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世界「自殺率1位」の北朝鮮で、農村婦人がガソリンをかぶり…

2018年11月23日 19:15 デイリーNKジャパン

北朝鮮は世界的に見て自殺率が非常に高い国だ。

世界保健機関(WHO)の2012年の統計によると、10万人あたりの自殺率(年齢調整なし)のランキングでは、北朝鮮は39.5人で1位。2位は韓国(36.6人)。ちなみに日本は9位(23.1人)だった。国ごとの人口と年齢構成の違いを調整した値でも、北朝鮮は1位のガイアナ(44.2人)に次ぐ2位(38.5人)だ。ちなみに韓国は3位(28.9人)、日本は18位(18.5人)だった。

世界でも稀に見る抑圧体制が、多くの人を自殺に追い込む一因となっている。

(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは… 

そんな中、北朝鮮北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)穏城(オンソン)からショッキングなニュースが伝わってきた。協同農場の管理委員長の夫人が、焼身自殺したというのだ。

現地のデイリーNK内部情報筋によると、事件の発端は今年の夏まで遡る。この協同農場の管理委員長が、農場で収穫された穀物を横流ししたり、ワイロを受け取って何らかの便宜を図ったりしていたなどの疑いで摘発された。そして、委員長の職を解かれ、一般の農場員に降格させられる処分を受けた。

北朝鮮当局は最近、農場に対して穀物の横流しなどを厳しく禁じる布告を出している。従来は当たり前のように行われていた行為なのだが、委員長は運悪く摘発されてしまい、罪をもみ消すだけのカネとコネがなかったため、すべてを失ってしまったのだろう。

事件が起きたのは、元々住んでいた家を明け渡すことになった今月初めのことだ。

北朝鮮の住宅法の30条5項には「国が協同農場に建てた住宅と協同団体所有の住宅は、農場で服務する農場員、労働者、事務員に振り分けなければならない」とある。法律に従って、家を新任の管理委員長に明け渡し、自分たちは別の家に引っ越さなければならない状況となった。

その過程で両者が口論となった。理由はわからないが、旧委員長夫妻は多くの人の前で恥をかかされたのかもしれない。委員長夫人としてそれなりに羽振りのよい暮らしをしていた女性には耐えられないほどの屈辱だったのだろう。衆人環視の中でガソリンをかぶり、自ら体に火をつけて命を絶った。

地位、名誉、家に加え妻まで失った元管理委員長は、一般の農場員として暮らしているが、激しい衝撃を受けたせいか、周りの人と接することを避けているという。

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cat_oa-rp99049_issue_ee7a6537e75e oa-rp99049_0_9e98f044ff64_「経済的に隷属すれば国と民族を滅ぼす」北朝鮮紙、自力更生を強調 9e98f044ff64 9e98f044ff64 「経済的に隷属すれば国と民族を滅ぼす」北朝鮮紙、自力更生を強調 oa-rp99049

「経済的に隷属すれば国と民族を滅ぼす」北朝鮮紙、自力更生を強調

2021年4月24日 00:41 デイリーNKジャパン

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は23日、経済的自立が重要であるとする署名入りの論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。

金正恩総書記は今年1月に開かれた朝鮮労働党第8回大会で、「自力更生」のスローガンを強調した。自力更生とは、外国に頼らずに自分たちの力で経済建設を行うというスローガンのこと。党大会だけでなく、金正恩氏は頻繁に「自力更生」のスローガンをアピールしている。

論説は、「科学技術はすなわち生産であり、経済発展である。科学技術と経済の自立的発展を一貫して志向していく時、強力な社会主義経済を打ち建てることができる」と強調した。

一方、「経済的に隷属すれば発展はおろか、国と民族の運命までも滅ぼすようになる」としながら、「科学技術と経済の自立的発展の根本方途は、自力更生するところにある」と述べた。

そのうえで、「われわれの力、われわれの技術で経済発展を遂げるという確固たる観点を持って自力、自立の旗印を高く掲げて進む時、国の科学技術力と経済力を非常に増大させることができる」と主張した。

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cat_oa-rp99049_issue_ee7a6537e75e oa-rp99049_0_2f7431ff9e1a_コロナで中国に足止めの在北朝鮮華僑、再入国再開へ 2f7431ff9e1a 2f7431ff9e1a コロナで中国に足止めの在北朝鮮華僑、再入国再開へ oa-rp99049

コロナで中国に足止めの在北朝鮮華僑、再入国再開へ

2021年4月23日 06:26 デイリーNKジャパン

新型コロナウイルスの流入防止のためとして、昨年1月末から国境を封鎖し、海外からの入国を禁止している北朝鮮。一切の例外はなく、自国民の帰国も認めていない。中国で逮捕されて強制退去処分を受けた脱北者の受け入れすら拒否し続けている。


一方で、北朝鮮から逃げ出そうとする人もいる。中国のデイリーNK情報筋は昨年12月、北朝鮮在住の華僑が高額の費用を払って生活苦、食糧難の著しい北朝鮮から脱出したと伝えた。

逆に中国から北朝鮮に戻ろうとする華僑もいると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。

(参考記事:華僑40人 、コロナ封鎖の北朝鮮から「覚悟の脱出」

中国・吉林省の延吉に在住する朝鮮族情報筋によると、昨年の春節(旧正月、1月25日)に中国に住む親戚を訪れるために北朝鮮を出国した華僑が、その直後に始まった国境封鎖に伴い、北朝鮮に戻れなくなった。

長期滞在を余儀なくされていたが、瀋陽にある北朝鮮領事館は最近、中国に残留していた在北朝鮮華僑の入国ビザを受け付けるとの通知を出した。ただし、条件は厳しい。滞在している地域の派出所で中国入国の日付と滞在期間を確認する書類と共に、1000元(約1万6600円)もの手数料を支払わねばならない。

彼らの多くは、北朝鮮と中国を行き来しつつ品物を運ぶ担ぎ屋「ポッタリジャンサ」で生計を立ててきた人々だ。北朝鮮に戻れなくなり、蓄えを切り崩しながらしのいできたが、それも底をついたところに突きつけられた高額のビザ手数料。

それも、払ったからと無条件でビザを出してもらえるわけではない。申請書類の中には、中国滞在中の活動の内訳、問題を起こしていないかなどを記載することになっていて、韓国、日本、米国との取り引きをしたことがバレれば、ビザ代がパアになったり、北朝鮮再入国後に問題になったりする可能性がある。

遼寧省丹東の朝鮮族情報筋も、足止めされていた在北朝鮮華僑たちがビザの申請を行なったが、とにかく収入を確保するため手当り次第に仕事をしても、ポッタリジャンサで得られる収入には遠く及ばず、1000元のビザ代を重い負担に感じているようだと伝えた。

彼らの間では、「入国できなかったのはコロナと、極度に厳しい北朝鮮のコロナ対策のせいなのに、まるで自分たちが間違いを犯したかのようだ」と、高額のビザ代を要求する北朝鮮当局に対して恨みの声が上がっている。

「北朝鮮にいる家族に会いたいという華僑の切ない気持ちを利用して、わずかばかりの外貨を稼ごうとする北朝鮮当局の浅はかなやり方を非難している」(情報筋)

中朝間の公式の貿易は、近く再開されるもようだとの情報が各方面から出ている。

今回の在北朝鮮華僑に対する再入国の許可は、公式貿易の再開と同時期に人の行き来も認める方向に転換したことを示すが、ごく限定的になるものと思われ、彼らが以前のようにポッタリジャンサができるようになるには、まだかなりの時間を要するだろう。

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cat_oa-rp99049_issue_ee7a6537e75e oa-rp99049_0_866cb0b47e13_火災に巻き込まれた兵士を救出…金正恩「感動ショー」に冷淡な視線 866cb0b47e13 866cb0b47e13 火災に巻き込まれた兵士を救出…金正恩「感動ショー」に冷淡な視線 oa-rp99049

火災に巻き込まれた兵士を救出…金正恩「感動ショー」に冷淡な視線

2021年4月23日 06:23 デイリーNKジャパン

消防インフラが貧弱な北朝鮮では、火災が発生しても消防隊が出動することはほとんどなく、住民が自主的に消火活動を行うか、すべてが燃え尽きるまで為す術もなく見守るしかない。

昨年6月に両江道(リャンガンド)の恵山(ヘサン)で起きたマンション火災では、住民は最初から消防車の出動に期待せず、焼損した場合に責任を問われかねない金日成主席、金正日総書記の肖像画を運び出したものの、家財道具までに手が回らず、結局すべてが灰になってしまった。


また、昨年8月に恵山で起きた火災では、消防車が出動しなかったことで鎮火が遅れ、9人が死亡、30人が負傷する大惨事となった。当初は責任逃れに汲々としていた当局だが、世論が悪化するや、人民委員長(市長)と安全部長(警察署長)が被害者に対して謝罪する異例の事態となった。


そしてこんどは、警備強化のために国境地域に派遣されている朝鮮人民軍(北朝鮮軍)第7軍団の駐屯地で火災が発生したが、当局の対応は全く違ったものだったと、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

(参考記事:【画像】「炎に包まれる兵士」北朝鮮、ICBM発射で死亡事故か…米メディア報道

火災が起きたのは今月6日の午前2時ごろのこと。両江道の金亨稷(キムヒョンジク)郡の第7軍団の兵舎から火の手が上がった。兵士らは寝床につく前に、オンドル(床暖房)の焚口に薪をくべておいたのだが、何らかの理由でそこから燃え広がったようだ。

兵士らは火事が起きたことにも気づかず眠りこけていたが、火の手が兵舎の中に広がってようやく1人が目を覚まし、大声で火災発生を知らせた。この兵士ともう2人は脱出に成功し、軽い火傷で済んだ。しかし、6人は顔の見分けがつかないほどひどい火傷を負い、別の6人は窒息した状態で救出された。

部隊の指揮部はすぐに上部に報告し、それが金正恩総書記にまで届いた。そして「1人も死なせてはならない、15人の兵士たちを無条件で救え」と、軍用ヘリに出動命令を下した。


緊急出動したヘリは金亨稷郡のマジョン中学校の校庭に着陸、15人を乗せて約300キロ離れた平壌の病院に向かった。15人のその後の容態について、情報筋は触れていない。

一部始終を見守った兵士の中には、涙を流す者もいた一方で、ヘリに同乗したカメラマンが搬送作業の様子を撮影するのを見て「どうせ(金正恩氏の)偉大性宣伝に利用するのだろう」と、冷ややかな反応を示す者もいたという。

また、火災の後で「火災に遭った兵士たちのことで、元帥様(金正恩氏)が胸を痛めていらっしゃる」との噂が流れたが、何者かが意図的に流したものと受け止められているという。


情報筋は「経済封鎖(制裁)とコロナ禍による民心の離反を意識した金正恩氏の『兵士愛』と『人民愛』を強調し、内部の結束を高めようという意図に見える」と説明した。

そもそもの話、現在の生活苦を生み出したのは、核とミサイル開発に固執して国際社会の制裁を招き、コロナ対策として極端な国境封鎖を行なっている金正恩氏自身だ。北朝鮮国民の中には、そのことに気づいている人も多い上に、この手のプロパガンダを信用しない国民がほとんどだ。


ちなみに2017年に、軍事境界線上にある板門店を通じて亡命する過程で銃撃を受け、瀕死の重傷を負った元北朝鮮軍兵士のオ・チョンソン氏は、韓国軍のヘリで約70キロ離れた亜州大学病院に緊急搬送され、一命をとりとめた。密かに韓国発の情報に触れている北朝鮮国民の中にも、このエピソードを知る人は少なくないだろう。

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cat_oa-rp99049_issue_ee7a6537e75e oa-rp99049_0_0f48da8e2d41_北朝鮮行きの国際貨物列車、1年2カ月ぶりに運行再開か 0f48da8e2d41 0f48da8e2d41 北朝鮮行きの国際貨物列車、1年2カ月ぶりに運行再開か oa-rp99049

北朝鮮行きの国際貨物列車、1年2カ月ぶりに運行再開か

2021年4月22日 15:02 デイリーNKジャパン

新型コロナウイルス流入防止のため、北朝鮮が昨年1月末に国境を封鎖して以降、1年以上に渡って中断していた中国との公式貿易が再開する兆しが各所で現れている。

中国のデイリーNK情報筋は、中朝国境を流れる鴨緑江に今月16日、今まで航行が禁じられていた北朝鮮の船舶が現れたと伝えている。また、老朽化した従来の鴨緑江大橋に代わる、中国と北朝鮮を結ぶ新たな橋として建設が進められてきた新鴨緑江大橋の工事が再開したことも伝えている。


一方で、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)の情報筋は、中国から北朝鮮に向かう国際貨物列車の運行が再開したと報じている。

丹東で鉄道関連部署で勤務する朝鮮族の情報筋は、北朝鮮に送る支援物資を積んだ国際貨物列車が、17日未明に丹東駅を出発し、北朝鮮の新義州駅で通関手続きを経て、平壌の西浦(ソポ)駅に向かったと伝えた。

この情報筋は新義州駅に消毒設備があると聞いていると述べた。またRFAが別の情報筋の話として報じたところでは、新義州郊外の義州(ウィジュ)飛行場にも、出入国者と貨物に対してコロナ検疫を行う施設が建設されているとされる。


列車に積載された貨物の中身は駅員にも秘密にされたが、積荷の様子を見た駅員は、北朝鮮が最も求めている食糧で、コメではなくトウモロコシ約300トンだったと証言している。一方、これは家畜の餌で、国民に配給するものは次の便で輸入するのではないかとの見方もある。

ただ、中国人は北朝鮮にいくら食糧を送ったところで「底の抜けたカメに水を注ぐ」(焼け石に水の意)のと同然と考えており、飢えに苦しむ人が多いのに、数百、数千トンの食糧を支援したところで、一般国民に届くだろうかと疑問視しているとのことだ。

米農務省の経済研究所が今年2月に出したコメ生産報告書によると、北朝鮮の昨年のコメ収穫量は1994年の150万トンを下回る136万トンで、15万トンの食料輸入が必要だとしている。

別の丹東市民によると、貨物列車は午前3時に出発した。理由は不明ながら中国政府は、北朝鮮に送る品目を隠そうとしており、駅員に対してかん口令を敷いているという。

この市民は、今回の貨物輸送を食糧不足が深刻な北朝鮮に、借款として支援物資を送ったのは事実としつつも、これがきっかけで中朝貿易が再開するかはまだ判断できないとしている。

北朝鮮にいる業者と通話したというこの市民は、北朝鮮国民の間で、中国から大量の物資が入ってくる話が広がっており、食糧難とモノ不足が少しでも解消することに期待していると述べた。

関連性は不明だが、北朝鮮当局は最近、国民の食糧難に対する不満をなだめるために、「国際社会から援助食料がまもなく届く」とのプロパガンダを行なっていた。

(参考記事:「もうすぐ国際援助が来る」飢える国民に北朝鮮が宣伝戦

一方、中国税関総署の集計によると、中国の3月の対北朝鮮輸出は、2月の約3000ドル(約32万5000円)と比べて大幅に増えた約1300万ドル(約14億円)だった。輸出された品目のうち約500万ドル(約5億4000万円)分は尿素が占め、リン酸アンモニウムが420万ドル(約4億5000万円)だった。いずれも肥料の原料となるものだ。

それ以外にもビニール膜が約110万ドル(約1億2000万円)に達し、主要16品目のうち半分が農業関連のものだったと、RFAは報じている。北朝鮮は肥料、営農資材の深刻な不足により、農業生産に深刻な影響が出ている。

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cat_oa-rp99049_issue_ee7a6537e75e oa-rp99049_0_5a58afdf7e63_「サムライ一族の極悪な犯罪」北朝鮮、歴史問題で日本を非難 5a58afdf7e63 5a58afdf7e63 「サムライ一族の極悪な犯罪」北朝鮮、歴史問題で日本を非難 oa-rp99049

「サムライ一族の極悪な犯罪」北朝鮮、歴史問題で日本を非難

2021年4月22日 13:32 デイリーNKジャパン

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は21日、日本が植民地時代の朝鮮半島で「徴兵制」を施行したことを非難する記事を配信した。

記事は、1944年4月に施行された徴兵制について「日帝がより多くの朝鮮の青年を自分らの侵略戦場に連行するためにつくり上げたもの」と強調した。

また、「日帝侵略軍の各兵種に連行された朝鮮人は、形容しがたい過酷で野蛮な民族的差別と虐待を受けたし、日本の敗北直前には集団虐殺まで被らざるを得なかった」と述べた。

そのうえで、「朝鮮人に働いた日本の過去犯罪は劇甚な人種主義と民族排外主義が骨髄に徹したサムライ一族だけが働ける極悪な反人倫的人権蹂躙犯罪行為であり、人類史のどこにも見られない極悪非道な戦犯罪である」と非難した。

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cat_oa-rp99049_issue_ee7a6537e75e oa-rp99049_0_550997c5eb6f_金正恩氏、キューバ共産党トップに祝辞 550997c5eb6f 550997c5eb6f 金正恩氏、キューバ共産党トップに祝辞 oa-rp99049

金正恩氏、キューバ共産党トップに祝辞

2021年4月22日 13:30 デイリーNKジャパン

北朝鮮の金正恩総書記が20日、キューバのミゲル・ディアスカネル国家主席が、キューバ共産党中央委員会第1書記に選挙されたことに際して、祝辞を送った。朝鮮中央通信が伝えた。

ディアスカネル氏は、キューバ共産党第8回(4月16日〜19日)で第1書記に就任。同大会で、ラウル・カストロ元第1書記は引退を表明した。

金正恩氏は祝辞で「敵対勢力のあらゆる挑戦を粉砕し、社会主義を完成する道でいつもミゲル・ディアスカネル・ベルムデス同志と固く手を取り合って進むだろうと述べ、キューバとの特殊な同志的関係、戦略的関係を新時代の要求に即して新たな高さでよりいっそう拡大、発展させようとする朝鮮労働党と人民の確固不動の意志を明らかにした」という。

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金正恩氏から国民への贈り物、いつの間にか「有料」に

2021年4月22日 07:10 デイリーNKジャパン

北朝鮮で毎年4月15日は太陽節である。金日成主席の生誕を祝う日だ。例年なら名節(お祝いの日)の豪華な特別配給が行われるところだが、コロナ鎖国で物資不足に陥っている今の北朝鮮には無理な話であり、1人あたり砂糖150グラム、食用油150グラム、化学調味料450g入り1袋を配るのがやっとだった。

(参考記事:「お祖父さんの真似も出来ないのか」金正恩に北朝鮮国民が幻滅

この配給は地方でも実施されているが、一部地域では行われなかったようだ。

両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋によると、道内では9日から太陽節の配給が行われたが、甲山(カプサン)郡など各地では実施されていない。それには次のような事情があった。

郡の担当者は10日に、砂糖、食用油、化学調味料など配給の品物を受け取りに両江道の上級機関に向かったが、品物代を要求されたのだ。おりからのコロナ鎖国で郡の金庫はすっからかん。担当者は「今はカネがないが、今後稼いで必ず返す」と頼み込んだが、両江道のイルクン(幹部)から「ツケにしたらいつ払えるのか、(払えない場合)誰に責任を問えばいいのか」と言われ、追い返されたという。結局、手ぶらで帰るしかなかった。

以前なら、首領様(金日成氏)の生誕記念日を楽に過ごせという意味合いで物資を優先的に配給してくれたものだが、今年はカネを要求されることになったと、情報筋は現状を嘆いた。

首都・平壌の市民は、すっかりみすぼらしくなった配給にかなり失望しているようだが、甲山の住民の反応は冷淡だ。現地では、通常時の配給はもちろんのこと、名節の特別配給に期待する雰囲気は消え去って久しい。

1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」のころにも、量は減らされても配給が受け取れていた平壌とは異なり、地方では治安機関や軍需工場などに務める人々を除き、かなり前から配給が途絶えていた。食料品や生活必需品は市場で買い、野菜は自宅の畑で育てる自力更生の生活が当たり前になっている。

「今年の太陽節をきっかけに、自力更生、自給自足だけが生きる道であることを改めて思い知らされた」(情報筋)


北朝鮮は物資の多くを中国からの輸入に頼っており、コロナ対策で国境閉鎖、貿易停止を行なった時点で、著しい物資不足に陥ることが予見されていた。当局は自力更生のスローガンを繰り返すばかりで、金正恩総書記に至っては「苦難の行軍を行うことを決心した」と言い出す始末。そんなものに巻き込まれる北朝鮮国民は、たまったものではない。

一方で、貿易の再開に向けて各地の税関には大規模な消毒施設の建設が進み、それに対応する法律も制定されている。

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北朝鮮で退役軍人の不満高まる…当局「豚肉1キロ」特別配給

2021年4月22日 07:03 デイリーNKジャパン

北朝鮮・朝鮮労働党中央委員会の趙甬元(チョ・ヨンウォン)組織書記(党政治局常務委員)は、昨年制定された除隊軍官(退役した将校)生活条件保障法に基づき、平壌市内の除隊軍官の生活実態について調査するよう指示を下した。

社会的に地位が高く、安定した老後の暮らしが保証され、誰もが羨む存在だった除隊軍官だが、それも今は昔。生活苦に喘ぐ人が少なくないようだ。


両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋は、今月15日の太陽節(金日成主席の生誕記念日)の前日、恵山(ヘサン)市内に在住する除隊軍官に、名節(お祝いの日)の特別配給が実施されたと伝えた。その中身は、豚肉1キロ。金正日総書記から送られたプルゴギ(焼き肉)を食べながら涙を流す兵士の絵を彷彿とさせる。

(参考記事:【写真コラム】「焼き肉」を前に感動の涙を流す北朝鮮の兵士

除隊軍官に対しては、大飢饉「苦難の行軍」の真っ只中にあった1990年代後半においてすら、優先的に配給が行われていた。ところが、コロナ鎖国による貿易停止、度重なる封鎖令(ロックダウン)の影響か、最近になって待遇が急速に悪化。今年2月16日の光明星節(金正日総書記の生誕記念日)の特別配給も行われなかった。

配給の中身、品物の量や良し悪しが最高指導者の評価につながるお国柄だけあり、当局は、高まる除隊軍官の不満を無視できず、豚肉の配給に踏み切ったものと思われる。ただし、無料ではなく、市場価格の6分の1の3000北朝鮮ウォン(約48円)での廉価販売という形を取った。財政的な余裕の無さがうかがい知れる。


北朝鮮の除隊軍官で、脱北して2018年から韓国に住む脱北者は、金正恩時代になってから、除隊軍官の扱いが急速に悪くなったと説明した。

「今の北朝鮮では除隊軍官の生活が保証されていない。金正恩氏が政権についてからは、住宅と職場を優先的に解決してくれていた慣行がなくなり、除隊軍官を冷遇する現象が現れている」

また、国の防衛に当たっている現役の軍官に対しても、かつての上官の扱われ方を見て虚しさと懐疑を感じているだろうと同情を示した上で、軍の規律の緩みを招きかねないと判断し、太陽節をきっかけにして少しでも補おうとしたのではないかと、当局の狙いを解説した。

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若者数十人の「見せしめ映像」も…北朝鮮「ミニスカ女性」に厳罰

2021年4月22日 06:28 デイリーNKジャパン

北朝鮮当局は今月15日の太陽節(金日成主席の生誕記念日)を前に、「社会主義生活文化と生活様式を厳格に遵守すべし」との指示を下し、国民の風紀取り締まりを大々的に行ったと、咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋が伝えている。

今回の取り締まりにあたって当局は、服装の乱れは単純な問題ではなく、思想精神状態を表す重要な問題だと指摘し、すべての国民は社会主義風俗と生活様式に合った服装と髪型にすべきだと強調した。

当局は、学生や女性同盟、青年同盟のメンバーで組織した「糾察隊(風紀取り締まり班)」を工場や各職場の出入口や人通りの多い路上に立たせて、服装、髪型のみならず、肖像徽章(金日成・金正日バッジ)の着用状態、女性がきちんとスカートを履いているかなどをチェックさせ、報告させたという。

それも、違反者に対しては、韓流コンテンツの取り締まりのため、罰則に死刑まで設けた「反動的思想・文化排撃法」を適用するというのだから、穏やかでない。服装やヘアスタイルひとつで、労働鍛錬隊(軽犯罪者を収容する刑務所)行きになりかねないのだ。

(参考記事:【写真】美人女優ピョン・ミヒャンの公開処刑で幕を閉じた「禁断の映画」摘発の内幕

「摘発された者の中で、程度がひどい場合に限って、市・郡・区域の鍛錬隊送りにするなど法的処罰を加えたり、農村や工場での強制労働をさせるなど、処罰のレベルを高める予定らしい」(情報筋)

北朝鮮ではこうした取り締まりが以前から行われてきたが、それにしても最近のものは常軌を逸している。

米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、咸鏡北道の清津で行われた政治講演会では、韓国風の言葉遣いを真似たというだけで捕まった若者数十人が、罰を受ける様子を収めた「見せしめ映像」の公開も行われているという。

当局は今回、党組織を通じて、社会主義生活様式に合わせた服装をすべきというテーマの講演会を開催している。その内容とは次のようなものだ。

「資本主義思想文化は、袋の中の錐(きり)のようなもので、資本主義思想に浸れば、大人も子どもも、服装と髪型に異常な思想状態が反映される。季節の変わり目に資本主義思想の風潮の芽が社会に蔓延し、慢性化する前に摘まなければならない」

ちなみに北朝鮮当局は、1970年代から2010年代中盤まで、女性がスカートではなくズボンを履くことを禁止していた。また、自転車に乗ることも禁止していた。今回取り締まりの対象となっているのは、スカートを履いているか否かではなく、丈の短いスカートのようだが、いずれにせよ女性にだけより厳しい規制を強いるのは、明らかな人権侵害だ。

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