真矢ミキ 撮影/佐藤靖彦
理解できない悲報 涙にくれ悲しい酒
「自粛期間中、ただただ心が無になり苦しかったです」
「彼女のことを考えるたび、涙が止まらず、ときにはお酒の力を借りたこともありました」
「女優の方だし、朝の情報番組(『はなまるマーケット』)の司会をされていらしたころだったので、有名な方がもみくちゃにされていて、めちゃめちゃ目立っていました。初対面でしたが、思わず“何しているんですか? 岡江さんですよね? 危ないので、ここにいるのはやめてください”とお伝えしたのを覚えています」
「岡江さんは明るくさっぱりとして、気持ちの厚い方。(コロナで亡くなったことは)いまだに理解できていないです。心をえぐられるような思いでしたが、人の命がいつ終わるかわからないことを目の当たりにして(コロナ禍の社会で)どう生きていくのか。生かされている者がしなくてはいけないことを考えるようになっていました」
苦境の子どもたちを救う 世話焼きおばさん再び
「悩みを抱えた子どもと、力になり支えたいと思っている大人たちを描いたリアリティーのあるドラマ。心が疲弊している今の時代とも通じる作品になっていると思います」
「いろんな人と交わることで、正義だけがすべてじゃない。自問自答しながら模索しているさくらの姿は私自身と一緒で、公私ともに成長させてくれる役だと思っています」
「退団から20年以上たったからなのか、情報番組(『白熱ライブ ビビット』)をやったからなのか、年齢のせいなのか、いただく役柄がだんだん変わってきました。以前の生活感が見えないような役より、自分にとっては鮮度があり、その反面、役に対して細かく咀嚼するには、どうしたらいいだろうと。
(ほかの役者さんは)若いころにやっていたようなことを、いくつになっても模索していますが、役者として苦しくもいとおしい時間にもなっています」
簡単&時短を会得!
オトナの土ドラ
『さくらの親子丼』
(フジテレビ系毎週土曜夜11時40分~)