cat_oa-rp92670_issue_eba1293fe981 oa-rp92670_0_eba1293fe981_『半沢直樹』香川照之、“一族をかけた戦い”を宣言! 「いとこまで土下座を食らうわけには」 eba1293fe981 eba1293fe981 『半沢直樹』香川照之、“一族をかけた戦い”を宣言! 「いとこまで土下座を食らうわけには」 oa-rp92670

『半沢直樹』香川照之、“一族をかけた戦い”を宣言! 「いとこまで土下座を食らうわけには」

2020年7月12日 18:51 Real Sound

 TBS日曜劇場『半沢直樹』の制作発表配信会見が7月12日に行われ、堺雅人、上戸彩、及川光博、片岡愛之助、今田美桜、井川遥、尾上松也、市川猿之助、北大路欣也、香川照之が登壇した。

 池井戸潤の『半沢直樹』シリーズより『ロスジェネの逆襲』と『銀翼のイカロス』(ダイヤモンド社/講談社文庫)を原作とする本作。2013年7月期に放送され、「やられたらやり返す。倍返しだ!」の決めゼリフが社会現象を巻き起こした半沢直樹が、新シリーズとして帰ってくる。

【写真】第1話を鑑賞しているキャスト陣

 会見前、第1話を揃って鑑賞したというキャスト陣。堺は「ようやく半沢直樹が帰って参りました」と挨拶し、「すごいカロリーの詰まったドラマで、ワンシーンワンシーン大変だったんですが、通して観ると壮大な物語が始まった感じがします。大きな船出」と、手応えを感じている様子。前作に続き、半沢の妻役を演じる上戸も「おもしろかったです! いちファンとして、みなさんに早く観ていただきたい」と声を弾ませた。

 そんな中、市川は「原作のおもしろさが、役者・スタッフの力を得て立体化され、血が流れ、熱を持ち、映画のような仕上がりになり、興奮し、きっとみなさまの心を捉える作品になると確信した」と、作品を“生き物”にたとえてコメント。堺も「撮影の中断がありましたから、感慨もひとしお。まだ死んでなかったんだ。脈はあるんだ。そして、力強く心臓は動いているんだ」と胸を張った。

 一方、香川は、出演者の“キャラクターの濃さ”について言及。登壇者全員が登場するシーンがないことに触れ、「みんな集まると濃すぎるから、ちょうどいい配分で描かれている」と持論を展開。すると堺が「濃かったといえば、今日の楽屋で歌舞伎のみなさんは“どこの地方巡業だ”っていう賑やかさだった」と語り、トークは予想外の流れに。及川も「ずっとお喋りしてるから、副音声の解説付きだもん」と同調し、堺は「あれ、(副音声として実際に)流したかったね」とほほえんだ。

 また、現場の“熱”を感じているという北大路は「みなさんの心の戦いに圧倒されます。いや~、すごいですよ。もう、本当に」とキャストたちの熱演を絶賛。それを受けた及川は「緊張感たっぷりですよ。あと北大路先生には悪いんですけど、結構トチってます」とおどけて笑わせた。

 尾上と今田は、今年放送されたスピンオフ作品からの参加。尾上は「堺さんはセリフが多いのに、本当に噛まないんですよ。“緊張感とチーム力”という感覚があって、良いムードと緊張感が混在している感じ。ただ、(キャストの)色がそれぞれ出まくっていて、自分が不安になる」と吐露すると、堺は「大丈夫ですよ。松也さんがお芝居をした時の監督の顔がすごくいい。大喜び」と太鼓判。

 「緊張感で押しつぶされそうになっていたんですけど、みなさん、カメラが回っていない時の温かさがすごくて、安心感があって。なんと言って良いかわからないんですけど、すごく“フゥワッ”てなります(笑)」と話す今田には、「フゥワッとね!」と、キャストたちから優しい眼差しが向けられていた。

 さらに、新キャストの市川が「現場では(いとこの)香川さんに、保護者のように付き添っていただいて。手取り足取り教えていただいたので、安心感があった」と語ると、香川は照れ笑い。ファーストカットから注目のシーンに仕上がっているといい、香川も「前回、僕は土下座を食らっているわけだから、うちのいとこまで土下座を食らうわけにはいかない。一族をかけた戦いなわけですよ、半沢直樹に対して」と語気を強めると、堺は「重たいものと戦ってる感じはしてた」とにっこり。また、顔合わせを欠席した市川に代わり、香川が代役を務めたという秘話も明かされ、堺は「そのうち香川さんと猿之助さんのシーンが出てきて、何が何だかわからなくなってた」と笑った。

 前作から、7年ぶりの続編となる本作。当時は27歳で“ギャルっぽかった”という上戸は、役作りについて監督から「銀行員の奥さんに見えないほうがいいから、そのままのあなたでいてくださいと言われて、挑戦してみようという気持ちになれた」と回顧。「今回も初日から“ラブラブか”って言われるくらい、直樹と良いシーンを作り上げることができている。堺さんがアドリブをいっぱい出してくださるので、そこでいかにイチャイチャできるかが勝負」と意気込んだ。

 最後に堺は「ガイドラインに従って、安全に気をつけながら撮影はしております。でも、ぶつかる力を弱めるという選択肢は我々にはありません」と宣言。「この時代に頑張れることが幸せ。頑張りたくても頑張れない人も、いっぱいいると思う。その幸せを噛みしめながら、残りの撮影も頑張ります」と決意を新たにした。

(取材・文=nakamura omame)

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cat_oa-rp92670_issue_eba1293fe981 oa-rp92670_0_ecfa9b73a082_映画ドラえもんアニメコミックシリーズ、ついに電子配信開始 ecfa9b73a082 ecfa9b73a082 映画ドラえもんアニメコミックシリーズ、ついに電子配信開始 oa-rp92670

映画ドラえもんアニメコミックシリーズ、ついに電子配信開始

2020年8月7日 18:30 Real Sound

 『映画ドラえもん のび太の新恐竜』公開またドラえもん50周年を記念し、「映画ドラえもん アニメコミックシリーズ」などの作品の電子書籍配信が、2020年8月7日よりスタートする。また同日、藤子・F・不二雄『ドラえもん』(てんとう虫コミックス)等の電子書籍が試し読みできる特設サイトがリニューアル&オープンする。

■配信タイトル(8月7日から配信)

・映画ドラえもんアニメコミックシリーズ(のび太の恐竜~新恐竜 ほか)

・映画ストーリードラえもん(のび太の新恐竜)

・ドラえもんの学習シリーズ(算数おもしろ攻略 ほか)

・ドラえもん名言集「のび太くん、もう少しだけがんばって」

・新訳ドラえもん

■特設サイト

ドラえもん電子コミックサイト:https://csbs.shogakukan.co.jp/doraemon

ドラえもん電子書籍本棚(学習シリーズ、絵本、小説など):https://dora-km3.shogakukan.co.jp/

■『映画ドラえもん のび太の新恐竜』公開記念キャンペーン開催中

『映画ドラえもん のび太の新恐竜』映画公開を記念した冒頭試し読み増量キャンペーンを各電子書籍販売サイトにて開催している。

実施期間 8月7日~8月20日

〈キャンペーン対象作品〉

・ドラえもん デジタルカラー版 のび太の新恐竜スペシャル

・映画ドラえもんアニメコミックシリーズ(のび太の恐竜~新恐竜 ほか)

・映画ストーリー ドラえもん のび太の新恐竜

開催サイト:小学館公式電子書籍販売サイト「小学館eコミックストア」ほか、各電子書籍販売サイト

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cat_oa-rp92670_issue_eba1293fe981 oa-rp92670_0_830e92850933_キスマイ玉森裕太、やる気の無さを指摘されるも反省ナシ? 「悪意あるわ、VTRの作り方に」 830e92850933 830e92850933 キスマイ玉森裕太、やる気の無さを指摘されるも反省ナシ? 「悪意あるわ、VTRの作り方に」 oa-rp92670

キスマイ玉森裕太、やる気の無さを指摘されるも反省ナシ? 「悪意あるわ、VTRの作り方に」

2020年8月7日 18:15 Real Sound

 Kis-My-Ft2の冠配信番組『キスマイどきどきーん!』(dTV)が8月7日に配信された。今回はメンバーの横尾渉、玉森裕太を迎え、ディーラーの北山宏光がこれまでを振り返る「キスマイBET 優等生と劣等生」が行なわれた。

(参考:玉森裕太「家に5丁くらい銃ある」

 「キスマイBET」ではこれまでメンバーのかっこいい姿、ぶざまな姿など、様々な名珍場面が生まれてきた。今回、横尾と玉森が迎えられた理由は、その“象徴”だからだという。同コーナーではチャレンジに成功するとバッジがもらえるのだが、横尾は8個ゲットしておりメンバーの中で1番の成績。一方、玉森は3個で最下位。ディーラーの北山は、かっこいい姿を見せてきた横尾には豪華な椅子と「渉様」呼びをし、不甲斐ない玉森には、パイプ椅子と呼び捨てという対応の差を見せた。

 早速、簡単そうで難しい「帽子スロー」から振り返る。もちろん、横尾は華麗に成功するが、玉森はあえなく失敗。BETしてくれた子どもの期待を簡単に裏切ってしまった。続く上履きを靴箱に蹴って入れるチャレンジでも、サッカー経験者であることを高らかにアピールするが、わざとかと思うほどの大外しをしてしまう玉森。さらに、横尾が難なくクリアした「ろうそく一発吹き消し」も失敗してしまっていた。

 VTRを見た北山が「こういうことなんですよ、玉森さん」と問うと、玉森は「悪意あるわ、VTRの作り方に。異議あり」と物申す。さらには、「正直な話、あんまBETされたくないわけよ」、「なんで俺に入れんだ?」と企画の根底を覆すコメントも。横尾が「失敗するのはしょうがない。でも玉森さんは終わったあとの悔しさが感じられない」と指摘すると、空を見つめて「なるほどね」とつぶやいていた。

 続いては、玉森のシーンを集めた「玉森てんこ盛り」VTRがスタート。振り返るのは、動物の名前が入ったことわざを1人ずつ言っていくチャレンジ。出番が来た玉森が述べたのは、「ライオンの崖落とし」。団体戦でも足を引っ張る結果になってしまった。そんな玉森に「罰ゲームがぬるいと集中しない」というタレコミも寄せられたり、藤ヶ谷太輔から「出てくる前に『よし ちゃちゃっとやるか』と言っていた」と告げ口されてしまったり……。

 さらには視聴者からも「玉ちゃんには絶対賭けない」と多くの意見が寄せられていることを知ると、「俺は本気出してないだけ。本気を見せてやるよ」と傘立てに傘を投げ入れるゲームに挑戦。「いきまぁす!」とカッコつけてチャレンジするも、失敗してしまうが、横尾は大成功。最終的には、「横尾を見習うべき」と結論づけられていた。

 ラストには、名誉挽回として横尾との「スライドチキンレース」対決も行なわれ、芋虫とバッタのスナックを食べる罰ゲームも用意された。横尾の記録28cmを見た玉森は、勝利を確信して満面の笑みを浮かべる。果たして罰ゲームは受けるのは横尾と玉森のどちらなのか。まさかの勝負の行方に注目してほしい。(高橋梓)

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国民的漫画『サザエさん』が100日限定で1日1話をツイッターで公開 100日目に何かが起こる……?

2020年8月7日 18:07 Real Sound

 『サザエさん』の原作の面白さを知ってもらいたいと「100日サザエさん」として期間限定のツイッターが開設された。8月7日から100日間、毎日1話ツイートする(@sazaesan68)。

 さらに、今年1月から刊行が開始された漫画『サザエさん』復刻版全68巻(現在、24巻まで発売中)の、1巻から15巻までを購入した方全員にプレゼント予定の「オリジナル風呂敷」のデザインも決定した。

関連:【画像】「オリジナル風呂敷」のデザイン

 「100日サザエさん」のツイートは、同復刻版の中から、アップする日と同じ月日を選んで毎日公開される。100日目となる11月14日には、特別プレゼントの発表も予定されている。

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EGO-WRAPPIN’、日比谷野音の恒例ワンマン『Dance, Dance, Dance』半分キャパの有観客とライブ生配信で開催

2020年8月7日 18:00 Real Sound

 EGO-WRAPPIN’が毎年開催している日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブ『Dance, Dance, Dance』を今年は9月5日、会場の動員数をキャパシティの半分に抑えて有観客で行い、同ライブの模様を生配信する。

(関連:中納良恵の快作『窓景』の音楽的背景とは? EGO-WRAPPIN’とソロのキャリアを振り返る

 同ライブは “夏の野外で踊れる”というテーマで構成された毎年チケット入手が困難なライブ。今年は新型コロナウィルス感染拡大の状況を踏まえ、会場チケットは関東圏の対象者のみに絞り、全国のファンには配信で見てもらえるように初のライブ配信での開催を決定した。

 配信チケットは本日より8月17日まで早割チケットが販売され、有観客のチケット発売は8月13日より8月16日までオフィシャルサイト先行が行われる。(リアルサウンド編集部)

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cat_oa-rp92670_issue_eba1293fe981 oa-rp92670_0_553c59db25ce_菅田将暉、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』ゲスト出演 2人だけで歌手業や共演エピソードを熱く語る 553c59db25ce 553c59db25ce 菅田将暉、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』ゲスト出演 2人だけで歌手業や共演エピソードを熱く語る oa-rp92670

菅田将暉、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』ゲスト出演 2人だけで歌手業や共演エピソードを熱く語る

2020年8月7日 18:00 Real Sound

 8月14日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)では、俳優・菅田将暉をゲストに迎える。

(関連:Creepy Nuts×菅田将暉「サントラ」で描かれた両者の生き様 “表現”に賭ける共通項などから楽曲を分析

 “女性のストレス 発散バラエティ”という新たなエンターテインメント番組としての礎を築き上げ、MC・中居正広の絶妙な トークや女性目線の人気企画など、女性の欲求に応え続け、幅広い層から絶大な支持を得ている同番組。 14日の放送では、8月21日公開の映画『糸』で主演を務める菅田がゲスト出演する。今回スタジオにパネラーは登場せず、MCの中居とゲストの菅田の2人だけという過去に例のない状況で、2人が熱いトークを展開する。

 これまで何度かバラエティでの共演はあるものの、しっかりとトークをするのは初めてという2人。収録予定時間を大幅にオーバーするほど盛り上がり、今までテレビで話したことがないというエピソードも飛び出した。上京当時の話や本名のことなど、これまで多くを語ってこなかった菅田のプライベートな話から、俳優業のこと、歌手業のことまで、中居と菅田だからこそ話せる“ここだけ”の話が繰り広げられる。さらに菅田も収録前に中居から「NGはないから何でも聞いて!」と言われたと話し、中居があまり語ってこなかった部分に臆することなく切り込んでいく。偶然にも菅田の誕生日だったというあの伝説の退社会見の裏側や、グループ時代に共演した際の話なども予定している。(リアルサウンド編集部)

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cat_oa-rp92670_issue_eba1293fe981 oa-rp92670_0_2c6bb55acb98_『魔神英雄伝ワタル 戦部ワタル&虎王×ぴあ』予約スタート アニメイト特典は描き下ろしクリアファイル 2c6bb55acb98 2c6bb55acb98 『魔神英雄伝ワタル 戦部ワタル&虎王×ぴあ』予約スタート アニメイト特典は描き下ろしクリアファイル oa-rp92670

『魔神英雄伝ワタル 戦部ワタル&虎王×ぴあ』予約スタート アニメイト特典は描き下ろしクリアファイル

2020年8月7日 17:00 Real Sound

 『魔神英雄伝ワタル 戦部ワタル&虎王×ぴあ』 が、8月31日にぴあ株式会社より発売される。

関連:【画像】アニメイト購入者特典のA4クリアファイルサンプル

 『魔神英雄伝ワタル』は1988年から89年にかけてテレビで放送され大人気となったアニメ。主人公の戦部ワタルが魔神・龍神丸とともに、仲間の忍部ヒミコらと悪の帝王・ドアクダーと戦うというストーリーに、子どもたちが熱中した。

 昨年10月にシリーズの復活が発表されると大きな話題に。新作アニメ『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸』は BANDAI SPIRITS 公式 YouTube チャンネルにて公開中。さらに魔神のフィギュア発売、WEBサイト「矢立文庫」での小説配信、雑誌『月刊ホビージャパン』でのビジュアルストーリー連載、小学館コロコロオンラインやコロコロアニキとの連動など、ファンにはたまらない企画が続々展開している。

 本誌では、永遠不滅の大事な「トモダチ」であるワタルと虎王の“戦いと友情の軌跡”を徹底解析。そして、戦部ワタル役の田中真弓と虎王役の伊倉一恵によるスペシャル対談も実現。さらに『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸』神志那弘志監督インタビューほかワタル&虎王のプロファイルなど、『魔神英雄伝ワタル』のことがすべてわかる永久保存版の1冊となっている。

 本日より予約がスタート。アニメイトでは購入者特典として描き下ろしのワタル&虎王イラストを使用したA4クリアファイ ルをプレゼント。詳しくはアニメイトオフィシャルサイトを参照。そのほか詳細は後日発表される。

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cat_oa-rp92670_issue_eba1293fe981 oa-rp92670_0_667c3220cbd6_米津玄師『STRAY SHEEP』レビュー:裸眼で直視した世界に向けた、表現者としての誠意 667c3220cbd6 667c3220cbd6 米津玄師『STRAY SHEEP』レビュー:裸眼で直視した世界に向けた、表現者としての誠意 oa-rp92670

米津玄師『STRAY SHEEP』レビュー:裸眼で直視した世界に向けた、表現者としての誠意

2020年8月7日 17:00 Real Sound

 米津玄師の5thアルバム『STRAY SHEEP』。このアルバムのことを“今、日本で最もリリースが待たれていたアルバム”と呼んでも、決して誇張表現にはならないだろう。

(関連:米津玄師「感電」MVに収められた新鮮な表情とユーモア 隙の無い洗練から小粋な遊び心へ

 2018年にリリースされ、大ヒットとした「Lemon」以降のシングル曲や、Foorin「パプリカ」や菅田将暉「まちがいさがし」のセルフカバー、RADWIMPS・野田洋次郎とのコラボ曲などを収録した話題作だ。15曲中8曲は新曲であるものの、残り7曲はすでに多くの人が知っている。タイアップ曲も半数近くあり、曲の色を覆すのが難しい状況ゆえ、ある種ベスト盤のような作品になると思っていたが、新たなアルバムとして組み立て直すその手腕に唸らせられた。ほとんどの曲に共同編曲者・弦楽アレンジとしてクレジットされている坂東祐大の存在も鍵になっている。

 米津玄師のアルバム(ここではハチ名義を除く)は、タイトルがその時々の彼を形容している。一人宅録で制作した、箱庭的な1stアルバム『diorama』。自身をネットカルチャーからの移民と比喩した2ndアルバム『YANKEE』。ブレーメンの音楽隊のように、社会の受け皿からこぼれてしまった人の逃げ場としての音楽を鳴らした3rdアルバム『Bremen』。これまで出会った人々の影響を受けながら形作られてきた自分自身や、そんな自分から出てくる表現のことを海賊版と言い表した4thアルバム『BOOTLEG』。

 『STRAY SHEEP』(=迷える羊)と名付けられた今回のアルバムには、ポップソングを作る者としての覚悟が映されていた。民衆を導く神のような存在ではなく、混沌とした、正解なんて誰も知らない世界で悩みながら生きるいち表現者として、真ん中に立つということ。ゆえに、本作を象徴する1曲目「カムパネルラ」の一人称が、自らの過ちを認識しながらも〈わたしはまだ生きていける〉としているように、このアルバムには“正しく生きられないこと”を描いた曲も多い。

 2、3曲目には、見目麗しい人に翻弄される人の情けなさを古風に歌った「Flamingo」、同じくホーンの入った曲で先行配信でも話題になった「感電」と、肩肘張り過ぎない曲が続く。そして「PLACEBO + 野田洋次郎」は陽気なエレポップ。米津はRADWIMPSから影響を受けていることを公言しているため、RADに寄せた曲、もしくは米津とRADの中間地点的にあたる曲が来ると踏んでいたが、どちらでもない曲調が来るのは予想外だった。2人のデュエットにバイオリンが絡んでくる様子が楽しく、米津とともに歌うことにより、野田の歌声の透明度の高さに改めて気づかせられる感じも面白い。

 「パプリカ」はベースミュージック的なトラックで入りはダウナーだが、そこに笛や三味線、人のざわめきなどが加わることによって、温かみのある賑わいが生まれている。アルバムを前後半で分けるとすれば、6曲目「馬と鹿」の壮大な音像が前半のフィナーレといったところか。以前、「感電」についての記事で「隙の無い洗練から、小粋な遊び心へ。(中略)5thアルバム『STRAY SHEEP』もそういうモードなのだろうか」と書いたが、ここまでの6曲はそのイメージに近い。(「Lemon」に象徴される)神秘的なイメージからの脱却という意識もあったのかもしれない。

 7曲目「優しい人」はとにかく歌詞が凄まじく、これを世に出すのには相当勇気が要ったのではないだろうか。デリケートなテーマだけに抽象的な表現に逃げる方法もあったと思うが、このアルバムの内容を鑑みれば確かに、直接的に書く必要があったのかもしれない。そしてここで「Lemon」が登場。「優しい人」のあとに聴くことによって曲の重みがまた増しているし、さらにそのあとに続く「まちがいさがし」が、救いの曲になっている。紙を押さえる文鎮のように、この3曲を中盤に配置することによって、アルバムの重心が定まった。「Lemon」ほどの曲があれば、序盤に配置して聴き手の注意を惹くか、終盤に配置してクライマックスを担わせるかのどちらかだろう――と、軽率に推測していた自分が恥ずかしい。

 一転、「ひまわり」はストレートなギターロックで、常に刻まれている16分のリズムや、トリルのような動きを多用したリフ・裏メロによって、曲自体が“速く”聴こえる。「TEENAGE RIOT」が米津にとって原風景的な位置付けであるように、ギターロック系の曲は、ある人がある人に憧れ、時を経て鳴らし継がれる、というロックの“継承”的な側面を担っているものが多い。そういう意味で、「ひまわり」の歌詞において、〈散弾銃〉や〈北極星〉というワードが登場すること、そしてサビで〈その姿をいつだって/僕は追いかけていたんだ〉と歌っていることは無視できないポイントであるように思う。

 人生という演劇をテーマにした「迷える羊」はインダストリアルミュージック。鍵括弧で括られた神のお告げ的なフレーズが登場するサビはCメジャーで、サビに辿り着くまではCマイナーだが、ところどころEから♭が外れていたりするため、メロディは無軌道で不穏だ。アコーディオンが歌い、渋いチェロソロもあるタンゴ「Décolleté」は、ダークながらも遊び心のある曲。〈ダーリン〉というワードのみで展開される2番Bメロ、〈噛む裸のトルソー〉の箇所で見られる母音を伸ばしながら音程を上下させる歌唱法など、ボーカルも新鮮な要素満載だ。

 オーケストラとデジタルクワイアを掛け合わせた「海の幽霊」は何度聴いても圧倒的。このアルバムのキーパーソン・坂東と初めてタッグを組んだのがこの曲であり、「海の幽霊」は、米津の音楽人生におけるターニングポイントともいえるような、非常に重要な曲になった。そんな「海の幽霊」もろとも包み込んでみせるのがラストの「カナリヤ」だ。「私はあなたのことが好きだけれど、それは別にあなたじゃなくても構わない。けれど、だからこそ少なくとも今はあなたのことを愛していたい」(参照:音楽ナタリー)。意思で以って相手と結びつく関係性の強さと尊さを歌った曲だ。〈あなたも わたしも 変わってしまうでしょう/時には諍い 傷つけ合うでしょう/見失うそのたびに恋をして/確かめ合いたい〉というフレーズは、〈光を受け止めて 跳ね返り輝くクリスタル/君がつけた傷も 輝きのその一つ〉と歌う「カムパネルラ」に対する答えであると同時に、変わり続けることを志向するアーティスト・米津玄師の信じるものを言葉にしたフレーズでもある。

 今回のアルバムに収録されている新曲群はほとんどがコロナ禍で制作され、期間中米津は、仕事以外の連絡をシャットダウンし、酒を飲まない生活をしていたとのこと(参照:音楽ナタリー)。ここ数年の米津の曲には、飲酒行為がインスピレーション源になっている曲も多く(「Flamingo」もその一つ)、かつて彼は、飲酒行為を“逆眼鏡”(過敏になりすぎた神経を取っ払ってくれるもの)と表現していた(参照:ネットラジオ『米津玄師 ████████と、Lemon。』)。そこから考えると、つまり『STRAY SHEEP』とは、何のフィルターもなしに、裸眼で世界を直視したうえで作り上げたアルバムだということ。聴く人によっては心がさらに苦しくなる曲も収録されているのは、それも承知の上で今回収録しようと決断したのは、ここで目をつぶらないことが作り手としての誠意だと判断したからであろう。

 ポップソングを作るということは、広く聴かれる曲を作るということ。広く聴かれるということは、拡大解釈されたり、誤解されたり、逆に、行間に込めたものを受け取ってもらえず悲しい思いをしたりする可能性が高まるということ。そんななかで米津玄師は、何を引き受け、どう生きていくのか。『STRAY SHEEP』は、痛ましくも美しいその姿をありありと伝える作品だ。(蜂須賀ちなみ)

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累計発行部数6万部超 まんきつ『アル中ワンダーランド』待望の文庫化

2020年8月7日 17:00 Real Sound

 アルコール依存症ゆえの大暴走の日々を綴ったノンフィクション漫画『アル中ワンダーランド』が、9月25日に文庫化され、扶桑社より発売される。

関連:【写真】まんしゅうきつこ(現まんきつ)近影

 本書は、ブログ「オリモノわんだーらんど」で一躍脚光を浴びた漫画家まんしゅうきつこ(現まんきつ)のノンフィクション漫画。ブログの存在が瞬く間に世に広まり、各所から漫画・イラストの仕事が殺到した。しかし彼女はその陰でひとり、アルコール依存症にもがき苦しんでいた――。

 アルコール依存症ゆえの大暴走の日々を綴った本書は発行部数6万部超のヒットを記録。このたび5年の歳月を経て文庫化される。文庫には、通院してお酒をやめた著者が「その後」を描き下ろしたおまけ漫画(16P予定)や、著者が敬愛する作家とのスペシャル対談が追加収録されている。

■まんしゅうきつこ(現まんきつ)コメント

アル中ワンダーランドを刊行してから、色んな人に「もうお酒は飲んでいないんですか?」「続編は?」と度々聞かれていました。いつか、後日談として「お酒をやめたその後」についてしっかり描かなければ、という思いを心に抱きつつ早5年が過ぎてしまいました。文庫化にあたりそのあたりの出来事を描き下ろしてます。

■まんしゅうきつこ(現まんきつ)プロフィール

漫画家。1975年、埼玉県生まれ。2012年に始めたブログ「まんしゅうきつこのオリモノわんだーらんど」で注目され、2015年には自身初の単行本『アル中ワンダーランド』(扶桑社)を刊行。2019年にペンネームを、「まんしゅうきつこ」から「まんきつ」に改名した。著書に『ハルモヤさん』(新潮社)、『まんしゅう家の憂鬱』(集英社)、『湯遊ワンダーランド』(扶桑社)などがある。

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竜星涼&犬飼貴丈の“ほぼ裸”演技は一見の価値あり この夏にこそ観たい映画『ぐらんぶる』

2020年8月7日 17:00 Real Sound

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、在宅勤務中の家では“ほぼ裸”の宮川が『ぐらんぶる』をプッシュします。

参考:与田祐希が語る、初の映画出演作『ぐらんぶる』での経験 「イメージを壊せることがうれしかった」

 「こんな映画があっていいのか」。この作品の映画化情報が発表され、最初にその概要を読んだときの率直な感想がそれだった。竜星涼と犬飼貴丈が全裸で海に潜っている様子を写したビジュアル、そしてなぜか全裸の竜星涼が大学のキャンパスを走り回り、同じくなぜか全裸の犬飼貴丈に遭遇する様子を捉えた特報映像はなかなかの衝撃だった。

 原作は、講談社『good!アフタヌーン』にて2014年4月から連載中の同名漫画で、累計発行部数は555万部。2018年にはアニメ化もされていて、ファンの多い作品だ。筆者は原作未読だが、本作はそんな原作ファンにとっても満足のいく実写映画化になっているのではないだろうか。少なくとも、かなり攻めた作品であることは間違いない。

 とにかく冒頭から思わず「ふざけてるのか?」と口に出してしまいそうなほどの驚きの展開。最初は「?」の連続なのだが、観ていくうちにその「?」が妙に心地よくなっていってしまう。そんな不思議な魅力がこの作品にはある。

 映画化が発表された際に、W主演の竜星と犬飼に加え、それぞれの担当マネージャーが異例のコメントを出していたのも印象深い(参考:竜星涼×犬飼貴丈W主演『ぐらんぶる』5月公開決定 ほぼ服を着ていない特報&ビジュアルも)。「はじめてオファーをいただいた時、最大のチャンスと最大のピンチが同時に来たなと思いましたが、彼なら全力でやり遂げると信じてお引き受けしました」(竜星涼 担当マネージャー)、「ジュノンボーイから始まり、仮面ライダー、朝ドラなど、今まで培った経験だけは身に纏い、犬飼は文字通り裸一貫頑張りました」(犬飼貴丈 担当マネージャー)と、両者のこの作品にかける並々ならぬ力の入れようが伝わってくる。2人にとってもこの作品での経験は今後のキャリアにおいて間違いなくプラスになると言えるほど、文字通り体を張った演技で我々を楽しませてくれる(“消したい過去”になる可能性も否定できないが……)。

 “体を張った演技”というと、本作のヒロイン・千紗役に抜擢された乃木坂46の与田祐希も忘れがたい。裸の竜星と犬飼を足で踏んだり、白目をむいた表情を見せたり、金属バットを振り回したりと、これまでの彼女のイメージを覆す体当たり演技を披露。先日当サイトで行ったインタビュー(参考:与田祐希が語る、初の映画出演作『ぐらんぶる』での経験 「イメージを壊せることがうれしかった」)では、伊織(竜星涼)たちを睨みつけるシーンについて、「一度ツボに入ってしまうと表情を作るのがすごくキツかった」と撮影時の秘話も明かしてくれた。そんな彼女が「イメージを壊せることがうれしかったです」と語っているように、映画初出演作となった本作は、与田にとっても大きなターニングポイントになるだろう。

 当初は5月29日に公開される予定だったが、新型コロナウイルスの影響により夏休み真っ只中の8月7日に公開変更となった本作。未だ落ち着きを見せない新型コロナによって、例年とは違う夏になってしまいそうだが、そんな夏を疑似体験できる作品として、『ぐらんぶる』は全力でプッシュしたい一作だ。(宮川翔)

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