は号泣していました。彼は運動会や授業参観にも参加し、父親のようなことをずっとしてきていた。それだけに、胸に来るものがあったのでしょうね」(芸能レポーター)
また、このような証言もある。
「良子さんが亡くなった翌年には、杏里ちゃんが主催して彼の還暦パーティーを開いたほど。本当の親子のようになっていたんですよ」(良子さんに近しい人)
しかし、週刊女性記者が2016年の彼女のセクシービデオデビューについて直撃すると以下のようなやり取りだった。
─すみません、娘の坂口杏里さんが、10月に発売されるセクシービデオでデビューされますが、お父さまである尾崎さんには、何か相談があったんですか?
「えっ……。お父さまといわれても……(しばらく沈黙)。(相談は)なかったですね。(良子さんの)三回忌に会ったきりで、最近は連絡を取ってないんです。本当に、何と言っていいのやら……。コメントはないですね。本当にビデオはもう出ちゃうの?」
─すでに撮り終わっているようです。
「ああ……」
─どうも、ホストクラブに入り浸り、借金を作っていたようですが?
「えっ!? でも、もう大人だからねえ。連絡は取ってなかったけど、芸能界で頑張ってやってるものと思っていたんだけど……」
絶望的ともいえるそっけない対応。一時は固まりかけたかにみえる継父と娘の仲はすっかり疎遠になっていた模様だ。
杏里の人生の安定に導く人物は今後現れるのだろうか。
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貫地谷しほりもハマった「ハダカ睡眠」、意外な美容効果
結婚前は“ハダカ睡眠”派だった貫地谷しほり。「パートナーとのスキンシップはパジャマでもできます」と小林さん
橋本マナミに田中みな実など、“ハダカ睡眠”を明かした女性芸能人たち。女優・貫地谷しほりも、かつては素っ裸で布団にくるまっていたことを告白! みんな美人なのは、ハダカ睡眠の効果!? その効き目とはーー。
結婚前は素っ裸で羽毛布団に…
いつまでもティーンのような透明感のある美白肌で“ナチュラル美人”と評される貫地谷しほり。昨年は、ドラマで制服姿を披露し、“脚がキレイ”、“『スウィングガールズ』(貫地谷が10代で出演した映画)のころから変わらない”とファンを歓喜させた。
そんな彼女の美しさを支える1つが“睡眠”。仕事のパフォーマンスを高めるためにも安眠を追求している。
《一人暮らしをしていたころは、素っ裸で羽毛布団にくるまって寝たりしていました》
と睡眠時に身体を締めつけないというこだわりについてもインタビューで答えていた。
結婚を機に《さすがに何か着ています(笑)》と、現在は“素っ裸睡眠”を卒業し、締めつけの少ないパジャマを選択しているというが、そもそも裸で寝ることは、良い睡眠につながるのだろうか?
「安眠のために締めつけのない状態をつくるのは正解です」
そう教えてくれたのは、睡眠改善インストラクターで公認心理師の小林麻利子さん。いわく、裸になると下着などの締めつけがなくなり、血行が促進。末端まで血液が流れ、体内にこもった熱が放散されやすくなる。
「良質な睡眠のためには深部体温(脳や臓器など身体の内部の温度)がしっかり低下することが必須。それには、身体を圧迫しない状態で血流をアップさせることが効果を発揮します」(小林さん、以下同)
また、質の高い睡眠には、寝る前に副交感神経を刺激してリラックスした状態をつくることも必要。清潔な寝具でというのが前提だが、“羽毛布団に裸でくるまる”という貫地谷のルーティンも最上級の解放感を演出するので、寝入りの方法としては“アリ”だと小林さんは賛同する。
「“ハダカ睡眠”では深部体温の低下やリラックス効果など、良質な睡眠に必要な条件の一部をクリアすることができます。ハダカ睡眠をきっかけに睡眠の質を高めていくことができれば、脂肪燃焼や美肌効果も期待できます」
一方、裸から締めつけのないパジャマに移行したのは?
「ハダカ睡眠に近い解放感はありつつ、寝具の清潔さを保てるという面で、メリットは大きい」
と小林さんは太鼓判。身頃が大きすぎるネグリジェなどは寝返りを妨げる可能性があるため、“締めつけのないパジャマ”程度がちょうどいい。
さらに、貫地谷が結婚を機にパジャマを着るようになったのも良い選択と小林さん。
「裸で寝ると、素肌の触れ合いによってパートナーとの関係が良好になるという説もありますが、日本は裸を見られることに羞恥心を感じる文化ですから。毎日、裸で寝るのは逆にドキドキが半減する可能性があります」
★教えてくれたのは
眠りとお風呂の専門家
小林麻利子さん
SleepLIVE代表。公認心理師。最新の科学的根拠に裏付けされた無理のない実践的な生活指導で自律神経を改善。3000人以上もの睡眠の悩みを解決する。
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ジャニーズ若手の戦争特番からみるポスト「櫻井翔」
(左から)中間淳太、松村北斗、菊池風磨、阿部亮平
《自分の推しが出てないファンの方にも見てほしかった》
8月14日、終戦記念日の前日となる日に、ジャニーズの人気グループ4人が戦争体験者から話を聞いたドキュメンタリー番組『僕たちは戦争を知らない ~1945年を生きた子どもたち~』(テレビ朝日系)が放送された。
戦争の悲惨さと平和への思いを伝え続けた故ジャニー喜多川さん(享年87)の遺志を受け継ぐべく、今回選ばれたのはジャニーズ事務所の若手4人。
バラエティーとは違う一面を見せた4人
この番組で、戦争を体験した証言者の声を聞くため、全国各地を訪ねたのは、菊池風磨(Sexy Zone・27)、中間淳太(ジャニーズWEST・34)、松村北斗(SixTONES・27)、阿部亮平(Snow Man・28)だ。
『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)でレギュラーの中間は、ディズニーやファッションに強く、メンバーの中では最年長ながら、いじられ役。そんな彼が訪れた先は、国内唯一の地上戦の地となった沖縄だ。
過酷な状況の下、従軍看護助手として働いた女性に取材し、野戦病院として使われていた洞窟へと訪れる。洞窟の中で「心までも死んでいきそうな気がする」と口にし、ショックのあまり、その場に座り込んでしまった中間の姿に共感する声がSNS上でも散見された。
松村は原爆が投下された長崎を訪れ、「実際に77年間生きてきた方々の心の内側だったり、人生、人の思いをもっともっと知るべきだと思いました」と語り、菊池は危険な任務についた男性と戦争孤児となった女性に取材。「人の心を失くしてしまう、それをもたらす戦争はすごく悲惨なものだなと。だからこそ、とにかく知ることだと思います」と語った。
ジャニーズで初めて大学院を修了したSnow Man・阿部は故ジャニー喜多川さんが第2次世界大戦時の疎開先であった和歌山を訪れ、爆弾に家族を焼かれた男性から話を聞き、保管されていた爆弾の破片を手にし、絶句。その姿に心を打たれた視聴者もいただろう。
普段のバラエティー番組や音楽番組では見せていない4人の真摯な姿勢には、それぞれのファンだけでなく、たまたまこの番組を目にしたという視聴者からも、称賛の声が上がっていた。
故ジャニー喜多川の思いとは?
華やかなアイドルと凄惨な戦争。それは一見似つかわしくないと思う人もいるかもしれない。しかし「ジャニーズと戦争というテーマは関係が深い」と話すのは芸能プロ関係者だ。
「アメリカで日系2世として生まれたジャニーさんは、日本に戻った後、第2次世界大戦が始まると和歌山へ疎開し、そこで大空襲にあったそうです。その経験を舞台の演出に盛り込むことで、若い世代に戦争のむごさや平和の尊さを訴え続けていました」
『平和だからこそショーは続けられる』との思いで戦争の悲惨さを語り続けたジャニー喜多川さん。その思いは亡くなった今も若手ジャニーズたちが受け継いでいる。
中でも嵐の櫻井翔(40)はキャスターとして、度々戦争について取材している。櫻井の不用意に見える発言に、炎上する事態に陥ったこともあるが、戦争に対する櫻井の思いには強い使命感があるようだ。
そんな櫻井に続く、ジャニーズのキャスター候補として、今回の4人はどうだったのか? テレビ誌編集者に話を聞くと。
「NHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で戦死した雉真稔(きじまみのる)役を演じた松村さんが、戦争特番に出るということで注目されていました。取材相手に向ける真剣な眼差しと、聞き取りやすいナレーションに、傲りがなく思慮深いとSNSでも評価されていましたね。
中間さんは取材相手への深い気遣いが見られました。高齢の取材相手に対し、背中に手を添えたり、優しい言葉をかけていたのが印象的です。
菊池さんは、相手の話を聞く姿勢が良かったですね。話しやすい間と相づちで、取材相手も心を開いて話をしていたようでした。
阿部亮平はなんといってもその知識力でしょうね。前もってしっかり勉強してきたんだろうなと見受けられました。それでも取材相手の生の声を聞いて絶句するシーンには、見てる視聴者にも伝わったものがあると思います。
全員が取材相手に実直に接し、本来は話したくないであろう辛い話を引き出していました。この中から、櫻井翔に続く次のキャスターが生まれるかもしれませんね」
ネット上でも彼らのこの取材での経験を評価する声が高かった。
《とても貴重な番組だった、、、。淳太くんの涙…。最後の言葉で泣いた。人の心に寄り添う淳太くんの声で聞けて良かった》
《話の聞き手として格段に上手いのは菊池風磨。ナレーションが心地よいのは松村北斗 》
《阿部ちゃんが語る言葉とか体験者が話す言葉はずっしり重く沁みます。阿部ちゃん達がこれを伝える意味がちゃんとあって また来年も再来年も続けて欲しいなと思いました》
アイドルとして日々ファンを魅了する彼らだからこそ、若い世代に戦争という出来事を届ける役目にふさわしいのかもしれない。彼らを好きなファンが、彼らをきっかけに、彼らを通して戦争を知る。それが戦争を体験し、平和な世の中を望んだ故ジャニー喜多川さんの遺志を受け継ぐことにもなるだろう。
(取材・文/志村結衣)
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《主演映画で俳優復帰》いしだ壱成、再ブレイクのきっかけは元妻の「寝取られ不倫」発覚!
いしだ壱成。現在は長野県内にあるホテルで働きながら、芸能活動再開の準備中
俳優のいしだ壱成が7月29日、インスタグラムを更新。主演を務める俳優復帰作『100日後に退職する47歳』のクランクアップを報告。4年ぶりの映画出演で「いよいよ役者として復活しました」と綴った。
映画『100日後に退職する47歳』は、ツイッターで発表され話題を集めた同名マンガの実写化作品。アプリ開発者の苦労や悲哀を、47歳の主人公を通して描いていく。「月9にも出演したい」と意気込むなど、過去の栄光を取り戻せるのか目が離せない。
そんな彼が再び注目を集めるようになったのが24歳年下の妻・Bさんとの離婚劇だった。昨年12月、舞台の共演がきっかけで結婚したBさんと、3度目となる離婚を発表。その約3か月後、『週刊女性』が改めて取材を進めたところ、いしだが始めたクラウドファンディングでの金銭トラブルが起こっていたことが判明。さらには、年下妻・Bさんとの離婚理由が衝撃的なものだと発覚したーー。
(以下は2022年2月28日に配信した記事の再掲載です 年齢は掲載当時のまま)
◆ ◆ ◆
「いしだ壱成さんが昨年夏に募集したクラウドファンディング(主にネット上で行う資金調達の手法)の支援者になったのですが、いつまでたってもリターン(見返り)が実現しない。そこでSNSでメッセージを送ったところ、返金すると言われたのですが、一向に振り込まれず……」
憤慨した様子で『週刊女性』に告白するのは、いしだ壱成のクラウドファンディング(以下、クラファン)に支援した石川県在住の男性・Aさんだ。
「私以外にも被害者はいる」
昨年12月、いしだは舞台の共演がきっかけで結婚した24歳年下の妻・Bさんと、3度目となる離婚を発表。
「当時19歳だったBさんと結婚した際、年齢差などを理由にバッシングを受けて、うつ病が再発。一時は生活保護を受けるほど、生活が困窮。Bさんがラーメン店などで月5万円を稼ぐも、そのうちの3万円がいしださんのたばこ代に消えていたことを取材で告白したため、ネット上では、再びバッシングを受けることに」(スポーツ紙記者)
時を同じくして、石川県でクラファンをめぐるトラブルを起こしていた。
「クラファンには完全寄付型もありますが、いしださんが募集したものはリターンのあるタイプでした。私が支援したのは1万5000円を払うと、Bさんもアルバイトをしていた白山市内にあるラーメン店のメニュー考案と、その商品の命名権が得られるというもの。こちらから催促して、昨年8月25日にいしださんを交えてラーメン店で打ち合わせをしたのですが……」(Aさん)
試作品が完成次第、連絡をすると伝えられていたが、3か月たってもなしのつぶて。
「仕方なく、いしださんのSNSにDM(ダイレクトメッセージ)を送ったところ、“僕も利用されただけ”と、責任の所在は協力したラーメン店にあるといった返事が届いたんです。そこでラーメン店にもDMを送ったところ、“試作品はできていたが、いしださんが連絡を怠っていた”と。私にはどちらが悪いかはわかりませんが、リターンのメニュー考案が叶わないのであれば返金してもらうしかないなと、再びいしださんに連絡しました」(Aさん)
昨年末には支払った1万5000円を返金するといしだから連絡が届くも、振り込まれず。年明けの1月に再び催促すると、「今月25日までに振り込みます」とメッセージが来たが、振り込まれないどころか連絡も途絶えた。
「同じリターンへの応募者は、私のほかにもう1人いました。その後、ラーメン店に足を運びましたが、実現されている様子がないので、私以外にも被害者はいると思います」(Aさん)
そこで関わっていたラーメン店の店主に話を聞いてみると、困惑気味にこう答えた。
「壱成さんには昨年末に“お店の評判が悪くなるから、キチンと返金してください”と伝えたところ、“全額返金して、謝ることにしました”と言われたので、その後はお任せしていました」
クラファンのリターンでは、メニュー考案権のほか、同店の自家製焼豚なども届くのだが、それらに関してはすでに店主が対応ずみだという。
無免許運転、そして元妻は寝取られて
「僕としては、うつ病もあり生活に困っている壱成さんに立ち直ってほしくて、クラファンを提案しました。決して、壱成さんを使って売名をしようという気はありませんよ」(店主、以下同)
『週刊女性』がいしだにインタビューした際も、この店主を含めた地元の人の支えで、ひどい生活から復活できたと、感謝の気持ちを述べていた。
「以前、彼が住んでいた家は僕が貸していたのですが、家賃や光熱費を滞納するので出て行ってもらったんです。引っ越しする際にあったゴミの処理費用も僕が負担しましたしね。2年半ほど面倒を見ましたが、僕にも手が負えなくなってしまったので、壱成さんと元妻のLINEを先日ブロックしたばかりです。僕だけでなく石川県内に住む俳優の先輩も怒らせたそうで、いろいろな人とトラブルになっていますよ」
続けて、驚きの情報が……。
「Bさんがうちでアルバイトをすることになって、身分証明書として免許証を持ってきてほしいとお願いしても、一向に持ってこない。問い詰めたところ、石田純一さんに買ってもらった車を2人して無免許の状態で運転して、うちに通っていたんです。さすがにまずいと、車を手放してもらったのですが、それが離婚の原因になってしまった」
いしだが住んでいた家は、鉄道もバスも走っていないようなエリア。そのため、元妻がラーメン店でアルバイトをする日は、ライブ配信を通じて知り合った男性に送迎をお願いしていたという。
「壱成さんより少し年上の男性だったのですが、その男性に奥さんを寝取られてしまったんですよ。彼はもともとBさんのファンで、“最初から寝取るつもりで近づきました”と、後に話していたそうです。Bさんも離婚の際のインタビューでは、夫を支えていた健気な妻のように話していましたが、ラーメン店での勤務態度もまじめとは言いがたかったですし、壱成さんも彼女も話に嘘が多いですね」
2人の尻ぬぐいをしたのが、父の純一だった。
「壱成さんも離婚して自暴自棄になっていたので、借金を払ってもらえる状態ではないなと、純一さんに連絡をしたんです。ほどなくして純一さんが石川県まで来てくれて、僕への借金は代わりに払ってくれました」
いしだ壱成とマネージャーを直撃
クラファンのトラブルや離婚の真相を聞こうと、いしだ本人に電話で話を聞いた。
――Aさんに、いまだ返金がされていないそうですが。
「払うつもりです」
――打ち合わせはしたのに、Aさんへのリターンが実現しなかったのはなぜ?
「(Aさんが考案した)ピンクのラーメンの試作品を作ったということで、形の上ではリターンをしてはいるんですけれど……。僕も先方がどうしてそんなに怒っているのかわからないんです」
――Aさん以外のクラファン支援者にはリターンした?
「コロナ禍でできないものもあったので、これからやっていこうと思っています」
――離婚の原因が、Bさんの寝取られ不倫というのは本当?
「あぁ……そうですね」
――不倫をした彼女に怒りは?
「病気があって一般的な仕事に就けず、(金銭面などで)自分にも落ち度があるので……。しょうがないですね」
子どもを引き取った元妻には、養育費として月4万円を渡しているという。
――周囲の人たちに借金をしていて、返していないと聞きましたが。
「返せるところは、返しています……」
現在はマネージャーを務める男性とプロモーター業を営む友人を含めた3人で、長野県内のホテルの手伝いをしながら暮らしている。途中から、マネージャーが対応することに。
――なぜ、長野県内のホテルに身を寄せているのですか?
「壱成さんが“石川にいると心身ともに辛い”と言うので、私の知り合いのホテルで面倒を見てもらっています」
――ラーメン店の店主などへ借金をしているそうですが、どのように考えている?
「それについては、私が責任を取ると話しています。店主の方には確かに借金などで迷惑をかけましたが、離婚の原因などをこうしてマスコミの方に話すのは理解できません」
――寝取られ不倫など、トラブルが続いていることに関しては?
「壱成さんは人を疑わないので騙されやすく、悪い人たちが集まってくるんです」
――今後の芸能活動の予定は?
「現在、仕事が5~6本決まっているので、これからは長野と東京を拠点に活動していこうと思っています。石田純一さんには(金銭面で)頼るつもりはありません」
この電話の3日後、いしだ側からAさんにクラファン代の1万5000円が振り込まれたというが……。こんなトラブル連発で芸能活動を再開できるのだろうか。
◆ ◆ ◆
俳優復帰作がクランクアップしたばかりのいしだは、すでに次回作が進行中。6日にはインスタグラムで映画『散歩屋ケンちゃん』で父の石田純一と共演を果たすことも発表し、親子2ショットも披露している。
壮絶な人生を送ってきた親子が、スキャンダルではなく俳優として、再び栄光をつかむ日が訪れることに期待したい。
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寺島しのぶ、長男を“歌舞伎界大御所への売り込み”の前に壁
寺島しのぶ
現在放送中の月9ドラマ『競争の番人』(フジテレビ系)で、ダブル主演の坂口健太郎と杏に負けないほどの強い存在感を示している女優がいる。
「寺島しのぶさんが出演しているのですが、部下のために奔走する頼れる上司役を熱演しています。今年11月に公開される映画『あちらにいる鬼』では、瀬戸内寂聴さんをモデルにした主人公を演じるため、頭を剃って臨みました。50歳を越えてなお、アグレッシブに活動しています」(スポーツ紙記者)
歌舞伎の名門『音羽屋』を率いる七代目尾上菊五郎の長女として生まれ、弟には五代目尾上菊之助を持つなど芸能一家に生まれた寺島。その才能は、彼女の息子にも受け継がれているようだ。
長男・寺嶋眞秀くんへの惜しみない支援
「'07年に結婚したフランス人のアートディレクターとの間に、長男の寺嶋眞秀くんがいるのですが、9歳とは思えない演技力の高さと踊りのうまさで将来を嘱望されています。直近では『七月大歌舞伎』に出ながら、TBS系のドラマ『ユニコーンに乗って』にも出演していました」(松竹関係者)
彼の躍進の裏には寺島の徹底的なサポートがあるという。
「寺島さんは息子を一人前の歌舞伎役者にするため、演技指導から日舞など芸事の英才教育を惜しみなく支援しているんです。並行して学力の向上にも力を注いでいて'18年には“最難関校”と呼ばれる有名私立小学校のお受験も突破。この学校は菊五郎さんや菊之助さんも通っていた“歌舞伎俳優御用達学校”と呼ばれる私立小学校より上のレベルといわれています」(前出・スポーツ紙記者)
文武両道を地で行く眞秀くん。幼くしてスター街道を邁進しているが、梨園関係者からは将来を不安視する声も。
このままだと出世レースで大きなハンディを背負うことも
「音羽屋のトップである“菊五郎の名”を継ぐのは菊之助さんですし、その後は彼の息子・丑之助くんと続いていくでしょう。そう考えると、菊之助さんからすれば眞秀くんは“息子を出し抜く可能性のあるライバル”のような存在ですからね。寺島さんとしては眞秀くんを歌舞伎界で大成させたいと考えているのでしょうけど、梨園でのし上がるには、後ろ盾や政治力も問われるんです」(梨園関係者)
母の期待を一身に背負う眞秀くんだが、今後はどのように活動していくのだろうか。
「このままですと、丑之助くんの後塵を拝することになり、出世レースで大きなハンディを背負ってしまいます。やはり、菊五郎さん以外の誰かに師事を受け、大きい名跡を継ぐことが大事だと思います。役者として成功していくには、力のある人に取り入って主要な役に抜擢されることが不可欠ですから」(同・梨園関係者)
すでに寺島は、歌舞伎界の大御所や松竹の重役に息子を積極的に売り込み、その成果も出ているようだ。
「上方歌舞伎を代表する十五代目片岡仁左衛門さんが眞秀くんを子役として頻繁に舞台で起用してくれています。七月大歌舞伎では四代目市川猿之助さんとも初共演を果たし“歌舞伎にとって大切な宝”と称されるほど高く評価されていました。いずれにしても寺島さんの今後の“推し活”が、彼の将来を決めるといっても過言ではないでしょう」(音羽屋に近しい人)
母として、女優として、走り続ける日々は続く。